目と耳が悪いビジネスマンの一筆

目と耳が悪いビジネスマンの一筆

2010/06/23
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「あらゆる我欲を捨てて、無になりなさい」

よりよい生き方を指南してくれるちまたの本の中には、よくそんなことが説かれています。

あれも欲しい、これも欲しい、そう願うけれどたいていは叶うことがなくて、人間は息苦しくなる。

たしかにそれは真実かも知れません。

もっとお金をせしめよう、もっと偉くなろう、人よりもっともっと幸せになろう・・・。

そういうガツガツとした姿勢を近くで見ているのもイヤだし、そうすると自ずと応援したい気持ちも萎えてしまいますから、けっきょく周囲の人たちも協力してはくれなくなります。

それに対して、誰を蹴落とすこともなく無欲に淡々と生きている人がいたら、むしろそういう人を支援したくなるのが人間というもの。

たしかに「もっと欲しい、もっと欲しい」という気持ちを削ぐことは、みんなに応援してもらいながらよりよい人生を切り拓くための一つの方法と言えるのかも知れません。

ただし、気をつけなければならないことは、我欲を捨てることが消極的な生き方へとつながってしまわないことです。



そうやってあらゆるものを手放していくうちに、いつしか失くしてしまってはならないものまで捨ててしまうことは少なくありません。

悟ったような顔をして、自分はどんなことにも執着がないと誇らしげに構えている人は、本当の意味で悟ってはいないでしょう。

ひどい場合には、それはただの無関心だったりします。

自分本位な欲求を捨てることは、本当の生き方を目指すためのほんの第一歩なのだということを教えてくれる本は、意外と少ないものです。

自分自身のために求めることをやめた後、次に必要なのはどんな姿勢なのでしょうか?

それは、他者に善きものを与える生き方でしょう。

自分のために何かを追い求めるのではなく、むしろ自分以外の人々が必要としているものを積極的に与えていくことが、人間にとって真実の生き方なのだと思います。

この世の中はうまくできているもので、人間は成熟するにつれて必然的に他者のために生きるように仕向けられます。

分かりやすい例が、「人の親になる」ということでしょう。

「この子だけは命に代えても守っていく」という存在が生まれたら、自然と自分よりも子どもにいいものを食べさせたいと願うし、自分だけの時間なんてどんどんなくなって、その代わりに子どものために費やす時間が増えていきます。

子どもを持つということは、人間らしい生き方を身につけるための好適なプロセスなのではないでしょうか?



「あれも、これも」と求めるのをやめること、そして、その代わりに他者が必要としているものを与えていくこと。

心に留めていきたいと想います。

ありがとうございました!!

【三文日記】

以前受けた健康診断の結果が出ました。



「信じられない」、「計測ミスでしょ」と妻は驚いていました(笑)。

●今日の天気
雨のち晴れ。

●今日の運動
ジョギング30分。





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Last updated  2010/06/24 05:55:27 AM
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Re:つまらない 欲望を捨てた その後に・・・(06/23)  
k2c  さん
ありがとうございます

煩悩に苦しんで
執着を捨てたくて
でも、弱い自分がいて
また、自分を責めて。。。

しかし、悟ったと思ったとき
ともすれば、それは無関心に陥ってるだけ

かも
そんな自分の勘違いに気付きました。

子を思う気持
確かに、それは私の原点でしょう

迷ったとき、立ち返る場所を
教えていただきました。

それだけでも
幸せと思い

次のステップを目指します。

ありがとうございました。 (2010/06/25 04:47:58 PM)

Re[1]:つまらない 欲望を捨てた その後に・・・(06/23)  



こんにちは。ミンミンぜみです。

我が子に対する親の対し方というのは、とても難しいものですね。

何が難しいかと言えば、その時々で「子どもが必要としているもの」を見きわめることだと思います。

ある時は「答え」そのものを与えることが必要であり、またある時は「答え」に至るためのプロセスであり、はたまたその両方だったり・・・。

さらにそれをどういう形で与えるか、言葉でしっかりと言い聞かせるのか、何も語らず背中で指し示すのか、父が与えるべきか、母が与えるべきか、状況によって子どもにとって最も適切な方法を親は判断し、実践しなければならないんですよね。

人の親になったことのないわたしがそんなことを言う資格はないのかも知れませんが、なんとなくそう感じます。

「親」という一世一代の大仕事、頑張ってください!

(2010/06/26 10:11:10 AM)

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ミンミンぜみ @ ありがとうございました まめあちゃさん 温かいメッセージを…
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