碧山窟

カリスマ



Χαρισμα(カリスマ)そして、恩恵、好意の贈り物。賜物となる。

賜物は恵みという働きの結果。

与えることで与えられ

受けることによって実をむすぶ。

それは花の形だ。


私たちに与えられているΧαρισμα(カリスマ)は結果しか示されず、はじまりが閉ざされている。

花は蟲を招いた。

与えられるためにまず与えた。

自らの一部を遠くへ確実に旅させるために。


結果しか示されない。蜜、色、香り、触感、様々な形。

人は花に与えられている。

与えられた理由を開いてみよう。花のように。

しかし、Χαρισμα(カリスマ)を人工物へと変化させたときに呪いは始まった。

関係の運動が閉ざされた満足を知らぬ者よ。

ときおり、花を持つ者はそれが回復される。

花のようにその形のように。


少女は花を空にかざすと別な私になることを知っている。

受けるより与える者は幸い。


花は姿になって与えることを待ち続けている。

虚構ではないその姿に安心する不思議な関係。


あなたは魅せられたときに選ばれた。

花のΧαρισμαによって。



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