目と耳が悪いビジネスマンの一筆

目と耳が悪いビジネスマンの一筆

2010/07/01
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個人的には、決して頑張り過ぎることはありませんでしたけれど、日々目の前のことに夢中で、あっという間にここまで来てしまったという感じがします。

三十路も越えれば、職場ではそれなりに求められるものが高度になってくるし、プライベートもなんやかんやと次々に予定が入ってしまうので、自分のことばかり考えているわけにもいきません。

それだからなのでしょうか、こうして節目節目にふと立ち止まって自分自身の姿をちょっと離れたところからあらためて眺めてみると、妙に虚ろな気分に陥ります。

「オレがいるべき場所は、本当にココなんだろうか?」

それは、もちろんいま従事している仕事のことであり、またそれだけではなく、根を下ろしている実世界の居場所のことであり、広く言えば自分自身の在り方みたいなものでもあります。

いま取り組んでいる仕事が果たして本当に自分に適しているのだろうか? あるいはいま勤めている会社が自分自身に合っているんだろうか?

社会人になって10年近くが経ち、会社員というものの実相がある程度見えてきたところで、自分の立ち位置を確認すると考え込んでしまいます。

きっとどこの会社でも同じことだと思いますが、昨今は社員同士が競争することを求められ、その成果に応じて報酬が分配される仕組みが浸透しつつあります。



しかし、生来の気質なのでしょう、わたし自身は他者と競うことが心底嫌いで、あまり奮い立つことができません。

誰を蹴落とすことなく、誰に蹴落とされることもなく、お互いのことを尊敬し合いながら仲良く付き合っていきたい。

本心では、そう願っています。

「そんなことを言っていたら、世の中渡り歩いていけないよ。時には汚いこともできなくちゃ、いい仕事なんてできるはずないよ」

「できる人」は、そうおっしゃるかも知れません。

実際それは真実だと思うし、わたしのような人間はうだつの上がらないまま無為に一生を送ることになるのでしょう。

でも、今さら「自分」を辞めるわけにもいかないから、それは仕方のないことなのだと思います。

もしも誰とも競い合わずに生きていきたいのなら、みんなと同じことをするのではなく、わたしにしか提供することのできない価値を生み出す術を身につけなければならないのでしょう。

それはとても難易度の高い生き方であり、相応の努力が必要になります。

あるいは、ビジネスマンという立場を退いて、もっとべつの道を探すほうがいいのかも知れません。

僧侶になって、みんなが幸せに仲睦まじく生きていけることを祈りながら生きていくとか・・・。



そんなことをいつまでも言っていたら漂流してどこへもたどり着けなくなってしまうので、とにかくいま与えられている場所でベストを尽くすわけですが、「自分のいるべき場所」の実感を得るにはまだまだ時間がかかりそうです。

何はともあれ、今日も健やかに過ごすことができて感謝します。

ありがとうございました!!

【三文日記】

ナスの味噌炒めにナスの入ったカレーライス。



昔はナスが好きではなかったのですが、いったいいつから好きになったんだろう?

●今日の天気
くもり時々晴れ。

●今日の運動
ジョギング30分。





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Last updated  2010/07/02 06:07:48 AM コメントを書く
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ミンミンぜみ @ ありがとうございました! はちの家さん いつも気にかけてくだ…
はちの家 @ お別れの言葉 ブログ(日記)は、毎日一定の質の文章を…
ミンミンぜみ @ ありがとうございました まめあちゃさん 温かいメッセージを…
まめあちゃ @ Re:お別れの言葉(07/26) 間の抜けた頃に、コメントさせて頂きます…
ミンミンぜみ @ Re[1]:お別れの言葉(07/26) 和1号さん こんばんは、コメントあり…

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