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身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ 輪廻の海(字余り)
初回よりも作品のスケールの大きさに圧倒されてまだ観足りない感がいっぱい。
この煩悩の強さ。私は前世で何をしてきたのか?
とりあえず。ひとつめ。♪ラン・ダルマ王ぅーー・・・の輪廻について。
前世では、牛として仏像建立にこき使われて、
人間は自分のために祈ってくれなかった。
だから、人間に生まれ変わり、仏教を弾圧することに。
理屈としては「仏教は外国の宗教で、ここにはもともと国の宗教がある」ということ。
そうなんだよねー。極悪非道っていうのとはちょい違って見えて。
余計に難しい。
ラン・ダルマがワンドゥに転生したかは不明だけど、弾圧側としては同じ。
今井さん、良かったなぁ。
二つめ。ターラ様とドルガ。
これを保坂さんが二役ってのがポイント。
ターラ様の歌声とお言葉は清らかで神々しい。
ドルガのセリフは現世の人間にガツんとしたパンチが効いている。
宗教。占い。未来を知ろうとする人間には縋りたくなるもの。
演じ分けられているのだけど、ターラがドルガに降臨しているような。
不思議な感じです。
ターラ様は、「SHIROH」の大塚ちひろちゃんを思い出したなぁ・・・
三つめ。
これはチベットの宗教問題の社会派ドュメントじゃなくて
今の私たちに、ストレートなメッセージを伝えるもの。
エンタメが社会に出来ることは何か。
歴史はどう作られるのか、誰が作るのか。
限りある人生の価値はどう測られるのか(RENT?、心の鎖ってLOVEじゃない?)
などなど、どっぷりハマっちゃいましたね、あはは。
輪廻。前世。来世。
こういう言葉が、オカルトっぽくなく、うさんくさくなく。
おっきな世界観で・・・アリかも!と思っちゃったよ。
来世でも、舞台は観たいが(笑)
次も、大事に観よう。
マシュー・ボーンのロミオとジュリエット 2024.04.20
東京シティフィル/小林愛実 2023.01.28
モンテカルロバレエ「じゃじゃ馬ならし」 2022.11.13