Happy life in Florence

Happy life in Florence

定期演奏会


カルーゾとの出会い * 蝶々婦人 * 蝶々婦人再演 * 蝶々婦人再再演 * ジャンニ・スキッキ * ジャンニ・スキッキ再演 *

2003年10月6日の日記より

今日も張り切ってうたうぞー!
と、仕事が終わってから元気にヴィヴィアンちへ。
もうYさんが来ていてピアノを弾いている。
ところがヴィヴィアン本人はなんだかよれよれ。
家のなかもごちゃごちゃ。
というのも、数日前、オペラの前日に、彼女の家にいる5匹の猫ちゃんたちがトイレで暴れて、ビデの蛇口を開けてしまい、水があふれて家中水浸しになってしまったのが発端。
彼女は外出中で、ご近所さんが窓から入って水を止めてくれたそうなんだけど、フローリングの床は修復不可能。全部はがして新しいのを張り直す必要があるらしい。
もう精神的にも体力的にも、歌える状態じゃないので、今日は行かないと言う。
「なにー?!」今日の朝でも昨日でも、電話一本してくれれば・・・ま、これがイタリア?
伴奏頼んでたYさんだって、2時間も前から来てピアノ弾いてるのに、私が来て初めて知った様子。
全くもう。
あちこち電話してやっと車で送ってくれる人が見付かってやれやれ。
我が愛する夫は、今度こそ聞きに来るといってたのにお昼から寒気とからだのあちこちが痛いと言って仕事を早引けして帰ってきているくらいなので、送り迎えを頼める状態じゃないし。
ま、なんとか、かんとか、コンサートには参加できた。
私がいきなり頼んだ2曲のアリアもきれいに弾きこなしてくれてありがとうYさん!
最後に一曲お気に入りのMauちゃん(カルーゾ協会の若手指揮者兼ピアニスト。オペラもいつも彼が伴奏兼指揮。これからはこう呼ぶことにする。)にも一曲伴奏してもらってご機嫌。
いつものように真夜中のパスタを頂いて帰宅。
帰りは行きとは違う人に送ってもらった。
行きは、イタリア人にしてはおとなしいまじめ青年だったけど、帰りはまさに典型伊達男。この人の言葉は全て映画の台詞みたい。
「来月は一緒にアイーダやってくれる?」と聞けば
「君の為ならぼくは何でもするよ」
くさい台詞も彼が言えばそんなものかと思えるから面白い。
オペラの時もさりげなくIさんのtel番号を聞きだし、終了後メッセージが届く。
「今夜の君との出会いはぼくにとって素敵な贈り物だった」
とかなんとか。さらに
「Good night」なーんて。
おいおい。


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