星の髪飾り

星の髪飾り

2006/01/18
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「今日の仕事ぶり・・」
「えっ?」
「あれでよかった?」
「思い上がるなよ。まだまだプロとは言えない、まっ、一生懸命が相手に伝われば、少しは成長の兆しが見えたって事だな。」
「そう・・」
「何、その目はー? 悔しかったら見返してみろよ」
ふん、偉そうに、何よ!と加奈子は呟く。

あいつと関わって1ヶ月。 いくら仕事上のペアーとはいえ、何でここまで言われなくちゃいけない。加奈子はプイっと!した態度で、カタログとプランをさっさと図面ケースに入れ、階段をスタスタと降りた。
すぐ、むきになる加奈子、瞬間湯沸し機。態度はデカイが気は小さいと、同僚の牧島が言う。 彼女は加奈子より一年先に入社したベテランのコーディネーターだ。
 時計が帰社時間を指す。
加奈子はエンジンをかける。 あいつの顔がチラチラ・・ムッと来る。 思わず
右足に力が入る。おっと危ない! あんな奴の為に事故ってもツマラナイ。
生まれてから今まで、総合的にあまりいい事がなかったと思える加奈子、それから苦学して今やっと得た仕事は軌道に乗っている。    
学歴不足や才能が今一だとしても、人の見えない部分で努力して手にした
この仕事を貫いていきたいと、ほんの束の間の充実感でその日のストレスを
跳ね返す。
 確率から言ってあいつとペアーを組む可能性は十分の一・なのに又あいつ。
最近、予定表を見ては思う。ただ腹が立つのは、あいつは仕事がかなり出来る男である事、認めざるを得ない。 テンポのある会話は顧客を引き付け、時に大きな


 数日後、あいつの車がショールームの駐車場にまた止まった。先方との打ち合わせは2時。白のチェイサーから降りるあいつを、厨房の窓から見下ろしながら、加奈子は呟く。
「ああ、またストレスの細胞がひとつ増えるよ・・・」
隣でたばこを吸いながら、牧島が意味深親な笑いを浮かべて加奈子にいう。 
「今日はいい天気だねえ! 桜、満開だー  さっ、仕事しよう!」去っていく。
今のは何だ?確かにここから見える桜も紅葉も、木が小ぶりでな美しい表情が


 そしてあいつがやって来た。
                         つづく                          







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最終更新日  2006/05/09 03:50:47 PMコメント(0) | コメントを書く


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