鍋・フライパンあれこれ美味
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
星の髪飾り
< 新しい記事
新着記事一覧(全674件)
過去の記事 >
全て |
カテゴリ未分類
お気に入りブログ
2006/10/17
「紅つけ指」 第3章 追突
(8)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
kitakitune05さん
運命が嘘をつけばいい。
思い切り嘘をついてくれればよかった。
そっと握った束の間。
手を少しずつ開いて満足げ。 僅かな思案顔に桃白色の陽光がさし、天使は微笑む。
秋の悪戯に日焼けのしたくをする山々を後に、車が現実に帰って行く。
程よい乱れの明けた後、ききわけの悪い美月を降ろした悦史。
心のこもった「おきざり」をミラーで何度か見ながら、アクセルを踏む。
「ばーか! もう会ってあげない! 乗ってあげないー!」 などと言ってみせる美月も
ふたりに「次」があると信じる。
気持ちを着替えて紫音の華に変身し、グラデーションの仲間入り。
ジュエリーのような華やかな空間でもなく、僅かに錆びた夕焼け色の空間でもない。
クラブ「紫音」 美月の居場所。
ピアノの上の蕾のライトが点灯し、こぼれる光が美しい影を織り成しながら舞い始める。
愛撫の後遺症を見逃さない明海が、肉付きのいい足をめいっぱい伸ばしてすわっている。
純子はお気に入りのコンパクトでスタンバイの化粧直し。 揺香は日向と隅っこで着替え
多くを語らない。 胡美と渚はキャーキャー浮かれながら客の噂話に花が咲く。
華連が美月に声をかけた。
「おみやげ、ありがとう。 子ども、喜んだよ」 片言の日本語が愛らしい。
「そう?! 良かった。 また遊ぼうって、、ね? 伝えて」
「美月、あなた、大丈夫? 上原の話、危険、聞いた、噂あるよ。 私の為にまた危ない
事した? それ、良くない!」
「しない、しない! (黒のご一行にほんの少し声をかけて大人しくあの男を追っ払った)
大丈夫よ華連! あの手の男は目的の為には手段を選ばない、と言っても、たいした事
ない奴が多いから簡単」
「美月、私が母国へ帰る、日本を去っても、そんな事はもう止めないと、、」
「わかったよ。 もうしない! (・・・とも限らない) 」
しなやかな中指から外されたホワイトジルコン。 美月は数ヶ月後に日本を離れる
愛くるしい華連の指にそっと入れる。
「・・? why?」
「お守り! ぴったりね。 I hope you will be happy forever.ん、了解?」
やがて去って行く華に出会いの感謝。 母の想い出を心を込めて・・・。
気になっていた黒い影。
感じ続けた視線を一人になった悦史の男が境界線の向こうへ行く。
長閑な一時、最後の煌き。 身が持たないと思いつつ、違和感でさえ愛に変わる美月を
ポケットの奥にしまいながら・・・振り返った。
「ついてくるなら、来い!」
追従は一定の速度を保ちながら、あるいは目的を限りなく短縮させながらやって来る。
静笑する奴等の正体を暴いてやる! 悦史が奮い立った時、誰かが笑った。
緊迫は悦史を追い込んだ。 運命は使命に燃えて迫ってくる。
握ったハンドルが汗で濡れた。
いつもの激痛が走った。 頭が締め付けられる、やってくる凄まじい恐怖感。
「くそう!・・・」
シルバーメタリックの異常に気付いた追従車。 直後の追突は闇を切った。
ハンドルを切った先のコンクリート。 最後の力を振り絞り、暗闇と戦いながら悦史は
大きな衝撃音のパイプの中を落ちていった。
暗闇に転落する自分を、もう一人の自分が冷静に見ていた。
港町、 潮風、 西陽の当たる窓辺、 ぬくもり、 纏わりつく幼児、 えくぼ、
白いエプロン、 作業着、 なびく風、 一本の電話、 スナックカウンター、 笑う女
罠、 誘惑、 まどろむベッド、 利用、 あざ笑う男、 飛び散った白い粉、 逃走、
悲鳴、 裏切り、 サイレンの音、 赤い点滅、 封じられた口、 乗せられた車、
運ばれる体、 去って行く現実、 短くない時間のもがき。
脱出の瞬間、・・・・・。
トンネルが角度を変えた。
フラッシュバックにやられながら、痛めつけられられた身体で雨の闇夜をひた走る。
生きているのか死んでいるのかわからぬまま、現実と非現実か見極める術もなく、
ただ、ただ彷徨う。
見知らぬ街に辿り着き、こじあけた扉の闇に身を潜める。
若い女が現われた。
痛めつけられた冷えた体、殺す息さえない数秒。
女を背後から押さえつけた。 口を封じ「頼むから叫ばないでくれ!」と言った。
女は運悪く、ひび割れた心の持ち主だった。
叫びを食い止め、気を失わせてしまった女を抱き上げる。
(一瞬蘇る、、感触。 別のスクリーンが降りてくる。 那須高原、、陽射しを受けた
木の葉が魅せた精一杯の煌きの中、ベンチまでの数十歩。 お姫様抱っこ・・くすぐったい)
「すまない! すまない!」 何度も詫びた。
雨が軋む窓に叩き込む。 こぼれる涙、震える手足。
白い顔で眠る疲れた天使を横目で見ながら、途切れていく記憶を追いかける。
激痛が走る。 呼吸が叫ぶ。 もう、もどらないでくれ!と叫ぶ。
気が付くと、包丁を震わせた女が立っていた。
一歩、二歩、、「刺せますか?」
刺さないことの前提が、すでに出会いの兆しの悪戯とわかっていたのは運命だけだ。
ふたりの周波が乱れながら歩み寄った。
境界線で狂気と殺気の交差がしびれを切らせた。 だから飽きずに眺めた運命が微笑んだ。
差し出されたタオル。 「風邪、ひきますよ・・これで・・」
優しい目に変わった。 潤んだ瞳の奥で寂しげがしがみ付き、何かをせがんでいた。
取り巻く悪の群れが次第に遠のき、やがて消えた。
間断の音なき道が現われた。
密着への導き、偶然の再会と危険に居合わせた二度。 女が「三度」と言ったわけ。
今、それが明らかになる。
背中会わせにふたりで不運を挟み込み、横歩きしながら愛にしがみ付いて燃えた。
暗がりの扉の向こうで女が囁く。
蕾からこぼれる涙をぬぐいながら・・・呟く。
「ねえ・・! 後ろからだきしめて?」
運命よ、永遠の嘘をついてくれ!
過去は消えたと言ってくれ!
続く(20日金曜日 「俺がもし・・」)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
いいね!
0
シェアする
最終更新日 2006/10/17 03:56:18 PM
コメント(8)
|
コメントを書く
< 新しい記事
新着記事一覧(全674件)
過去の記事 >
ホーム
フォローする
過去の記事
新しい記事
新着記事
上に戻る
【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね!
--
/
--
次の日記を探す
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
広告を見てポイントを獲得する
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
ログインする
x
X
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: