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へっぽこ精霊召喚師 まおのすぴりちゃるらいふ 仙道と催眠術とフナと魔術のお部屋です
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(0) 2014.02.10
カテゴリ： カテゴリ未分類
ハトホル：わらわの目を見ろ
わたし：いやだ
ハトホル：拒否しても無駄じゃ
私の頭をがしりと掴み、ぐいっとひねる。目の前に妖艶な美女の目があった。
じっと見つめる。
わたし：わわわ、ばかやめろ。
ハトホル：動くな。じっとしておれ。
目を閉じようとしても、脳の中心が溶けそうなくらいに美しい姿を見ずにはいられない。背筋がぞくぞくする。
私の頭を掴んでいる指は細いがしっかりと力がある。腕もしまっていて筋肉質だ。
鼻がぶつかるくらいに顔が接近している。ハトホルは瞬きもせずに私の瞳を覗き込んでいる。
わたし：これに何の意味があるんだ？
ハトホル：何が見える？
わたし：え〜っと、顔と瞳と・・・。
ハトホル：外見だけを見るのではない。わらわの本質を感じ取れ。
わたし：本質？
ハトホル：そうじゃ。ぬしは精霊との会話能力はずば抜けておる。わらわだけでなくイシスやバーカーとも苦無く話が出来ておろう。だがそれでは不十分なのじゃ。
わたし：いや、イシスとはそんなに会話してないぞ。君ともそれほど話していないし。
ハトホル：それはわらわやイシスがぬしに従属してる存在ではないからじゃ。今はかの女から離れ、ぬしにつながっておるから良く聞こえるじゃろう。ぬしはこれから”視る”能力を強化せねばならん。
わたし：見るのは今までも見てるが。
ハトホル：わらわの姿、普通の人間のように見えておるか？ 顔もはっきりと分かるか？
わたし：そりゃ、完全ではないが。イメージは分かるし。
ハトホル：普通の人間と同じように見えるまでぬしの力を高めていく。それがわらわの仕事じゃ。
ハトホルと私はテーブルの角に座り話をしてる。まったく目のやり場に困る女神だ。
何しろ、体のラインを過度に強調した装いと言うか、布の面積が極端に少ないのだ。筋肉質で引き締まった体躯は、プロのダンサーか体操選手のような感じだ。
少し浅黒い肌は恐ろしいほどの色香を放っている。近くにいると何とも形容しがたい芳香が鼻腔をくすぐる。
人間ではないので、男にどのように見られてるかなど一切気にしていない。
独特の口調と相まって、心臓を直撃するような表情を浮かべる。
こいつはやばい。
すっと立ち上がり、私の横に立った。首の後ろで止めてあった服の止めを外した。はらりと前がはだける。
わたし：こここここ、こらいったいなにを！
ハトホル：わらわの姿に欲情したか？
わたし：あふぉいえ。誰が精霊なんかに。
ハトホル：ふふふ、声が震えておるぞ。我慢は身体に毒じゃ。
私の首に手を絡め、ハトホルは頬を寄せてきた。何とも甘い吐息が香る。
体重を預けてくるので、自然とハトホルを抱きしめる格好になる。ますますやばい。
ハトホル：わらわとするか？
わたし：・・・、やめた。
急に覚めてしまった。ハトホルを押し戻す。
精霊には人間のような性欲が無い。人と交わる時は別の意味合いがある。
ハトホル：つまらぬ男じゃな。他の男はもっと正直じゃぞ。
わたし：ここにきたのはおれを籠絡するためじゃないだろ。本来の目的を忘れるな。
ハトホル：ふん、これも仕事の一環じゃ。まずはわらわの姿をはっきりと見る練習をするがよい。
わたし：裸の女を見る練習は楽しいけど、それだけでいいのか？
ハトホル：見るのではない。視るのじゃ。意識を集中し、本質を見通せ。それともう一つ、香りに集中せよ。
わたし：香り？
ハトホル：うむ。香りは侮れぬ。精霊の特徴でもある。ぬしは意識的に鼻を使わぬようにしておるが、瞑想の最中は解放せよ。
わたし：わあった。
ハトホル：視るときは以前に教わった脳の部分に意識を集中せよ。そして映像に強く気力を込めるのじゃ。
ハトホルの特訓は続く・・・。
わたし：いやだ
ハトホル：拒否しても無駄じゃ
私の頭をがしりと掴み、ぐいっとひねる。目の前に妖艶な美女の目があった。
じっと見つめる。
わたし：わわわ、ばかやめろ。
ハトホル：動くな。じっとしておれ。
目を閉じようとしても、脳の中心が溶けそうなくらいに美しい姿を見ずにはいられない。背筋がぞくぞくする。
私の頭を掴んでいる指は細いがしっかりと力がある。腕もしまっていて筋肉質だ。
鼻がぶつかるくらいに顔が接近している。ハトホルは瞬きもせずに私の瞳を覗き込んでいる。
わたし：これに何の意味があるんだ？
ハトホル：何が見える？
わたし：え〜っと、顔と瞳と・・・。
ハトホル：外見だけを見るのではない。わらわの本質を感じ取れ。
わたし：本質？
ハトホル：そうじゃ。ぬしは精霊との会話能力はずば抜けておる。わらわだけでなくイシスやバーカーとも苦無く話が出来ておろう。だがそれでは不十分なのじゃ。
わたし：いや、イシスとはそんなに会話してないぞ。君ともそれほど話していないし。
ハトホル：それはわらわやイシスがぬしに従属してる存在ではないからじゃ。今はかの女から離れ、ぬしにつながっておるから良く聞こえるじゃろう。ぬしはこれから”視る”能力を強化せねばならん。
わたし：見るのは今までも見てるが。
ハトホル：わらわの姿、普通の人間のように見えておるか？ 顔もはっきりと分かるか？
わたし：そりゃ、完全ではないが。イメージは分かるし。
ハトホル：普通の人間と同じように見えるまでぬしの力を高めていく。それがわらわの仕事じゃ。
ハトホルと私はテーブルの角に座り話をしてる。まったく目のやり場に困る女神だ。
何しろ、体のラインを過度に強調した装いと言うか、布の面積が極端に少ないのだ。筋肉質で引き締まった体躯は、プロのダンサーか体操選手のような感じだ。
少し浅黒い肌は恐ろしいほどの色香を放っている。近くにいると何とも形容しがたい芳香が鼻腔をくすぐる。
人間ではないので、男にどのように見られてるかなど一切気にしていない。
独特の口調と相まって、心臓を直撃するような表情を浮かべる。
こいつはやばい。
すっと立ち上がり、私の横に立った。首の後ろで止めてあった服の止めを外した。はらりと前がはだける。
わたし：こここここ、こらいったいなにを！
ハトホル：わらわの姿に欲情したか？
わたし：あふぉいえ。誰が精霊なんかに。
ハトホル：ふふふ、声が震えておるぞ。我慢は身体に毒じゃ。
私の首に手を絡め、ハトホルは頬を寄せてきた。何とも甘い吐息が香る。
体重を預けてくるので、自然とハトホルを抱きしめる格好になる。ますますやばい。
ハトホル：わらわとするか？
わたし：・・・、やめた。
急に覚めてしまった。ハトホルを押し戻す。
精霊には人間のような性欲が無い。人と交わる時は別の意味合いがある。
ハトホル：つまらぬ男じゃな。他の男はもっと正直じゃぞ。
わたし：ここにきたのはおれを籠絡するためじゃないだろ。本来の目的を忘れるな。
ハトホル：ふん、これも仕事の一環じゃ。まずはわらわの姿をはっきりと見る練習をするがよい。
わたし：裸の女を見る練習は楽しいけど、それだけでいいのか？
ハトホル：見るのではない。視るのじゃ。意識を集中し、本質を見通せ。それともう一つ、香りに集中せよ。
わたし：香り？
ハトホル：うむ。香りは侮れぬ。精霊の特徴でもある。ぬしは意識的に鼻を使わぬようにしておるが、瞑想の最中は解放せよ。
わたし：わあった。
ハトホル：視るときは以前に教わった脳の部分に意識を集中せよ。そして映像に強く気力を込めるのじゃ。
ハトホルの特訓は続く・・・。
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