星の髪飾り

星の髪飾り

2006/11/29
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 さっきの女(ひと)はどこに消えたのだろうかと

 日比谷方面を浮かべながら 

 俺は駅に向かう

 気がすすまなくたって

 沈んだ夜は必ず明ける

 その気にならなくたって

 ぬくもりのない部屋の扉を開ける

 あいつは言う 「おかえり! 」

 俺はご機嫌のさらにその奥に潜む あいつのご機嫌を

 また感じなくてはならない

 探る必要がなくなったそれは

 艶やかな色を俺に見せつけ

 色以外のすべてを隠し続けて笑うんだ


                     多くを語らない俺が

                     嘘をつき通すあいつが

                     風通しのいい部屋であたかも幸せを装う

                     ダクトレールから零れるスポットライト

                     明かりはテーブルのシチューやサラダを照らす

                     たぶん ことこと煮つめられたのは

                     あいつの心の先ばかりで

                     時を誤魔化し シチューに溶け込んだあいつを

                     俺は すすりながら見つめる  

                     心ここにあらず 

                     そして窓辺で陽を浴びたらしき

                     鉢植えのグリーン 名前「みかえり美人」


 浮きすぎる白のレースに

 かわいそうに 

 俺はたまらない

 260センチの天井に

 吊り下げられた眩しい白が たまらない

 そこに美しく佇む 観葉植物

 鉢に刺さった文字 

 すれちがった女 みかえり美人

 もう二度と会うことはない その人を

 思った瞬間 同じ罪ではないと

 大きなスプーンで皿をすくった

                    その朝も 夕暮れも ラッシュ通過後も

                    どいつもこいつも携帯電話を心臓の脇に隠し

                    つり革の数ほど存在する唇と血管に瞬きもせず

                    交差の中で 電磁波にやられながら

                    ひとり小説を読む愚か


 受信

 そんな文字に心ときめく日が

 おとずれるはずがない

 誤算 俺のたぶん最初で最後の誤算

 バイブレーション

 体の一部がわずかな振動に歓声を上げ

 心を着替えて わかりきった自分に浸る僅か数秒


                            メール受信 一件

                            受信BOX

                            8:55  流れ星NATUMI

                            電流が走る

                            指が走る

                            そんな日がやってこようとは

                            俺がもし・・・・


・・・・・・・・・・・  香 乙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最高のお天気

 今日は髪をCUT ロングに見切りをつけれないからセミロングで

 明日から「奏でる時に」~ 出版に伴う作業、打ち合わせ。 

 このシリーズは続行。 もう書いてないといられない体に


撮影ANEさん






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最終更新日  2006/11/29 11:22:17 AM コメント(10) | コメントを書く


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