愛美 転院
朝９時 愛美T病院を 出発。
愛美は 救急車で 私達は 自分の車で 後ろを走る。
１時間くらいで S病院に 到着。
到着後 すぐに 新生児病棟に 入り 先生の診察が始まる。
しばらくして 呼ばれて 説明を受ける。
病名は 『 総動脈幹症 』という とても稀な病気であった
先天性心疾患で いづれ 心臓カテーテル検査→OPへの予定だと
いう事になった。。。
愛美はそのまま NICU（新生児集中治療室）に入院となる。
担当のドクターにナースがつく。
いろんな説明を受けるも ショックが大きかった・・・。
T病院で 言われた病名と違っていて 凄くショックだった。
まだ T病院で言われた病名の方が よかった・・・なんて思った。
しばらく逢えない・・・面会にも来れない 辛くて お乳も張ってくる。
これからは 毎日 病棟に電話することになるとの事。
以上 メモ日記から～
このときの 私は 血圧が高いけど どうしても S病院に
着いて行きたいと 先生に頼んで 退院させてもらっていた。
産後５日目くらいだけど そんな事 言っていられない
めまいがしようが 頭が痛かろうが そんな事 愛美の事を
考えたら どうでもいいことだった。
T病院を出る直前に 『 総動脈幹症 』ではないかという判断が
大学病院の先生により 言われたと 聞かされた。
本で調べたら 何とも悪い事ばかり 書いてあった。
手術をしても 予後が悪い・・・生存率も 低いなど・・・
S病院に行く間も 旦那も私も ほとんど無言。。
何でこんなことにならなきゃいけないのか・・・考えても
考えても 答えが見つからない・・・。
S病院で 診断受けて どういう状態かを 聞いていても
頭がパニックだった。ただただ 泣きながらも 説明を聞いてるしか
なかった・・・。
NICUで 担当のナースの方に いろいろ教わって
親、兄妹の声を カセットテープに取って来て下さいと 言われた。
これから 長い入院生活の中で 愛美に聞かせてあげようという事
らしい。それから 使い捨てのカメラを買って渡してくれたら
こちらで 写真を撮りますからとも言われた。
カメラは 病院の売店で 買い すぐに渡した。
カセットは 次回の面会のときに持ってくるという事にした。
これから どれくらい入院するのだろう・・・
無事に手術をすることができるのであろうか・・・
不安な事がいっぱいで 病院を出てから 高速で自宅に帰る時も
ただただ 泣いてるだけだった・・・。
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