星の髪飾り

星の髪飾り

2008/05/25
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耳の奥にメンタルな響きを残していた。

「じゃあね!」

「また会おうぜ!」

 気心知れた仲間の笑顔が、まどろみの向こうに去っていく。 耳元で囁いた朋子の声も

浮遊しながら夜空に消える。

「桜の蕾はね、好きって言えない少女なの。 フェルメールの絵のように・・・」

僕はもう彼等と会えない気がする。 朋子の異質に心揺れ、好意を抱く未来も描けない。



 疲れた・・・机には書きかけの履歴書と数冊の求人雑誌が、侘しげに僕を待っていた。

僕は水道の蛇口に直接口を付け、拾うように水を飲んだ後、洗面台に両手を置いてゆっくり

顔をあげた。 窪んだ目が光の中で潤んでいく訳を辿った。

それは腐れたプライドだった。 少しばかり勤勉で、卒業には特別の表彰を受け、早々に

資格も取れた僕の・・・


 明日からまた「 僕を必要としてくれる場所 」を、探さなければならない。

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 今日、感じたこと ( 傘の気持ち )

 今のように駅の傍にコンビ二やドラックストアーが無かった頃は、家族や恋人が傘を

持たずに出かけた事に気づくと、傘をさして、片方の手に相手の傘を持って迎えに行った。

ちょっと優しい気持ちに浸って、うきうきして。 

 恋人の場合は、傘は結局一本で足りて・・・腕にしがみ付いて、半身濡らして歩いたもの。

便利になったけれど、そういう光景が見られないって寂しいね。

 かおと 





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最終更新日  2008/05/26 08:07:14 AM コメント(15) | コメントを書く


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