マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2007.12.17
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 長崎県佐世保市のスポーツクラブで起きた銃撃殺人事件だが、37歳の男が事件後銃で自殺したとの報道が流れて久しい。凶弾の犠牲になったのはスポーツクラブで水泳のインストラクターをしていた女性と、犯人の中学・高校時代の同級生だったとのこと。そのほかに負傷した方が子供達を含め、何名か居られた由。

 事件の真相はまだ捜査中のようだが、さるHPを見ていたら犯人は殺されたインストラクターに好意を寄せていたようだ。だが誰からも親しまれていた彼女には付き合っていた彼が居たとかで、犯人の恋は不完全燃焼に終わったみたい。一方の同級生の方もあの犯人を親友と呼んでいたほど人柄は良かったみたいだ。既に家庭を持ち、子供もいて、平和そのものの暮らしをしていたのだと思う。

 それにしても不思議な事件だ。亡くなった同級生の他にも、あと2名の同級生をスポーツクラブまでメールで呼び出し、居場所まで指定していたと言う。迷彩服の下には防弾チョッキを着込み、チョッキの下や車や自宅には合わせて2700発ほどの銃弾を用意していたとか。また車は父親の退職金から支払って買った新車だったようだ。

 犯人は東京や大阪などの大都会でも働いていたとか。ただ10年ほど前に故郷の佐世保に戻って来てからは、折角看護助手として勤めた医院では上司のちょっとした注意に腹を立て、さっさと辞めてしまったようだ。「切れやすく」なったのはそれ以来か、頭に来て近所の人に銃口を突き付け、問題になったこともあるとか。

 母親は敬虔なカソリック教徒で、犯人も幼児期に洗礼を受けていたようだ。長崎は天草四郎が島原城に立て篭もって戦ったように昔から隠れキリシタンの里として名高く、その流れでカソリックの信徒が多い土地柄だ。彼が最後に自殺したのもカソリック教会の敷地だった。クリスチャンが殺人を犯すのは大罪だが、カソリックの世界では自殺することも大いなる罪なのだ。

 職もなく、恋に破れた青年が自暴自棄になって自分の世界に閉じ篭ると、やがて1丁の空気銃と3丁の散弾銃と2700発もの銃弾を入手し、凶悪な犯罪を引き起こすようになるのだろうか。それにしても銃砲の管理が、果たしてこんな野放し状態で良いのだろうか。

 何度も言うが、無職の鬱屈した青年がさほど裕福とも思えない親から高級車を買い与えられ、自由に銃砲を手にして周囲を闊歩する世の中なんて、どこか変だと思うのだがどうだろう。

 昨夜のテレビで私は雑誌を拾って食事代を得る生活から、市の嘱託を受けて環境整備に従事するまで社会性を取り戻した、三鷹市のホームレスの青年の話を知った。彼は不幸な少年時代を過ごして人間不信に陥ったのだが、同じホームレスの先輩からグループを纏める後継者として指名されるまでに成長したのだった。

 何が人間を救うのだろう。お金か、豊かな暮らしか、他人の情けか、宗教か、それとも自分自身の努力か。だがどんなに悲惨な状況に置かれても、人間が人間を殺めてはいけない。あと1週間で今年もクリスマスがやって来る。






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Last updated  2007.12.17 19:59:29
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