全155件 (155件中 1-50件目)
北九州でウィーンが味わえる。北九州美術館でウィーン世紀末展エゴンシーレやクリムトが再び会える。新年早々、とても素敵なお年玉だろう。
2009.12.26
コメント(0)
飛ぶ劇団の新作「彼女のすき間」この劇団の特徴は。。。作・演出 泊さんのその時々の心境が、まさに、影響されるそして、今回のテーマは・・・「すき間」もうすぐ、40人なる独身女性一人でワインを飲む犬の遠吠え職場不倫(歯科医師と歯科技工士の職場恋愛か?)いないはずの息子の登場 犬の首輪があるが、犬がいないあやしげな家これは、ヒッチコックのようなミステリーを期待しまう次々と起こる不可解な事故死でも、そんな展開になるわけはなかったか当然登場した”元気な登山クラブのメンバー”相変わらずの鵜飼の元気さを筆頭にした元気な面々ここからが、飛ぶ劇場らしい歌ありの展開だろうが・・・今回は、あまりオーバーな演技はなかったね(やや、はじけたりない)そのあと、登場した”犬”さんとても、鳴き声はすばらしい でも、狼じゃない 犬って、あんなふうに鳴くのかな(苦笑)主人公の両親。なぜか、お母さんは、男性だ!全体不自然なんだけれど、これも演出それにしても、なぜか、歯医者さんがキーパーソンになるのか結構唐突過ぎる展開なんですね自分の知られない過去が、簡単にダンボールに入れて捨てられるはずもなく・・・ちょと、あっけない収束・・・そして、やっぱり、泊さんは、登山が好きなんだろう観劇よりも、”登山”の薦めだ!!お正月には、ひさしぶりに久住山でも行こう!!やはり、登山は最高だ!!!
2009.12.13
コメント(0)
飛ぶ劇場vol.30北九州芸術劇場提携公演『彼女のすき間』作・演出 泊篤志<キャスト>内山ナオミ 寺田剛史 藤尾加代子 鵜飼秋子 木村健二 葉山太司 加賀田浩二 大畑佳子 米倉沙衣子 上野詩織 中川裕可里 脇内圭介 有門正太郎<会場>北九州芸術劇場 小劇場ひさしぶりに、芝居見物だ!しかも、飛ぶ劇団。同世代の泊さんの作・演出には、ある種のノスタルジーが感じられる。今回の主役は、劇団の花”内山ナオミ”劇団員も総出演のようだ。今回も、どんな郷愁が感じられるのだろうか。
2009.12.12
コメント(0)
ニットキャップシアター 第26回公演「クレームにスマイル2009」遅れた電車を待ち続ける人々のプラットホームコメディ。「5分って長いな。」シュールでコミカルでじんわりと心に残る四都市を巡る自信作の再演ツアー。秋の夜長のニットキャップシアター、渦巻くクレームにスマイル!○ 10月3日(土)14時の回に参戦! 今日ネットで申し込んでいたチケットが届く。 市川愛里さんのコメントもばっちりとありました。 さて、観劇は、ずいぶん久しぶり。 楽しみである。
2009.09.28
コメント(0)
ひさしぶりに行った東京、2泊3日。1月30日(金)から2月1日(日)。金曜日と土曜日は、雨。それも、風が強く、傘が用無しだった。今回の上京の目的は・・・もちろん、野田地図『パイパー』なんだけど・・・野田秀樹の演劇は、ずいぶん久しぶりだ。そもそも、野田地図は、あまりにも有名すぎる。そして、最近は大阪公演もなくなった。東京公演だと、やっぱりつらいよね、席確保は。それにしても、シアターコクーン。この劇場は、大きすぎる。オペラでも見るつもりってわけではないだろうに・・・席は2階の最前列。あまり、いいとはいえなかった。だから、松たか子の顔も宮沢りえの顔もよく見えなかった。大体、姉役だった宮沢の声もわからなかった。森川由加里の声ではないかと勘違い。最後まで、宮沢って、気がしなかった。これは、意外なる勘違いだったのだろうか。ストーリーは、野田の夢の遊眠社時代の代表作「野獣降臨(のけものきたりて)」を思い起こさせる”月”から”火星”へそして、”あばら骨”から”鎖骨”へ「野獣降臨」の続編ではないだろうが・・・そして、肉食vs草食縄文vs弥生なんて気がした。それにしても、人間の肉は食えないよね、そう簡単には・・・やっぱ、野菜がいいよ。それでも、野田は、肉食を選ぶんだろうね。たぶん。そして、そして、あの幸せの数値の意味するものは・・・何を比喩してるんだろうか。・・・・・・・・毎日新聞の劇評これはよくまとまってわかりやすい。さすがプロだね。
2009.02.19
コメント(0)
2月1日(日)昼間 本多劇場 【原作】町田 康 【脚本・演出】山内圭哉【出演】山内圭哉/小島聖/中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース)廣川三憲(ナイロン100℃) 加藤啓(拙者ムニエル)林克治(カリカ)/福田転球(転球劇場) 高木稟(転球劇場)橋田雄一郎(転球劇場)/小椋あずき佐藤貴史(サモ・アリナンズ) 副島淳 西うらしんじ大木湖南(ニットキャップシアター)おかっぺ 大庭英紀 原田篤志(游人A) 重山邦輝田村通隆 野口裕樹 江原亜祐美 大室由香利渡辺聡美/腹筋善之介(Piper)/宇梶剛士/大谷亮介☆☆☆二日目は、下北沢の本多劇場へ。下北沢のどこかの劇場に行くことは決めていたが、最終的には本多劇場に決めた。見るのは、『パンク侍だ!!』どんな芝居だろうか。楽しみである。劇場で当日券を購入。補助席は、真ん中の通路と結構いい席となった。迫力満点の芝居が見れる環境は揃った。★★★町田康の作品の舞台化。これは、なんとも快作だ!!なんとも・・・圧倒される舞台だ。山内が演じるパンク浪人。やることも、言うことも、桁外れ。関西弁炸裂が心地よい。すでに消えてしまった腹ふり党の復活。これが宗教なんだ。まさに、国を滅ぼす。サルだ!宇梶演じるしゃべる猿。どこまでが、本気でどこまでもうそ臭い。まさに、ハテレン。そして、江戸時代らしき藩内の派閥闘争か、権力闘争か。馬鹿殿は、なんと あの外国人俳優だった!!最後は、なんと意外なあだ討ちが。。。まさに予想もせぬパンク演劇だろう。
2009.02.10
コメント(0)
M&O playsプロデュース公演オリガト・プラスティコVOL.4「しとやかな獣(けだもの)」1月30日(金)7時開演~当日券購入 B列の右側(当日券と侮るなかれ。結構いい席が残っているんですよ。!!)作 新藤兼人 演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演 浅野和之、緒川たまき、広岡由里子、近藤公園、すほうれいこ、佐藤誓、大河内浩、玉置孝匡、山本剛史、吉添文子。 聖地、紀伊国屋ホールへ初参戦。今回は、2泊3日の東京観劇旅行の第1弾。選んだのは、ケラ作品。これは見事にあたった。善人は一人も出ないブラックユーモアの作品。なんと、いいかげんなやつらだろう。これでもか、これでもかと、繰り返される嘘、偽り。でも、これはお互い様。最後にババさえ引かなければいいのだろうか。息をもつかぬスピーディさ。緒川たまきの真顔を見ていたら、いつのまにか終わっていた。
2009.02.03
コメント(0)
久しぶりに・・・やはり、3月7日18時~、3月8日14時~MONO第36回公演 北九州芸術劇場小劇場 『床下のはら吹き男』MONOの公演は2年ぶり。今回は、ほらの話のようだ。如何にもMONOらしいテーマだね。土田さんの弁によると・・「崖に建つ一軒の家。そこに住む女達。彼女達の間に横たわる嘘と、その床下の修理に訪れた男達。果たして誰がどんな嘘をついているのか? その嘘つき合戦を滑稽な喜劇として描くのが今回の作品です。」その前に、南河内万歳一座1月17日から18日に同じく北九州芸術劇場小劇場これも、定番の『なつざんしょ・・・-夏残暑-』冬なのに夏なんだね。久しぶりに東京でNODA地図を見る。『ハイパー』だ。松たか子、宮沢りえの競演。2月14日から15日北九州芸術劇場中劇場で『パンク侍、切られて候』町田康の作品の舞台化。・・・超能力者、人語を話す猿、息の止まるような美女、顔に刺青を施した狂人エトセトラが入り乱れるSFスペクタクル時代劇!・・・か。そして、恒例の北九州演劇祭は趣も新たに秋から春へ・・北九州演劇祭2009今年はどんな劇団が活躍するのだろうか。
2008.12.14
コメント(0)
北九州の劇団『飛ぶ劇団』の新作『有限サーフライダー』を昨日(10月25日:14時~)見た。場所は、北九州劇場小劇場。今回は、サーフィンをする人の話らしいくらいの知識で劇場に向かう。セットは、海の家「なおみ」なぜ、「なおみ」なのか。内山なおみさんが営業者の妻役だから・・さて、いきなり4人がスクワット30回。平均年齢33歳でも、肉体派劇団は変化なし。会社の同僚5人。男4人に女1人。どうやら、この5人は、ゲームのソフト開発にかかわりながら、結局日の目を見なかったようだ。そして、妻子持ちの木村とよしこの関係が怪しい。そして、同僚、寺田や加賀田もよしこに関心があるようだ。そして、この海の家の主人があやしい。そして、妻や娘はもっと怪しい。そして、津波がやってくるらしい。そして、次から次に駄洒落と笑いの嵐。この舞台は、ゲームの中なかの、現実なのか。虚実がわからなくなる。5人は、自分たちの意思で津波の来る中、初めてのサーフィンに挑戦し。。。ラストは、なんだったのだろうか。5人のライダーの運命・・・劇場でしか見れない不思議な世界観といえるのだろう。
2008.10.26
コメント(0)
ローザンヌ歌劇場オペラ『カルメン』2009年10月22日(水)iichikoグランシアタ『カルメン』を劇場で見るのは、2回である。カルメンとドン・ホセ。運命の出会いというか、皮肉な出会い。カルメンとの出会いがなければ、ドン・ホセは、田舎で幸せな別な未来があっただろうが・・カルメンに恋をしたがゆえに、罪を問われ、密輸団に加わり、最後は、カルメンを刺して殺人をしてしまう。オペラは、こうした悲劇を軽やかに歌い上げる。今回のオペラは、フランス語。さすがに日本語字幕がないと意味は不明である。今回の演出は、アルノー・アルベルト。斬新だった。幕の始めに赤を基調とした芝居が入り、舞台装置もシンプル。4幕は、白を基調とした舞台セット。地方として1年1度見るオペラとしては、少し高尚と思える舞台であった。
2008.10.26
コメント(0)
最近は、芝居は見ていないなあ・・・やはり、何やかやと忙しいのだろうか。やはり、Jリーグで大分トリニータが好調なのが原因だろうか。サッカーの試合が気になって、芝居どころではないってこともあるだろうし・・国体とか行事が多いのも一因だろうか。さて、10月~11月に気になる芝居を・・・たまたま、かんたん倶楽部をネットで見たいたら、ヒットした。演劇関係いすと校舎 第16回公演 ~九州ちょっと縦断ツアー~『メガネの人、将棋の人。』大分公演は、『かんたん倶楽部』で、2008年11月15日(金) 20時~及び 16日(土) 14時~お話は・・・めがねと将棋が絡んでいるようですが・・・ 北九州芸術劇場で『飛ぶ劇団』の公演があるようだ。 vol.28 「有限サーフライダー」作・演出 泊篤志 2008年10月23日(木)~26日(日) 公演回数も6回。 いつものように、歌あり踊りありの芝居なんでしょうか。 劇場でサーフィンするって、どうなふうなんでしょうか。 ネットでも予約ができ、便利だね。
2008.10.13
コメント(0)
話題のアフタースクールを見た。『母校の中学校で働く、人の良い教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る怪しい探偵が訪ねてくる。探偵は神野の親友で同じく同級生、現在は一流企業に勤めるサラリーマン・木村の行方を追っていた。心ならずも神野は木村探しに巻き込まれてしまう――』このフレーズがどうなっていくのか。伏線の妙だろうか。キャステイングの妙だろうか。大泉演じる神野の人のよさそうな人柄なんだね。そうそう、次第にわかっていくと人生って、どうなのよって感じだろうか。堺雅人が思ったほど、存在感がない。それが持ち味なんだろう。思ったほどの爽快感はない。そこそこ楽しめる映画なんだろう。
2008.08.12
コメント(0)
タテタカコのツアー2008『敗者復活の歌』のコンサートに行ってきた。場所は、大分の西にある『ブリックブロック』実は、『ブリックブロック』に行くのは、初めてである。大分市内から歩いて30分かかった。手持ちのお金が少なく、歩いていったが、そんなに遠くはなかった。ウォーターフロントの海岸沿いにポツンとあった。もう少しがっちりした建造物を創造していたが、小屋風の感じ。チケットは、携帯電話で直前に予約しておいた。チケット料金は、3500円+500円(1ドリンク代)会場は、正面に10席程度。向かって右にテーブル席が4つ。その奥にカウンター席があり、そこの真ん中あたり、座る。テーブル席には、子連れの家族とアベックが座っていた。「今日は、子ども向けのコンサートなんだろうか。」時間があったので、ドリンクを2階のバーカウンターに行き、注文する。2階にはグッツやCDを販売するコーナーがある。7時過ぎ、始まる。男性のギターリストが登場。タテタカオですとの自己紹介。あれ、間違えたのかなあ。「みんなおとなしいねえ。」会場は、のりの悪い人なのか。場違いな人なのか。実は、HEATWAVEの山口洋さんという中年ロッカーだった。私は、このロッカーに対する知識ゼロ。タテさんのことを”おさるさん”と呼ぶ、”これから伸びるひとなんだよ”って言っていたねえ。8時前に15分間の休憩。いよいよ、タテタカコ登場。おとなしい感じ。演奏前に体操のようなことをしていた。これは、なかなかおもしろい。最初、マイクの調子が悪く、声が出ない。やり直して、スタート。2曲目の”宝石””誰も知らない”って、映画で聴いた歌。私は、タテさんを知った曲でもある。というか、今日、タテさんのコンサートに来ようと思わせた曲でもある。やはり、名曲。その後、タテさんのちょと面白い話をはさんで、コンサートは続く。タテさんは、大分は修学旅行以来2度目らしい。昨日から別府の温泉旅館?おそらくスギノイホテルなのかあ・・に泊まっていたようだ。最上階の温泉で男湯に誘われたのが、うれしかったようだ。男の子に間違われることをたそしんでいるようだ。飲食店で、TKGのメニュー。これは大分の名物料理なんだそうだ。なんだかと思うと”卵賭けご飯”生ピーマンが宮崎産だと自慢する飲食店のおばちゃんに驚き、大分の海に鴨がいるのもびっくりするタテさん。地元の人も知らない大分が次々と明らかにされていく。”人の住む街”http://www.myspace.com/officialtatetakakoコンサートは、いつのもにか過ぎ、時間もすぎる。遠いので、度々は来れないけど、また来たいと言うのは、遠慮がちな表現だろう。全国ツアーは、大分が中間点だそうだ。山口さんに薦められた全国ツアーで、タテさんがどうな発見と出会いがあるのか。それがどうな歌に変わっていくのか。楽しみだ。
2008.06.15
コメント(0)
第2回福岡演劇フェスティバルの『ニットキャップシアター』事故で顔に傷を負ってしまった女の子誰にも心を開けずに部屋に閉じこもり、だらだらした毎日を送る彼女が話をしたくなった相手は自分の母親女の子は想像を膨らませる 若き日の母親について母親がよく口ずさんでいたちあきなおみの「喝采」をてがかりにして「愛とはなにか--」を模索する女の子の姿を歌と踊りに乗せてドラマチックに描く、妄想と現実が渦巻くニットキャップシアター渾身のエンタテインメント作品!! ニットキャップシアターの来福は3回目。私は2回目。今回も、適度に楽しめた。席は3列目。もう少し後ろのほうが全体が見れたかもしれない。たぶん、この妄想は、ごまのはえさんの妄想なんだろう。妄想=馬鹿=統合失調症?まさか。昼と夜。夜の女王=ごまのはえそれにしても、なぜ、”ちあきなおみ”なんだろう。ごまのはえさんは31歳なんだろうか。これはきっと小さなウソのひとつと思ってしまう。夜の世界は、ハチャメチャ。ダンスあり、歌あり、裸あり。昼の世界は、限りなく暗くなり・・・最後は、なぜか追いかけっこだった。逃げる女を追う彼氏。なぜか明るいけど・・・これはハッピィエンドなんだろう。
2008.05.12
コメント(0)
わかぎ ゑふさんの本は、読んだことがあったが、芝居を見るのは初めてである。何度か、見る機会があったのだが、結局見るにいたらなかった。そういう点では、楽しみであった。多分、こてこての関西の芝居だろう。ついていけるか、関西のテンションに・・・さて、このリリパットアーミー2の「罪と、罪なき罪」は、第2回福岡演劇フェスティバルのトップバッターどうなることやら・・・笑いと涙なんだろうか。はじまる前から、パンフレット売りやら携帯電話の電源きりで大活躍のコング桑田さんどうも、裸になるのが好きらしい。リリパットの名物男なんだろうか。講釈師千田さん、飴も投げるが、腹話術、気味芝居と続く、気持ちのいい口上。この口上なしでは、この芝居は進まない。役者の小芝居を楽しんでいくうちに、明治時代の司法制度の矛盾が・・そして、大津事件が起こる。そして、その当時の司法のあり方が問題となり・・・そして、それと平行して、悲劇が待ち受けいた。日本歴史上の重大な事件でもあった大津事件。ロシアの皇太子を津田三蔵巡査が切り付けた暗殺未遂事件結果として、津田は死刑にならなったことで日本の三権分立が守られた。というくらいの知識というか記憶しかなかった。(どうも、まじめに憲法の授業を聞いていなかったためだろうか)とはいえ、谷山ヨシのことは・・・どうも、ここはわかぎさんの創作のようであった。お芝居なんだから、楽しければいいわけで・・・これが、多分”リリパット”らしい芝居なんだろう。そういう意味では、十分に楽しめた。いい1日であった。
2008.04.07
コメント(0)
チェルフィッシュ 『フリータイム』作・演出:岡田利規出演:山縣太一 山崎ルキノ 足立智充 安藤真理 伊東沙保 南波圭 日 時 08年4月5日(土)14:00開演会 場 北九州芸術劇場 小劇場期待と不安のチェルフィッシュの新作『フリータイム』を見た。会場はほぼ満員だっただろうか。最前列に座る。対面式だよって言われたいたので、”あれ”って感じがした。会場に入ると、シンプルなセット。椅子と机が埋められた状態のセット。互いの顔が見える不思議な空間。”フリータイム”が始まります・・・独り言のような、語り口。”サイトウ”さんって、どんな漢字を書くのだろうか。”斉藤”が普通なんだろうけど、このファミレスの従業員は違う。”西藤”だったのだろうか。今となっては記憶があやふや・・・ファミレスの同じ場面。一人の女性が出勤前の30分間、160円のコーヒーを注文する。それは、何倍飲んでも同じ何だけど、マニュアルどおりの応答が繰り返される。途中10分の休憩。頭と体ををリフレッシュさせる。女性は、中腰でぐるぐると円を書き続ける。途中で女性が入れ替わり、男性が語るなんだけど、それが、ファミレスの子の独白とかさなる感じがする。6人の男女の動きが不思議。ペットボトルをみんな持って出てきたし、持って帰ったし・・”フリータイム”終わります・・・そう言われなければ、終わったことにも気づかなかったかもしれない。”フリータイム”をこう表現するんだな。静かな演劇。不思議な空間。これもひとつの芸術なんだろう。・・・・・・・・・・・ 途中から、ファミレスの従業員”サイトウサン”を演じた安藤さんの黒子が妙に気になった。無表情ではあっても、そこに何か発せられるものがあるのだろうか。 変なところが気になるなあ・・・
2008.04.07
コメント(0)
4月5日から福岡フェスティバルが始まる。招待枠は、さすがにすごいラインアップ。リリパットアーミー『罪と罪なき罪』(西鉄ホール 4/5(土)19時~、4/6(日)14時~)ニットキャップシアター『愛のテール』(ぽんプラザ 5/9(金)19:30~、/10(土)14:00、19:00/11(日)13:00~、17:00~)南河内万歳一座『ジャングル(仮題)』(西鉄ホール 5月31日(土)15:00~)そのほかにもチャンス枠として、地元福岡や九州の劇団の公演もあるようだ。番外編として、ヨーロッパ企画第26回公演『あんなにやさしかったゴーレム』(イムズホール 6/20(金)19:00、/21(土)13:00、18:00)個人的には、去年の公演を見れなかった”ごまのはえ”の「ニットキャップシアター」に注目している。今年こそは、見たいんだけれど・・・ぜひ。
2008.03.29
コメント(1)
映画を見てきました。 "4分間のピアニスト" 最近、元気のいいドイツ映画。 そういうドイツ映画の流れにあるのだろうか。 1瞬も見逃せない隙のない映画。 ピアノを演奏するって、これほどまでに格闘技なんだね。 刑務所に収監されている不遇の天才ピアニストジェニーを演じたハンナと最愛の人を失ったピアノ教師クルーガ-モニカの息もつかせぬ魂のぶつかり合い。 そして、予想もせぬラストシーン"4分間のピアノ演奏" ラストの演奏をどう表現するべきなのか。 これは非常に難しい。 映画の中にちりばめられた"いろいろなメッセージ" それをどう受け止めるのか。 やはり、この映画は"ドイツ映画"なんだねえ。
2008.03.16
コメント(0)
どうも、『大分演劇祭』なるものが開催されるらしい。昨日の合同新聞では、結構大きく出てましたねえ。オープニングは、劇団吉祥じゅん&ワルキューレ公演「怪~北斎夢幻・外伝」2月29日午後7時、3月1日午後7時、2日午後2時半 場所~大分市都町ライブハウス「大分音楽館」3月20日(木:祝日)メーン企画、演劇祭特別公演「演劇道場!30分1本勝負」県立芸術会館 高校演劇、大学演劇、社会人の6団体 各30分の舞台で競演3月23日(日)エンディング公演 九重県民劇場「星の国からきた少女~奇跡の起きる日」 コンパルホールで上演どれくらいの観客にアピールできるのか。大分は、小さい都市の割には、イベントが多い気もするので、アマチュア劇団への関心が集まるのか。演劇の中心は、女性が6割以上なので、どうアピールできるのか。
2008.02.24
コメント(0)
2月23日(土)13時30分~16時30分(20分休憩)北九州芸術劇場大劇場『ペテン師と詐欺師』大劇場は、ひさしぶり。市村正親さんのミュージカルは、ひさしぶりに見る。市村さんと鹿賀丈史さんとの競演は久しぶりらしい。チケットは、JCBで予約。席はJの左側。思った以上に舞台とは近かった。演奏は生演奏。ミュージカルらしく、ダンスあり歌あり。そして、市村さん鹿賀さんの競演というか掛け合いは、コミカルで楽しい。市村さんは、会場にも降りてきて、会場を巻き込み笑いの渦。前半は、ダンスと歌中心で、ストーリー的にはやや平凡。ソニンが出てくると一気に雰囲気が変わる。ブロードウェイのミュージカルらしく、展開も二転三転。予想を上回る展開にも驚く。ソニンは、両雄を相手に堂々とした演技。最後の場面は、最初誰が出てきたのかわからないくらいの変身振り。ひさしぶりのミュージカル。とても、楽しめた。
2008.02.24
コメント(0)
大分国際アニメーション祭が1月31日(木)~2月3日(日)に開催される。場所は、iichiko総合文化センターのB1映像小ホール、県民ギャラリー入場料は、無料。ヨーロッパのアニメ大国チェコの特別映像や日本、中国、韓国、台湾などの若手の作品が観られるようだ。
2008.01.14
コメント(0)
MON0第35回公演 『なるべく派手な服を着る』 は、来年2月から3月にあるらしい。今年は、恒例の旧公演は休みで、大阪のHEP HALLと東京のザ・スズナリの2公演。大阪は、2008年2月22日(金) → 3月2日(日) 東京は、2008年3月6日(木) → 16日(日) ”久里一家は男ばかりの6人兄弟。しかも長男から四男までは4つ子。4人の兄ちゃん達は末っ子の六男を異常に可愛がっている。常に家族から忘れられる五男。それはむしろ差別といってもいい。その兄弟達に嫁いだ2人の女性も強烈な個性の持ち主。”東京、大阪なので、見に行くかどうかは不明。五男は派手な服を着て、可愛い結婚相手を連れて来た。兄ちゃん達の仕打ちはひどい。
2007.11.06
コメント(0)
トキハ わさだタウンでトキハわさだタウン大道芸フェスティバル2007があるようだ。出場するのは、14組。★Mr.BUNBUN/バラエティショー(大分)★TENSHO/ダンス&マイム(福岡)★サンキュー手塚/コメディマイム(東京)★ダメじゃん小出/毒舌ジャグリング(東京)★山本光洋/パントマイム(東京)★ハットジャグラーJAY/ハットジャグリング(東京)★ファニーボーンズ/コメディ、パペット(東京・イギリス)★カナールペキノワ/???(?)★加納真実/シュールなパントマイムシアター(東京)★パントマイムプロレス/プロレス(東京)★SIRIUS(TENSHO+JAY)/マイムユニット★ユキンコアキラ/リズムペインティング(東京)★ガンジス・インダス・ドーダス/アートパフォーマンス(印度)★RinRin/クラウン・グリーティング(福岡)
2007.11.02
コメント(0)
『ソウル市民1919』を見る。『ソウル市民』に引き続きの連続鑑賞。セットは、『ソウル市民』と同じ。時代背景は、『ソウル市民』から10年後。既に日韓併合され、まさに韓国が独立運動を始めようとしている。そんなソウルを鮮やかに描く。悪い日本人はいない。むしろ、頼りない日本人だろうか。日本のことを「内地」といって、避けようとする。悪い韓国人もいない。韓国人は、次第に消えていく。決して、日本人と同化など出来ないだろう。『ソウル市民』で演じていた俳優が、『ソウル市民1919』では、別の役になっていて、混乱する。韓国の歌。日本の歌。歌が、会場を和やかにしてくれる。席は3列目の中央。3列目のほうが全体をみわたせるよかった。帰りのJRで、パンフレットの解説を読む。なるほどと思いつつ、今日の演劇尽くしの1日を振り返った。
2007.10.26
コメント(0)
平田オリザの『ソウル市民』を北九州芸術劇場小劇場で見た。10月21日(日)13時から青年団、平田オリザの代表作。16時から公演がある『ソウル市民1919』とセットで5,000円とお得。会場前にすべに行列ができていた。席は2列目の右側。静か会話劇。最初は、当時の背景、登場人物の説明。韓国併合を翌年に控えた、ソウルで生活する日本人一家の生活を淡々と描く。次第に加わる緊張感。消えしまったマジシャンは、どこへ行ったのか。遂に現れぬ文通相手。静かに終わるラストシーンにじわりと感動。
2007.10.26
コメント(0)
オペラ・オペレッタ クラシック ウィーン シリーズ提供 『ウィーンの森 バーデン市立劇場 オペラ「椿姫」』2007年10月10日iichikoグランシアタ18:30~21:00クリスティアン・ポーラック(指揮)ウィーンの森 バーデン市立劇場合唱団、モーツァルティアーデ管弦楽団、他大分では、ひさしぶりの『椿姫』個人的には、オペラといえば、やはり『椿姫』やはり、ソプラノのアリアがいい。今回は、立派な解説書付き。これは漫画版の椿姫もあり、、読んでみると、新しい発見が・・いつも分かったつもりで見ているんだけどね。今回も休憩後は、怒涛の如く・・・やっぱり、オペラっていいね。すごいね。
2007.10.15
コメント(0)
「飛ぶ劇場」の”あーさんと動物たち”(北九州芸術劇場小劇場 10月13日昼の部の回)を見てきた。席は、右側の前列から2番目の席。15分前であったが、席は結構余裕があった。ぎりぎりまで、客席は埋まらなかった。両側のサイドは座れないようになっていたのは、劇場側の観客への配慮であったのだろうか。席から、中央には、今は見られないであろう畳に押入れのアパート。ちゃぶ台ではないが、小さな台。昔風のブラウン管テレビ、2回への階段には漫画雑誌などが並ぶ。全体的には、非常にこったセットではなかっただろうか。無料で頂いたパンフレットは、団員の顔写真やプロフィール、抱負も載っており、(とてもただとは思えないというコメントどおり?)とても充実していた。あーさん役の寺田氏と猫山役の宗像氏の観劇上の注意で始まる。寺田氏のギターは、うまい。芝居全体も、このギターの弾き語りが中心で展開される。(確かに音楽劇ヤネ!)そして、飛ぶ劇団お得意の舞台の回転もある。実は、この回転を想定外。役者さんが全員で舞台を回る姿が魅力的。こういうのが好きなんだね、個人的には。さすがに、この劇場をよく知っている演出家なんだね。(でも、他の会場でもやるだろうが・・・)その小さな押入れに、あーさんの小さなワールドがあるとは・・小劇場での楽しみは、役者さんとの至近距離だろう。役者さんの表情をとても楽しめた。主役の寺田さん。引きこもってばかりで登場しないのかと思ったが、案外そうでもなかった。猫山さん、この人は身軽だ。そして、見えないところでも演技していたよね。正体不明なところがいい。有門さんのお父さんは、はまり役だろう。濃ゆい役は、いい感じ。でも、じっくり見れたのが初めてだ。内山さんのお母さん。セリフを噛みそうになっても冷静だった。動物になってからの動きの俊敏さはさすが。葉山さん、Tシャツを作りすぎたという宣伝は、逆効果ではないでしょうか。大畑さん、あいかわらずめがねは良く似合っている。舞ちゃん役の藤尾さん。今回は、少年役でなかったのが残念だった。伯母さん役の内山さん。本当に顔が濃ゆいし、アジアンワールドだ。伯母さん役から、近所のアジア人まではこなせそうだ。門司さん。なんともセクシー。もっと、セクシーになったら、どうしよう。でも期待してしまうが・・木村さん、どうして演劇を辞めてしまったのか。ッテ言う役でしたね。「あーさんと動物たち」あーさんの現実と非現実。おじいちゃんのお見舞いに行ったための不幸な出来事。あーさんは、人間ではなく動物と交流することでなんとか現実にとどまろうとしていたんだろうか。鵜飼さんと大家さんと桑島さんの警察官はミニコント風で楽しい。開演後に鵜飼さんがファンとの方と話していたが、意外にも小柄。 役者さんが動物になったときの身軽さ会話も、流れるようで、気持ちが良かった。開演後、今日の来場者は、明日の夜の部が1,000円で見れるということであった。残念ながら、もう一度見れなかったことが唯一の心残りであった。
2007.10.14
コメント(0)
劇団吉祥じゅん&ワルキューレSpecial-Projectの『怪』を見てきました。会場は、別府コミュニティセンター日時は、9月12日の昼の部(14時30分)別府コミュニティセンターは、別府市役所の近くにある施設。隣に温泉や食堂があり、地域住民の憩いの場所なのだろうか。会場は、靴を脱ぎ、座布団が敷き詰められた狭い空間。小さな子どもや女性が多いような気がしたが、中年以上の男性客も案外いたようだ。フィルムが回り、幕が開く。 (ネタばれかも・・・)子どもと老人の話が始まる。話が北斎の絵になり、老人の怖い話が始まる。~1幕~男女が布団の中で格闘。孤児に身の回りのことをさせる悪い男女。二人とも、憎らしいほどの男女だろう。例えて言うなら、水戸黄門に出てくるような・・まじかで見ていた子どものお客さんはどう見たのかが少し心配になる。これって、大丈夫なんだろうか。~2幕~北斎の絵にまつわる2目の怪。1幕の続編のようだ。絵を見たばかりに苦しむ女性。悪魔のような母は、実はこの世の人ではなかったのだろうか。ここでは、おりんさんが大活躍。~3幕~吉祥じゅん演じる清治郎が怖かった。迫真の演技。やはり、この劇団は”吉祥じゅん”抜きでは語れないのだろうか。おりんさんと時太郎の出会い・・・子役の表情が、なかなかいい。女の子の無表情って、なかなかできるものではい。とはいえ、怖い話って、基本的には好きではないだけれど・・
2007.09.23
コメント(0)
「ひさしぶりの劇団キャラメルボックスの芝居である。」と書き出したいが、実は、外はキャラメルの箱をした別物だろう。あえて、キャラメルの箱にしたのは、やはり、安心感からだろうか。恩田陸&横内謙介&岡田達也の芝居だろう。心理ミステリーあるいは、それに、何となくの不条理。これは、芝居の原点なので、それはいい味を出していたのではないでしょうか。それを、「塩キャラメル」と言うのか、「ピリカラキャラメル」と言うかは別にして・・・会場は、西鉄ホール。9月15日(土)14時開演。席は、後ろの方。会場は、ほぼ満員だろうか。舞台は、白一色に、椅子が5つあるシンプルさ。(いい感じ)チェロの演奏で始まり、チェロの演奏で終わる。一幕で、設定と登場人物の紹介。登場人物は5人とも、よくある名前の「たなか、すずき、たかはし、やまだ、さとう」そのためか、誰だ誰だが良くわからない。混乱!!武者小路実篤だったら、忘れないよね。何れも同級生。喪服だったのは、映画のエキストラ。たまたま、同級生の葬儀が重なっただけなんだそうだ。映画のエキストラの撮影が始まる。なんと、猫の遺影に向かっての芝居。これって、絶対不吉だろう。「人はその場にいない人の話をする」内緒話は、人を大胆にするのだろうか。芝居は、学生時代の食中毒と現在の同級生の殺人事件を行ったり来たりしながら、犯人に探しへと向かう。なくなった8ミリフィルムの謎。殺された同級生は、精神科の医師で、集まった4人がなんらかの利害関係があった。終盤にかけて、事件が解決するのか。そう思わせながらの収束。どこか、不思議な気持ちで帰途に着く。
2007.09.16
コメント(0)
相変わらず暑い夏が続いている。9月になると、この暑さは、どうなるのでしょうか。9月から10月にかけての観劇計画は・・・ひさしぶりに、『キャラメルボックス』を見に行こうと思っている。最近、西鉄ホール付いているようなのだが、この公演も西鉄ホールで9月13日(木)~16日(日)にある。15日(土)14時からの部に行く予定。「猫と針」恩田陸作で横内謙介演出とは、なんとも豪華。岡田達也や坂口理恵も出演するので大いに期待したい。9月11日(火)~16日(日)にぽんプラザホールで土田英生作の「遠州の葬儀屋」を有門正太郎出演である。笑えない葬儀屋の笑えない喜劇。MONOの芝居を福岡の役者さんがどう表現するのだろうか。9月22日(土)~9月24日(月:祝)には地元大分の『劇団吉祥じゅん&女騎士』の「怪」がある。場所は、別府のコミュニティセンター。同劇団は、10月6日(土)~9日(月:祝)に福岡のぽんプラザホールでも同じ演目「怪」で登場。福岡、大分でのダブルキャストなので、同じ役を別の役者が演じるのも楽しみだ。福岡では、『藍色りすと』の井田直美も出演するようだ。できれば、大分、福岡での観劇できれば、いいのだが・・そして、今年もある「北九州演劇祭」なんと15回目だそうだ。回数を重ねて、少しずつファン層は拡大しているのではないだろうか。自主参加公演 コンペティション部門では、新宿梁山泊、劇団衛星、燐光群の何れも実力派の3劇団の芝居が見れる。新宿梁山泊は、創設以来20周年だそうだ。唐十郎作、金守彦演出の個性的な芝居は、刺激的だ。劇団衛星については、見たことがないが、陪審員の話をやるようだが、観客も参加するような芝居のようだ。燐光群は、北九州公演は3回目。数々の賞も取る実力派。現代の演劇の潮流を知るには、いい機会だろう。日程的には、新宿梁山泊の芝居にはぜひ行きたいと思っている。忘れてはいけないのが、同じく北九州芸術劇場である『青年団』のソウル市民、ソウル市民1919だろう。平田オリザ作・演出のこの作品を1日で見れる10月20日(土)~21(日)は、なんとしても、日程を空けておきたい。こうしてみると、本当に演劇目白押しだなあ。仕事も忙しくなりそうなので、日程調整がなかなか大変だ。
2007.08.25
コメント(2)
『ハルカナ』を見てから、そろそろ1週間。いろいろなプログを見て、楽しんでいる。『ハルカナ』には、かなり両極端な意見が飛び交っている。これも、『藍色りすと』という劇団への期待のなせるところだろう。あえて、困難な道を選んだ、作・演出の太田美穂さんには、ますます悩み苦しんで欲しいものだ。さて・・1週間前を振り返ると・・西鉄ホールでの観劇は2度目。大分を14時過ぎに出発。西鉄ホールには開演の30分前に到着。チケット売場で招待券を頂き、ホールに向かう。席は、遠慮気味に左側の中段席。開演前には、会場はほぼ満席。定員400人超なので、なかなかの動員力だろうか。始まりは、少年ユウトと若い女性カナタが過去を振り返るところから始まる。ハルカは、片付けが出来ず、仕事も続かず、500回も転職し、友達もいない。父は逃げて、母は亡くなり、唯一の肉親姉とは、喧嘩ばかり。カナタの自殺未遂が原因で、姉はカナタを精神科病院に入院させる事とした。そこから、カナタは精神科病院で戸惑いながら、同年代の少女達と交流が始まる。疑問(1)実は、見ていて最大の疑問は、何故精神病院(精神科病院)を舞台にしたのか。個人的な体験だろうか。それとも取材の成果だろうか。疑問(2)カナタの病気は、何んだのだろうか。精神病って、言ってもいろいろあるしね。疑問(3)ユウトの存在は・・・ユウトは幽霊なのか。カナタの守護霊なのか。それともカナタが見た幻覚なのか。実は、芝居が進むなかでこうした疑問が浮かんでは消え浮かんでは消えた。おいおい、こんな精神病院はないよな。でも、なんかこだわってるよね、いろいろと・・・舞台のセットは面白かった。正面の右上には、常にユウトがいた。舞台の背後には、観覧車があり、カナタとハルカが少女だった頃の思い出が回想される。精神病院で過ごす毎日。そして、カナタはユウトと約束を守るときが来る。ラストシーンは、なぜか感動的。ストーリーは、やや飛躍的だし、何故あのようなラストシーンとなったのかは分からなかった。でも、所詮これは芝居なんだろう。
2007.08.24
コメント(0)
藍色りすと「ハルカナ」日時 8/19 16:30開場 17:00開演場所 西鉄ホール藍色りすとの「ハルカナ」を見る予定である。藍色りすととは・・・『欲張りな女性達の、ミラクルエンターテイメント!!』「繊細な女性像」「等身大の女性像」なんか描きたくない!!という太田美穂と、日常のモヤモヤを爆発させたい10代20代の女性によって結成。う~ん、まぶしそうだ。観客も若い女性ばかりだったら、どうしようか。実は、CoRichチケットプレゼントに申込んだら、見事当選!行こうかどうか迷っていたので、”行くしか”ないだろう。”藍色りすと”さんのせっかくの好意は裏切れない。
2007.08.15
コメント(0)
7月8日(日)15時からの西鉄ホールであった劇団太陽族の「越境する蝸牛」を見た。劇団太陽族は、福岡県には何度か来ている劇団ということであったが、私は初めてであった。実は、西鉄ホールに行くのも初めてであったので、まさに初めてづくしということだろうか。西鉄ホールは、福岡の演劇の発信の中心の一つの拠点だろう。すぐれたスタッフのアイデアで、いろいろな演劇の発信をしているようだ。今回も、事前に「劇団ブロガー会見」という企画をやっていたようだ。なぜか、私のもメールでお声をかけて頂いたが、平日の昼間ということもあり、仕事もありで参加は出来なかったが・・・そんな縁もあってか、劇団太陽族の芝居を見に行こうと思ったのは、3日前の木曜日であった。実際、土曜日にも緊急の仕事があり、当日の観劇も心配されたが、なんとか会場までたどり着いた。西鉄ホールは、思ったよりも大きく、客席から舞台までの距離を感じた。北九州芸術劇場の小劇場や本プラザホールに比べるとキャパがでかいってことだろう。会場は、満員とまではいかなかったような気がする。空席がやや目立つような気もした。客層は、若い人から年配まで。さすがに、社会派演劇ということもあり、子どもは目にしなかった。舞台は、20年後の関西。コリアンのお店「白頭山」。北朝鮮と日本が戦争状態の影響で、お客が全く来ない。長男は、引きこもりでニート。長女は、進学校で受験を控えているが、大学生の彼氏との間に子どもが出来るようだ。父は、韓国人の後妻がいるが、離婚したはずの前妻が家をかき回す。しかも、父は、現在の日本国首相とそっくり。近くの専門学校の教師や講師や生徒がなぜか出入りして、なんだかヘンだ。なぜか、島田紳助が、選挙に立候補しているようだ。そすがに、演劇らしく、だんだんと暴走していく登場者たち。そして、長男は、志願もしていないのに、戦争に行く羽目になって、戦争に行かずに死んでしまう滑稽さ。長男の事を揶揄して”蝸牛”と称していたが、蝸牛が家から出ると、簡単に塩をかけられて消えていく運命なのだろうか。そこには、誰も救いようが無い気がする見たいしかないのか。生まれてくる未来の子どもに単純に期待できるものだろうか。白と黒の衣装と合唱のラストシーンが印象的。見る前に読んだ筒井康隆の小説は、なんだか、随分前に書かれた本であったが、古さを感じない。直接的な批判は、かならずしも直接的には見るものを刺激しないような気がした。
2007.07.11
コメント(0)
北九州芸術劇場大ホール平成19年5月4日(金)18時から21時15分まで(途中15分の休憩)席;1階L席蜷川さんのシェイクスピア・シリーズに久し振りに行った。蜷川さんの芝居は、1階席で見るのと2階席で見るのとでは、臨場感が全く違う。今回は上手く1階席が取れたのは幸運だった。いつもことながら、会場は女性の熱気で圧倒される。それもそのはずだろう。今日は、男性のみのシェイクスピアなんだから・・・それも、喜劇だ。芝居では、女性の声が今ひとつ聞き取れない事が多いので、男性だけの芝居は、よく聞き取れてよかった。駄洒落やラップなど演出もいろいろだったが、なんといっても、幕が開いたときの圧倒される森のごとき木のセットには圧倒される。照明でいろいろと変化され、見とれてしまう。男性の女優ぶりもよく、こういう芝居って、原点なんだなあって。思ってしまう。シェイクスピアの時代は、もっと男性がこういう芝居を見に来ていたんだろうが、ここ北九州では、相変わらず女性上位だなあ。最後の演出も、面白く、シェイクスピアの劇では、一番面白かったといえるだろう。
2007.05.05
コメント(0)
4月13日より、福岡市内を中心に「第1回福岡演劇フェスティバル」が開催。今年のGW中の期待のイベントでしょうか。もっとも、GW中の開催であるが故に、見に行くのが大変そうですね。今、福岡で最も人気がある劇団「ギンギラ太陽's」の『流通戦争スペシャル』。チケットの売れ行きも良さそうですが、今回もパス。「ニットキャップシアター」の『お彼岸の魚』(日程:5/18~20 ぽんプラザホール)や「南河内万歳一座」の『滅裂博士(仮題)』(日程:6/3 西鉄ホール)には、何とか行こうかと思っています。GW中では、「チェルフィッチュ」の『三月の5日間』(日程:5/02~03 イムズホール)に行けるといいなあって思っています。その他にも、「のこされ劇場≡」の『蒲団-futon-』「G2プロデュース」の『ツグノフの森』も気にはしてますが・・それと、北九州芸術劇場の「Next Generation's Theater 2007」も気になっているので、どちらに行くのかは、まさに迷い箸の気分でしょうか。
2007.04.17
コメント(0)
北九州芸術劇場小劇場ででラッパ屋の「妻の家族」を見た。会場は満員。補助席も出ていた。席は正面から見て左奥。客層は、30代から40代の中心だろうか。かなり年配の人もいたが、さすがに小学生はいなかったような気がしたが・・・母の偽メールで4女の夫婦が、喪服姿であらわれる。そして、いきなり池にダイブ。これからも、ダイブが頻繁にあった。これは売りなのか。1幕は、自分紹介。妻の家族がとにかく複雑だ。事前にもらったチラシを見ていなかったら、理解できなかったかも・・母はなんと3回結婚していて、1回目は死別で、2回目、3回目は離婚。子どもも男が2人と女が4人。最初の夫との子どもが、長男、長女。2番目の夫との子どもが、次女、次男。3番目の夫との子どもが、3女、4女。この家族関係を上手く使った軽い笑いは、心地よい。4女の夫の不登校の小学校教師松川の混乱振りは、楽しい。それにしても、離婚した夫は、どちらもだらしない。借金を作って、離婚した妻の財産目当てにくるなんて、と思いきや・・女4人ともが、借金まみれだ。男の方がしっかりしている。いまや女の時代なんだろうか。長女は、恋人の若いストリートミュージシャンに入れあげて、騙されているし、2女は、脳学者と大学の教師を結婚し、経理の仕事もしていながら、パチスロで借金。3女は、年の離れた古物商と結婚したが、その古物商が騙されて借金を作っている。4女は、ホストに入れあげて借金まみれ。長男は、家を守り、結婚もせず、バスの運転手を続けていた。女たちは、好きなように生き、その結果、借金まみれになり、家に戻る。母と同居している長男は、家を売る事に反対し、お金欲しさの女きょうだいといい争いとなる。その後、長男は、一人で自転車旅行に出かける。自転車旅行中に落雷にあった男性から長男の遺留品が見つかり、長男の葬式を出す事なっていく。その中で、女たちは、家を売ろうとし、男たちを家を守ろうとする。案外、男は、家庭を守り、女は、現実を守ろうとするんだろうか。脳学者のヘンな理屈や3女の前世占いなどが笑いを誘う。まじめに言えば言うほど、おかしくなるのはさすがだ。最後は、長男がひょっこり現れ、ハッピィエンドだろう。でも、多分女たちは、救われないよね。同じことと繰る返すだろう。性懲りもなく・・・
2007.04.14
コメント(0)
MONO第34回公演『地獄でございます』を北九州芸術劇場で見た。『相対的浮世絵』から1年ぶりのMONO公演であったが、なんだかなつかし気分に浸れた。なんだか、久し振りにあった友人に会うような気分だ。1年に1回ある同窓会のような感じがした。MONOの公演は今度で3度目なんだけれど、随分前からよく知っている気分だ。確かに土田英生の日記『土田英生のロンドン日記』「土田頁」を見ているせいもあるだろう。MONOメンバーの多角的な活躍って、こともあろだろう。「約三十の嘘」の映画化や「錦鯉」の舞台化など、土田作の評価の影響もあるのだろう。さて、今回の公演は・・・一言でいえば、「面白かった」ってことなんですが、やはり、笑いどころが、結構人それぞれって気がした。俳優陣のなかで、誰の演技に笑えるか。やはり、金替康博が一番だろう。あの独特の間は、相変わらず。土田英生は、一番の悪役なんだろうが、どこか憎めない。水沼 健は、きれいに役を使い分けている。奥村泰彦の役も、自慢ばかりする嫌な役なんだけど・・・尾方宣久も、一見いい人だけど、実は・・来年の次回作も楽しみだ。
2007.03.15
コメント(0)
北九州芸術劇場の『スウィーニー・トッド 』を見た。宮本亜門演出スウィーニー・トッドに市村正親、ミセス・ラヴェットに大竹しのぶなどの豪華な主演者。ストーリーは、とても怖い床屋さんの復讐劇。それにしても、人肉のパイ屋さんってのも怖い。こんな怖い話が、ミュージカルになるって不思議な感じ。席は2階席の前列。全体が見渡せた。さずがに、顔の表情はおぼろげながらだろうか。歌は、ジョアンナ役のソニンとアンソニー役の城田優が印象的。ラストシーンはさすがミュージカルって感じてとてもよかった。こういう場面が見れるのが、こういう大劇場での魅力なんだろう。お客さんは8割以上は女性だろうか。これはいつものこと。年齢層は幅広い印象。案外、普段劇を見ない人もいたようだ。でないと、こんな大きな集客力はないだろう。大劇場は久し振りだったが、たまにはこういう舞台もいいだろう。
2007.03.04
コメント(0)
ホウ・シャオシエン監督の最新作です。台湾の3つの時代の男女の恋愛をスー・チー(舒淇)とチャン・チェン(張震)が演じる作品。どの時代の恋愛も理解不能状態。音楽と映像はとてもよいけど、うっかりすると眠ってしまいそうだった。
2007.02.18
コメント(0)
北九州芸術劇場 小劇場 2月11日午後3時~ 「一話語るごとに一本ずつロウソクを消し、百話を語り終えて最後のロウソクを消すと、恐ろしい事が起きるという百物語。その百話目を語れなかった少年と、結婚を直前に自分には語ることが何もないことに不安を抱く男の物語捜しが始まり・・・・過去と未来が錯綜する奇想天外なストーリー。」南河内万歳一座の芝居を見るのは、本当に久し振り。北九州や福岡に公演があるは知っていたが、なかなか行けなかった。以前見た芝居は、イムズで「夏休み」という芝居であった記憶がうっすらと・・空き缶が落ちるシーンが印象に残っているが・・・それが、南河内万歳一座の印象である。2時40分過ぎに会場に着く。なるべく中央の席に座ってくださいという係員の誘導に従い、前から4列目の席に座る。3時に近づくにつれ、会場は次第に埋まっていったが・・・年齢層はまちまち。隣の席は、はじめて小劇場にきたとういう老女。子どもづれもちらほら。弾幕には、いかにも手作りらしい趣向。開演すると、先生と子どもがろうそくを囲んでいる。妙に騒々しく、なじめない。そうこうする内に、ふんどしが会場の上を通りすぎ、二人の妖怪が登場し、騒然とする。観客は、唖然とするも、笑いも・・場面が替わり、6畳の一間。結婚をまじかにしたカップルの会話。夫婦役は木村基秀、重定礼子。大家が内藤さん。二人は、一本バラを廻り、口論となる。そして、男性の方が突然北海道に一人で旅行に行くという。そこから、どたばたが繰り広げられる。押入れから登場する父や伯父・叔母。窓から侵入する旅行会社の4人組。女性の体の柔軟さに唖然。そして、そこにはスピーデイな会話があり、身体的な格闘があり、情景があった。演出的には、少し前に見た唐さんの芝居と近いものを感じた。夕日を浴びる主人公達の表情が印象的だった。終わってみれば、はじめに登場した妖怪たちがなつかしい。自分探し、物語探し。自分の息子に語るべき101つ目の話。そして、私たちが、次に見る物語は・・・
2007.02.12
コメント(0)
周防正行監督の「それでもボクはやってない」を見た。電車で痴漢に間違えられた青年が“裁判”で自分の無実を訴えるというストーリー。この映画のテーマは、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにした点だろうか。でも、これから陪審員制度が導入されると思うと、陪審員って、辛いですね。どうしても、女子中学生に同情してしまうのは、人情だろうから・・・でも、やってもいないのに痴漢をやっていないのに、無実が認められないなんて・・・裁判って怖いなあ。これは、一種の不条理映画だろう。弁護士から、やってもいないのに痴漢を認めるように勧められることもある意味で怖い気がする。今回出演していた山本耕史がNHKドラマ”マチベン”でも、冤罪を描いていたが、人を裁く事は本当に難しい事だ。
2007.02.02
コメント(1)
北九州芸術劇場プロデュース公演『冒険王07』を見た。見たのは、北九州芸術劇場で20日(土)の14時からの公演。前回の『冒険王04』の評判の良さからも、チケットの売れ行きも良く、私にしては、早めのチケット購入で席は最前列のA列であった。舞台は、廃校となる小学校。セットは、最前列であったこともあり、学校の廊下と教室が正面にそびえ立つ印象。会場は、アニメソングが流れる。知っている人は、40代前後なんだろうか。ただたどしい子どもの声で、携帯の電源を切るように注意があった。それでも、上演中に携帯のマナーモードでの振動音が聴こえたのはなぜだろう。最初に登場したのは、二人の少年。小さい方は、西山まもると転校生で音痴の少年橋本。それから、卒業を前に小学生が書いた『冒険王』をめぐり、どたばたが繰り広げられる。最初のどたばた。なんとなく、学芸会風であぜんとするが・・同窓会の場面に切り替わりと、ようやくストーリーが見え始める。そして、再び、学芸会風、プロレス風というか、これが九州演劇の真髄なのか。(たぶん、ギンギラさんのかぶりものをなんとなく想像してしまった。)お客さんの笑い中に巻き込む。その時、突然橋本さんが、会場に下りて、観客の一人Sさんは拉致され、芝居の審判席へ連れて行かれる。このSさんは、なかなか冷静でいい感じ。それにしても、俳優さんって、大変だ。鼻にテッシュを詰め込んだり、精一杯の変な顔をしないといけない。同窓会を欠席した西山まもるは、少年のまま、大人になれなかった。仲の良かった橋本とお別れは、涙をそそる。泊 篤志さんの脚本は、本当に良く出来ている。セットは、すごい。小劇場ではルール違反なんじゃないだろうか、あの回り舞台は。個性あふれる俳優さん。今後の再演される事を期待されるだろう。今回のメンバーでの再演のほかに、違うメンバーでの同時公演など(キャラメルボックスのAチーム、Bチーム方式)いろいろな方法も考えていって欲しい気がした。
2007.01.21
コメント(0)
今日から、2007年になった。どんな年になるのだろうか。今年は、福岡や北九州に足を運ぶだろうか。地元よりも、どうして手近な街な劇場に行ってしまうのは、少し残念な気がする。もっとも演劇をもっと見なくてはなんていう使命感はないので、まあ、気分転換もかねて、そうした街に出かけてしまうんだが・・そういえば、去年は、大阪にも2度足を運んだなあ。最近は、東京に行くことがなく、本格的な観劇活動も停滞気味なんだろうか。福岡や北九州でも、かなりの頻度で中央の商業劇団や小劇団も見ることが出来るような環境にあるってことも一因かもしれない。さてと・・今年も、1月は、北九州芸術小劇場から幕を開けることになるのだろう。期待の北九州芸術劇場プロデュース「冒険王07」が、1月の17日から21日まで小劇場である。前回の「冒険王04」は、都合がつかずに観劇できなかっただけに、今回はチケットを購入しており、準備万端といったところだろう。2月には、 南河内万歳一座「百物語」がある。南河内万歳一座は、福岡や北九州には毎年来ている劇団なんだけれど、なかなか観劇できていないので、今回こそはという気持ちでいる。3月には、MONO第34回公演「地獄でございます」がある。MONOは、今一番気に入っている劇団の一つであり、見逃せない公演だろう。英国から戻ってから始めてみる土田英生の演出及び演技が気になるところだろう。そして、いつものメンバー(水沼 健、奥村泰彦、尾形宣久、金替康博)の元気の良い姿がまた見れることが何よりもうれしい限りだ。小劇場以外にも、ブロードウェイ・ミュージカル「スウィーニー・トッド」~フリート街の悪魔の理髪師~にいく予定である。大竹しのぶと市村正親の共演が楽しみだ。
2007.01.01
コメント(0)
「もろびとこぞりて ver.2,3」作・北村想 演出・芹川藍2006年11月4日(土)、5日(日) 於 北九州芸術劇場小劇場東京、名古屋、関西で上演され、 すでに「名作」との呼び声高い作品。実は、劇団青い鳥の芝居は始めて見る。去年、劇団結成30周年を記念した公演が北九州であったが、残念ながら見なかった。今回は、小劇場での芝居という事もあり、期待しての初観劇であった。お話は、前半の3人で「もろびとこぞりて」を巡ってのコミカルなやり取り。一体誰を待っているのか。本当に来るのか。演出家なのか。脚本家なのか。そういえば、「もろびとこぞりて」の歌では、主は来ないずだね。後半は、いきなりエジバラ、ニュヨーク、ロンドンだ。エジバラは演劇祭なんだろうか。3人の独唱会、そして、名画座にかかるような映画の回想シーン。イングリッドバーグマンがイメージできる人は一体何人いたのだろうか。子豚のシーン。こりゃんだ。そして、旅行鞄を持って、去っていく行くシーンは、印象的であった。残念なのは、小学生の女の子が、芝居の間中ひそひそ話を母としていたことだろうか。会話劇なので、チョと、イライラした。興味がない人は、退席できるといいなあって、つくづく思います。演劇って、やはり、少数精鋭でなくちゃいけないのかもしれませんよ。しかも、この方たちは、招待券での入場だったようです。困ったものです。
2006.11.05
コメント(0)
ぶるうかなりあ今日は、WOWOWの無料放送の日だったのだろう。テレビをつけたら、宮沢りえが出ていた。柄本明とのベッドシーンがあったので、愛人役かと思ったら、探偵役だった。クールな透明感。いつのまにか、柄本明の家族の揉め事見も着込まれながら、きっちりと仕事する姿がとてもよかった。不細工な、柄本明演じる父は、言葉を失ったダメな息子を取り戻すため、体を張って頑張る。それも、自分の孫を守ろうとするおじいちゃんとしての愛情の表れだったのだろうか。ダメ息子は、結局は自分の子どもとは別れたが、逃げたかなりとの出会いから、言葉を取り戻す過程は、ぽんぼのとした作品であった。
2006.11.03
コメント(0)
ひさしぶりに、香取編集長と稲垣吾郎映画評論家を見る。今回は、ラスベガス特集。それにしても、すごねえ。カジノだけではないと言う情報しか知らなかったが、世界一のシルク・ドウ・ソレイユのショーは、すごかった。テレビの映像だけでもすごいのだから、実際に見たら、どんなにすごいことか。香取編集長やゲストの大沢たかおも見たことがあるという事なので、割と芸能人ってハワイだけでラスベガスなんかはよく言っているのだろうね。そして、月1ゴロー。明日へのチケットが2位で、ブラック・ダリアが1位。稲垣絶賛のブラック・ダリアだけでなく、明日へのチケットも見てみたい。めずらしく、稲垣ゴローに説得され、納得させれてしまったような気がした。
2006.10.22
コメント(0)
北九州演劇祭は、今年で14回目のようだ。78日間の長丁場。ラインナップを見て、さて、どれに行こうかと思った。コンペティション部門で一番上にあったのが『渡辺源四郎商店 第2回公演「背中から40分」』初めて聞く劇団名。HPを見てみると、弘前劇場の役者さんもいるようだし、行ってみようかという気持ちになる。よく見る”まねきねこ”さんのHP「演劇◎定点カメラ」を見ると、初演は、弘前劇場だったようだ。この劇の作・演出をされている畑澤聖悟さんって、結構頑張っている方のようだ。無知ほど、怖いものはないんだろうけど、知らないものは知らない。さて、当日は、30分前に北九州劇場の小劇場の入口で当日券を購入。コンビニとかでは、購入できなかった。入場すると、お役さんはまばら。どうなるかと心配したが、3分の1以上は入ったような気がしたが・・私の席からは全体が見えないので、どのくらいの方が観劇されたかは定かでない。中央にあるベッドが二つ並んでおり、透明のドアがある。主人公は、かなり横柄な営業マン風の中年男性。やたらと金遣いが荒い。チップも万札を弾む一方で、フロントの従業員に無理難題を向きかける。元バスガイドだった女将が登場。青森にも33の観音を訪ねる「津軽三十三観音めぐり」なるものが存在する事をはじめて知る。何と、女将が中年男性を前に33の寺を諳んじる。余談ではあるが、全国的に有名な四国のお遍路さんがあるわけだが、それ以外にも33巡礼霊場巡りはあるようだ。中年男が偶然眼に入った”マッサージ”をフロントに依頼すると、「事情があり、今日は出来ない。」といったんは断るが、顔色の悪くいわくありげ女性が登場し、男の部屋に入る。ここから、中年男とマッサージ師との格闘が始まる。ある時には、中年男の気持ちとなり、まさにマッサージを受けているような気にさせられる。さすがに、いい役者が演じるとこうなるのだろうか。男が、偶然知合った女性とそのホテルで自殺を考えたいことが次第にわかる。そして、女性にも、同様に隠されている秘密が明らかになってくる。たまたまであった男女が、何の因果か自殺を考え実行しようとするが・・・マッサージ師のオイルマッサージのしぐさは、まさしく性交をも想像させる。渡辺源四郎商店のHPのコメントをかりるなら、「劇中のオイルマッサージは、道行であり、心中の前段階のある種の情交といえるでしょう。」なるほど、こういうことかとあの場面を思いおこす。このあたりの臨場感は、小劇場ならではだろう。迫真の演技に固唾を飲む。最後は、光の中に浮き出る演出。静まる場内。そして、静かな拍手。いい演劇とは・・・見終わった後に何を残す。決して、悲劇でも喜劇でもない「生きる」という現実の悲しみを。
2006.10.17
コメント(0)
大分のiichiko グランシアタであったキエフ・オペラ「トゥーランドット」を見に行った。実は、「トゥーランドット」を見るのは初めてである。いつも、なぜか日程の都合が合わなくて、見れなかったオペラだけに大変楽しな公演であった。席は前の方。14列目の右側。かなりいい席ではないだろうか。3幕で休憩が2度あった。全体的な印象としては、オーソドックスなオペラではないだろうか。登場人物が多い割りに、動きが少なく、絵画的なオペラの印象。2幕までは、どちらかというと聴かせる部分が少なく、やや物足りない気がした。やや単調で眠気も。でも、日本語スーパーが出来るので、ストーリーはバッチリ追えた。3幕は、オリンピックの荒川静香の選曲ですっかり有名になった「誰も寝てはならぬ」のアリア。ここで唯一の拍手。少し物足りなさも。もう少しじっくりと聞きたい曲だけに、もう終わるのかと思ってしまう。最後の合唱は、迫力があり、会場は拍手の嵐。暖かい大分のファンの拍手がいつまでも続く。初めての「トゥーランドット」としては、まずまずだろう。大体のストーリーと言うのが頭に入ったので、次回からの「トゥーランドット」の公演が楽しみになった。色々な演出での「トゥーランドット」を見てみたい気がした。
2006.10.12
コメント(1)
今日から、ブラジルのポルトガル講座が始まった。ブラジル人講師の話では、ポルトガルのポルトガル語とは違うそうだ。130人を超える申込で41人が選ばれたそうだ。なんと3倍を越える競争率だったのである。さすがに、シャムスカ監督人気だろうか。正式名称が、『シャムスカ監督と語ろうポルトガル語講座』。最終目標が、講座終了後には、楽しく学習の成果を試す場として「シャムスカ監督とのトークの夕べ」を計画しているようだ。大分トリニータサポーターだけでなくてもわくわくする企画だろう。41人だと一人1分としても、41分か。今からはなすことを良く考えていないといけないなあ。それにしても、ひさしぶりの緊張感。会場の熱気。さすがに、皆さん貴重な時間に少しでもポルトガル語をマスターして帰ろうという意気込みのあらわれだろう。講師は、大分トリニータ育成部U-12コーチ リシャルドソン マガリエンス氏。流暢な日本語は、さすが12年間日本で頑張っているだけのことはある。時々出てくるサッカーネタやブラジルネタが楽しい。予定の21時を過ぎてもなかなか終わらず、17時30分から休憩も取らずにあっという間に時間は過ぎた。2回目は来週の火曜日。次回も楽しみだ。
2006.10.11
コメント(0)
約1年ぶりの海外旅行です。少し遅い夏休み。9月22日から10月1日までチェコに行ってきました。行った街は、プラハとチェスキー・クロムロフです。出発は、福岡空港。韓国で大韓航空の直行便でプラハ着。前半のプラハ3日間は、とてもいい天気でした。 チェスキー・クロムロフでは、昼から曇ったけど、おおむねいい天気でした。 後半のプラハも夜にパラパラ雨が降ったのを除けば、好天でした。 気候も温暖で、戻ってきた大分とあまり暑さは変わらない。 朝は、上着を着て出かけたが、日中は汗ばむほど。 夜も、思ったほどは冷え込まなかった。 さて、プラハ初日は、17時過ぎに空港に着き、バス、地下鉄、トラムを乗り継ぎ、ホテルに着くも、ホテルの都合でホテルが変更になった。泊まったホテルの名前は”アマデデウス”。 2日目は、プラハ市内をぶらりと散策。夜は、オペラ鑑賞。 3日目も、博物館に行く。夜は、マリオネット劇観賞。 4日目は、チェスキー・クロムロフに鉄道で移動。お城見学。 5日目も引き続きチェスキー・クロムロフ。 6日目は、プラハにバスで移動。再び、ホテル側の都合でホテルが変更となり、カレル橋のすぐ近くの4星ホテルとなった。夜は、初めて雨がパラパラ降った。 7日目は、プラハ城の見学。夜は教会でオルガンのコンサート。 8日目は、美術館とプラハ城とプラハ市内散策。夜は、オペラ”ラ・トラビータ(椿姫)”鑑賞。 9日目は帰国。行きと同じく大韓航空。韓国から大分へ。
2006.10.05
コメント(2)
全155件 (155件中 1-50件目)