PR

Favorite Blog

IQが20以上違うと会… New! alex99さん

なんか白っぽい💦 New! k-nanaさん

アタマのカラザ A・U・Nさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
楽天ぱんだpandaパン… 楽天ぱんだpandaパンダさん

Comments

densuke369 @ Re:同様の事件・子供の「仲良し」同士に要注意!(06/20) これが、真相かもしれないですよ。でも作…
alex99 @ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…
October 4, 2003
XML


旦那のノリノリはこれから一週間私を一人で放置することを心配してここ数日家事洗濯に励み(サンキュー!)荷物のパッキングは前日でいいだろう、と予定を組んでいた。が、しかしこの状態である。今日も一日仕事してただでさえ疲れているが、さらにどっと疲れが出る。同じことが数週間前に実は起こったのだが、その時はそれほどの深さにはならず大して被害だと思わなかったので、マイクに連絡しなかった。また起こるとも予測していなかったが、なにも今日起こることはなかったのに。二人で地下を見て周ったが、どこにも水が漏れている場所がなく、その土の床から水が湧き出ているようだった。

こんなどうしようもなく疲れていて、でも大変なことが起こった時は取りあえず前向きに考えることがアメリカ生活を一人で数年生きてきた私のやり方だ。今回の事態はノリノリの出発前のこの忙しい中、地下室の中に置いてある物々を全部上にあげその物々にかぶった土ぼこりをいちいち落としていくという大変な作業が腹だたしく最悪だと言える。

しかし良く考えてみると、(1)出てきた水がどうやら排水でなく新しい水らしく、臭くなかった。(2)ノリノリが旅立つ前だったので二人で片付けることができた。(3)週末だけど大家と連絡がついた。(4)足がつかるぐらいにしか水が溜まってなかった。と言うこともでき「よかった、大惨事でなくて!」と自分に言い聞かせてなんとか最悪の事態だと思わなくなった。やれやれ。

こんな「やれやれ。」と言いたくなることはアメリカに来て何十回も経験した。渡米当時は私は誰も頼る人がいなかったので、言語もつたない上一人で全部何とかしていかなければならないことが多かった。一人でこういう状態に直面した時程日本の家族が恋しくなることはなかった。私の家族はいつも励ましてくれたが、電話では遠く結局一人で片付けることになる。

例えば、

最初に引越しした時、その日引越し先に行くと、もらった鍵でドアが開かないようになっていたとか。(金全部払ったじゃんよ!)次の日クレームをつけてその引越し先に行くと、付け替えると言われていた古いカーペットが全部剥がされるだけ剥がされていて新しいカーペットが入っておらず床がくぎだらけのベニヤ板だったとか。(その日中に変えるって言ったじゃんよー!)そして掃除もされておらず引越しの片付けの前に自分でまず埃だらけの部屋を掃除しなければならなかったとか。(カスタマーサービスってないの?)

当時友達だった白いアメリカ人に、冷蔵庫のものほとんど飲み食いされ遠慮のなさに頭来たとか。(全部食べんなよー!)そいつが出かけるたび飲みまくって絡まれて頭来たとか。(自分の限度も知らんのか!)

遠距離で彼女がいるからってセックスを迫る日本人学生だとか。(男は信用せんぞっ!)

頼まれて部屋に泊められるだけ泊めてあげた長い間仲の良かった台湾人の友達が私のクレジットカードを黙って使ったとか。(ずーずーしいんだってばよ)

この日に会おう、って向こうで約束していてこっちは予定きっちり空けているのにドタキャンされ続けるとか。(責任感って知ってる?)その子の為にパーティーを開くことにして彼女の予定にちゃんと合わせてパーティーを開こうと人も呼んでるのにドタキャンされたとか。(その、忘れてた、って言うのだけはやめてくれるかね?)

空港で荷物が出てこず乗り継ぎの飛行機に乗り遅れクレームしたら「私のせいじゃない」と何も対策を練ろうとしてくれなかったりとか。(あんたじゃーなんでその飛行機会社の制服着てそこに立ってるんじゃ!)

出せばきりがないがただひとつ共通することは、問題があった時こちらの人は言わないと分からないし、言われるまで対処しないということだ。日本のように、言わなくても何でもやってくれることはないしいろいろ旅行すればするほど日本みたいな国の方が珍しいと言うことに気付いてくる。

仕事もそうだ。言われた以上のことをする人のほうが珍しいし、必要以上のことをやる必要はないと見なされ詰まるところ気配りに欠けている人がとても多い。そういう意味で日本の気配りの基準はとても誇らしいことで素晴らしいことだと思うが、それと同時にそれを世界の基準と考えてしまうと世の中を渡り他国の人々との交流を克服するのに大変な苦痛と鬱、不信感を抱くことになる。(個人的にそれは日本の外交政策の仕方にも現れているところだと思うが)しかしもともとそんな基準はなく、人々はそんなに他人の気配りに最初から期待すべきものじゃない。それを前提にすると思いかけず気配りを受けたときに、心からその気配りに感謝したくなる。それが、茨の道を生きる上で感謝することを忘れないでいられるコツだ。

私達は徹夜で地下室を片付けパッキングを進め、早朝に私は彼を空港まで送り届けた。いいのか悪いのか、地下の水溜りは3時ごろにストップし、また土の中へと水は消えていった。「これはきっと地下室を片付けろと言うことだったに違いないねっ。」と、ノリノリは取りあえず安心して日本に向かう為ゲートを降りていった。

家に帰り朝11時ごろ、大家のマイクがやってきて「いやねー、いろいろ原因を探していたんだけど、隣の庭の水撒きから来る水としか考えられないんだよ。」と言われた。「まーそうですよね、どこからも漏れてないし水は地面から出てきたみたいだったからなぁ。えー、でもそれって隣に水撒きの水やり過ぎないでくれって、そういうことですか?」と私が聞くと「うん。もう言っといたけどさ。」と締めくくれられた。

今年は雨だらけだったが一回も雨が原因と思われる水溜りは起こったことがなかった。もし本当に隣の水撒きが原因だとしたら、いったいどのくらいの水を放出したのだろう…。っていうか雨より多く水を出したのか? 取りあえず大変だけど次のアパートを近いうちに探した方が良さそうだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 4, 2004 05:28:19 AM
コメントを書く
[アメリカで苦労・仕事する] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: