PR
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ
本日、11月23日はThanksgiving Day。以前、アメリカ人の家庭のディナーに御呼ばれしてターキーをご馳走になったことがありますが、今年は仲良しSちゃんと遊びに行ってきます♪
アメリカで一年のうち一番自殺率が高いのが、このThanksgivingから年末にかけてなのだそう。家族が集まり団欒する時期なのになぜ?と思いましたが、知れば知るほど納得出来る部分が…。
家族が集まるイベントの中でもクリスマスは最大級。家族だけでなく普段会わない遠い親戚まで集まってきて、家族や友達、親戚とのパーティーが続く。そうなると贈ったり貰ったりするプレゼントもまた半端じゃない。
出費も多く、楽しくもあるが、プレッシャーやストレスも多いのだそう。例えば失業中だったり離婚していたりすると、この時期が思いのほか辛くなるのだとか。知り合いのアメリカ人はご両親が離婚されていたので、「今週は父親に逢いに○○州へ、来週は母親に逢いに○○州へ…」と急がしそうでした。何が何でも家族と過ごすのか?
又、クリスマスデコレーションも、純粋に飾り付けを楽しむというのが理想なのですが、パーティーの主催側はいかに素晴らしく飾りつけるかにプレッシャーを感じることがあるそうです。
凝る人はとことん凝るので、この時期はテーブルウェアはもちろんバスルームのタオルまでクリスマス使用だったりします。
ちょっと高級住宅街のエリアのお屋敷になると、外から見ただけでも大きなツリーが3つもあったりします。それを見た友人は
「サンタが何人来るっちゅうねん」
と呆れてました。
又、広いお庭はディズニーランドのエレクトロニカルパレード並みのイルミネーションで、玄関先には私の背丈ほどのNut Crackerが置いてあったりしてまるでおとぎの国。しかも、そういう家に限って車で通りすがりに見えない場所にあったりします。もう自己満足の世界。
アメリカのある小学校で実際に起きた事件(?)ですが、教師が生徒にサンタクロースの真実、つまりサンタクロースは実在しないという話をしてしまい、その父兄から苦情が殺到し大問題になったそうです。
子供はサンタがいないという事実にとまどい親に問い詰める、その親は
「子供にどうやって説明すればいいんだ!」
「これからのクリスマスをどうしてくれる!」
と学校側に猛抗議。
日本で同じ事をしたとして、果たして何人の親が苦情をあげるのだろう?いや、苦情をあげる親がいるのだろうか?そもそも日本の小学生の何割がサンタの存在を信じているのだろう?
アメリカのクリスマスは子供から大人までかなり気合が入っているので要注意です。
クリスマス前は、どこの郵便局へ行っても長蛇の列。みんな遠方に送るクリスマスプレゼントを両手いっぱいにかかえて並ぶのです。この時期は郵便物の紛失も多く時間もかかるので、日本の両親にも12月中は何も送ってこないようお願いしています。
アメリカ人男性と結婚した日本人女性Mさんは、旦那さんのお母さんにクリスマスのプレゼントを贈ったのですが、後日、
「あ、あれ返品したわよ」
とあっさり言われたそう。
これはMさんの姑が意地悪なのではありません。私も最初はかなり驚きましたが、アメリカでは欲しくないプレゼントを返品する人がいるそうです。この時期に買い物をするとレシートが2枚ついてくるのはその為だとか。
又、プレゼント代のクレジットをその年明けから払っていくというケースも。
高価なプレゼントを贈ったり貰ったりしたあかつきには返品… そして借金返済… 一見華やかで楽しそうに見えるクリスマスも現実は結構厳しいようです。
最近知ったのですが、アメリカではクリスマスでも「Merry Christmas」とむやみに言わないほうがいいようです。なぜならカトリック教徒以外にイスラム、ユダヤ、その他の宗教の人が大勢いるからです。よって、クリスマスでも「Happy Holidays」と言うのだそう。同じ欧米でもお国によって色々だなと思いました。