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2017.07.09
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喜多川歌麿「咲分け言葉の花・おちゃっぴい」の浮世絵をレリーフ陶板にしました。
レリーフ陶板  たて34.5cm 横25.5cm
額縁込み全体 たて56.5cm 横46cm







使った粘土は鉄分の多い赤土、鉄分が少ない並土、黒泥、信楽土、カラー粘土(ピンク、黄、水色、紫)で、透明釉を掛けて1240℃で焼き上げた陶器です。
版画の浮世絵を粘土を盛ってレリーフにするわけですが、いわゆる粘土の状態のものを盛る方法と、泥漿状態のものを流し込む方法があり、輪郭や線を表現する手法は、大きく分けて、掘り込み、盛り土の二つで、全部で五つほどあり、使い分けます。

額装も自作。陶板背景の畳縁は色が豊富で、一般的には一枚の布で額装するところを、この作品の様に2種類の畳縁を使う発想も、畳縁であればこそ出来ることです。

額縁は、杉材を使った「浮造り」といって一般的には、バーナーで杉を炭化させブラシ掛けして、木目(年輪)を浮かび上がらせる手法ですが、私は、年輪と年輪の間の白く柔らかい部分を、木切れや竹串で強くこすりつけ、へこまして「浮造り」風にしました。この手法の利点は、柔らかい杉の表面全体が緻密になり固くなることです。色付けは、古民家の柱、梁が煤で黒光りしているのを再現したくて、書道に使う墨を塗り、蜜蝋ワックスで磨きあげました。

版画の浮世絵は、絵師、彫師、摺り師の共同作業ですが、三者によって摺られた版画の浮世絵を元に、私、盛り師がレリーフ陶板にしました。

喜多川歌麿「辻君」の浮世絵をレリーフ陶板にしました。

レリーフ陶板 たて34.5cm 横25.5cm
額縁込み全体 たて55.5cm 横45.5cm














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Last updated  2017.07.09 07:58:03
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