なぜ市場は思考を裏切るのか(バリュー投資に騙されるな)

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2021.07.31
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山のようなお蔵入り文章をぽつぽつ拾い読みして、適当に良さそうな文章を投稿しています。
今回はもう10年以上前に書いた文章で、多分2ちゃんねる投稿用に書いた文章です。
当時僕はは2ちゃんねるでこんな文章をだらだらと投稿していましたから。
もし今の読者で当時の2ちゃんねるの「割安名側の紹介とその後を報告するスレ」シリーズを見ていた人がいるなら、懐かしい気持ちで読んで頂けると思います。

壇上で一人憤慨していた熱量は今はなく、隠居老人のようにひっそりとしています。

GDPは上昇しないのに、株式市場だけずっと上昇相場続きで嫌になっちゃいますね。
10年ぶりに日本の株式市場に中期暴落相場でもくれば嬉々として復活するかもしれませんし、しないかもしれません。






日本国が長年苦しみ続けていた、『不良債権処理』は、もうあらかた終わったというのが現状です。 
(そういえば、最近は不良債権処理という言葉自体、耳にしなくなりました) 
バブル崩壊後の長い間、日本の経済問題といえばこの不良債権問題であり、その対応方法が議論の的でした。 
量的金融緩和、金融ビックバン、ペイオフ、郵政民営化、等等。 
これらは結果的にピント外れではありましたが、財務健全化議論や増税論議などの違う方向性の議論も交えながら、日本政府は対策を検討してきました。 

さて、皮肉にも全世界が不良債権問題に苦しみ、対策として通貨・紙幣をばら撒きマネーサプライを増やし続けている現在、日本の問題は不良債権問題ではなくなっています。 
表現の仕方は色々ありますが、まぁ要するに日本の問題はデフレです。震災前までは40兆円とも言われる、需給ギャップ。人類史上最大規模です。というか、長期のデフレ自体、人類史上初です。(※諸説あり) 

デフレが長引いている間、何が起きたか。万年貿易黒字国家の日本で、資金の移動が起きました。 


日本政府(国債発行)→日本企業(バランスシート肥大)→海外(日本企業からの投資) 

日本政府(日銀為替介入)→アメリカドル(外貨準備金激増)→アメリカ国債購入(アメリカGDP増加)


日本国内の労働者の賃金は上昇せず、実感なき経済成長の中、民間企業がバランスシートを肥大化させ、死産を増やし続けています。 

その企業の死産を、 
「自己資本比率が高い!現金預金が多い!ネットネット!低PBRの優良企業!」 
と褒め称えるバリュー投資家。彼らは決してROEを重要視することはありませんでした。 


僕はこの資金の流れを、国内に向けたい。というか、国内に向ける企業を応援したい。 
給料の高い企業は良い印象を持って応援するし、給料の安い企業は何を考えているのか問い詰めたい。 

日本は毎年3万人の自殺者。その決して少なくない割合が、少子高齢化で少なくなっている筈の若者。若者が希望が持てない社会は、どう考えてもおかしい。 
団塊の世代の雇用を護る事と引き換えに新卒採用を控え、世代間を始めとした格差を拡大し、セーフティネットなしの自由競争を加速させた。 
将来の見えない中、希望をなくした若者を尻目に、デフレの恩恵を十分に享受するのは『何者』か。 


明るい未来を示すのが政治家の大きな任務の一つです。実務は官僚がやれば良い。 
ビジョンがなければ駄目ですな。 





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Last updated  2021.07.31 05:55:42
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