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2006/06/05
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カテゴリ: 個人図書館
源内先生舟出祝





●河出文庫
●読了日:1995年11月16日


彼女の作品のほとんどが絶版状態なので、いままで紹介しなかったけれど、私は彼女の作品がものすごく気に入っている。

かなり、独特、だのに、濃くなく、すらすら読めてしまう。
ほかに『江戸役者異聞』という小説も最高にいいのだが、『源内先生~』の方も捨てがたい。

源内先生や、彼を取り巻く人物が、みんな淡々としているようで、個性的。
会話や文章も淡々としているけど、けっこう重要なことを書いていたりする。

どちらかといえば、ガロ的な作風。

源内先生が、気がふれて、弟子の体をスラリスラリと切りつけていくところなんか、なんだか不思議な感覚に陥る。
夢なのか現実なのか、すごく好きな場面である。

作者が書くラストはどの作品もちょっと寂しくって、切なくって、でもどこかおどけている。


絶版にはなっているものの、ネット上の古本屋などけっこう在庫があるので、まだ読んでいない作品も集めたい。

数年前に友達に貸したまま『源内先生舟出祝』が却ってこない…。悲しい。





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最終更新日  2006/06/05 10:58:41 PM
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