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久し振りにピザを焼きました。これまで何度か生地から作ったことがありましたが、イースト入りやベーキングパウダー入りは、どうも独特のにおいや触感が気になりイマイチでした。ところが、最近クックパッドで見つけたピザクラフトのレシピがとっても簡単で美味しかったので、すっかりピザ作りにハマってしまいました。クリスピーピザがお好きな方はぜひお試しください。かなり簡単!クリスピーピザ生地 (パリッパリです!)カリふわピザの生地★お手軽版(袋使い!) (イースト入りですが美味しいです!) アメリカではピザを食べる機会が非常に多かったです。うち大半はオフィスで食べていた気がします。ポットラックパーティーでは必ず誰かが持ってくるし、取り引き先からの差し入れもピザ。 ピザの箱が大量に届けられると、みんな大喜びで食べにいきます。以前も書きましたが、アメリカ人にとってピザはいわゆる「ごちそう」。日本で言う「カレー」のようなもので、これがあればみなさんご機嫌なのです。アメリカのピザでまず驚いたのが、トッピングがチーズのみのピザ(チーズ以外何ものっていない)。なんと貧乏くさい・・・ 「4種類のチーズ」なんて言ってるけど、所詮トッピングなしのピザじゃん。最初はそう思ってました。次に呆れたのが、ペパロニのみのピザ(チーズの上にサラミだけが敷き詰められている)。まるで偏食の子供が食べたがりそうな・・・ これを大の大人が好むのか?これには日本から来た友人も驚いたそうで、何度か「アメリカのピザ」について熱く語ったことがあります。更に驚いたのが、デリバリーピザに付いてくる謎の小袋。コーヒー用のシュガーのような小さな紙の袋がたくさんついてきたので何だろうと思ったら、中はトッピング用の粉チーズでした。ピザの食べ放題のお店にも、各テーブルに粉チーズのビンが置いてあります。チーズのみのピザに粉チーズをかけるなんて・・・ ピザの本場、イタリアの人はどう思ったのでしょう? 日本のスパゲティーロールと同じくらいの衝撃を受けたのでは?実は・・・私も一度試してみました。当然のことながら、「チーズ+チーズ」な味で、不味くはないものの特に美味しくなるとも思えず、また食べたいとは思いませんでした。ちなみに、イギリスのイタリアンレストランでは、各テーブルにペペロンオイルが置いてありました。粉チーズよりこういうのを置いて欲しいものです。元同僚Mさん(アメリカ在住・日本人女性)の娘さんがまだ高校生だった頃、高校生の友達がよく家に遊びに来ていたので、その都度ピザをデリバリーしたそうです。Mさんからすれば、お肉やお野菜がたくさんトッピングされているピザを出せば、あとは何も作らなくて済む。しかし、アメリカの若者はなぜかチーズのみのピザを好む。そうなると他のおかずも用意しなければならない・・・(←という気になるのでしょう、日本人ですから)。そうボヤいてました。Mさん曰く、たとえば、チーズのみ・ペパロニのみ・具だくさんのピザ・・・といくつかオーダーしても、具だくさんピザにはあまり手を出さなかったそうです。う~ん、貧乏くさいと思っていたチーズピザだけど、アメリカでは好んで食べる方が意外と多いのね。確かに、オフィスにデリバリーされた数種類のピザも、チーズピザだけ減らないという現象は起きていなかったわ。帰国後、ピザを食べる機会は全くなくなりました。元々よく食べていたわけではなかったので、別になくても平気なのですが、最近なぜか思いっきりピザが食べたくなりました。という訳で、お野菜たっぷりのカリカリピザを何枚もたいらげてしまいました。もうしばらくは食べなくて大丈夫です(←あきた)。甘いものをガーッと食べたくなった時は、デザートピザをどうぞ☆アップルパイ風ピザ生地にクリームチーズ・リンゴ・クルミ・シナモンをのせて焼きハチミツをかけるティラミス風焼いて冷ましたピザ生地に、マスカルポーネチーズ・コーヒーシロップ・ココア・バナナをのせるサラダピザさっぱりヘルシーに食べたい時にどうぞ♪※ティラミス風ピザとサラダピザのレシピはクックパッドにも載せてます。YouTubeでCookie Pizza(クッキーピザ)なるものを発見しました。どんなものか気になる方はこちら(※マネしないで下さい)
2009年06月25日
最近、「ファストファッション」なる言葉を良く耳にしますね。トレンドをおさえたデザインと1万円あれば全身そろう低価格で新商品(朝日新聞より抜粋)ファッションセンターしまむらで洋服を買う若者も増えたそうで、全身しまむらでコーディネートする人を「しまラー」と呼ぶのだと知りウケました。この「しまラー」という言葉、この手の話に疎い父までもが知っていてビックリしました。どうやら、自ら「しまラー」を名乗る知人(←多分年配)が身近にいたようです。H&Mに続きFOREVER21が原宿に出来た時はさすがに不景気という時代を感じましたね。だって、Foreverっていったら・・・ イギリスに居た1年間は、とにかく可愛い服がなくて困りました。イギリスのブランドはどれもサイズがアジア人体系に合わず、デザインも普通。でもお値段はそこそこするのです。よって、スペインのカジュアルブランドのZARAやMANGOにお世話になってました。ヒスパニック系の体系に合わせてあるのか、小さいサイズも充実しており、クラスメートのスペイン人やフランス人の女の子が結構指示していたのを覚えてます。ロンドンのZARAはGAPよりも店舗が大きく、いつ行っても大混みでした。(ちなみにH&Mはイギリスでもアメリカでもよく見かけましたが、私はどうも買う気になりませんでした)イギリスではZARAやMANGOですっかりラティーノ気分になっていた私ですが、帰国後、日本の洋服のほうが断然安くて可愛く感じられ、イギリスで購入した服はその後ほとんど着ることはありませんでした。そして2年後、アメリカに渡ってしばらくして困ったのがやはり洋服。GAPやBANANA REPUBLICはデザインが好きになれず、サイズも全く合いません(※もちろん根強いファンも大勢います)EXPRESSというメーカーのXSはかろうじて身体に合うものの、そこそこの値段で、「このデザインにこの値段かぁ・・・」といった感じ。そんな時、ショッピングセンターにZARAが入ったので、「やっとアメリカでもやっていける」と嬉しくなったのですが、ZARAやEXPRESSの服は、日本人の同僚と色違いでかぶったことが何度かあり、ちょっと微妙な気分でした。やはり選択幅が狭いのです。そして遂にショッピングモールでXXI FOREVERという店にたどり着きます。そうです、FOREVER21です。大きな店舗に、驚くほど安い服がギッシリとディスプレイされており、実は最初はあまり手に取る気がしませんでした。それでも私はアメリカの衣類に対して、「安かろう悪かろう」というより「高くても悪かろう」という認識だったので、「だったら安くて可愛い方が良い」という結論に達したのです。 あくまでアメリカでの話ですが、Foreverの服はとにかく種類が多いので、人とかぶる危険が殆どありません。デザインが若い世代の女の子向けだからなのか、サイズも結構小さめのものが見つかります。又、パーティードレスやサマードレスのようなものも格安($20以下とか)で手に入るので、ちょっとしたパーティー用に一度だけ着るつもりで、デザインの凝ったものを購入する人もいました。私も仲良しSちゃんも良いものを長く着たいタイプですが、良いものが手に入らないので、時々お世話になってました。それにしても、数が多い・・・Sちゃんも、「あの店は、気合入れて行かないと服を探しているだけで疲れちゃう」と言っていたくらいです。嬉しいのは、気に入ったものが見つかればガンガン買えること。何着手に取ったかわからないままレジで精算しても、「アレ?それだけ?」といった値段で済みます。友人は、彼氏と喧嘩をするとForeverに駆け込み、山ほど買ってストレス発散していました。お財布に優しい店なので衝動買いしても安心なのだとか。ただし、Foreverは、返品という行為に寛大なアメリカにしては珍しく「返品お断り」のお店です。同僚の中でも、結構普段からオシャレな格好をしている人ほど、実はForeverの愛用者だったと知り驚きました。中には「あれは私の店よ!」と熱く語る熱烈なファンもいましたよ(ちなみに彼女はかなりオシャレな黒人の女の子)。私が仕事後、ショッピングして帰ると言うと、「みらのさん、フォーエバーですか?」と訊いてくるフォーエバー仲間(?)もいました。それでも、「LAセレブ風カジュアル」という感覚で着ている人はいなかったと思います。個人的な意見ですが、Foreverの縫製は決して悪くなかったです。私が当時ヨガ用に購入したパーカー(確か$10程度)は、今でもくたびれることなく部屋着として活躍してます。デザインもかなり豊富で、時間をかけて探せばアメリカにしてはそこそこ可愛いものが格安で手に入ります。以前、同僚がアメリカのドキュメンタリー番組でForever21を特集していたのを観たそうですが、工場はカリフォルニアにあり、「労働者の賃金はびっっっくりするほど安かった」と言ってました(自分で観ていないので金額はあえて書きません)。だからあのお値段であのクオリティが保てるのでしょうか。う~ん、これまた奥深い社会的背景がありそうです。ただ、楽天でForeverのお洋服をチェックしていて気になったのが、そのお値段。決して高くはないのですが、アメリカ価格と比較するとやっぱり割高です。しかも、やれ「L.A.セレブご愛用」だの「芸能人の○○やモデルの○○もご愛用」だの、まるで現地アメリカでは大人気ブランドであるかのような扱い・・・Foreverは、アメリカで愛用者も多く、デザインも可愛くて、縫製も(アメリカにしては)粗悪ではない。ただそれだけの話です。値段と総合比較すると、しまむらと大差はないのです。アメリカでForeverの洋服を買い、そのロゴの入った袋を持ち歩くことは、日本でユニクロやしまむらの袋を提げて歩くのと何ら変わらず、セレブでも何でもないのです。まあ、同じ「安くて可愛い服」を買うのなら、大型ショッピングセンターや駅ビルより、原宿で行列が出来きマスコミに騒がれているような店のものの方が、着ていて気分が良いのかもしれませんが。品質とデザインと値段のバランスを自分の目でしっかりと見極めて欲しいものです。フォーエバー21と聞いて・・・センチュリー21を思い出してしまうのは私だけでしょうか?【注目ブランド】フォーエバー21/FOREVER21[アイテム]ワンピース[サイズ]S/ M[色]グレー☆リンジーローハンなどセレブや梨花ちゃん、安室ちゃんも大量買いする、LA発の人気ショップです!フォーエバー21☆Foreverの服の中では、こういったセクシーでデザイン性のあるものが好きです☆【ZARA/ザラ】キャミソールZARAのキャミソールには大変お世話になりました。ストレッチが効いていているので、Sサイズの私でもMがちょうど良かったです。持ちが良いのでかなり長く着れますが、同じ素材のタンクトップはイマイチです。MNG MANGO マンゴ ノースリーブボータイブラウス私が抱くMANGOのイメージはこんなお姉さん風。
2009年06月18日
私は、10年に1~2回くらいは自分の人生に本気で迷います。うまくいかな具合が尋常でなかったり、進みたい方向が決まっているのに何故か不安だったり・・・そんな時はお金を払って占いに行くことにしています(滅多にないことですが)。占いでみてもらうことにより、自分の現状や未来への希望に対する「裏付け」が欲しいのではないかと思います。私にとって占いとは、あくまで「統計」をもとに出された自身の情報を今後の参考にするということ。氏名や生年月日を伝えて、自分の性格やこれまでの人生が当たっていたとしても今では驚きません。そしてそれを承知でみてもらいお金を払うのです。占い初体験私が初めて占いに行ったのは、最初の仕事を辞めて全く違った方向へ進もうとした時。生まれて初めて自分で決めるのが怖くなり、誰でもいいから他人に背中を押してもらいたくなったのです。知人の紹介で渋谷にある某占いハウスに行きましたが、結果は大正解。助言も的確でその後の人生に大いに役立ちました。当時みてもらった占い師は、10年以上たった今でも同じ場所で占っており、その金額は倍になってました(人気あるのね・・・)。まあ、その占い師であれば倍の金額でも払いますが、今の私はうまくいかないことはあっても自分に迷いはないので行く予定はありません。2回目アメリカ滞在中。みてもらったのは、Sちゃんの友達の台湾人夫婦。ご夫妻は、趣味で六世占星術を勉強しており、特に商売にしているというわけではないとのこと。Sちゃんの友達と言うことで特別に占っていただけることになり、ディナーの席を設け事前に伝えておいた生年月日(生まれた場所・時間を含む)をもとにみていただきました。結果はというと、言われたことの大半は当たっていましたが、近い未来については自身の希望と反していたという理由であまり納得がいきませんでした(まあそんなもんです)。とはいえ、数年後、それが当たっていたことに気付きました。興味深かったのは、特に聞いてもいないのに仕事面や金銭面での助言をよくされたこと。「恋愛・結婚」を占いたがる日本人と違い、中国人・台湾人は金銭面での成功にフォーカスするからだそうです。3回目アメリカ滞在中。日本への帰国間近の頃。私が住んでいた都市で名誉市民になるほど有名なベトナム人占い師のCさん。おそらく僧侶か何かだったと思います。料金は寄付制で、集まったお金は寺院や祭壇のために使われるのではないかと思います。占い自体は朝8時半から始まり、人数が60人に達した時点でその日は終了。受け付けは朝7時から始まりますが、日によっては朝4時に行っても既に20人並んでいるという人気ぶり。気になったのはその顔ぶれ。大半がヒスパニック系でした。おそらくメキシコからの移民かと思います。 皆さん、普段陽気に見えてもいろいろ悩んだり迷ったりしているのね・・・みてもらうのは1人につき5分程度。占い師Cさんは、トランプや細い棒をいじりながら、歌を歌うようにベトナム語訛りの英語で一方的に喋り、最後にいくつかの質問に答えてくれて終了となります。非常に聞き取りづらいので、皆必ずカセットテープを持参し、Cさんの話すことを録音して帰ります。後日テープで聞き逃した部分を確認するのです。このCさんはさすがにちょっと凄い。自分の事をまだ何も伝えていなのに、「あなたのお兄さんは・・・」と始まりました(←私には兄がいます)。Cさんにみてもらった友人も、「あなたの弟は・・・」(←弟がいる)、「あなたのふたりの妹は・・・」(←妹がふたりいる)と、いきなり話されたとのこと。ひとつ例をあげますと、同僚Eさん(日本人・30代女性)がみてもらった時のこと。情報は一切与えていないのに、「もうすぐグリーンカードがおりるよ」と言われたそうです。確かに彼女はその時点でグリーンカード申請中でした。それがなかなかおりず、申請から既に5年近く経っていたのです。何の手がかりなしに彼女がグリーンカード申請者とわかったのも驚きですが、彼女のグリーンカードはそれからまもなくしておりたのです。こういった類のエピソードを知人から数件でも耳にすれば、迷える子羊は3時起きもするでしょう。私の場合、今後の人生は総体的に良いとのことでしたが、最後に「何か聞きたいことある?」ときかれたので、本題の質問を2つしました。Cさんは、まるで見てきたかのごとくさらりと答えてくれました。うち1つは(ここでは書けませんが)、希望と反する答えだったので絶対に絶対に外れて欲しいと思いました。しかし・・・ その後言われたとおりになりました。そして、もう1つ・・・ 正直外れて欲しいと今でも思ってます。みらの:「私は今後どこの国で生きていくのですか?」Cさん: 「ここ(アメリカ)」そして最後に一言、Cさん: 「あなたは19XX年の人と結婚する」しーーーーーーーーーんおいっ! そんな細かいこと聞いてないぞっ!!これじゃ、「アメリカ永住の可能性がある○歳の男性」と限定されちゃうじゃないっ!くぅ~~~~~ 当たっているとは思わないけど・・・ いらんこと聞いてしまった・・・それ以外にもいろいろと喋っていたのですが、録音したテープは怖くて1度も聴かずに捨ててしまいました。今では結婚うんぬんも信じていません。そして今後の海外進出願望はゼロ。しかし、「将来はアメリカで生きていく」は、2番目の占い師のご夫婦にも言われたので、アメリカ滞在中の書類(ビザ関連・税金関連)は万一の事を考えると処分出来ずにいます(←小心)。占いは、迷った時の道しるべ。時には外れるぐらいが良いのです。
2009年05月29日
水餃子を作りました。アメリカ在中の仲良しSちゃんが、中国留学中に現地で教わったレシピで、大連及び東北地方の主流なレシピのひとつだそうです。餃子は東北地方が発祥とのことで、こちらの餃子はまさに本場の味。その他、地域によって具のバリエーションがあり、南部では皮は殆ど市販のものを使ったりするのだとか。最初、Sちゃんにレシピを訊いた時、「全部感覚で作ってるから、分量がイマイチよく分らないんだよね~」と言われました。私はこの餃子を食べたことがなかったので、美味しいかどうかすらわかりませんでした。それでも、「本場のレシピ」に弱い私はどうしても作りたくなり、取りあえず材料と作り方をざっくり教えてもらったのです。一応レシピを載せておきますが・・・ やはり分量は適当。この日記によく来られる方は、お料理好き・お料理上手のはず。ですので、作りたい方、頑張って自力で作ってください。材料(皮)・粉・ぬるま湯(具)・卵・エビ・白菜・醤油・ごま油・料理酒(好みで少々)粉は薄力粉でも強力粉でも半々でも良い(←結構アバウトなのね)。粉にぬるま湯を少しずつ加えて捏ねていき、耳たぶくらいのかたさになったらラップで包んで30分ほど寝かせる。あまり柔らかいと、包んだ後で具の水分により底が破れてくるので、ややかためにするのがコツ。卵は味付けなしで、ただポロポロに炒めそぼろ卵にする。エビは生のままペースト状に近くなるまで包丁で細かくたたく。白菜は茹でて水気をしっかり絞りみじん切りにする。以上の具を混ぜ合わせ、醤油とごま油で味付けをする。好みで料理酒を少~し加える。打ち粉をした台で生地を丸くのばし、具を包んでいく。茹でる時は、大きめの鍋にたっぷりの湯を沸騰させ、餃子を入れていく。中に火が通ったら湯の表面に浮かんで来るので、浮かんできてから10~20秒くらいですくいあげる。醤油と酢の二杯酢でいただく。とまあ、材料も味付けもいたってシンプル。でも、とっても美味しかった! (写真だと白い不気味なかたまりに見えますが・・・)いわゆる日本の焼き餃子とは全く別の料理ぐらいに考えてよいでしょう。モチモチの厚い皮は、「皮」と言うよりむしろ「ご飯」や「麺」ぐらいのボリュームで、これで白いご飯を食べるという感覚にはなりませんでした。む~ん、お腹いっぱい!!具が余ったので、市販の皮で焼き餃子もしてみました。皮が薄いと包みやすいし、焼く場合は水餃子と違って形が崩れないのがいいですね。これはこれで美味しかったです。ただ、水餃子のほうがエビのプリプリ感がありました。次回は市販の皮で水餃子にしてみよう♪Sちゃん曰く、小麦粉から捏ねた皮の場合は、大量の餃子を茹でた後の茹で汁を飲むのも美味しいです。中国人は餃子を食べる時は大勢で餃子ばっかり大量に作って、ほぼそれだけを食べるんだけど、食事の半ばから終わり頃に、この白濁して少しトロリとした茹で汁が出て来ます。おそばの茹で汁感覚で、調味料などは何も入れずに、茹で汁だけを飲むの。消化を助けるスープだそうな。頼りない味だけど、私は結構好き。なるほど、なるほど。そういえば、イギリスで中国人のクラスメートから「チャイニーズ・ニューイヤーズ・パーティー」に招待された時、やはり水餃子をご馳走になりました。一戸建てのシェアハウスに20人以上の中国人がわらわら集まり、みんなでワイワイと大量の水餃子を作り、それだけをひたすら食べてました。これまた違うタイプの餃子でしたが美味しかったです。やっぱり中国って美味しいものを作り出す国だなぁ~ 環境汚染が酷いのが残念でなりません。Sちゃん、詳しい説明ありがとうね!!!
2009年05月22日
先日ソウルへ2泊3日で行ってきました。初の韓国旅行です。思い立ったのは、イギリスで同じ家にホームステイしていた韓国人の友達M(30代・女性)に7年ぶりに再会したくなったからでした。インチョン空港で久し振りに会ったMは、相変わらず実年齢より若く、ファッションセンスも垢ぬけ魅力的な大人の女性になってました。しかし・・・メ、メイク・・・濃くないですか?「メイクテクニックがあがったね」と言うと、「まだまだなのよ」と笑ってましたが、7年前は化粧気が全くなかっただけに、ベースからアイメイクまでバッチリなのには驚きました。アメリカ在住の外国人で化粧が濃いのは、1位・韓国人、2位・日本人と聞いたことがありますが、それが納得出来るこってりしっかりメイクでした。それでも、写真を撮るとそれほど違和感なくキレイに映るから不思議(メイクの魔術参照)。逆にナチュラルメイクの私はちょっと反省・・ ポイントメイクの技術を磨かねばとあらためて思いました。今回の滞在は、ソウル市内に住むMのアパートに泊めてもらい、観光も現地人がよく行く場所や美味しいレストランに連れて行ってもらったので、非常に充実した時間が過ごせました。やはり仲の良い女同士。よくしゃべり、よく食べて、よく歩いて・・の繰り返し。興味深かったのが、彼女が日本のテレビ番組をかなり知っているということ。テレビドラマはほとんど見ない私ですが、それでも耳にしたことのあるTVドラマのタイトルをMは全て把握してました。「ごくせん1は嵐で、ごくせん2はKAT-TUNで・・」「のだめカンタービレに出ていた女優の・・・」「ブラッディ・マンデイに出ていた俳優は・・・」「ギラギラのラストは・・・」ちょっと話しただけでもこんな感じ。あまりに詳し過ぎる。ところが、私が観たことのある韓国ドラマはほとんど観ていないとのこと。韓国版「花より男子」(←あまりイケてない)まで観せてくれました。ちなみに、韓国では今、この「花より男子」がかなりブームになってるそう。日本版に出演していた松本潤は韓国でも大人気とのことで、大分前、小雪と共演した「きみはペット」が放送された時は、年下の可愛い男の子と付き合いたいという韓国人女性が増えたのだとか。以前、韓国ドラマにハマった母が、「日本のドラマは面白くない、もう観る気がしないわ!」なんて言ってましたが、韓国では結構親しまれているというわけです。ひと昔前の韓国は日本の映画や音楽が禁止されてましたが、M曰く、日本文化が禁止されていた時代でも法の隙間をくぐりぬけ日本映画を見ていた人が普通に居たそうです。お約束の明洞(Myeong-dong)へ行った時は、浜崎あゆみの歌が流れており、夜の弘大(Hongdae)に繰り出せば、日本語の看板があちこちにあり、たこ焼きの屋台もいくつか目にしました。「タコ焼き好き?」とMに聞くと、「好きだよ。でも私はお好み焼きの方が好き」と返されました。Mが日本に来た時、お好み焼屋に連れて行こうと密かに思っていた私はガックリ。「私、ソウルならいつでも住めるわ。日本が恋しくならなそう、東京と変わらないもん」とMに言うと、「今、私の友達が東京に行ってるけど、韓国は全然恋しくないって言ってた」なるほど、わかる気がします。そんなわけで、今回の旅行はあまり海外という気がしない旅行でしたが、非常に楽しかったです。帰国後、まる2日まともに寝なかったツケが仕事中にやってきました。拷問に近い睡魔と闘いながら「あの楽しさのためにまた頑張ろう」と心に誓うのでした。サムゲタン夏場に食べられる料理と聞いていましたが、あまり気にしなくていいとのこと味は意外とあっさりして食べやすい お店はこちら友達はサムゲタンはここが一番美味しいと大絶賛週末のランチタイムはこの行列 韓国でお土産に買ったキムチお店の人も友人もすすめてました。日本でも手に入ると知って大喜びあまり辛くなく、スーパーで売っているものよりお得で美味しいです♪
2009年03月27日
飛んでますね~ スギ花粉スギ花粉の症状があらわれるようになってから早10年。長い冬が終わり春の訪れを感じる嬉しい季節のはずが、今では恐怖すら感じる憂鬱なものとなってしまいました。市販薬や処方された薬は、アレルギー症状こそ抑えられるものの、眠くなったり喉がカラカラに乾いて苦しくなったりと副作用も結構ひどいので、よほどのことがない限り飲まないようにしています。鼻がつまって苦しい時、ムズムズかゆくて眠れない時は、ティートリーのエッセンシャルオイルをティッシュに落とし、マスクの内側や枕元に置いたりしてます。これをすると鼻がスッキリして気付くと眠りに落ちています。そんな花粉症から初めて解放されたのは、イギリスへ1年留学した時。当然のことながら、春になっても何の症状も表れないのです。何も気にせずただ春の訪れだけを楽しんでいられるこの喜び・・・ こんな感覚がまた味わえるなんて・・・イギリス最高―――!!!私がその喜びをホストに伝えると、意外にもホストは日本の花粉症についてよく知っていました。以前、イギリスのTVで日本のスギ花粉の様子を取り上げていたそうです。しかし、「街中マスクをした人だらけだったよ」ん? いくらなんでもそこまで多くはないでしょ。ああ、そうか。 きっとマスクを着けた人ばかりを集中して撮ったな。こうやってメディアによって少しずつ誤解されていくのか・・・その後、私は日本へ帰国しあの花粉症の悪夢へ逆戻り。それどころか症状は年々酷くなる。あのイギリスで過ごした春が恋しい!スギ花粉のない世界へ行きたいっ!!・・・と思っていたらそれから2年も経たないうちに、仕事でアメリカへ行くことが決まりました(もちろんスギ花粉とは関係ありませんが)。また花粉症のない春を満喫出来る!そんな期待を胸に再び異国の地へ。渡米後、確かに2月になっても3月になっても症状が表れませんでした。何と幸せ、何と贅沢。アメリカ(も)最高―――!!!やっぱりスギ花粉から逃れるには杉のない土地へ行くべきか。毎年のあの症状がないだけでも海外生活はかなりの魅力だわ。ところが、渡米後2年程経ったあたりから私の身体にある症状が表れ始めました。目がかゆい。やたらかゆくてこすってばかりいる。鼻が出る。日本のスギ花粉の症状ほどではありませんが、地味に出る。それほど意識しない(おそばを食べて鼻がちょっと出たからふく・・みたいな)レベル。頭皮が極端に乾燥しフケが出るようになる。一般のシャンプーだと頭皮が荒れて更に酷い状態に。そしてあることに気付きました。周りでアレルギーの症状に悩まされ、医師に処方された薬を飲んでいる人が結構いることに。他の国から移り住んできた人、アメリカの他の土地から引っ越してきた人、パターンはいろいろですが、住み始めてから2年くらい経った頃から症状が表れたという人が多かったです。実は、私が住んでいた地域は、大気汚染が全米でも1、2を争う酷さ。仲良しSちゃんによると、建築物に使われる材料もアレルギーの原因になる場合があるようで、暑い気候のため常にエアコンをかけ窓を閉め切りにすることが更に事態を悪化させるのだとか。こうなると、アレルギーの原因もその症状も表れる時期も様々で、1年を通して誰かが何らかの症状に悩まされていました。中には、風邪と全く同じ症状で医者にかかったら、実はアレルギーだったという人も。私は医師に診てもらったり薬を飲まなければならないほどではありませんでしたが、薬を常用している知人は結構いました。これは見ていて本当につらそうでした。それにしても、2年って結構短いですよね?スギ花粉の潜伏期間はもっと長かった気が・・・よほど多くの異物が急速に身体に溜まっていきMAXに達してしまうのか、それとも身体がその土地に存在する「何か」に拒否反応をしめすのか?帰国後、頭皮の荒れはなくなりフケも出なくなりました。目のかゆみも地味な鼻水も(スギ花粉の時期以外は)出なくなりました。こうなると、スギ花粉から逃れても全てが解決するわけではないですね。その後、勤めた職場であるアメリカ人と知り合いました。彼は、私がアメリカで滞在していた地域に同じく4年間住んでいたことがあり、私も住んでいたと話すと一気に親近感がわいたようでした。そしてまず聞いてきたのが、「アレルギーになった?」えっ そこ? もっと、「○○行った?」とか「食事はどうだった?」とかじゃないの?やっぱりアメリカでも悪名高き汚染都市なのかしら?地球も人間の身体も、汚染され続ける限りアレルギーの類からは逃れられないのかもしれません。地球の環境保護には自分の出来る範囲内で貢献しつつ、自身は食事と生活スタイルで体質改善していきたいと思います。
2009年02月22日
日本へ帰国して1年経ちました。アメリカから帰国する際、「国をまたいだ引っ越しはもう絶対に嫌だ!」と思ったのをよく覚えてます。現地で車を売ったり、光熱費や携帯電話やアパートの契約を終了したり、日本に持って帰れないものを売ったりあげたり・・・ そして毎日のようにお別れ会。多い時は1日3アポで帰るのは夜中・・・(思い出したら具合が悪くなってきた)。最後の最後までバタバタし、わけがわからないまま帰ってきた気がします。私は、18歳で親元を離れてからこれまで結構な数の引っ越しをしてきましたが、アメリカ→日本の引っ越しが一番きつかったです。元々、インテリアもシンプルで物が少ない(いらないものはすぐ処分する)ので、引っ越しには慣れているつもりでしたが、それでも4年も住んでいれば物は増えます。しかもアメリカの部屋は広いので、どれだけ物を置いてもスカスカ。気付けば大型の家具も結構増えました。これらはとても気に入っていたのですが、日本のアパートには大きすぎて合わなかったので、持って帰れないものは泣く泣く同僚に売りました(もちろん格安で)。それでも引き取り手があるというのはありがたいこと。問題は、貰い手がない、でも捨てるのはちょっと・・・というもの。とにかくこの処分にエネルギーを使いました。実はこれらの大半は私が買ったものではなく、日本へ帰国する友人からもらったものでした。特に高価ではなく品質が良いというわけでもなかったので、まわりで欲しがる人はなく、自身の愛着もなく、でも捨てるにはちょっと・・・なのです。捨てるものさえなければ、案外引っ越しは楽勝なのでは?私物をただひたすらパッキングし、あとは掃除をして終わりなのですから。捨てるかどうするか考えたり、実際に捨てるということに時間も労力も使っている気がしました。話は戻りますが、この捨てるに捨てられないものを前に私は途方に暮れていました。そんな時、たまたまアパートのエアコンの修理にメキシコ人のおじちゃんがきたので、ダメもとで、「これ捨てるんだけど・・ いる?」と聞いてみました。すると、「捨てるなんてとんでもない! だったら僕が教会へ持って行くよ。欲しい人が絶対にいるから」と嬉しい返事が!!ついでに、替えの電球や電池等の日用雑貨もプラスして、段ボール3箱分を引き取ってもらいました。おじちゃんはホクホクで帰っていきました。仲良しSちゃんからも、「みらのちゃん、いらないものがあったらどんどん置いていってね。寄付するところがあるから」と言ってもらえたので、最後の最後まで残ってしまったものを引き取ってもらいました。Sちゃん、ありがとう!!何処かへ寄付するという方法の他に、現地の日本人コミュニティーのサイトにアクセスし「売ります・買います」の掲示板に情報を載せたり、アパートの掲示板に「ガレッジセール」のお知らせを出してご近所さんに安く売るという方法も。そう考えると、やっぱり「捨てる」というのは最終手段にしたいかな。アメリカ全土がそうかはわかりませんが、少なくとも私が住んでいた地域ではゴミの分別がありませんでした。燃えるゴミも燃えないゴミも何もかも一緒。アパートの敷地の一角に設けられたゴミ収集場には巨大なごみ箱があり、あらゆるゴミが全てその中へ。だから、捨てるという行為に時々罪悪感を感じました。ちなみに、あきらかにまだ使える粗大ゴミは、収集場の箱のわきに置いておくと誰かが持っていくことが結構ありました。アメリカ国内の引越しの際、宅配業者がもらってくれることも。今回、私が捨てようとした物を必要としている人がこの地球上にはまだ大勢いるという現実を知り、エコについて考えるようになりました。エコというか、将来捨てる確率が高いものは安易に増やしたくないと思ったんです。そして、自分のまわりから無駄なものをなくし、もっとシンプルに生活していきたい。これから何かを買うときは以下のことを基準でいこうと思います。・本当に欲しいか、本当に必要か、一生使いたいくらい気に入っているかよく考える・自分のスタイルやこだわりを持つ・高くても一番欲しいものを選ぶ。手が届かなければ買わない、買えるまで待つそして、・いらないものは貰わない。「いつか使うかも」はかなりの確率で使わない。物は大切にしたい。でも、品質が良くないと物理的に長く使い続けることが出来ず、気に入っていないと飽きてしまう。洋服でも食器でも日用雑貨でも、気に入ったものをその寿命が来るまで大切に使い続けたいものです。参考になった本です♪
2008年12月13日
ちょうど2年ほど前から、一般の化粧品が肌に合わなくなり、冬場の肌の乾燥が酷くなりました(詳しくはこちら)。それからは信用の出来るオーガニックブランドの化粧品でも肌が荒れてしまい、とうとうスキンケアを断念。 以来、何もつけない肌にDr.ハウシュカの日焼け止めを薄く塗り、ロゴナのプレストパウダーとカラーで薄くメイクをし、メイク落としも石鹸のみにしていました。その後肌の調子は悪くなりませんでしたが、特に良くなるというわけでもなく、このままでいいのだろうか・・と漠然と考えていました。そんなある日、会社でアロマのハンドマッサージを無料で受けられる機会があり参加してみました。施術してくれたのは全てAEAJ公認のアロマセラピスト・インストラクター。質の良い精油とホホバオイルを使ってやさしくていねいにマッサージしてくれました。いい香り・・ すっかりリラックスモードしかし、その日の収穫はその気持ち良さだけではありませんでした。インストラクターのOさんから手作り石鹸や精油の話をしてもらいながら、その方のお肌の美しさにしばし見とれる私。どう見てもその肌年齢は40代。なのに35歳くらいのお嬢さんがいらっしゃるとか。ということは・・・ 単純計算で55歳? 若っ!!!そのお肌のキレイさを褒めまくると、「アロマをやっている方はみんなお若いんですよ」としみじみと言われました。む、むむーーー 若過ぎるぞ!!Oさん曰く、スキンケアに使うオイルはホホバオイルが最適とのこと。そのオイルをたっぷり使って作った贅沢な石鹸で洗顔し、バラの精油を使ったオイルでボディマッサージをしているそうです。私はすかさず、「やっぱり、メイクも石鹸で落ちるようなやさしいものじゃないとダメですよね(訳:メイクもオーガニックブランド使っているんですよね?もしやそれも手作り?)」とつっこんでみました。すると、「そういうことですね」と意味ありげな笑顔で頷いてました。私は、お金を払うからその人の話をもっと聞きたいと思いました。ではでは、早速手作り石鹸から始めますか!カチカチカチカチカチ・・・(←パソコンで調べる)う~ん、結構面倒なのね。これはまた今度にしよう(オイ)以前、ブログ仲間の沖さんから手作り石鹸をいただいたのですが、これが本当に使い心地が良くて驚きました。普段私はアレッポのオリーブ石鹸を使っているのですが、これよりさらに優しくて顔がつっぱらないんです。こちらです。炭入り・レモングラスの香り♪ 使うのがもったいないくらいでした。この石鹸、先日実家に帰った時も持って帰ったのですが、こともあろうに実家に忘れてきてしまったのです。今度帰った時に使えばいいか、と考えていましたが、なんと母が「みらのちゃん、あの沖さんの石鹸いいわね~! これで洗顔するとイイのよ。もうこーんなに小さくなっちゃった!」な、なっにーーー!!他の忘れ物は使わないくせに! 良いものは嗅ぎわけられるのか。おそるべし母。話はそれましたが、石鹸作りはまた次回ということで、まずは手作り化粧水からスタートしました。材料・ローズウォーター・精製水・グリセリン手作り化粧水用の遮光瓶が手に入ったので、その中に入れてよく振って混ぜて出来上がり。当然ですが無添加なので早めに使い切る必要があります。敏感肌の私は、ローズウォーターだけだと刺激が強くて肌が荒れ、グリセリンも直接つけるとベタつくのですが、不思議なことにこうやって混ぜるとうまく肌になじんで荒れずに済むのです。他にも、アロマバスや芳香剤も安全な材料で簡単に出来るとわかり、いろいろ試してます。実は、私はハーブ栽培は好きなのですが、精油だのアロマなんとかだのは全く興味がありませんでした。しかし、精油の効能や使い方をきちんと理解していないと、やっぱり良いものは作れないなと思い、アロマの勉強も始めました。手作り化粧水を使いはじめてからは、お肌の調子がグングン良くなり、ここ数年で一番安定してます。 1本500円程度なので、朝晩たっぷり惜しみなく使えるのもいいです。今後も、自分に合う材料で、安全でキレイになれる物を作っていこうと思います。ローズウォーターはこちらを使ってます♪
2008年11月01日
アメリカから帰国して早7ヶ月。久しぶりの更新です。4年ぶりの日本で、やや浦島太郎状態でしたが、今ではすっかり日本での生活や新しい職場に慣れました。帰国したばかりの頃は、同じ日本にいる友達に電話する時でもつい「時差は何時間だっけ?」と考えてしまい、どこかへ問い合わせの電話をする時も無意識のうちに英語でどう表現しようかと考えてしまいました。4年ぶりの日本で気になったことや感じたことは、・やたら「エコ」という言葉を耳にする アメリカで一生のうちに聞くだろう量を既に聞いてしまった気が...・ニュースでやたら暗いニュースが流れる 何だかあえて治安の悪くなった未来の明るくない日本を強調している気がします。これを観たら若者も将来に希望が持てなくなりますよ。・クイズ番組が増えた 最初は観ていましたが、自分も答えを考えてしまい頭が疲れるので今は観てません。・全てにおいて便利 これに慣れてしまったらどの国に行っても超不便・洋服がカワイイ♪ これも世界一なのでは? ひとつ残念なのが、普通に好みの服を買っているつもりでも、着ると流行の服になってしまうこと。似た服を着ている女性が多くてビックリします。・美味 どこで何を食べても美味しいと感じる。アメリカではどう頑張っても太れなかったのに、今ではダイエットを考えるくらい太りました。・やっぱり治安が良い もちろん犯罪はどこでもあります。でも、昼間でも外を歩けなかったアメリカでの生活とは比べものになりません。アメリカにいる間はよく銃で撃たれる夢(正確には撃たれずに目が覚める)をみましたが、帰国後はパッタリとなくなりました。・地震がある 4年も地震なしの生活をおくると、あの感覚も忘れるものですね。夜中、久しぶりの地震で目が覚めた時は怪奇現象と勘違いし、起きている時はめまいと勘違いしました。まあ、いろいろありますが、やっぱり日本はいいです。また脱出したくなったらその時また考えますが、今は日本でやりたいことがたくさんあるのでそちらに専念します。やはり日本での生活は何かと忙しく、実はブログは止めようかとも考えました。たまに更新が出来たとしてもコメントのお返事やブログ仲間のところに遊びに行く時間がないからです。コメント欄を閉じようかとも思いましたが、過去のコメントが消えてしまうのだけは絶対に嫌だったので(あれは私の宝ですから)、このまま残しておきます。今後は普通の日記感覚で更新していきますので、お暇なときにフラッと来て読んでいただければ嬉しいです。
2008年07月12日
もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、私はあと3週間ほどで現在勤めている会社を退職し、11月末に日本へ帰国します。今回は本帰国となり、その後再びアメリカへ戻るかどうかは現在未定です。何だかんだと、アメリカには4年も居てしまいました。元々、2~3年で帰るつもりで渡米したのですが、途中から永住権の申請を本気で考え始め、いろいろ悩んだ時期もありました。しかし、永住権申請中は今の会社を辞める事が出来ないということ、それが何年かかるかわからないということ、そして今の会社での仕事が体力的・精神的に限界がきているということで、本帰国を決意しました。もともとこのブログは、アメリカ生活で気付いた事をおもしろおかしく誰かに伝えたいという想いから始まりました。その際、他の方のブログにも随分と影響を受けました。アメリカの良い面よりも悪い面ばかりが目立った内容でしたが、個人的にはアメリカはそれほど嫌いではなく(かといって大好きでもありませんが)、良い面もたくさん認識しているつもりです。ただ、私も海外生活に憧れたひとりであった為、海外生活の理想と現実、海外で外国人として生きていく大変さを一人でも多くの方に知っていただきたいと思い、思いのほか厳しいことを書いていた気がします。この国は本当に本当に広く、住む地域によっても状況が大きく変わるので、私がお伝えしてきたことは、アメリカのほんの一部と思っていただきたいです。本当は、帰国後もこのブログを続行し、現在の会社を退職するまでは絶対に書けない裏話(山ほどあります)を書こうとはりきっておりました。しかし、しばらくは忙しくて日記の更新が出来なくなると思いますし、正直ブログの続行すら出来るかわかりません。一応、この日記も他のブロガーさんとのリンクもそのままにしておきたいと思います。皆さんのところには時々お邪魔させていただきますので宜しくお願い致します。私は日記の中で他のブロガーさんの事はあえて書かないようにしておりましたが、いつも皆さんからのコメント(←いつも本気モード)に励まされておりました。こちらに相互リンクしてくださった方、コメントされなくても定期的に訪れてくださった方、ブログ開設時からずっとずっと読み続けて下さった方、本当に本当にありがとうございました。私が本当にラッキーだったのは、ブログを始めたことによって、とても魅力的な方々に出会えたこと。例をあげたらキリがありませんが、よく遊びに来てくださる方の特徴を簡単に述べますと…健康志向本を読む海外に興味がある・海外で生活したことがある・海外で生活中料理好き・料理上手植物を育てている外国語に興味がある・勉強しているあとはユーモアのセンスがあるちょっと天然キャラ?(あなたですよ、あ・な・た!)やさしい頭が良いお洒落さん少なくともひとつは当てはまるのではないかと思います。私はそんな素敵な人たちに囲まれてとっても幸せでした。これからもこの縁を大切にしていきたいと思います。メッセージや個人メールは、即日のお返事は難しいかもしれませんが、今まで通り歓迎いたします。大好きな皆さん、また近い未来にお会いしましょう。
2007年10月16日
毎日、毎日、仕事のストレスですっかり弱り気味の私…。どんなに食べる物に気をつけていても、お肌の調子がイマイチ。このままでは短期間でどっと老け込んでしまうのではないかと本気で心配しておりました。ところが、最近どうもお肌の調子が良い。吹き出物もなくなり、とってもなめらかな肌になってきました。そしてなにより色が白くなったように感じます(使っているコンシーラーがワントーン濃いと感じる)。お肌に透明感が出てきたのかしら?で、よ~く考えてみたところ、原因はただひとつ。最近アボカドにはまっているんです。世界一栄養価の高いフルーツ だの ビタミンEが豊富で老化を防止する だのと、アボカドが美容・健康に良いということは以前から耳にしていたのですが、毎日大量に食べられるわけでもありませんし、スライスした後は変色しやすく(レモンやライムのしぼり汁をかけて防いでますが)、買いに行っても、いつも食べ頃のものがあるとは限りません(大抵は硬過ぎか熟し過ぎ)。スーパーのアボカド売り場で、買い物客がひとつずつアボカドを触ってちょうど良い硬さのものを選んでいるのは良く目にする光景。同僚Kさんがある日、こちらのスーパーでいつもの様に慎重にアボカドを選んでいた時のこと、通りすがりの現地人(アメリカ人かメキシコ人)が一言。「そんなことして選ばなくたって、ブラウンバックに入れておけばすぐやわらかくなるのに」ブラウンバック? どんなバックでしょう??なんのことはない、このような紙袋のことです。Kさんは、早速この袋に少し硬めのアボカドを入れ、袋をしっかり閉じて放置。すると、意外に早く熟したのだとか。しかも、中身は茶色くならず、キレイな青さをキープ。以来、Kさんは、硬いアボカドを買うといつでもこのバックに入れて早く熟させているのだとか。彼女はこの裏技を教えてくれた人にお礼を言いたいそうです。一方、また別の同僚N氏は、以前こちらのお寿司屋さんでバイトをしていたことがあり(以前、お寿司いろいろ(4)で書きました)、彼もまた、アボカドを早く熟させる別の裏技を教わっていました。こちらも方法は簡単。米びつの中に入れておくだけです。これはなるべく奥(底)の方に入れておいた方が良いとのこと。お米の重さで熟すのか、お米の何かによって熟すのかは不明。よく考えると、お寿司屋さんでアボカドを頻繁に扱うあたりがアメリカですね。こちらのスーパーの一角でよく見かける「寿司コーナー」でも、職人さんがせっせとアボカドをむいています。アボカドは温かい地域で育つものなので、基本は室温で熟させること。で、どれが一番早く熟すかかちょっと試してみました。このようなまだ緑色の木のように硬いアボカドを3つ用意。A - 室温で放置B - ブラウンバックに入れ室温で放置C - お米の入った袋へ投入1日待ちました。結果は、BがAよりやや熟した気がし(つまりあまり変わらない)、Cが一番熟していました(皮も茶色に変化)。まだ気持ち硬めでしたが、皮をむくと中は青々としたキレイな果肉。硬過ぎずやわらか過ぎず、私好みの硬さでした。あいにくカッチカチのアボカドしか見つからなかったという方はぜひお試し下さい。ところで、アボカドをよく「森のバター」と形容してますが、私は「森のマグロ」の方がピンときます。アボカド料理は比較的和風になりがちですが、最近いろいろと挑戦中です。アボカドのピザ(アボカド・トマト・ホウレン草入り)ビタミンEは熱に弱いそうなので、加熱しないで食べた方が良いそう。でも、たまにはアツアツのも♪カリフォルニアロール(アボカド・キュウリ・カニカマ)サラダ(アボカド・トマト・キュウリ・豆腐)おかかと海苔をのせお醤油でいただきます。ワカモーレ(Guacamole)
2007年09月18日
アメリカに住んでいてとても良いと思う点は、年齢と性別で差別されないこと。日本のように、女性が30歳を過ぎても「おばさん」呼ばわりされるようなことはありえませんし、第一、みんな他人の年齢をあまり気にしません。「○歳を過ぎたら女はもう終わり」、「女はこうあるべきだ」、みたいなことを言う人はいないし、そんなことを職場で言おうものなら下手をすると「セクシャルハラスメント」として訴えられます。ですから、こちらの女性はいつまでも「女」を忘れずにいられ、何回離婚をしても、例え50歳を過ぎても、せっせと新しい彼を見つけ再婚するパワーがあるのだと思います。この点では、アメリカは暮らしやすいと思いました。しかし、「差別」というものはどこへ行っても何らかのかたちで付いてまわるのだと思います。私がこちらで感じたのは、人種による差別です。イギリス滞在中は殆ど気にならなかったのですが、アメリカでは結構嫌な思いをしてます。例えば、スーパーで買い物をした際、レジで一言も自分に話しかけなかった店員が、すぐ後のお客にはフレンドリーに話しかける…という「あからさま」なもの。私個人の経験では、そういうことをする人は、黒人女性が圧倒的に多いです。そう言えば、イギリス滞在中に黒人さんの店員(特にロンドン)の対応の悪さについて、ホストファーザーに愚痴をこぼしたことがあります。すると、「彼らはこれまで差別を受け続けてきたから、自分たちは強いんだと強調するんだよ」と言われました。まあ、それはそれでいいです。アメリカの地で現地のアメリカ人と同等に扱われるとも思ってませんし。どんな人種がどこの国へ行っても、多かれ少なかれ、何らかの差別は受けるものだと思ってます。そうやって意味もなく相手を差別をする人は、所詮その程度の人間なのです。しかし、やはり自分の時だけ(←と感じる)態度をガラリ変えられると、少なからず落ち込むものです。次回またそういう事があったら嫌なので、その店は極力避けるようになってしまいます。アメリカに来た当初、意外だったのはTVのCMです。思いのほか多くの人種が出ているのです。例えば、子供たちがたくさんいるシーンでは、白人・黒人・アジア人・ヒスパニック…と、バラエティー豊か。イギリスでそのようなTV番組やCMは観た記憶がありません。アメリカ… 結構やるじゃない?と、最初は思いましたが、それはあえていろいろな人種を使うようにしている、使わなければならない、と聞いたことがあります。理由はよくわかりませんが、どういう意図であれ、こちらの子供たちにとって、いろいろな人種が普通に仲良くしている映像は悪くないと思います。こちらに来て人種に関するいくつかの言葉を知りました。差別用語になるのかもしれませんが、実際に「自分は○○だ」と自ら使っていたアジア人もいたので、どの程度なのかはわかりません。バナナ-中身(考え方や使う英語)が白人のアジア人エッグ-中身がアジア人の白人(アジア文化に興味がある、例えばアニメ好きの白人もこの部類)オレオ-中身が白人の黒人他にもいろいろあるようですが忘れました。これらがどこまで日常で使われるのかはわかりませんが、バナナは何度か耳にしたことがあります。私は10代の終わり頃から都内のクラブへよく遊びに行くようになりました。その頃、レゲエやヒップホップが流行り始め、そのメロディーやリズムがとても好きになり、普段からよく聴くようになりました。以来、それ系のクラブミュージックを聴くと、クラブの雰囲気が恋しくなり、夜の街に繰り出したくなるのです。こちらに来た当初、街を車で案内してくれた人事の女性J(黒人・30代)に、「何か他に聞きたいことある?」と言われ、「ここに良いクラブはある?」と、今思えば、「オマエ仕事する気あんのか!」と突っ込みたくなるような質問をしました。しかし、パーティー好きのJは、「たくさんあるわよ~ どんなジャンルがいいの?」と言ってくれたので、「レゲエとヒップホップ」と答えたのです。するとJは、「ええっ ええ~!! そうなの? へえ~…」と、嬉しさ半分、驚き半分の微妙なリアクションをしました。そんなに見た目とギャップがあるのかな?とその時は漠然と思いました。アメリカ生活が長い友人Iさん(日本人男性・30代)が私の家に来たある日のこと、うちに来る度レゲエやヒップホップがかかっていることに対しこう言ってきました。「みらのさんって、黒い音楽が好きだよね…」その言葉のトーンがかなり微妙であまり好意的ではない。つまりこういうことです。黒い音楽(例えばヒップホップ)を聴く人→黒人が好き・黒人の思想・黒人の英語を話すいや、いやいや、全然違うでしょ。私は黒人好きではないし、黒人の考えは知らないし、黒人の英語は聞き取れないもん。しかし、そういう曲を聴いていることで、他人はそうとるのだとか(本当かな?)。そんなIさんの元彼女(白人のアメリカ人)は、ヒップホップを聴いている甥にこう言ったそうな。「そんな音楽を聴いてると、○○おじちゃんみたいになっちゃうわよ!」その、○○おじちゃんとは、当時刑務所に入っていた黒人男性のこと…。確かに、ヒップホップで使われている英語は、理解出来るようになるにつれ耳にするのも遠慮したくなるような言葉も結構使われています。いくら、「リズムやメロディーが好きだから」「歌詞は二の次です」「クラブ活動(?)を懐かしんでるんです」と言っても、周りはそうは見ないのかもしれません。Jの反応も納得です。私は、決して黒人がどうの、ヒップホップがどうのと批判しているのではなく、こちらでは聴いている音楽でその人を判断されることもあるのだなと感じたのです。もちろん、流行のヒップホップの音楽は何処でも流れているし、若い人達は普通に聴いていますよ。ちなみに、こちらでのクラブ活動ですが、黒い音楽のみ流れるお店は当然来る人も黒人さんのみなのでちょっと居心地が悪く、治安面を考えると普通のクラブでも女性同士で気軽に行けないので、面倒になりすっかり行かなくなってしまいました。
2007年09月11日
数日前、スーパーに買い物に行った時、よく買う1ガロン(約3.7リットル)の水が棚から消えていることに気付きました。通常、売り切れることがない量の水が置いてあるのに、私が手にしたのは最後のひとつ。この時点ですぐ気付くべきでしたそれから会社に行きメールをチェックすると、ハリケーン・ディーンが接近中である為、別の都市に出張出来ないかとの依頼のメールが…。そうだった! スーパーから水が消える現象は2年前のハリケーン・リタで体験済だった!!思い出したくない… 本当に思い出したくない悪夢がよみがえる…2年前の夏、リタという大型のハリケーンが私が住んでいる都市に接近し、大騒ぎになりました。過去にないレベルの大型ハリケーンが直撃するとニュースで報道され、ちょうどその1ヶ月前、お隣ルイジアナ州がハリケーン・カトリーナの被害を受けたばかりだったこともあり、街はパニック状態になりました。うちの会社は、万一、オフィスの近辺が水で埋まってしまった時のことを考え、ここから高速で5時間程の別の都市で臨時オフィスを開設し、近くのホテルをおさえ、そこへ何割かのスタッフを出張させることに決定。私もその中に入っておりました。私は、万一、今のアパートがなくなってしまった時のことを考え、貴重品や衣類、ノートパソコン等を、ほとんど寝ずに荷造りし、1週間ほど帰らない覚悟で早朝出発しました。しかし… スーパーからは水が消え、レストランは全て閉まり、ガソリンスタンドのガソリンは尽き、どの道も大渋滞という悪夢。炎天下の中、12時間のドライブで進んだ距離はごくわずかで、病人続出。私を含めた3人はハリケーンのリスクを覚悟で引き返してきました(会社側はそれを承諾)。後日談ですが、他のメンバーは24時間ほどかけて現地に到着したそうです。その後、戻ってきた3人のうち1人は飛行機で他州へ避難。残りの1人と私は自分の家に戻ったのですが、友人から「危険だからそこに居てはいけない」と言われ、身体がヘトヘトな中、夜間また非難させられました。夜になると、街は日本の元旦のように静まりかえり、ゴーストタウンのような不気味さがありました。ちなみに、出張しないスタッフはどうしたかと言うと、そのまま家に留まる者もいれば、早くから仕事を放棄して非難を始める者も。しかし、同様に渋滞にはまり、結局遠方には逃げられなかったそうです。又、避難中のホテルをおさえようとしても、州(日本の2倍の面積)のホテルが全て満室であった為、州外のホテルをとった人までいました(もちろんそのホテルにはたどり着けませんでしたが)。私がこのリタでまず準備したことは…化粧品の買いだめ(←バカ)避難生活を余儀なくされた場合、水や食料の供給はあっても、さすがにコスメはないだろうと、当時愛用していたラン○ムのスキンケア類を$100以上買いました。今回のディーンについても、会社側はスタッフを別の都市へ移動させることを考えていました。私は既に断りましたが、幸い今回はそれほど深刻な状況ではなさそうなので、スタッフの移動はなく済みそうです。そして、今回私がこのディーンで準備したことは…水とフルーツの買いだめ人は学習するものです。水は他のスーパーを探し、かろうじて2ガロンを確保。ガソリンも念の為満タンにしました。ところで、台風に番号をつける日本と違い、なぜこちらはハリケーンに名前をつけるのでしょうか?同僚Kさんに聞いたところ、彼女も不思議に思い誰かに訊ねたそうです。理由はハリケーンには性格(強さやタイプ)があるので人にたとえるだそうです。これの良い点は、名前だと覚えやすいということ。印象に残ったハリケーンは、名前を聞いただけで、いつ頃、何処で、どれくらいの規模で、どれだけの被害を及ぼしたのかすぐに思い出せるのです。例えば、私が「リタ」と聞いただけですぐにあの悪夢がよみがえる感じ(ちがうか)。これが、「○年のハリケーン○号」だとちょっとわかりづらい。又、毎年Aからアルファベット順に名前がつけられていくので、台風○号のように、今年何番目のハリケーンなのかもわかる。その年に使われる名前は事前に決められるそうで、名前の性別は男女交互となり(今回はディーンで男性なので、次回はEから始まる女性の名前)、大きな被害をもたらしたような有名なハリケーンの名前はその後二度と使われなくなるそう。でも、自分と同じ名前のハリケーンで大きな被害が出たら嫌だろうなあ…
2007年08月21日
以前からよく聞いてはいましたが、こちらの人はそう簡単には謝りません。私は以前、あるケーブルTV会社との間でちょっとしたトラブルがあり、電話で激怒したことがあります。最後にはスーパーバイザーが出てきて、ひたすら謝罪されました。それを友人に話すと、「みらのさん、よっぽど怒ったのですね。こっちの人をそこまで謝らせるのはスゴイことですよ」と関心されました。それくらい謝らないのです。それに比べ、日本人はやたらと「すみません」と言い(確か日本人が一生のうちで一番多く使う言葉)、サービス業の人間は何かあれば即、「申し訳ございません」が口から出てきます。まあ、これが悪いとは言いませんが、何かしてもらった時、「ありがとう」より「すみません」が出てきてしまうのはどうかと思います。明らかに自分に否がなくても、お客が文句を言えばまずは謝罪の言葉が出てくる日本とは対照的に、こちらの人間は(特に企業側は)、明らかに自分が否があったとしても、それを認めることさえしない時があります。それはやはり、訴えられた時に不利になるからだそうです。謝ること自体、自分の否を認めるということになり、それは裁判での敗訴につながるのです。日本では、相手側が謝罪しても、それで許すか許さないかを決める程度で、それを利用して訴える人はなかなかいないと思います。しかし、こちらでは訴える人が普通にいるようです。なにせ、マクドナルドのコーヒーが熱くて火傷したからといって訴える(しかも勝訴する)国ですからね。よって、アメリカには弁護士が掃いて捨てるほどおり、平日の昼間は、同時に3つのTV局で「法廷番組」がやっています(しかもどうでもいいような案件ばかり)。なんだか、何かあれば法的手段に出るのが当然のことのようにさえ思えてきます。同僚Kさんは以前、ヒル○ンホテルで働いたことがあり、その研修の時、「何かあっても絶対にお客に謝らないように」と教え込まれたそう。うわぁ… 日本と正反対だこちらの人は、誰かが不幸な状況に陥ってしまった時に、それを同情するような慰めの感覚で「I'm sorry」と言います。Sorryと言う言葉は、謝罪の時以外にも使われるのです。例えば、そのホテル内でお客がすべって転んでしまったとします。そんな時に「お大事になさって下さいね」的に使う「Sorry」も言ってはいけないと教育されたそうです。そんなことを言おうものなら、そのお客が腰を痛めたり、妊娠中だったのが流産した場合、会社側にどれだけの損害賠償請求があがるかわかったものではないからです。Kさんは、自分が非人道的になっていく気がしたと言ってました。私は以前、地元の電話会社とトラブルがあり(今思えば結構あるな…)、最初は自分で処理しようとしましたが、どうにもラチがあかず、法的手段を取るしかない思ったことがあります。結局、弁護士のお世話にはならずに済みましたが、それは本当に良かったと今では思います。Kさん曰く、やはりむやみに争ってもいいことはないのだと。時間とお金と根気が要り、ストレスが伴い、相当なエネルギーを費やす。しかし、その頑張りはその後の人生にあまり役に立たない負のパワーのもの。又、「アメリカは金でJustice(正義)が買える国だ」と言われるくらい、弁護士の腕で裁判の結果が左右されます。そして、裁判官や弁護士は必ずしも善人とは限らない。何かに巻き込まれてしまったら弁護士を利用しないわけにはいきませんが、出来れば争い事の少ない平和な人生をおくりたいものです。
2007年08月14日
3月に日本へ久しぶりに帰国した時、改めて思い知ったのが、サービス業の人間の優れた接客応対。例えば、キャミソール2枚程度を購入しただけでも、店員さんは丁寧に包んで袋に入れてくれ、店の出口のところまでお見送り。成田空港で帰りのチェックイン時、職員の丁寧な説明と無理のない接客スマイル。スターバックスコーヒーの店員さんの丁寧な接客、もちろんこれでもかっていうスマイル。たとえマニュアルに基づいていても、これを完璧にマスターするのがスゴイ。もちろん、愛想の悪い店員や、どんくさい職員も普通におみかけしますが、そのいけてない層のレベルも他の国と比べると段違高い。とにかく、日本のサービス業・カスタマーサービスのレベルが高すぎて違和感すら感じました。私自身、現在こちらでカスタマーサービス的ない仕事をしており、過去の仕事も、接客や営業事務といったもので、人と接する(又は電話で応対する)機会が常にありました。職業病に近いものがありますが、私は電話をとって、相手の第一声「もしもし」だけで、その人がどのようなタイプのお客なのかある程度わかってしまいます。あまり決めつけたくないのですが、いつもいつも最初に受けた印象があたってしまうのです。特に、難しいお客の場合はすぐに察知し、無意識に「注意」してしまうのです。ちなみに、プライベートだとこれが一切なくなります。きっと自分と全く違うタイプの人間と同じ時間を共有にする必要がないので、いつも自然体でいられるのだと思います。私がまだ20代だった頃は、サービス業の人間に対して厳しい目を持っており、ファミリーレストランの店員に失礼な応対をされた時などは、その場でバシッと注意する正義感を持っておりました(もちろんむやみには怒りません)。しかし、ここアメリカでは日本のようなサービスを一切期待してはいけないのです。日本のカスタマーサービスは世界一だと、こちらに来てから何度か耳にしましたが、それは大げさでも何でもなく、紛れもない事実だと思います。アメリカのカスタマーサービスは… とにかく酷い。というより、最低の最低の最低(ここまで言わせていただきます)。公共料金の支払い等で、間違った明細が届きその確認をするだけでもひと苦労なのです。電話をかけても、転送され転送され転送され、その都度同じ事を何度も説明し、待たされ続ける。友人はこれを1時間繰り返し、結局最初にかけた部署に転送されてしまって激怒。その会社にE-mailで、「至急対応しないなら法的手段をとる」とメールしたところ、即効電話がかかってきたそう。私も、あまりにもらちがあかない場合は、「上の人間にすぐつなげ」と言いますが、こちらの人間はなかなかそれをしてくれません。上にすぐつながないよう教育されているのだと思います。何度訂正の電話を入れてもきちんと処理されていない、すぐに間違える、問い合わせてもわからないからとりあえず誰かに転送する…こんな無駄な時間と労力の要る、解決まで根気のいる作業に、こちらに来た日本人は最初はかなり激怒し、苦情を言い続けます。しかし、相手は何を言われてもへっちゃらな奴らなので、徐々にあきらめ始めます。怒るだけムダなのです。いつしか私も「怒らない」「期待しない」「間違えてあたりまえ」が浸透してきました。ファストフードのドライブスルー(もう行ってませんが)で何かを買っても、不思議と2回に1回は中身が違う。ネットで何かを注文しても届かない。届けられても留守だと家の前に置いていってしまう(普通は不在通知を残す)。日本であれば、誰でも普通に出来るような簡単な作業がまともに出来ない、もしくは最初からやる気がないのか、とにかくこれが現状です。私はここアメリカで、「あきらめる」という事を覚えました。
2007年08月07日
私が住んでいるアメリカの南部は、メキシコとの国境が近いため、ヒスパニック系の住人が非常に多いです。不法入国・不法滞在も多く、そういった人たちが運転する車は車検もされておらず、もちろん保険にも入っていないので、そんな車に当てられてしまうと相手側には何も請求出来ません。まさに「当てられ損」です。以前、メキシコの治安の悪さについて同僚と話をしておりましたが、それはもうアメリカがとってもかわいく思えました。白昼堂々と誘拐事件が起き、警察も信じられないという、まさに映画、Man on Fire(邦題:マイ・ボディーガード)の世界。生活環境も酷く、裕福でない家庭では、家の中が土間だというので驚きました。そんな世界から見たアメリカは、たとえ不法滞在をしても、低賃金の仕事しかもらえない暮らしでも、やってきたい場所なのかもしれません。砂漠の中を何十時間もかけ、国境を超えてやってくるメキシコ人は、移動中に命を落とすこともあるのだと聞き、「まさに命がけなのだな。そうやって身体をはってやってきたのに、何かのきっかけで摘発され自国に戻されたら辛いだろうな」…としみじみしておりました。が、こちらに長いSさん(日本人・男性・50代)から興味深い話を聞きました。Sさん:「いや、たとえ見つかって強制送還になっても、また来ればいいんだよ」いやいや、そんなに何度も命かけられないでしょみらの:「だけど、国境を不法に越えるのって相当大変って聞きましたよ」Sさん:「でも、オレの友達は何回も来てるよ」な、何回も? 不法入国のリピーターですか!?で、その方法が知りたくて知りたくて仕方がなかったので、強引にSさんから聞き出しました。方法は以下の通りです。まず、メキシコ人の国境パトロール(←正式名称はわかりません)の協力が必要(これはメキシコ側とアメリカ側の両方)。そのパトロールにお金を渡す(金額はわかりません)。すると、「川を渡って、○時に△△まで来い」と、時間と場所を指定してくる。国境となる川を渡り(この部分はちょっと大変?)、指定された△△まで行くと、アメリカ側のパトロール(メキシコ人)が車で迎えに来ており、バス停まで送ってくれる。なんて良心的な…ちなみに、そのパトロールがその不法入国者を車で送っている最中に、上司かなにかに出くわしてしまっても、「ボス、不法入国者を捕まえました!」と言ってしまえば問題なし。ふむ… やはり世の中「金」か。ちなみに、アメリカでメキシコ人に次いで不法滞在が多いのがカナダ人だとか。パスポートも要らず、免許証でアメリカに入国出来てしまうあたりに問題があるのでは?
2007年07月31日
松田麻美子さんの「常識破りの超健康革命」。ナチュラルハイジーンの本です。大分前に日本の実家宛に注文し、3月の一時帰国中に読みました。著者の松田さんは米国在住の方ですが、普段は日本でも講演やセミナーを行っているそうです。本の内容を簡単にまとめますと、・朝食はフルーツ 空腹時に摂る・肉や魚を食べる時は、炭水化物を摂らない・肉を食べる時は生野菜もたくさん食べる・ファストフードは食べない・牛乳は摂らない・油は出来るだけ摂らない・白砂糖・サプリメント・薬の摂取には十分注意する・病院には出来るだけ行かないようにする・適度な運動と十分な睡眠ふむ…私が既に実行しているものもありますが、この本の内容はちょっと過激。私が今まで足らなかったのはやはり運動です。ジム通いを始めてからは、少しずつではありますが、着実に体力がアップしています。無理せずこのペースで頑張りたいと思います。しかし、動物性食品と炭水化物を同時に摂らないというのはちとツライ。あと、「病院に行かない」というのも極端。本を読むとその理由は理解は出来るのですが、このあたりはほどほどにしたいと思います。私は酵素を意識するようになってから、生のお野菜やフルーツを積極的に摂っていますが、季節や体調によっては温野菜を食べたくなります。しかし、この本の教えではとにかく生のものを食べるようにとのこと。又、フルーツは空腹時に正しく摂ればいくら食べても良いそうです。生野菜と果物は身体を冷やすので食べ過ぎない方が良いという、東洋医学の陰陽論を基本としたマクロビオティックの教えとはかなり異なります。これはベジタリアンをすすめる本ではないのですが、著者はヴィーガンです。毎日大量のフルーツと生野菜を食べ、しっかり運動し、すこぶる元気に生活しているそうです。実は、私はこの著者と同じ都市に住んでいるので、いつか何処かでお会い出来ないものかと密かに考えておりました。だって、ここまで徹底したフルーツ&ベジタブル生活の方のお肌をチェックしてみたかったんですもの!(いつもそんなことばかり考えている)ご本人は、この食生活になってからお肌が非常にキレイになったと書いておられます。だったら、だったら、ぜひとも間近で拝見したい!!どうにかしてコネクションを作ろうと、現地に住む日本人に顔の広い友人に聞いてみました。しかし、聞いた相手が悪かったのか、全く知らないと言われました。やはり、このお方は普段は講演活動で忙しく、アメリカにはおられないのでしょうか?そんなある日、おなじみ仲良しSちゃんにこの本を貸そうとしたところ、「あ、この人知ってる。」えっ「え~と、何処で見たんだっけ… う~ん、○○(←日本食料品店)だったかな?」ええっ ええ~~!!さすがSちゃんっ! おさえるとこおさえてるわぁ~「で? で? どんな人だった? お肌とかどんな感じ?」「う~ん、あまりよく覚えてない」そ、そんな… 頼むよSちゃん!今度見かけたらすぐ電話するように!車を飛ばして駆けつけるからっ!!そして本にサインもらってやるっ(←ミーハー)そして、そんなSちゃんから借りた本がこちら。著者のノーマン・ウォーカー博士は109歳まで現役で元気なお方だったと松田さんの本に書かれていました。興味深いのは、松田さんもウォーカー博士も、元々健康なほうではなく、大きな病気をしたのをきっかけに食生活を変えているということ(そういえば、マクロビオティックの桜沢如一先生も…)。みなさん、方法は違えど「食」によって健康な身体を取り戻すことが出来たのですね。松田さんの本は、自分で読むために実家に注文したのですが、それを受け取った母は、私から贈られた本だと勘違いし勝手に読んでいました。私の母は、あまり胃腸が丈夫なほうではなく、朝食(普通の和食)を食べた後は決まって身体がだるくなり、午前中はいつも眠くなっていたそうです。しかし、この本を読んで、朝食をフルーツと野菜サラダとお味噌汁に切り替えたところ、そのだるさはなくなり、お昼頃にはちょうど良くお腹が空いて昼食が美味しく食べられるようになったそうです。「朝食をフルーツにする」、「フルーツは空腹時に」と、最近よく聞きます(読みます)が、この本によれば、午前中は排泄の時間。痩せたい人や胃腸が丈夫でない人は、朝食をフルーツやサラダに切り替えるのもいいかもしれません。私は、一年ほど前から、毎朝フルーツをジュースにして欠かさず飲んでおります(もちろんその後はちゃんと朝ごはん)。これはこのまま続けて、今度は野菜ジュースも始めてみようかと思ってます。お野菜とフルーツが大好きなSちゃんは、既にフルーツ&ベジタブルジュースを毎日たっぷり摂っているそうですが、一時期、身体が異常に冷えてしまったので飲むのを止めようかと思ったそうです。しかし、この本によれば、それは一時的なもので、身体から毒素が排泄されると血液循環が良くなり、身体はむしろ温かくなるとのこと。ホ、ホント?私とSちゃんは、もともと陰性体質で身体が冷えやすいので、これはかなりのチャレンジです。様子を見ながら無理せずにやっていこうと思います。
2007年07月24日
これはあくまで私が住んでいる地域でのお話です。私が住んでいる都市は比較的アパートの数も多く、ニューヨークやロサンゼルスと比べ、部屋が広く家賃も安いのです。アパートに求める条件も人によって様々で、高くて狭くても都心部に住みたがる人もいれば、郊外でも広めのアパートを希望する人もいます。私は前のアパートのストーカー問題で、急遽、現在のアパートに越してくることになったので、アパートの条件は「安全第一」。オフィスからは遠くなりましたが、比較的治安の良い場所にあり、アパートの敷地内にはプール・小さなジム・テニスコートなどがあります(ちなみに今のアパートのプールは2年間住んでいて一度も利用したことがありません)。こちらのアパート契約で良いことは、敷金・礼金がないこと。デポジットとして$200~$300払うこともありますが、それだけ。アパート探しは、Apartment Locatorsという仲介業者を通して探す人もいますが、気に入ったアパートが見つかっても、契約者はその業者にお金を払う必要がないのです。契約が成立した場合、アパート側から紹介料が入るからです。又、既にそのアパートに住んでいる友人の紹介で入居することになった場合、その友人は紹介料として数百ドルアパート側からもらえることも。人によっては、アパート探しの際、アパート側が契約しているケーブルTVの会社を気にかけます。住人はケーブルTV会社を自由に選ぶことが出来ないので、こだわる人は、契約前にアパート側にどこのケーブル会社と契約しているのかを確認する必要があります。私はケーブルTV自体は契約していないのですが、インターネットの回線をケーブルにしているので重要視しました。以前住んでいたアパートで契約していたケーブルTVの会社は「TV MAX」というものでした。ところが、ある日のこと、アパートの駐車場に「Time Warner」という別のケーブルTV会社の車がとまっていたのです。「うちのアパートは、いつからTime Warnerになったんだろう?」と不思議に思っていたところ、実は、そのアパートに住んでいる住人がTime Warnerの社員で、その会社の車で通勤していたということが判明。紛らわしいっ!更に、いつもいつもアパートにパトカーがとまっているのも発見。そんなに警察の通報が多いの?と気にしていたところ… そうです、そうなんです…パトカーで通勤しているんですっ!!日本じゃ考えられません。なんでも、こちらでは警察官がアパート契約する場合、かなりディスカウントされた家賃で住むことが出来るのだとか(又は家賃がほとんどいらない場合も)。確かに、警察官が住んでいるアパートで何かしようとする犯罪者は少ないわけで、多少なりとも治安が保てるのであれば、アパート側も家賃をタダにしてでもおいておくメリットがあるのでしょう。ちなみに、入居希望者は、そのアパートで警察の通報がこれまで何件あったのかを事前に調べることが出来、アパート側は入居希望者のクレジットヒストリー・過去住んだアパートの記録等を、数日かけてしっかりチェックします。一度アパートで何かを起こすと、そのネットワークで次のアパートの入居にも支障をきたすので要注意です。渡米直後、私がまたクレジットヒストリーがなかった頃、短期滞在者の受け入れもしている(ただし家賃が高い)アパートに半年ほど住んでおりました。同じアパートの敷地内で住所(番地)が変わり、下手をすると敷地内で迷子になるくらいの大きなコンプレックスでした。決して治安の悪い地域ではなかったのですが、部屋数の多さと短期滞在者の多さで、今考えると信じられないくらいアパートの敷地内の治安が悪かったです。半年の間で2回ほど住人宛にレターが配られ、その内容は、「駐車場を歩く時は強盗に十分注意し、特に夜間は最低2人以上で行動するように」そんなの無理に決まってんでしょっ!会社から帰ってきて、毎日毎日、駐車場を一緒に歩く相手がいるかぁ~!こちらに長い友人曰く、そのレター1件につき、実際の警察の通報回数は10件以上と考えた方が良いとのこと。つまり、半年で20件の強盗ですか? さっさと引っ越して良かった…。幸い、今のアパートではその手の事件は一切ありません。 しかし、今度はこんなレターが…「ベランダに置くものには十分注意して下さい。置いて良いものは…(中略)。又、ベランダで栽培している植物は傍から見て美しくなければなりません。」そんな無茶な…つまり、今度は外観に気を配る必要があるわけです。まあ、枯れた植物をいつまでも放置していたり、出すまえのゴミやガラクタのようなものを積み上げていなければ注意されることはありませんが。新しいアパートは次々と建ち、引越し自体も日本に比べると費用がかからないので、1~2年ごとにより条件の良いアパートに引越す人も珍しくありません。
2007年07月17日
4年前、アメリカ生活を始めた頃、最初にぶち当たった壁は、自分にクレジットヒストリーがないということでした。アメリカはカード社会だと聞いてはいましたが、まさかここまでとは…。通常、アメリカ人は現金を殆ど持ち歩かず、持っていてもせいぜい$5以下。急遽現金が必要となったら、深夜まで営業しているスーパーにあるATMで下ろすか、銀行の24時間のドライブスルーのATMで下ろせばよい(夜間はおすすめ出来ませんが)。私が知る限りでは、自分の銀行のATMであれば時間外手数料がかからないので、平日にまとめて現金を下ろしておく必要もなし。私は、最初、日本の感覚でいつも数百ドル(数万円)の現金をお財布に入れておりましたが、周りに驚かれ止められました。確かに、強盗に遭うリスクを考えると高額の現金は持ち歩かない方が無難。ファーストフードのドライブスルー、スーパー、ガソリンスタンド、レストラン(ただし現金主義のチャイナタウンのレストランを除く)… 何から何までカード払い。これが成立している社会なら、それはそれで便利なのかも?では、さっさとクレジットカードを作り、支払いは全てカードでいきますか!ところが…アメリカで、ある程度の額と期間、ローンの支払いや、クレジットカード払いをした実績がないとクレジットカードが作れないのです。それどころか、何を契約するにも支障をきたします。支払能力の信用がないからです。そして、その支払い実績を示すものが、クレジットヒストリーです。カードやローンの支払いを滞納することなくきちんと出来ていて、なおかつその期間が長ければ長いほど成績はよくなります。すると、車など大きな買い物をする時に組むローンの利子のパーセンテージが低くなるのです。クレジットヒストリーは毎月の光熱費等の支払いが遅れても影響し、特に携帯電話の支払いの遅れは一番ひびくそう(理由はわかりませんが)。この成績はたとえ悪くなったとしても、その後きちんと支払いを続けていれば回復出来(ただし時間はかかるそうです)、どんなに良いクレジットヒストリーを持っていても支払状況が悪ければ当然悪くもなります。ちなみに、日本で作ったクレジットカードをアメリカでどれだけ使っても実績作りにはなりません。そうなると、支払いを何から何までカード払いにしたくなるのは当然。数人でレストランへ行き、その支払いを誰かが一括でして、他のメンバーはその人に現金で払う… となると、みんなその「誰か」になりたがるのは当然のこと。その支払い全てがその人の「実績」になるからです。私はあまり好きではありませんが、2人で食事に行き、それぞれのレシートを発行してもらい、それぞれのカードで支払いすることもあります。又、車を購入する際、例え現金で一括で支払うことが出来ても、「実績作り」の為にクレジットを組んで分割払いにする人がいると聞いたことがあります。そうなると、利子の分が損になるのでは?例えば、車の36回払いの初回分と2回目のローン返済をし、3ヶ月目で完済してしまうのです。そうすれば、支払った利子はごくわずかで、ローン返済はきちんと終了出来たことになります。クレジット会社から一番嫌がられるお客です。日本から来た駐在員や長期滞在の学生は、当然の事ながらアメリカでのクレジットヒストリーがないので、アパートの契約や車の保険の購入などに苦労します。私も渡米直後は、銀行口座を開くだけでも会社の人事の人間に同席してもらい、入居出来るアパートが殆どなく、携帯電話も持てず(高額のデポジットが必要)、何かと大変でした。クレジットヒストリーがなかった頃は、クレジットカードを申し込んでも断られるのがオチなので、開いた銀行でVISAがついているカードを作成してもらい、それで全て支払っていました。これはカードで払った額が銀行口座から引き落とされるもので、日本のクレジットカードの支払いとちょっと似てますが、こちらのクレジットカードとは違います。しかし「実績」は作れます。そして、2年くらい経ち「実績」が出来た頃から、今度はクレジットカード会社からのダイレクトメールがどんどん届くようになるのです。会社によっては(大きな会社は特に)、人を雇う際、その人のクレジットヒストリーを調べるそうです。どうやら私の会社も行っているようで、以前うちの会社にいた女性は、仕事が決まった後会社側がクレジットヒストリーをチェックしたことによって救われました。ある日、人事に呼び出され「あなた、自分のクレジットカードが無断で誰かに使われているようだけど、気付いてる?」と言われてビックリ。何者かが彼女のカード番号を用いて買い物をしていたことが、クレジットヒストリーを調べている時に発覚。幸い気付くのが早かった為、被害額も少なく本人が支払う必要もなく済みました。カードの利用限度額が高いと便利ですが、その分何かあった時にリスクがあります。そこそこの限度額のカードを数枚持っているのが便利なのかな?現在、私の所持金は$2です。
2007年07月10日
アメリカ生活ももうすぐ4年。基本的に食事は全て自炊ですが、その食材をこちらのスーパーマーケットで買う際、アメリカ人が買う食料品とあまりにも違うので少々違和感を感じます。私が買う食材の大半はお野菜とフルーツ。肉や魚、卵やチーズ等の動物性食品は時々少しだけ。お米や納豆、海藻等の乾物類は日本食料品店やチャイナタウン、コリアンマーケットで購入。他のアメリカ人のショッピングカートを見ると、缶詰・冷凍食品・スナック菓子・ジュース類が多いです。私のようにお野菜とフルーツばかりドサドサ買っている人はまずいません(チャイナタウンのスーパーマーケットにいる中国人は野菜を山盛りに買ってますが)。こちらに来たばかりの頃、同僚(日本人・女性)が、「私、料理で使う野菜は全て缶詰よ」と言っていましたが、正直意味がわかりませんでした。日本で缶詰の野菜といえば、トマト・白アスパラ・グリーンピース・コーン… くらいでしょうか?私がこちらで使う野菜の缶詰は、パスタソースを作るためのトマト、サラダに入れるためのコーンくらい。ところが、こちらには非常に多くの種類の野菜の缶詰があるということがわかりました。中でも驚いたのが、皮をちゃんとむいてあるジャガイモと、色が黒く変色したホウレンソウ。黒く変色したホウレンソウなんて、何の為に使うのでしょう…味も見た目も悪く栄養も無いように思えるのですが。ちなみに、最近は、缶詰より冷凍野菜の方を好む人が増えてきているそうです。冷凍野菜もたくさん種類があります。この中で驚いたのが、みじん切りタマネギ。なんて横着な… 本当に包丁とまな板がなくても料理が出来るわ。同僚Kさんが、以前銀行で働いていた時、結構上のポジションのボスがランチに缶詰を持ってきており、彼が缶からフォークで直接食べていたのを見て驚いたそうです。せめてお皿に出して食べればいいのに…と言いたいところですが、それが許される社会なのだとKさんは言います。又、缶詰の液も気にせず料理に使う人が結構いるというから驚きます。保存料とかいっぱい入ってそうでコワイです…でもっ 私は缶詰や冷凍の食材だけで作ったご飯を食べたくないし、誰かに食べさせたくない!!そう言う私にKさんはこう反論、「フレッシュな食材できちんと料理するのは、やっぱり裕福な層の人だよ。材料費は一緒でも、その時間と手間、料理したり後片付けする時の光熱費… 共働きの家庭ではそんな時間もお金も余裕がないのよ。」更にKさんは続ける、「今、みらのさんが住んでいるのはアメリカでも都会の方だから、ちょっと運転すればスーパーで買い物出来るでしょ。でも、田舎になると一番近くのスーパーに行くだけでも高速に乗ったりするから、スーパーの買出しは2~3週間に1回になるの。だから、どうしても日持ちのする缶詰が多くなるのよ。」以前、スーパーで働いていたことのあるKさん曰く、一度に$300以上の食材を2~3週間おき(中には月に1回)に買いに来る客が結構いたのだとか。彼女が勤めていたスーパーは比較的繁華街にあるのですが、それでも食料品の買出しはみんなまとめてというのが多かったそうです。きちんとした料理をする時間とお金に余裕がない新鮮な食材を頻繁に購入出来る環境ではない本当にそれだけでしょうか?
2007年06月26日
ホームステイしていた頃、ホスト宅から学校までの通学路でちょっと気になる場所がありました。こちらです小さな小屋がいくつもあるので、最初ホームレスがたくさん住んでいる場所だと思ってました。ホストにそう告げると、「違う、違う! あれはAllotmentだよ」 Allotment??(←スミマセン、カタカナ読みがわかりません)要は市民農園です。ホームレスの家に見えたのは、おそらくGarden Shedなるものだと思います。敷地には契約している人間しか入れないので、遠めからは気付きませんでしたが、確かによ~く見てみると畑です(スミマセン、ホームレスのたまり場なんて言って…)。Allotmentの契約をしたければ、地元の市役所等に問い合わせれば、一番近いAllotmentを教えてくれるようです。又、図書館などでも情報入手が出来るそう。新聞にも広告が出てました。費用は高くても年間で£50位(広さにもよりますが)。やはりイギリス人は土いじりが大好き。自分の家に庭がなくてもこうやって花や野菜、ハーブなどを育てることが出来るのはいいことだと思います。ホストの話では、一時イギリス人のAllotment離れがあったそうです。みんな「野菜はスーパーで買ったほうが安くて手軽」と考えだしたからです。ところが、最近また人気が出始めたのだとか。理由は、オーガニック志向によるもの。自分はもちろん、子供たちにもオーガニックの野菜を食べさせたいと考える人が増えてきているのだそうです。ふ~む… 食事がまずいイギリスでもそんな傾向に? やはり時代はオーガニックを求めているのか?そういえば、以前からスーパー等で普通に売られている定番の紅茶のパッケージが今までとちょっと違っている事に気付きました。なぜか、Aromaticsという文字が付け足されている。ホストに理由を尋ねると、内容は特に変わりないとのこと。アロマという文字を入れるだけでマーケティング効果ありってことなのでしょうか?昔に比べ、「アロマ」とか「オーガニック」、「ナチュラル」等の文字が使われたものをよく見かけるようになりましたが、どこまで内容が伴っているのか疑問です。化粧品の「無添加」も同じ。消費者はこの手の言葉に惑わされず自分の目で良い製品を選んでいきたいものです。ところで、イギリスのガーデナー達の敵と言えば、カタツムリとナメクジ日本ではあまり聞いたことがなかったのですが、それは私が日本で土いじりをしたことがないからでしょうか?とにかくこいつらの被害は深刻。ホストマザーの友人は、庭にあった30鉢の植物を一夜にして全てナメクジにやられてしまったのだそう。30鉢も世話をするイギリスのご婦人もスゴイが、それらを全部食いつくすナメクジもスゴイぞ!ホスト宅の裏庭の鉢植えもやられてました。左が被害にあった方。元々は右のように元気だったのですが、透明なネバネバで溶かされてしまってます。しかも、裏庭を耕したところ、出るわ出るわ、でんでん虫の殻がっ!!(貝塚か?)早速、ホストと一緒にガーデニングのお店に行き、ナメクジ・カタツムリ用の殺虫剤(?)を買ってきました。こちらです。ちなみにイギリスのナメクジは日本のものよりも大きくてグロテスクです。
2007年06月19日
私がオックスフォードの語学学校で勉強しようと思った理由は、「学生の街」であるということと、もうひとつ「不思議の国のアリス」ゆかりの地だったからです。私はアリスの大ファンというほどではありませんが、ディズニーアニメでは何度見ても飽きないくらい、あの怪しい世界と不思議なキャラクターが好きです。「そんな場所で一年間勉強出来たらいいな」そう思ってこの場所に決めました。ところが、渡英後間もなくホストファミリーからアリスの物語についての意外な話を聞かされることになりました。ご存知の方も多いと思いますが…物語の著者であり数学者のLewis Carroll(本名Charles Lutwidge Dodgson)は、実在したAlice Liddellという少女(この物語のモデルとなった女の子)を非常に気に入っており、いつもボートにのせて連れまわしていたそうな。そんなアリスが飽きてしまわないよう、作って話し聞かせたのがこのお話。そ、それってロリコ…頻繁に逢いその度話していれば、当然話は長くなるわけで、実際のアリスの物語は非常に長く、それを短くまとめたのが今知られているお話なのだそうです。DodgsonがAliceをどの程度気に入っていたかについては、いろいろな説があるので正直なんとも言えません(反論意見もあると思いますが、あくまで私が現地の人間から聞いた話です。ご了承下さい)。その舞台ともなったクライストチャーチがこちら学生が実際に食事をするダイニングは、ハリー・ポッターの映画の撮影でも使われました。映画で使われて以来、観光客が一気に増えたのだとか。もちろん大半はハリー・ポッター目当てだそうです。美しかった… こんな肖像画に囲まれて学食ですか?感覚がマヒしそうです。しかし、このダイニングの隅に置かれていた電子レンジがかなりミスマッチでした。アリスのグッズを買えるアリスショップがこちらディズニーのアリスとは全然違い、とにかく怪しくてステキ。今回のショップの店員さんは日本に4年滞在したことのあるイギリス人男性でした(なぜか行く度に店員が変わる)。その男性が中国人観光客から何やらおかしなことを吹き込まれていました。日本ではOxfordのことを「牛津(うしづ)」と読んでいる。それはないでしょう!確かに、Ox=牛 Ford=津 と、意味的には間違っていないと思いますが、私はOxfordを「牛津(うしづ)」と呼ぶ日本人に今まで会ったことがありません。Oxfordは「オックスフォード」でしょう!?よく見ると店内に外国人向けのOxfordのガイドブックが言語別におかれており、その中のひとつのタイトルが「牛津」でした。それを指して「あれはUSHIZUと読むのよ。日本ではそう呼ばれているの」と東洋人に説明されたらイギリス人も信じてしまいます。Kは激怒し急いで店員さんに間違いを指摘。狭い店内の客全員に聞こえるくらい興奮してました。他の客は笑っておりましたが、とりあえずあの場にいた人達の誤解は解けたようです。ちなみに、タイトルが「オックスフォード」とカタカナで書かれたガイドブックもありました。それこそ日本人用です。こちらポストカードです
2007年06月14日
イギリス旅行に行ってきました。実は、4月・5月は公私共にいろいろな出来事が重なり、特に最愛の祖母が他界した事で大きなショックを受けておりました。そんな時、タイミング良く予定していたイギリス旅行の出発日が訪れ、まさに「現実逃避」の状態でアメリカを離れました。今回は、以前滞在していたオックスフォードのホスト宅に滞在。日本から親友Kもやって来ることになっていたので(彼女も同じ家に滞在していた)、本当に楽しみにしていました。予想以上に癒されました。現実逃避するつもりが、逆になぜか「現実」というものを噛みしめることになりました。5月~6月、イギリスは街中花であふれ、特にバラの美しさは例えようがありませんでした。手入れされた美しい庭だけでなく、野に咲く野生の花やハーブひとつひとつにも感動。今回7回目のイギリスでしたが、今回ほどこの国が美しいと感じた(気付けた)ことはありませんでした。そういえば、3月に日本に一時帰国した際、お墓まいりに行ったのですが。その時、お寺の境内の大木のパワーに圧倒されました。そこは幼い頃から何十回も足を運んだ慣れ親しんだ場所。通っていた小学校もすぐ側なので、何百回とそこの前を通り過ぎてきた所だったのですが、今回初めてその美しさに気付きました。正直、私にとって「世界遺産を見た」ぐらいの感動だったんです。離れてみて、全く違う環境に身を置いてみて初めてわかる美しさや尊さがこんなに身近にあったとは。きっと、今私が住んでいる場所も、離れてみたらその良さが今まで以上に実感出来るのかもしれません。美しいものはいつもすぐ側にあるそう気付けただけでも、これからの人生かなり得した気分になりました。
2007年06月14日
分割8回払いの商品を購入したとします。1月から支払いを始めた場合、支払いが終わるのは何月でしょう?答え・8月誰でも考えずにすぐ答えられそうな問題ですが、そう感じるのは自分が日本人だからだという事に気付きました。アメリカ生活が長い日本人の同僚・KさんとYさんと話をしていた時、かなり興味深い話を聞きました。「よく、こちらの人(アメリカ人)と、月(month)の話をすると、指を折って数える人がいるよね。日本みたいに、数字に月(がつ)をくっつけてるだけじゃないからすぐに計算出来ないんだね。」最初は何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。例えば、アメリカ人に上記のような質問をしても、すぐに「August(8月)」という答えが出て来ず、「えっと~… January (1月)、February(2月)、March(3月)、April(4月)…」と、指を折りながら数え始め、「あ、August(8月)だ!」と、やっと答えを出している現場を、YさんもKさんもよく見るのだそう。最初、それを聞いた私は「ちょっと、それは頭が弱過ぎでしょう!足し算も出来ないの?」と、驚いていましたが、よくよく話を聞いているうちに、そうでもないことがわかってきました。12ヶ月を年の初めから順番に番号で表し、その隣に「月」とつけて読むことを当たり前としている日本人にとっては、その月が年明けから数えて何ヶ月目になるのかなんて、考える前に数字が出てきてしまう。例えば、今が5月だったら4ヶ月後は9月… 指を折って考えなくてもわかるはず。しかし、こちらでは月と数字は全く結びついていないのです。日本のカレンダーは、たとえば「4月」を「April」と英語で書いてあっても、「4」という表示もどこかにあるはず。これを見慣れていたのでこれが当たり前だと思っていましたが、こちらのカレンダーをよーくよーく観察してみたところ、どのカレンダーにも数字が全く記されていない事に気付きました(←おそい)。現地のアメリカ人に日本語を教えているKさんが、「こちらの人に日本の月の数え方を教えると、簡単だって喜ぶのよ」と言っていました。それ位こちらでは月と数字は別物なのです。もしかしたら、他の方にとっては当たり前のことかもしれませんが、私はちょっと驚きでした。
2007年05月08日
チベット体操とヨガを始めて1年経ちました。ヨガはたまにやる程度ですが、チベット体操はどうにか続けており、身体のラインも随分と変わりました。しかし… それほど健康になったと感じないのが正直なところ。身体も締まって筋肉も適度についたのにどうも体力がない。そう思っていたある日、近所にサイクリングやウォーキングが出来る場所があることに気付きました。普通の道を歩くことは治安上あまりおすすめ出来ないのですが、そのウォーキングコースまで車で行き、そこから歩くことが出来るのです。自然の中を歩く事に飢えていた私は、木や草花、小川の香りのする道をこの上ない喜びを感じながらのんびりお散歩しておりました。最初はゆっくり、そして徐々に早歩きになり、週に一度1時間程度歩くことにしました。ところが、たかが1時間のウォーキングにもかかわらず、翌日は脚がガクガク、身体はダルダル。なんてやわな身体になってしまったのだろう…極度の運動不足です。筋肉をつけるエクササイズだけではダメなのですね。歩いたり、走ったり、泳いだりするエクササイズも併用しなければ!と、真剣に考え始めていたところ、近所に新しくて設備の整った大きなジムがあることを知りました。思い立ったら即行動の私は、早速会員になりました。以前通っていたジムと違い、来ている人達のレベルが高く、初日から気に入りました。こちらのジムに来ている人達の大半はスタイルが良く、皆さん黙々と身体を鍛えているのです。こんなアメリカ人もいるのね…ちょっと感動。こんな環境なら頑張れそうだぞっ!まずはヨガのクラスをとってみることにしました。インストラクターは黒人のお兄さん。いかにも東洋のものに興味があるアメリカ人らしく、漢字の入ったTシャツを着ていました。まあ、スポーツジムのクラスだから、今まで習ってきたような本格的なものではないだろうなと思っていたのですが、受けてみてビックリ!!「これはヨガですか?」という疑問から始まり、「これはヨガではないでしょう」という確信で終わりました。今まで見たことも聞いたことも教わったこともないポーズばかり(あまりにも変なのであえて書きません)。逆に、私が知っているヨガのポーズ(又はそれらしいポーズ)が殆どありませんでした。ヨガというより、普通のストレッチ。しかも、Tai Chi(太極拳)をパクッたようなポーズがやたらと出てくる(←以前習ったことがあるのですぐ気付いた)。私は時々吹き出しそうになってましたが、他の生徒さんたちは、それをヨガだと信じて真剣に彼と同じポーズに集中。皮肉にもみなさんレベルが高いので、このなんちゃってヨガ(しかし結構ハード)を黙々とこなしているのです。インストラクターのお兄さんは最後に、「Tai Chiに興味がある人は、後で僕のところに来てね」やっぱりTai Chiもどきのインチキヨガだった!来ている人は○。でも教えるインストラクターがちょっと微妙な新しいジム。これからしっかり通って身体を鍛えようと思います。もちろんヨガクラスはもうとりません。
2007年05月03日
帰国中、日本でカワイイ女の子をたくさん見かけたのですが、今まで全く気にならなかったのに今回非常に気になった点が2つありました。それは、メイクが濃い姿勢が悪い日本人女性のメイク技術は年々アップしているように思えますが、みんながみんなしっかりと完璧にメイクしているので、なぜか見ていてちょっと苦しくなってしまいました。決して派手なメイクではないのですが、ナチュラルに見えるメイクをきちんとしているといった感じ。お肌もファンデーションで完璧に作り上げられているのですが、素肌感があまり感じられませんでした。逆に私はどんどんメイクが薄くなってきているので、母に「顔色が悪く見えるからもっとしっかり化粧しなさい」と注意されました。仕方なく出かける時はちゃんとメイクをするようにしていましたが、今回いとこの結婚式で着物を着る時は、「ベースをもっと濃くしなさい」と言われビックリ。よく今までこんな厚いメイクを毎日やってたよなぁ…としみじみ思いました。こちらの女性は、ポイントメイク(特にアイメイク)はしっかりしてますが、やはりベースは薄め。ナチュラルというか、むしろスッピンに近い感じです。日本人がするような手の込んだメイクをしている人はあまり見かけません(面倒なのかな?)。こちらで化粧が濃いといえば韓国人女性ですが、普段そうそう見かけるわけでもないので、帰国中、久しぶりにきちんとメイクの日本人女性を大勢見て不思議な感じがしました。そして姿勢の悪い女性が多い!ヘアメイクもファッションもあんなに完璧なのに何かがおかしい…と思いしばらく観察していて気付きました。この点についても日本で生活していた時は全く気付かなかったのですが、普段街で日本人を見かけることがないので、すぐに違和感をおぼえました。どうしてだろう?親友Kに言ったところ、「靴が悪いんじゃない?見た目を重視した歩きづらい靴を履いていて、無意識のうちに足をかばうから変な歩き方になるんだと思う。欧米では歩けないような靴でも、日本の舗装された道だと歩けちゃうんだもん。」なるほど。一理あるかも。それでも、こちらのショッピングセンターで見かけるハイヒールの女性はあんな猫背じゃないよな。というか、誰でも普通に背をピンとのばしてさっそうと歩いている。しかし、日本人はぺたんこの靴でも姿勢が悪い。武田久美子さんがCOSMOPOLITANで、「日本人女性は歩き方はヘタというか、ちょっと独特ですね。アメリカのファッションモールなどに行くと、後ろ姿を見ただけで日本人だとわかっちゃうくらいですから。歩き方と髪型だけで確実に当てられます。ペタペタ足をひきずっていて、毛先をすいたヘアスタイルだったら、間違いなく日本人。」と言ってました。同感です。私も油断をすると姿勢が悪くなるので、常に意識して気をつけていきたいです。
2007年04月17日
3月の半ばから終わりにかけて一時帰国しました。3年半ぶりの日本です。帰国直前まで非常に忙しく風邪気味の状態であったところに14時間のフライト、帰国したら日本は非常に寒く、花粉症の私は毎日薬を飲む羽目になり、そして毎日のように誰かと逢う…というハードなスケジュールで、予想通り体調は悪化し、お肌の調子も最悪でした。とはいえ、美味しいものをたくさん食べ、実家の猫と遊び、本とマンガを読みまくり、日本でしか買えないものを買い、上手な美容師さんにヘアカットしてもらう…と、押さえるところは押さえてきました。実は、日本の新しくなったお札(いつの話だ?)を見るのは今回が初めて。市町村の合併で実家の住所(市)が変わり、ドラえもんの声優が変わり(←これはなんかショック)、姪が生まれている…等等、3年以上日本を離れている間、結構多くの事が変化していました。帰国前、最近日本人に帰国したばかりの同僚から、「みらのさん、日本はスゴイですよ。もう、近未来って感じで驚きますよ~」と言われていましたが、その意味がわかりました。東京駅の地下街のトイレに入ってビックリ! あのハイテクさは何なんですか?入ったそばから音楽が流れ、ゴミ箱はセンサーで開閉し、立ち上がると勝手に流れる(まあこれはアメリカでも増えましたが)。トイレに限らず、何もかもがやたらと便利でちょっと引いてしまいました。そして、久しぶりに街を歩いたのですが(こちらでは危なくて出来ない)、普段の用心深さがしっかり身に付いていて、大きなバッグを普通に手に提げて歩くだけでなぜか不安で落ち着かない(いつ引ったくられるかと…)。アメリカに長く住む日本人の友達が日本に帰国した際、暑い夏の夜、家の人が窓を開け網戸にして寝たのですが(きっと田舎のほうだと思います)、その人はその状態が怖くて眠れなかったそうです。こちらでは危険で出来ませんからね。ところで、こちらに住む日本人女性が一時帰国して戻ってくるとすぐにわかります。それは髪型がとってもよくなっているから。こちらの美容師のカット技術ではああはいきません。やはり日本人は手先が器用なのだなと改めて思います。日本人が海外にちょっと留学して、その国の文化やファッションに影響を受けて帰ってくる…と聞いても不思議ではありませんが、最近、その逆バージョンがあることを知りました。両親がアメリカ駐在し、幼い頃からアメリカ生活をしている日本人の中高生は、現地の日本人コミュニティーの中で日本の情報を交換するそうですが、インターネットがまだ普及していなかった時代は、日本に一時帰国したコが、最新の情報を日本から持ち帰り、友人に報告していたそうです。年頃の男の子が、長期の夏休み中に日本に帰国し、「今どきの髪型」にして戻ってくるなんて話も。日本のお友達からローズマリーのブーケをプレゼントしていただきました☆
2007年04月10日
これはTVや雑誌、本などで見聞きしたものだけでなく、実際こちらで感じたこと、こちらで長く暮らす日本人から聞いた話を元にまとめたものです。反論意見もあるかもしれませんがご了承下さい。日本人の女の子は海外でモテる。これは間違いないと思います。私個人の意見ですが、イギリスに居た頃よりもアメリカに来てからの方がそれを感じます。イギリスやヨーロッパの人は、日本人(というより日本の文化やハイテク)をリスペクトしている印象がありました。いわゆるアジア人を見下すタイプの人も、「日本人」と聞くと態度が変わる、つまりJapaneseというブランドが効果を発揮するのです。それは嬉しい反面、複雑な気持ちでもありました。イギリスのホストファーザーは、「日本人や他のアジア人は何を考えているかわからなくてミステリアスだ」と言っていましたが、確かに、欧米人からすれば外見も文化もまったく違っていて、謎めいて見えるのかもしれません。一方こちらアメリカでは、日本人だけでなく東洋人女性は全般的にモテます。といっても、アメリカ人の男性が全てそうというわけではなく、前回の日記で書いた通り、アニメ好きが日本の女の子に興味を持ったり、あるきっかけで東洋人女性を付き合い、以来、東洋人女性とばかり付き合いたがるようになるパターンが多いと思います。アジア人にハマる事をYellow Feverと呼ぶそうで、こちらに長く住む日本人に聞いたところ、Yellow Cabと同様こちらで時々耳にするとのこと。実際、私の日本人の友達が付き合ったアメリカ人男性の多くは、過去に東洋人と付き合った経験があります。つまり少なからずリピートしてしまうのです。理由はいろいろですが、簡単にまとめると東洋人女性はアメリカ人女性と比べやさしい・控えめ身の回りの事をアレコレやってくれる・気が利くいつまでも見た目が若い・体型があまり崩れない一方、アメリカ人男性は完璧なレディーファーストで情熱的に日本人女性を口説く。イベント事は外さないし、何でもない日でもいきなり花束攻撃。日本人男性にされたことのないことをしてくれるアメリカ人男性、アメリカ人女性に尽くしても当然と思われていた事を喜んでくれる日本人女性… お互い自国の異性にされたことのないことをされるのですから魅かれ合うのも当然。とはいえ、この組み合わせが必ずしもパーフェクトというわけではなく、それはそれで問題があるようです。これは長くなるのでまた別の機会に書きます。アメリカ人の体型やお肌のハリのピークは高校生と言う人がいます。早い人になると大学を卒業するあたりからお肌の老化が始まるのだとか。確かにこちらで会う30代のアメリカ人女性はどう見ても40代。非常に老化が早い。これは間違いなく食べ物が関係しているのでしょう。又、ヒスパニック系の女性も若い頃は本当に美しいのですが、20代、30代と進むにつれ体系が一気に崩れる。その点、東洋人は30代でも余裕で若く見られます。肌もキレイで体型もこちらの人に比べると断然細い。実際、アメリカ生活が長い日本人でも太っている人はあまりいません。おそらく日本食を恋しがり少なからず食べ続けるからだと思います。よって、こちらでは10歳以上も年上の東洋人とアメリカ人男性のカップルでも、同じ年代(又は男性が年上)に見えてしまうのです。以前、こちらの映画館で「ラストサムライ」を観た時のこと、小雪の入浴シーン(と言っても、背中が見えているだけ)で、アメリカ人男性がため息を漏らしたのには驚きました。又、あるアメリカ人女性がTVで、小雪がトム・クルーズに着物を着せるシーンを、「最もセクシーなシーンだ」と言っていました。この映画が上映された当初、日本人女性の人気が高くなったとも聞きました。あの、お美しい小雪と一緒にされるのは正直ツライものがありますが、例えあの美しさからかけ離れていたとしても、現地の男性にはあまり区別がついていないと思うのでよしとしましょう。ちなみに、観て非常にガッカリした「Memory of A Geisha(さゆり)」ですが、あれを観て絶賛していた同僚(もちろん欧米人)は、その後しばらく私のことを、「○○-san」と、さんづけで呼んできました。う~ん、中途半端に影響を受けてしまってるなぁ…日本を舞台とした映画で、日本人女性がどんどん誤解されていきそうです。(お知らせ)3月13日~29日まで日本へ一時帰国します。みなさんのブログへの訪問やコメントのお返事にお時間がかかるかもしれません。間に合わなかった場合は、こちらに戻ってきてから改めて致します。
2007年03月08日
こちらの人が日本に興味を持ち、日本語を習おうとする主な理由は、日本のゲームマンガ・アニメ日本の女の子「ビジネス」というのがないのが悲しい…。アメリカに来てもう30年になる同僚Kさん(50代・女性)は、20年ほど前から現地の人に日本語を教えています。彼女が教え始めた当初、生徒はビジネスマンの他、医者や弁護士までいて、生徒が習いに来る理由はもちろんビジネスの為だったそう。あれから時が経ち、現在の生徒(男性が多い)は揃いも揃ってみんなアニメ好き。もともと日本のアニメに詳しくないKさんですが、彼らが語るアニメネタはきっと私にもついていけない領域だと思います。授業中も生徒同士アニメネタで盛り上がっていて、Kさんはまったく入っていけないとのこと。それでも、興味のある分野から入ったからなのか、彼らの日本語レベルはなかなかのもので、日本のドラマを普通に理解出来る生徒もいるそうです。先日、Kさんが「電車男」のDVDをアメリカ人からすすめられて借りてました。こうなると、アメリカ生活が長く日本語がちょっと微妙なKさんより、多くの日本語を知っているアメリカ人もいるので、Kさんも時々新しい日本語を覚えて帰ってきます。 アメリカの大学を出ているO氏曰く、大学のキャンパスでも「アニメ好き」「日本人の女の子好き」は出没するそうで、O氏に「君、日本人?」と話しかけてくるアメリカ人は、その後決まってゲームかアニメの話に持ち込んでくるのだとか。O氏はそれが嫌で日本人に見られるのを嫌がっていました。O氏の友達Y君(日系アメリカ人)は、こちらで生まれ育ったので日本語より英語が得意。しかし彼は、日本のTVゲームだけは日本語でやり続けるというポリシーだった為、O氏よりも漢字を知っていたそうな。もちろんTVゲームもアニメも英語版はあります。しかし日本のカルチャーにはまるにつれ「日本語で理解したい」と考え始める外国人が結構いるのです。又、キャンパス内にいる日本人の女の子は、いつも必ずグループで行動する他のアジア人の女の子たちと違い、時には一人でカフェテリアで食事をしたりするので、男性側も結構声をかけやすいそう。アニメオタクからは逃げ切って欲しいですが、いつも群れずに行動しているのは感心です。ちなみに、こちらでアニメの翻訳(日本語→英語)のお仕事があるそうですが、やはりアダルト系も入ってくるので女性は要注意とのこと。
2007年02月27日
材料セロリグレープフルーツ醤油作り方セロリは食べやすい大きさにきるグレープフルーツは皮をむいてくずすセロリとグレープフルーツを混ぜて醤油をかける 恐怖の晩餐でおなじみのSちゃんから教えてもらったレシピです。さすがSちゃん、サラダまでちょっと怖いです。 これを教えてもらった時、偶然にも冷蔵庫にセロリとグレープフルーツが入っていました(両方あることはあまりない)。作るのなら今しかないと思いましたが、想像した限りあまり美味しいとは思えない組み合わせ。しかしSちゃん曰く、日本人が集まるポットラックパーティーに持っていったところ大好評だったそうです。Sちゃんの味覚は100%信用出来ませんが、今回はその日本人の方々の味覚を信じてみようと思い作ってみました。意外にも普通に食べられました。私はもう一度作ろうとは思いませんが、興味のある方は一度作ってみられることをおすすめします。 そう言えば大分前に、ある女優がTVで「みかんに醤油をつけて食べると美味しい。パーティーで外人さんに出したら、みんな美味しいと言ってあえて醤油をつけて食べたがった」と言っていましたが、これはグレープフルーツでも同じ事が言えると思いました。 それにしても、私の友達は結構変わった食べ方をします。親友Kは、朝、トーストにアボカドをのせ、それにちょっとだけ醤油を垂らして食べているそうです。よく裏技として、「アボカドに醤油をかけてトロの味にする」と聞きますが、それをトーストにのせてしまうとはどういうことだ?K曰く、これは「和と洋の融合」なのだそう。意味不明… 未だ試せず。更にKは、納豆にトマトを入れて食べるそうです。私は納豆に大根おろしを入れて食べる時がありますが、トマトはさすがにないな…反応が見たくてSちゃんに話したところ、驚きはしないものの、あえて食べたいという反応はありませんでした。しかし、それから大分経ってからまたその話をしたところ、「ああ、ソレもうやったよ。でも、私はやっぱり大根おろしと合わせた方が好きだな」既に体験済でした。しかも、(アメリカの)職場でやり、周りにいた同僚はかなり引いていたそうです。変わった食べ方を否定する気はありません。むしろ本当に美味しいと思える食べ方があるのなら知りたいくらいです。しかし、何を試してもリピートしないのが現状です。
2007年02月22日
大きな決断をする時、こちらの人はよくこの「プロ&コン」というものをするそうです。日本語に置き換えて言うと、「メリットとデメリット」といったところでしょうか。アメリカに長く住む何人かの日本人にすすめられました。やり方としては、まず紙の真ん中から縦に線を引き、自分が直面している事に対する良い点を左、悪い点を右にどんどん書き出していくのです。例えば、ある人と結婚しようと思った時、ある企業へ転職しようと考えた時、それについて考えられるメリットとデメリットをリストアップするというシンプルなもの。大切なのは、とにかく正直に書くこと。上からどんどん書き出してみて、明らかにコンのリストの方が多ければ、本当はその方向へ進むべきではないのかもしれません。ただ、多いからといって必ずしもそれが「間違った道」、「止めるべき」という単純なものでもないようです。その結果を見て自分で考えて決めればいいのです。 友人Cさんは、ある時期自分の恋人の事で深く悩んでいた時に、精神科のカウンセラーにかかっていたのですが、その時、この「プロ&コン」をすすめられたそうです。Cさんは言われた通り、恋人に対しての自分の正直な想いを全て書き出しました。すると、 「何か」が見えてきたそうです。 リストアップしなくても頭の中でわかっている事、既に自覚している事なのだからあえて書き出す必要はないのでは?そう思っていましたが、自分にとって大きな決断をすることとなった今、一度試してみる価値はありそうです。単純な作業のように思われるのになかなか実行出来ないのは、もしかすると、やってみた結果、何かに気付いてしまうのが怖いからなのかもしれません。 (追記)正式には「Pros & Cons」のようです。
2007年02月20日
「皆さん、バレンタインデー当日は赤・黒・白の色のファッションで出勤しましょう」こんな社内メールが来ました。いつものことですが、うちの会社では何かの記念日やイベント時(St. Patrick’s Day、Independence Day, Halloween等)には、このように着てくる服の色指定をしてきます。もちろん私は無視。実際にその色の服を着てくる社員はごく少数なのですが、まあ、遊び心があっていいかなと思います。バレンタインと言えば、女の子が男の子にチョコレートをあげて告白出来る日私も高校生の頃は、毎年気合を入れて手作りのチョコレートケーキや手編みの手袋なんかを贈っていました…(←遠い目)。ご存知の方も多いと思いますが、欧米では女性から男性に…とは決まっておらず、どちらから贈っても良いのです。又、贈る物も必ずしもチョコレートとは限らず、カードや花を贈ったりもします。イギリスではあまりバレンタインが盛り上がっているように感じられなかったのですが、アメリカではバレンタインが近づくと、チョコレートやハート型のかわいらしいグッズが店頭に並び、まさにバレンタイン一色!「な~んだ、アメリカのバレンタインは結構日本のと似てるのね」なんて思ってましたが、これは大きな勘違いでした。実際は、アメリカのバレンタインの主役は女性。もちろん恋人同士でカードを贈り合ったりすることもあるのでしょうけれど、男性側の気合の入り方はハンパじゃないのだとか。恋人未満の付き合いであれば、この日にロマンチックに演出してキメる。既に恋人同士であれば、この日にプロポーズ(実際、バレンタインにプロポーズする男性は多く、女性側もかなり期待するのだそうです)。あるラジオ番組では、この時期になるとバレンタインに女性に贈るアクセサリーやフラワーアレンジメントの宣伝がひたすら流れ、広告チラシも見出しはバレンタインの為のジュエリー関係ばかり。演出の出来る男性は、朝一で女性の職場に花が届くよう前もって手配(実際、夫から特大のバラのフラワーアレンジメントを贈られデスクの上に飾っている同僚がいました)。そして、ディナーはあらかじめ数件のレストランを予約しておき、当日彼女が行きたいという店をチョイス(もちろん他は全てキャンセル)。レストラン側からすると、バレンタイン当日のカップルの予約はあまりあてに出来ないのだそうです。という訳で、この日は男性が頑張って女性をもてなす為のもの。この気合の入り方はちょっと日本のクリスマスを感じさせます。前年のThanksgiving Day, Christmas Day からずっと出費が続き、極めつけのSt. Valentine’s Day…。クレジット返済はこれから始まります。この後、みなさんの財布の紐は一気にかたくなり外食をあまりしなくなるので、飲食業界はこの時期から一気に暇になるのだそうです。 訂正とお詫び社内メールの「赤・黒・白」のファッションの指定ですが、後ほどよく確認しましたところ、正しくは「赤・ピンク・白」でした。失礼致しました。
2007年02月13日
ここ数週間ずっと忙しく、ちょっと無理が続いていました。体調を崩すほどではないと油断していたところ、職場で大流行していた風邪を誰かにうつされ、先週久々に寝込みました。 私は決して身体が丈夫な方ではないのですが、会社を休まなければならないような風邪はあまりひかず、特に去年一年間はチベット体操をし、身体を冷やさないよう気を付け、酵素食品を意識して摂っていたので、熱を出すようなこともなく済んでおりました。しかし、今年は自分の今後の人生を大きく左右する選択があり、最近精神的に少しまいっていました。気持ちが弱気だと途端に免疫力も弱まるので、決まって体調を崩します。先々週の土曜から喉が痛くなり始め、先週の月曜の朝には熱が38℃以上出て、悪寒や頭痛、身体の痛みもあり、久々に「ツライ」と思いました。幸い月~木は会社がお休みだったので、4日間ガッチリ寝て自力で治すと決意。こちらで(日本でも?)風邪をひいたと言うと、みんな決まって「医者に診てもらった?」と訊いてきます。そんな時、私は逆に訊きたい、「何のために?」と。私は風邪をひいてもこちらの医者にかかるのは最終手段だと考えています。理由は以下の通りです。・通常の風邪の諸症状や発熱であれば、医師はTYLENOL(タイレノール)という市販薬4時間おきに摂るように言って終わる事が多い。・日本の医者のように的確な診断&処方をしてくれるとはあまり思えない(これは数多い周りの実体験からです。日本の医者が処方した薬の効き方はスゴイ)・こちらでは日本の医者のように、注射や点滴をしないので即効性は望めない・やっぱり医療費が高いこちらに長く住む日本人に、「なぜ日本人の旅行客は具合が悪いとやたらと点滴をしたがるの?」と訊かれたことがあります。私も以前、日本で扁桃腺が腫れ40℃の熱を出し点滴を受けたことがあるのですが、その効きと回復の速さには本当に驚きました。あれを体験している人なら、海外でも手っ取り早く受けて治したくなるでしょう。しかし、残念ながらこちらではあまり施されないようです。と言う訳で、今回は薬を一切飲まず、水分と生姜をたっぷり摂り、フルーツと消化の良い物を食べ、よく寝て治すことに。よく考えると、38℃以上の熱が出て市販薬も飲まないというのは人生初だったかもしれません。寝ながら汗をかいてかいてかきまくった末、熱は一晩で下がりました。それから3日間ゆっくり休み、風邪は治りました。 4日ぶりに出社すると、オフィスで風邪をひいているスタッフが増えていました。仲良しSちゃんも風邪でダウンし会社を休んだそうです。同じ職場の医療部の人たち(現役ナース・アメリカ人)に風邪で寝込んだと話すと、「そんなにSkinny(痩せぎす)だから免疫力がないのよ」と言われました。この国の人間は、「デブ」とさえ言わなければ相手に何を言ってもいいと思ってるのか?(ちなみに私は身長158cm、体重45kg位)「でも、太りたくても太れないのよ(←彼らには嫌味に聞こえる)」と言ったところ、「ジャンクフードを食べれば太るでしょ」何というアドバイス!!「ジャンクは嫌いなの!でも、私はご飯をちゃんと食べてるのよ。知ってるでしょう!?でも、太れないのよっ(←更に嫌味)」と返すと、「でも食べているのはいつもヘルシーフードじゃないか!」な、何て返しだ?ヘルシーじゃいけないのかぁっ!!「甘いものもあまり好きじゃない」と私が言うと、「じゃあ、一体何が好きなんだ?」訊くので、「野菜料理とか」と答えました。すると、呆れ顔で首を振りながらため息をついて下を向いてしまいました(←欧米人がよくやるアレです)。もう貴方たちに訊く事は何もないわ!ちなみに、こちらの人は体温が高いので、38℃までは微熱扱いされるそうです。 ***後ほど皆さんのところに遊びに行きますね***
2007年02月06日
チップ… 未だに慣れません。 先日、シカゴを旅行した時、普段使わないようなチップが発生して改めて思いました。タクシーを呼んで荷物をトランクに乗せてくれたポーターへのチップ、そしてそのタクシーの運転手へのチップ…受けたサービスの内容に応じて払うチップの額を自分で決める… 確かに合理的だとは思いますが、やはり面倒くさい。又、レストランに行った時は、チップ欲しさに過剰に自分をアピールするウェイターやウェイトレスにうんざり。彼らはチップで稼いでいるといっても過言ではないので、自分の受け持ったテーブルの客には自分の名前をきちんと告げ、食事している間も頻繁にやってきては、「問題ない?」 「何かあったらいつでも言ってね」等と言ってくるのです。話に花が咲いている時に何度も来られると正直うっとうしくなります。しかも、ウェイター・ウェイトレスが必要な時に限って何処かへ行ってしまい見当たらない! アメリカ人の旦那さんを持つ日本人女性Mちゃんの話。彼らはアメリカのあるレストランで食事をしたのですが、2人とも比較的小食(というより一般の日本人レベル)であったため、メインディッシュを一人前とサイドディッシュを2種類オーダーし、それをシェアして食べることにしたそうです。ところが、そのオーダーの仕方でウェイトレスの態度は豹変。通常、レストランではオーダーした金額の15%程度のチップ(TAXの約2倍)を払います。オーダーする金額が少なければ必然的にチップの率も下がるわけで、そのウェイトレスはオーダーが入った時点で自分の取り分を計算したのです。彼女のそのあまりの対応の悪さにMちゃんは激怒していました。しかし、残念ながらこのようなことは珍しくないのだとか。 先日、地元で有名なステーキハウスに食事に行きました。そこは食事の内容もさることながら、店員の教育もしっかり行き届いている為、大切な客を連れて行くのには最適だと聞いていました。実際、その店は何度も表彰されており、有名人などもよく訪れるようで、店内にはスポーツ選手のサインがたくさん飾られていました。確かに、ウェイターのサービスは完璧でした。まず、やたらとやって来ない。話が盛り上がっている時に邪魔が入らないので非常に快適。しかも、こちらの動きを常にチェックしているので、ウェイターが必要と思った時は、視線を向けただけですぐに気付き、パアーっとやってくる。オーダーも必ず女性から先にとり、スープを出すタイミングまできちんと確認。とどめは、全てのテーブルにマネージャーが直々に挨拶にやってくる(普通ありえない)。これは、担当しているウェイターがきちんとした仕事が出来ているかの最終確認。これがまたわざとらしくも押し付けがましくもなく、こちらも他のテーブル客と平等に扱われている感じがしてとても気分が良かったです。このレベルになるとウェイターのチップも15%どころではなく20%は払うのが普通だそうで、気前の良い人だとそれ以上払うのだとか。そこで気になるのが、この手のウェイターがチップだけで1日どれくらい稼ぐのか!(←いやらしい)一緒に行った仲間(飲食業界で働いていた経験有)に聞いてみたところ、店の込み具合にもよるが、普通に込んでる時期であれば1日$600~はかたいとのこと。ひえ~~~!!これプラス固定給ですかっ!!!何でも一流はスゴイのだなぁ…ちなみに、日本食レストランで長年働いていた知り合いの話では、日本食レストランに来る日本人はあまりチップの払いが良くないのだとか。これは日本人がケチなのではなく、チップ制度に慣れていないからだそう。アメリカ人であれば「良いサービスを提供された」と判断すればチップをはずんだりもするのですが、日本人はあくまで一定のパーセンテージで支払い。まあ、これは仕方がないと思います。でも、やっぱり個人的には、チップなしでも笑顔でテキパキとサービスを提供する日本のファミレスのウェイトレスのほうがスゴイなあと思います。 (追記)ウェイター・ウェイトレスの稼ぎはチップのみだと聞いた為、再度確認しました。実際は、ちゃんと時給があるそうですが、それが非常に安くTAXを引いたら殆ど残らないそうです。よって、結果的に稼ぎはチップの分だけということになります。
2007年01月09日
よく耳にするちょっと嫌な言われ方。 欧米の男性は常にレディーファーストで女性を大切に扱う。愛の表現もストレートで情熱的。それに慣れていない日本人はコロッといってしまう。失礼な!!しかし、残念ながらそれは全否定出来ません。こちらの男性は、女性を口説く時は全力でかかってきます。どこまで本気かは別として、想いをきちんと表現し、変な駆け引きや小技もありません。女性であれば決して悪い気はしないと思います。以前付き合ったアメリカ育ちの男性は、たった1時間逢うだけでもバラの花を持ってきて、「美しい女性には美しい花を」なんてセリフをかまして私をビビらせました。もっと驚いたのは、その彼は今まで付き合った女性(おそらく若い年代)に頻繁に花を贈ってきたそうですが、こちらの女性は、「あら、ありがと」と言ってその花をポイッと脇に置く程度だったそうです。花を貰って喜んで花瓶に生けている私を見て彼は、「花を贈ってこんなに喜ばれたのは初めてだ」と感動していました。花って貰ったら相当嬉しいものじゃないのかな?それをアメリカ人男性と長く付き合っている日本人の友人に話したところ、「そりゃあやっぱり女の子は、光り物(アクセサリー)、花、スイーツでしょう」と、男性は女性を喜ばせる為にこのいずれかを贈るのがさも当然かのように言いました。う~ん、それが当たり前と思うのはどうかと…。ひょっとして彼女も例のアメリカ人女性と同じ感覚になってしまっているのか? またそのうち詳しく書きますが、こちらでアジア人の女の子はモテます。それは聞いていた以上のものでした。理由はいろいろ、本当にいろいろ。その中のひとつが、「アジア人の女の子は控えめでやさしい」確かに気の強いアメリカ人女性を相手にしているアメリカ人男性から見たらアジア人女性はそう見えるのかもしれません。知り合いの日本人女性はアメリカ人女性にこう言われたことがあります。「あなたたち(アジア人)は男の心をつかむ術を知っている!」そ、そっか… アジア人はアメリカ人女性から見ても男性ウケすると思える接し方をしてるのか。でも、大抵のアジア人は自然にこれをやっているからなあ… 術とか言われても困るわ。 意外だったのは、アメリカ育ちの男性ならみんなレディーファーストが出来るというわけではないとうこと。やはりこれは親のしつけが重要なのだそう。確かに、街中で見知らぬ男性でも、何が何でも自分がドアを開けるという姿勢の男性と、こちらがドアを開けても何も言わず先に中に入ってしまう男性がいます。まあ、後者はそう多くはありませんが。 同僚Aさんの大学生のお嬢さんHちゃんのお話。Hちゃんは、アメリカ生まれアメリカ育ちの日本人。これまで2人のアメリカ人男性とお付き合いしたそうですが、1人目の男の子はご両親のしつけがとても厳しく、レディーファーストも徹底的に仕込まれてきたタイプ。Hちゃんは車に乗る時も降りる時も一切ドアを開けることがなかったのだとか。ところが、2人目(現在の彼)はそのあたりがかなり微妙。レディーファーストが自然に出来るタイプではないため、現在Hちゃんが彼を教育中。例えば、ドアの前まで来て彼がドアを開けないと、Hちゃんはその場に立ったまま、彼がドアを開けるまで待っているのだそうです。う~ん、教育するほうが面倒だな… 男性から花をプレゼントされたり、エスコートされたりするのはとっても嬉しいこと。だからこそ、それ自体に慣れ過ぎてしまわないように気をつけたいです。
2007年01月02日
メリークリスマス☆仲良しSちゃんとクリスマスのイルミネーションを見にドライブしてきました。Sちゃん、長時間の運転お疲れ様でした!
2006年12月25日
日本からアメリカに移り住んで30年以上経つ、Tさん夫婦のお話です。Tさんは大のゴルフ好きで、日曜日には必ずゴルフの練習に行くタイプ。Tさんの奥さんはいわゆる専業主婦で、休みの日はいつも庭の芝刈りをしていたそうです。ある日のこと、Tさんの奥さんは隣に住むアメリカ人夫婦の奥さんからこう言われたそうです。「あなた、今の旦那さんといつでも離婚できるのよ」お隣さん曰く、Tさんの行動は、家庭をかえりみず、休みの日には家族サービスもせず、庭の芝刈りという重労働を奥さんに押し付けている。それは立派な離婚理由となり、訴えるに値するものなのだと…。ちなみに、Tさんは友達とフロリダへゴルフ旅行に行ったことがあるのですが、その旅行に奥さんを連れて行かなかったことが職場の人間(アメリカ人)にバレて、同僚から大顰蹙をかったそうです。そ、そんなにいけないコト? うちの父はいつもやってたケド…Tさんは後になって奥さんに「一緒に行きたかったか?」と聞いてみたそうですが、「ゴルフ旅行に?冗談じゃないわよ。そんなの絶対に一緒に行きたくないわ!」と返されたそうです。私の両親はどちらかというとこのTさん夫婦のようなタイプで、父も母も特に不満に思っていないので、それがずっと普通だと思ってきました。しかし、アメリカ人からするとそれはちょっと考えられない事よう。アメリカに何十年も住む同僚の日本人女性に言わせると、日本のサラリーマンが奥さんなしで会社の慰安旅行などに行くこと自体、信じられないそうです。こちらではパーティーが多く、正式なものであるほど夫婦で出席するのが基本。会社主催のパーティーや旅行は、会社側も奥さんの分を予算に組んでいるのだそう。しかし、夫婦がいつも一緒であることが基本スタイルであるにもかかわらず、ここまで離婚率が多いのは何故でしょう?夫婦で出かける機会が多い→夫婦の仲が良い とは単純にいかないということでしょうか。夫婦やカップルでパーティーに出席する… それはそれで楽しいと思いますが、夫が休日にいつも家に居て家族サービスしてくれなくても別にいいかなと私は思っています。
2006年12月23日
仲良しSちゃんとシカゴに行ってまいりました。 お目当てはThe Art Institute of Chicago。今回、ショッピングやレストランでのお食事等は殆どせず、2人して鼻血を出しそうになりながら名画を満喫してきました。Windy Cityと呼ばれるシカゴ。出発前から「シカゴは相当寒いぞ」と周りから脅されていたふたりでしたが、行ってみると日本やイギリスの冬の寒さと大して変わりませんでした。ミシガン湖に面しているせいか、寒くても空気が乾燥した感じもなく、吹き付ける風の冷たさが厳しい以外は結構平気でした。ところが、ご存知の通りホテル内は乾燥が酷く、部屋に水を撒いて寝ても乾燥した空気で夜中に何度も起きてしまう始末。おかげで旅行中はかなりの睡眠不足でした。Sちゃんとは同じ職場でありながら、お互い仕事やプライベートの忙しさから最近ゆっくり話をする機会がなく、特に美容・健康話をするのは今回久しぶりでした。そしてお互いある事に気付きました。現在、私とSちゃんは同じようなお肌のトラブルを抱えています。私の場合、10月に入り急に涼しくなってきたあたりから、室内の乾燥した空気が非常に気になり出しました。そして、顔のいたるところに、硬くカサカサと乾燥した部分が出てくるようになってきました。これは2~3日でひいてしまうこともあるのですが、疲れや睡眠不足が続くとまた出てきます。今回の旅行中はそれがピークでした。旅行から帰ってきてからまる2日間、寝て寝て寝まくったところ大分落ち着きましたが、今でもカサカサ感が残ってます。気になるのは、私もSちゃんも元々脂性肌で、冬場でもお肌の乾燥に悩まされたことなどなかったのに、なぜか2人して今年の冬からこのような症状が始まったということ。アメリカ生活7年目のSちゃん、4年目の私…。 一体、なぜ今年の冬に限って2人はこのような肌トラブルに直面しなければならないの!? Sちゃんは、「やっぱりこれは私たちの美食生活のせいじゃない?」と言います。確かに、私とSちゃんの食生活はかなり似てます。そして、この2人のオーガニック的美容・健康食生活は今年から始まりました。でも、だったら、なぜ食生活を改善してお肌が乾燥するの~!?やっぱり動物性食品の摂取が減ったからでしょうか?私もSちゃんも完全なベジタリアンではありませんが、お肉を食べる量は以前に比べると大分少なくなりました。Sちゃんは、ベジタリアンの友達が何人かいるのですが、今年のお肌の乾燥具合がどうもそのお友達のそれに似ているのだそうです。ベジタリアンとお肌の乾燥・シワとの関係については賛否両論だと思いますし、正直私もまだ何とも言えません。ただ、このお肌だけはなんとかしなくては!・ 加湿器を購入する・ 睡眠不足にならないよう気をつける・ 身体を冷やさないよう気をつける(半身浴・陽性食品摂取)・ シンプルなお肌のお手入れはこのまま続ける・ フルーツやお野菜たっぷりの食事はこのまま続ける・ 身体に負担のない程度に肉・魚を摂取(でも無理はしない) しばらくの間、この部分に気をつけて頑張ってみます。
2006年12月14日
本日、11月23日はThanksgiving Day。以前、アメリカ人の家庭のディナーに御呼ばれしてターキーをご馳走になったことがありますが、今年は仲良しSちゃんと遊びに行ってきます♪ アメリカで一年のうち一番自殺率が高いのが、このThanksgivingから年末にかけてなのだそう。家族が集まり団欒する時期なのになぜ?と思いましたが、知れば知るほど納得出来る部分が…。家族が集まるイベントの中でもクリスマスは最大級。家族だけでなく普段会わない遠い親戚まで集まってきて、家族や友達、親戚とのパーティーが続く。そうなると贈ったり貰ったりするプレゼントもまた半端じゃない。出費も多く、楽しくもあるが、プレッシャーやストレスも多いのだそう。例えば失業中だったり離婚していたりすると、この時期が思いのほか辛くなるのだとか。知り合いのアメリカ人はご両親が離婚されていたので、「今週は父親に逢いに○○州へ、来週は母親に逢いに○○州へ…」と急がしそうでした。何が何でも家族と過ごすのか?又、クリスマスデコレーションも、純粋に飾り付けを楽しむというのが理想なのですが、パーティーの主催側はいかに素晴らしく飾りつけるかにプレッシャーを感じることがあるそうです。凝る人はとことん凝るので、この時期はテーブルウェアはもちろんバスルームのタオルまでクリスマス使用だったりします。ちょっと高級住宅街のエリアのお屋敷になると、外から見ただけでも大きなツリーが3つもあったりします。それを見た友人は「サンタが何人来るっちゅうねん」と呆れてました。又、広いお庭はディズニーランドのエレクトロニカルパレード並みのイルミネーションで、玄関先には私の背丈ほどのNut Crackerが置いてあったりしてまるでおとぎの国。しかも、そういう家に限って車で通りすがりに見えない場所にあったりします。もう自己満足の世界。 アメリカのある小学校で実際に起きた事件(?)ですが、教師が生徒にサンタクロースの真実、つまりサンタクロースは実在しないという話をしてしまい、その父兄から苦情が殺到し大問題になったそうです。子供はサンタがいないという事実にとまどい親に問い詰める、その親は「子供にどうやって説明すればいいんだ!」「これからのクリスマスをどうしてくれる!」と学校側に猛抗議。日本で同じ事をしたとして、果たして何人の親が苦情をあげるのだろう?いや、苦情をあげる親がいるのだろうか?そもそも日本の小学生の何割がサンタの存在を信じているのだろう?アメリカのクリスマスは子供から大人までかなり気合が入っているので要注意です。 クリスマス前は、どこの郵便局へ行っても長蛇の列。みんな遠方に送るクリスマスプレゼントを両手いっぱいにかかえて並ぶのです。この時期は郵便物の紛失も多く時間もかかるので、日本の両親にも12月中は何も送ってこないようお願いしています。アメリカ人男性と結婚した日本人女性Mさんは、旦那さんのお母さんにクリスマスのプレゼントを贈ったのですが、後日、「あ、あれ返品したわよ」とあっさり言われたそう。これはMさんの姑が意地悪なのではありません。私も最初はかなり驚きましたが、アメリカでは欲しくないプレゼントを返品する人がいるそうです。この時期に買い物をするとレシートが2枚ついてくるのはその為だとか。又、プレゼント代のクレジットをその年明けから払っていくというケースも。高価なプレゼントを贈ったり貰ったりしたあかつきには返品… そして借金返済… 一見華やかで楽しそうに見えるクリスマスも現実は結構厳しいようです。 最近知ったのですが、アメリカではクリスマスでも「Merry Christmas」とむやみに言わないほうがいいようです。なぜならカトリック教徒以外にイスラム、ユダヤ、その他の宗教の人が大勢いるからです。よって、クリスマスでも「Happy Holidays」と言うのだそう。同じ欧米でもお国によって色々だなと思いました。
2006年11月24日
イギリスで初めてクリスマスを過ごした時、意外にも質素だったのに驚きました。街のイルミネーションや部屋のデコレーションはセンスがあり素晴らしいのですが、アットホームで厳かなクリスマスといった感じ。 クリスマスが近づくと、ホストは何十枚ものカードを近所の家の郵便受けに突っ込みながら出勤していましたが、同じ頃それと同じくらいの量のカードが毎日のように届きました。その二つ折りのカードを天井に張った紐に引っ掛け万国旗のようにしたり、届いたプレゼントをツリーの下に置きクリスマス当日を待ちます。ホストは1ヵ月前からクリスマス料理の準備に取りかかります。アメリカにはなかったクリスマスケーキですが、イギリスのホストは確かに「クリスマスケーキ」と言って焼いてくれました。そして食べきれないほど沢山の料理を用意し、12月24・25・26日は食べる・寝る・TVを観る…の繰り返し。とにかく何もしないでゴロゴロするのです。このあたり、ちょっと日本のお正月のようです。 恒例のエリザベス女王のスピーチですが、イギリス国民は毎年これを楽しみにしているのだと何かの本で読んだのですが、ホストマザーは「こんなの誰も聞かないわよ。これが始まったらみんなチャンネルを変えるのよ」とバッサリ。もちろんみんながみんなそうだとは思いませんが…。 クリスマスにはそれまでに届いたプレゼントをひとつひとつ丁寧に開けて喜ぶのですが、どれもそれほど高価なものではなく、贈った人の気持ちが入った温かみのあるものばかりでした。素敵なクリスマスではありましたが、街や家のクリスマスの飾りつけがその年明けまでそのままだったのがちょっと違和感でした。12月26日になった途端に年越しモードに突入する日本に慣れているせいでしょうか。
2006年11月21日
以前、アメリカ人の友達AとB、私と私の友達Mの4人で食事に行った時のこと、日本に駐在で1年間住んでいたことのあるBが、日本のクリスマスについてAに熱く語りだしました。 B: 日本にはね、クリスマスケーキというものがあるんだよA: クリスマスケーキ?何なんだそれは!?B: 日本人がクリスマスに食べるケーキのことだよそこで私が突っ込みを入れるみらの: えっ アメリカにはクリスマスケーキはないの?B: ないよA: いや、クリスマスにケーキを食べたければデザートに食べてもいいんだよ。でも、あえてクリスマスケーキとは言わないなへえ~ イギリスでホストマザーがクリスマスケーキを焼いてくれたから、てっきりアメリカにもあると思ってたんだけど…。Aはこのクリスマスケーキという言葉に何度も首をかしげていました。そして更にBは続けました。B: しかも、日本人はクリスマスにKFC(ケンタッキーフライドチキン)を食べるんだよA: 何?KFC?なぜクリスマスにKFCなんだ!?B: わからない。でも、クリスマス用のスペシャルメニューまであるんだよA: それはおかしいだろ!!この会話の側で私とMは笑い転げてました。確かにアメリカ人から見れば、年に一度の大イベントのクリスマスに、普段安く手軽に食べられるファーストフードをあえて食べるという行為は不思議で仕方がないのだと思います。又、クリスマスにカップルで過ごす日本人に対してもBは理解出来ないといった様子。B: クリスマスは家族と教会にいくものだろう。そんな日に恋人とデートしてホテルへ行くなんて不謹慎だよこれはもう仕方がないですね。日本のクリスマスを欧米のクリスマスと同じように思ってはいけません。 ところで、KFCについて同僚O氏(日本人・アメリカ育ち)が面白いことを教えてくれました。なぜアメリカではケンタッキーフライドチキンのことをKFCと呼ぶのか?もちろんKentucky Fried ChickenをK-ケンタッキーF-フライドC-チキンと略しているのですが、あえてKentucky Fried Chickenと名乗らないことにもうひとつ理由が…Fried(揚げる)という言葉自体、ヘルシーなイメージが持たれないから使わないいやいやいや、ちょっとちょっと!! どんな名前だってフライしたチキンなんだから、そんなとこ隠したって意味ないでしょ!?しかし、1人でも多くの人に食べてもらう為、ネガティブな言葉はとことん排除。しかも、KFCはこうも訳せるそうですK-キッチンF-フレッシュC-チキン恐るべしアメリカのマーケティング…イメージだけヘルシーにして内容はギトギトの脂… 莫大な広告料はもっと別のところに使って欲しいものです。
2006年11月14日
そろそろ始めなければ… 何って、クリスマスの準備をです。ハローウィン前からジワジワと忍び寄っていたクリスマスの影でしたが、11月に入るといよいよ本格的にクリスマスグッズが店頭で売られ始めます。イギリスのクリスマスも体験しましたが、アメリカのクリスマスのスケールの大きさには到底及びません。こちらで見聞きしたアメリカのクリスマスをこれから少しずつ書いていきたいと思います。アメリカでは、早い人では夏が終わる頃からクリスマスの準備にとりかかるそうです。まだ夏の名残があるうちから家族や友達のプレゼントを少しずつ買い始め、それをクリスマスまでそっとしまっておくのだとか。クリスマスプレゼントに関してはまた改めて詳しく書きます。 こちらにVICTORIA’S SECRETというランジェリーメーカーがあります。下着の他にも、洋服や靴、ナイトウェアー等があります。品質・デザインは断然日本の下着のほうが上だと思うのですが、まあ許せるレベルのものなので、私はよく下着を買います。店頭だとサイズや種類に限りがあるのでネット注文するようになったのですが、以来カタログが送られてくるようになりました。このカタログのモデルさんがとにかくスゴイ。ポーズといい、メイクといい、目つきといい、かなり挑発的でエロい。まるで男性向けの雑誌のようです。最近、クリスマスバージョンのカタログが送られてきたのですが、どのページも気合入りまくりの勝負下着。サンタの帽子をかぶったお姉さまは「あなたたち、クリスマスの準備はちゃんと出来てる?」と言わんばかり。あるページでは、セクシーな下着を着てセクシーなポーズをしているモデルさんがBlindfold(アイマスクのような目隠し)を付けて口を半開きにしていたり、Lace-up Cuffs(布製の手錠)を付けて微笑んでいたり… アイマスクは、どう考えても睡眠時に使うものではないわけで… そんなグッズが普通の下着のカタログに登場するあたり、さすがアメリカと思いました。 これから年末にかけてどんどん忙しくなってきます。早め早めに準備しておかないと後で大変なことになるので、今年こそは余裕を持ってとりかかろうと思います。ああ、夏休みの宿題をする気分…楽しい季節でもありますが、反面かなり憂鬱です。
2006年11月07日
去年、イギリスのホストに逢いに行った時、Google Earthというものを初めて知り、自分が住んでいる地域の衛星写真を3Dでチェックしました。日本だと都内でもそれほど鮮明な写真を見ることがまだ出来ないのですが、こちらはスゴイ。自分が働いているオフィスのビルディングやアパートの駐車場までよ~く見えるのです。もちろんリアルタイムの写真ではないのですが、かなり驚きました。 以前、同僚の勧めでPeople Search というサイトに入り自分の名前をタイプし検索してみたことがあったのですが、自分の住所と電話番号が簡単に出てきて愕然としました。しかも、その時点で何度か引越していたのですが、それまでの住所が全て表示されてました。その後、現在の住所に引っ越し、固定電話も持たず極力自分の住所や携帯電話番号を公表しないようにしてきました。さて、今の自分の情報は簡単に検索出来るのかな?間違いなく出来るだろうと思いながら検索してみたところ、やはり簡単に出てきました。しかし、チェックしたURLが若干違っていたせいか、今回は名前と住んでいる州のみ公開されているだけでした。しかし、金をとっていやがった!名前・住所・電話番号・年齢程度の情報なら$10程度。生年月日・過去20年間の住所・ルームメイトの有無・結婚歴・旧姓・親族・財政問題・私有財産… 等で$40程度。更に$20プラスすると犯罪歴まで事細かく調べてくれる。オイッ 人の情報を勝手に(しかもネット上で堂々と)売るんじゃねえっ!!これでは名前がわかったら最後、誰でもお手軽に他人の情報が調べられるじゃない!この情報化社会にこんなことで腹を立てても仕方がないのですが、やはり気分が悪いです。調べられて困るような事は何もないけれど、やはりストーカーの問題があったから嫌だなぁ…。とはいえ、犯罪歴のある人間(例えば性犯罪)が今何処に住んでいるのかも調べられるそうですし、アパートを探す時も、そこで警察の通報が過去に何軒あったかというのも簡単に調べられるので、危険から身を守るという意味では非常に便利なものなのかもしれません。ちなみに、こちらで固定電話をつけると自動的に電話帳に名前が載ってしまうのですが、それをあえて載せないよう手続きを取ると追加料金がかかります。日本はどうなんでしょう?
2006年10月27日
自分は写真写りが悪いと思っていらっしゃる方が意外と多いようなので、私が証明写真を撮る時に必ずやっている裏技をご紹介します。実はこれは日本のTV番組で紹介されていた方法です。実際に試してみたところ以前よりずっと良く撮れるようになったので証明写真を撮られる方はぜひ一度お試し下さい。白い服を着て撮る(又は白いハンカチ等を膝の上に広げる) これでフラッシュが反射し顔色を明るくキレイに見せる鼻から息を大きく吸い込む 目を自然に見開くことが出来る。意識して目を大きく見開こうとすると、ただびっくりした顔になってしまう。 他にもいくつかありましたが、この2点だけでも、証明写真の出来は大分違ってきます。しかし、マイペースに撮るためには無人ボックスのスピード写真でなければなりません。又、スピード写真であればどこでも出来が同じとも限りません。証明写真を撮って写りが悪くても、「自分の写真写りが悪い」「証明写真は写りが悪いものだ」と決めつけず、次回は他の所で撮ってみるのも手です。そういえば白黒写真用のメイクもありますよね。真っ赤な口紅も白黒だと黒く映ってしまうように、カラー写真ではイケていても白黒になるとちょっと怖い顔になったりします。まあ、白黒の写真を撮ること自体あまりないのですが、パスポートや免許証などのIDを白黒コピーされた時の自分の写真を見ると泣きそうになります。 私がまだ24~25歳だった頃、写真を撮るのが趣味というOさん(男性・30代)と知り合いになりました。Oさんはプロのカメラマンではないのですが、いつも大きなカメラを持ち歩き、やたらと写真を撮っているタイプ(カメラ小僧の類ではありません)。時々女友達にモデルを頼んだり、作品をコンクールに出展したりしているので腕は確か。友達もカメラマンが多かったです。Oさんはどんなタイプのカメラ(例えば小型のインスタントカメラ)を使っても上手に撮ってくれるのでした。Oさん曰く、「良い写真というのは実物よりも良く撮れているもの」確かに、旅行に行った時に自分で撮った写真は現地の良さを100%出し切れていないのに、絵葉書やパンフレットの写真は実際の景色以上に美しかったりします。ある日、Oさんが撮った女性のアップの写真(A4サイズ)を見せてもらいました。私はその美しさにビックリ!とにかくお肌が綺麗なんです。常盤貴子似の美人にしばし釘付け。ところが、Oさんが一言、「そのコね、お肌が全然キレイじゃないんだよ。顔も普通だよ」うそっ! このお美しい方が!?Oさんは決して女性の容姿に厳しいタイプではなく、むしろ客観的に的確に見たままの事を表現するタイプなので(このあたりがカメラマン)、これは本当だと思いました。そうか… 腕と機械でここまでいけるのか!それまで、OさんやOさんの友達にモデル(あくまで練習用)にならないかと何度か言われたことがあったのですが、この女性の写真の出来を見て、これは撮ってもらわねばと本気で思いました。そして私はOさんにとんでもない事をお願いしました。「Oさん、ヌード写真を撮ってよ」若さとはおそろしいものです一体、私はそんなもの撮ってもらって、どうするつもりだったのだろう? 0さんは「あ、いいよ」とあっさりOK。ところが、「でも、今すぐは無理だな… ヌード写真用の道具がない。結構いろいろ必要なんだよ」うわっ そんなのあるんだ!?そうか、ヌード写真でもキレイに見せる為のそれなりの技があるのね…ところが、その後私は急に忙しくなり、Oさんとは全く逢わなくなってしまいました。結局、本格的な写真は一度も撮らずに終わりました。 美しく撮れた写真の裏には、メイクあり技術あり… たくさんの秘密が隠されている気がします。
2006年10月24日
いつも行くオーガニックスーパーに行ったところ、Dr.ハウシュカのシリーズが増えていたので、思わず日焼け止め(写真左)を買ってしまいました。(以前korridaさんが書かれてました)つけ過ぎると顔がテカテカになってしまうので要注意ですが、余分な油はティッシュで拭き取れば問題なし。最近使い始めたロゴナのプレストパウダー(写真右)をこの上にブラシで軽くのせ、気になる部分はコンシーラーを使い下地終了。やはりオーガニックコスメはいいです。肌が軽くてラク!しばらくはこの組み合わせで使ってみます。 最近、アメリカで結婚式を挙げた友人Mちゃん(日本人・女性)にウエディングの時の写真を見せてもらいました。Mちゃんは、どちらかというとキュートでかわいいタイプ。それほどメイクをしなくてもかなりイケていて、男性からもよくモテます。しかし、どういう訳か、彼女の写真は実物よりもやや落ちるというのが正直なところ。写真でも十分かわいいのですが、残念なことにいつも実物の美しさが出しきれていない。ウエディングドレス姿の写真は確かに素敵でしたが、きっと実際に間近で見たら相当にキレイだったのだろうなぁ… と、密かに思いながらアルバムをめくっていました。ところが、あるページにきて私の手が止まりました。とても彼女とは思えない写真を見つけたからです。何が違うって、それはメイクです!結婚式本番はプロのメイクに頼むつもりでいたMちゃんは、事前に$60払ってメイクをしてもらい、どういった出来になるのかをチェックしてみたのだそうです。メイクさんがアメリカ人だった為、もちろんメイクもアメリカン。とにかく濃くてケバイのです。出来上がったMちゃんの顔を見た新郎と彼女の両親は、そのあまりのケバケバしさに言葉を失ってしまったのだとか。結局Mちゃんは、本番はプロには頼まず自分でメイクをしました。しかしっ! その厚化粧の時に撮った数枚のMちゃんの写真が美し過ぎるのですっ!!かわいいタイプのMちゃんが、どう見ても「とっても気の強そうなキレイなお姉さん」状態で、「ミス○○」とか、「○○嬢」という言葉がピッタリ。私はその写真に釘付けになってしまいました。他の人は「ケバイ」、「Mちゃんらしくない」、「気持ち悪い」等と言ったそうですが、やはり美しいものは美しい。この先何人に見られるかわからない写真なら、絶対にキレイに見える方の写真をとっておきたいと私は思います。 日本に居る親友Kにアドバイスされたのが、「自分が良く撮れている写真」 というものを選ぶ際、第三者の言葉にも耳を傾けること。つまり、写真写りの良し悪しは自分だけで判断するのではなく、他人の意見も参考にするのです。自分が嫌だと思った写真でも、意外と他の人は褒めたりします。なぜそのようなギャップが生じるのかは謎ですが、「あまり良く撮れていない」と思った写真だったとしても、自分以外の複数の人間が絶賛したのならばそれは採用(アルバム保存に)すべし。 そういえば、日本にいる時に知り合った元モデルの女の子が言っていたのですが、プロのメイクさんにメイクをしてもらう際、「今日は何歳?」と毎回聞かれたそうな。…と言うことは? メイクで年齢を操れると? ゴクリ…それまではメイクにあまり興味がなかった私でしたが、雑誌のメイクの特集があればしっかり目を通すようになり、「欠点をカバーするメイク術」の項目は必ず熟読するようになりました。 これまで私は、メイクの師匠でもある親友Kからかなり多くの事を学びました。彼女はポイントメイクのカラーに非常に強く、「欲しいカラーがあったらすぐに送るからいつでも言ってね」と、かなり頼もしい。以前、私が使っていたお気に入りのブラウンのアイシャドーが残りわずかとなり、同じものは既に販売停止となっていた為、こちらで似た色を探していました。しかしどうしても見つからなかったので彼女に相談してみたところ、K: 「じゃあ、そのカラーを白い紙にちょっとだけ付けて私に送って」みらの:「え、紙に付けただけでわかるの?」K: 「うん。だって、同じ紙に付けてみて同じ色になるものを探せばいいんだもん」Kさん、脱帽です… 私がメイクをする時のポイントは・ファンデーションはとことん薄く ・ポイントメイクは濃さよりも技できちんとしたメイク顔しか見せたことがない人の前で、いつスッピンになっても相手にショックを与えないよう、薄~く…軽~く… しかしながら絶大な効果を発揮する技を磨く!女ってちょっと大変… でも楽し♪
2006年10月20日
GIRAS+SOLさんから長~いバトンが回ってまいりました。では、早速いってみますか。このバトンを回してくれた人の印象をどうぞ GIRAS+SOLさんは、異国の地ポルトガルで毎日とても楽しそうに過ごしていらっしゃる、ユーモアたっぷりの素敵な女性。料理がとてもお上手で、家族との時間も大切にし、自分にも周りにもとても正直なところに憧れます。なぜかちょっとつかみどころのない不思議な方。バトンを回してくれた人を食べ物にたとえると? シュークリーム(カスタードクリームと生クリームが両方入ったやつ)。甘~い香りとやわらかい食感がGIRAS+SOLさんのイメージです☆バトンタッチ5名!(印象つき) ・pira-ruさん ちょっと謎の多いカッコイイお姉さん。繊細で人の心の痛みのわかる女性。・沖さん 「自由自在」という言葉が良く似合う、知れば知るほど男っぽい男性。・keikoさん 愛情深い知的な女性、でもちょっと天然の部分も…。・yocoさん いつも側にいるだけで心が癒される、優しく素直なかわいい女性。・豆猫さん とんでもない底力を秘めている、ユーモアのセンスと抜群のバランス感覚を持つ女性。私の勝手な印象付きで指名してしまいました。お忙しい方、バトンはちょっと…という方はスルーして下さい。本当は他の方も指名したかったのですが、5名となっているので今回は上記の方に絞り込みました。 タイトルに、回す人の名前を入れてびっくりさせてください タイトルにブロガーさんの名前を入れたのは初めてです…(涙)楽天リンクの皆さんにひとこと いつも心温まるコメントありがとうございます。こんなに知的で品が良く優しい方々に遊びに来ていただけて、私は本当に幸せ者です!今後ともどうぞ宜しくお願い致します。周りから見た自分はどんな人だと思われていますか? 強い、天然、面白いとよく言われます。好きな人間性について5つ述べてください ・決断力のある人 ・柔軟な考え方が出来る人 ・意思の強い人 ・優しい人 ・自分に正直な人では反対に嫌いなタイプは? 優柔不断 ・ケチ ・人の悪口やグチの多い人こうなりたいと思う理想像はありますか? 世間の常識や既成概念などに振り回されずに生きていく自分を褒め称えてください よくここまでよく頑張ったね自分の事を慕ってくれる人に叫んでください あなたがいたから今の私があります。いつもありがとう!逆に誰かを罵ってください もっと頑張ろうよ宝くじで3億円当たったらどうする? 今すぐ会社を辞めて数ヶ月かけてヨーロッパを旅行する。親に1億あげて残りは貯金。今、一番ほしい物は? 家庭菜園が出来る小さな庭か畑今食べたいものは? クリームティー(イギリスの紅茶とスコーンのセット)好きなお酒は~?? アルコールは弱いのであまり飲みませんが、ラムやブランデー、甘い白ワインなんかが好き好きな人いますか~? いません最近…恋してますか? う~ん、プチ恋程度なら…どんな告白をされたらグッときますか? ストレートに想いを告げられた時こんな人が理想!! 自分の信念を貫く人異性のどんな仕草にグッとくる? 真剣に何かに取り組んでいる時の表情異性の好きな体の部分は??? 手、口髭人には理解出来ないんじゃないかっていうマニアックで地味な萌えポイントは? 特になし。どれも人からは理解されるはず。着てみたい、着たことあるコスプレ服は? これは先日書いたばかりですが、着てみたいのはKill Billのナース。来たことがあるのはヒョウと普通のナース。変身できるなら何に変身したい? 美人ネコ車に乗ってるとき、窓の外に走る飛脚が見えますか? アメリカにいるので見えません車に乗ってるとき、窓の外に走る忍者が見えますか? アメリカにいるので見えませんケータィの機種は?? Sprint 好きな缶詰! 黄桃好きなにおい 雨に濡れた緑の匂い、外国のホテルの朝食の匂い、日本の喫茶店の香り昔の自分は何系?(服装とか引きこもりとかヤンキーとか) フレンチカジュアル。その後はクラブ系の服が多かったかも。ちょっとロリータ系の頃もありました。ちみの特技は? しいて言えば料理かな最近ハマってる場所は? オーガニックスーパー今、ハマっていることは? お菓子作り(自分が甘いものを食べないので長い間止めてましたが、職場に持っていけば誰かが食べてくれるので復活)今、お気に入りのものは? アメリカではなかなか見つからないマットなヌードベージュのマニキュア今、何聴いてる? ジャズ好きなアーティストは? ・Sean Paul ・Snoop Dogg ・Dr. Dre ・Gwen Stefani (ミーハーですね… 他にもいます) 最近感動した出来事は? ずっと休まず続けてきたブログを少しお休みした時、みなさんが心配して下さったこと。最近怖かった出来事は? ものすごく怖い夢を見ました。夢で本当によかった…今行きたい場所は? ロンドン明日の予定は? 仕事がお休みなのでのんびり過ごします夏休みにしたいこと 髪巻いて背中全開の服を着てクラブに行く来年の夏は焼きますか?美白を守りますか? 毎年焼きません国内旅行に行くならどこ?? どこでもいいから温泉今、気持ちは病んでますか? ちょっとストレス溜まってます。そのうち復活します。ストレス解消法(>m<* ドラマや映画を観て大泣きする。お笑いDVDを観て大笑いする。今どんな気分? のんびり平和な気分幸せって感じる瞬間は? お肌の調子がすこぶる良い時人生やり直すとしたら、いつ頃から? う~ん… ないなぁ~ しいて言えば高校卒業時からかな?でも今の人生が一番です。今日死ぬなら何がしたい? とことんドレスアップしてお出かけかなえたい夢は何ですか? 両親を海外旅行に連れて行く(旅費は全て自分持ち)神様が一つだけ願いを叶えてくれるとしたら、どういうお願いをしますか? 一生、怪我や病気をしない身体になる。大好きだけど、パートナー(いない場合は、親など)がする嫌いな癖もしくは、事は? ごめんなさい、どうしても思い浮かびません… 自分のブログについて一言(感想、自己評価など)アメリカのバッシングが多いように見えるかもしれませんが、実はアメリカ生活の楽しい部分もたくさんあります。辛口ではありますが、住んでみて初めてわかったことや、アメリカ生活の理想と現実をこちらに居る間に出来る限りお伝えしていきたいと思ってます。挑戦してみたい習い事 フラワーアレンジメントルール 1.回ってきた質問の最後に、自分の考えた質問を足して下さい(自分も回答すること) 2.終わったら必ず誰かにバトンタッチしてください 3.まとまりのないエンドレスバトンなのでどんな質問を加えてもOKデス 4.バトンのタイトルを変えないこと! 5.ルールは必ず掲載しておいて下さい はあ~~~っ! 頑張りました… ブログ上で、みなさんに日頃の感謝の気持ちをお伝えするのは今回が初めてだったので、とても良い機会でした。バトンを回すのは今回を最後にしますね☆
2006年10月17日
同僚N氏(日本人・アメリカ育ち)は、以前、アメリカ人しか来ない寿司屋で寿司を握っていたことがあります。 そんなN氏から聞いた、寿司屋に来るアメリカ人のパターンをいろいろ聞いたのでご紹介します。 同じネタばかり注文する-アメリカ人は比較的、トロ ・ サーモン ・ 鰻(orアナゴ)等を好むそう。「サーモンを十貫」 と注文する人もいて、皿の上はオレンジ一色。辛さへの挑戦-「とにかく辛くしてくれ」 と注文。ワサビのツンとした辛さとトウガラシの辛さを穿き違えている。醤油はたっぷりと-これはみなさん想像つくと思います。シャリが崩れ落ちるくらい醤油に浸して食べる。センスのないネタで巻き寿司を注文-「アボカド ・ トロ ・ キュウリ ・ クリームチーズ」と、どう考えても美味しいとは思えない組み合わせでリクエスト。鯖や鯵などの青魚を「鮮度が悪い」と言ってくる-食べなれていないせいか、青魚特有の香りがわからず腐っていると勘違いする。 そして、そして、最も許せないのが「ネタだけ食べてシャリを残す」 だったら刺身を注文しろっ!!とキレる私にN氏が説明刺身が食べたい → でも刺身は厚みがある分値段が高い → だったら握りを注文していらないところは残せばいい最悪です そして、N氏の働いていた店で爆発的にヒットした巻き寿司(かなりオリジナルなので名前はあえて伏せておきます)があると聞き、一体何を巻いたのだろうと思ってみれば…カリフォルニアロールに衣をつけて揚げたものに、オリジナルソースをかけたというもの。うそでしょ?「それはお寿司じゃないでしょっ! 変よ、変っ!」またしてもキレまくる私にN氏は「でもバカウケだったんだよ!他店が真似したくらいなんだから」 そしてアメリカ人ウケする味をこうまとめました。・ とりあえず揚げてある・ とりあえずソースがかかっている・ ソースは「甘い!」とか「辛い!」といったハッキリした味付け こんなやつらに 「Japanese Foodが好き」 「Sushiが好き」 なんて言われたくないわ。
2006年10月13日
9月の終わり頃から、ガーデニングショップやスーパーの片隅で大きなオレンジのカボチャを見かけるようになってきました。10月に入ると、どの店でもハローウィンのコスチューム・子供に配るお菓子・インテリア雑貨等が置かれ始めます。又、住宅街では、庭先にカボチャやお化けの飾り付けをした家を結構見かけます。去年、私は念願のヒョウになりましたが、出来はイマイチ。今年こそはと思っていましたが、特にイベントの予定がないので今のところ仮装予定はなし。毎年この時期になると、ハローウィンコスチュームの特設会場がいくつか開かれます。去年何軒かまわりましたが、その種類のあまりの多さにビックリ!子供サイズから大人サイズまであらゆるサイズの衣装があり、アクセサリーやウィッグ、小道具…と、何でも揃うのです。買いに来る人達も結構熱が入っていて、店に入るなり 「○○の為の△△はおいてるか」 と店員に尋ねたりしています。それにしても… オバケ・魔法使い・妖精・動物なんかはわかるけど、「これはハローウィンですか?」と、つっこみたくなるような、ナース・メイド・赤ちゃんのコスチューム、手錠・聴診器・おしゃぶりなんかがあるのはなぜ?(実は私も眼帯をつけてKill Billのナースをやってみたいのですが(←バカ)、どう考えてもハロウィンじゃないでしょう)やはりアメリカの皆さんもコスプレ願望があるのでしょうか?会社でも、子供が仮装してオフィスに遊びに来てよい時間帯をあらかじめ決めるので、当日は仮装した子供に出くわすことも。又、仮装して出勤し普通に仕事をしている社員もいるので結構楽しいです。
2006年10月10日
アメリカの医療費は高い。どんなに健康な人でも、いつどんな事故に巻き込まれるかわかりません。 病気はしなくても交通事故などによる怪我で病院に運ばれる事があるかもしれないのです。重症で病院のERに運ばれ、その後ICU(集中治療室)へ運ばれた場合、1日の部屋代は軽く$5,000はします。 その他、担当医 ・ 専門医 ・ 麻酔医 ・ 検査等の費用がそれぞれかかるのです。 又、それぞれの支払いを管理している部署も異なることが多い為、ERに行くと忘れた頃にいろいろなところから請求書が届きます。脳や心臓等の大きな手術をすれば軽く$100,000(1千万)はいきますし、意識不明などで何週間も入院すれば2~3千万は覚悟。だからこそ医療保険は必要。 ところがこの保険がまた高い!アメリカでは、どこの会社でも医療保険の面倒をみてくれるというわけではありません。 保険は個人で入らなければならないという企業も珍しくはないのです。又、普通の医療保険は眼科や歯科の医療費が含まれないので、目の保険や歯の保険に別途加入する必要が出てきます。それを個人で加入した時の保険料の高さといったら…個人加入で月$300位払うという知人の話を聞いて驚いていましたが、日本人男性Yさん(50代 ・ 喫煙者)は、毎月医療保険(目 ・ 歯も含む)を$500も払うと聞いて唖然としました。 しかも自己負担額が年間$2000。 つまり…保険料だけで毎月5万円以上も払っているのに、年間でかかった医療費の20万円までは自腹。そんなバカな…又、保険会社が事前に支払保証しないと手術をしないという医師もいます。 お金がなければ生きる権利さえ与えられないのか…ちなみにここ訴訟大国アメリカでは、医師が医療ミスで患者から訴えられることも多いそうで、医師は己を守る為それ用の保険に入るのだとか。ひと月数千ドルの保険料を払っているのに、一度訴えられれば当然のことながら保険料が跳ね上がる。保険料を払いきれず医師であることを断念…知人の話では、特に訴えられやすいのが産婦人科医。 続いて神経科の医師とのこと。 代替医療の進んでいるアメリカ。 しかし、医療費や保険料がこれではお話になりません。日本はまだまだ遅れていると言われていますが、それでも私には輝いて見えます。
2006年10月06日
2004年12月22日、突然その痛みはやってきました。右下腹がシクシク痛い… しかし虫垂炎ではない(過去に手術をしているので)…我慢できないレベルの痛みではないけれど、定期的にやってくる痛みがだんだん酷くなり職場の上司に相談。「その場所は卵巣じゃない?」ドキッ!! 婦人系の病気!?急に不安になり、とにかく医師の診察を受けてみようと決心しました。さて、どのドクターにしよう…? 特にファミリードクターを持たない私はあわてて医師の検索を開始。アメリカの医療保険制度は日本では考えられない程複雑。詳しく説明すると相当長くなるので簡単にまとめると…・ 持っている保険によってかかることが出来る医師(保険がきく医師)が異なる・ 持っている保険のタイプによってかかることが出来る医師や支払い額が異なる・ 持っている保険のタイプによっては、まず最初に担当医の診察を受けその医師から紹介された医師にかからなければならない私の保険は最初からどの医師にかかっても良いタイプ。しかし、その保険を受けつけてくれる医師を探さなければならないのです。お腹の痛みに耐えながら自分の保険が適用となる医師を検索。ちなみに、アメリカ本土では大きな都市を除いて、医者にかかりたいと思ったその日に予約が取れるということはあまりありません。特に産婦人科や皮膚科、整形外科等の専門医は、担当医からの紹介がないと、2~3ヶ月待ちということも珍しくないのです。そんなに待てるかぁ~!!では、風邪や腹痛等ですぐに医者にかかりたい場合はどうするのか?Walk-In Clinic や Urgent Care Clinic に行きます。こちらは予約なしでいつでもかかれるクリニックです。ただし、日中のみの営業で日・祝日はお休みのところがほとんど。予約が必要ない分、かなり待たされます。では、夜間・週末、重病や大怪我をしてしまったらどうするのか?病院の緊急病棟・ERへ行くのです。こちらは24時間、いつでも誰でもどういった症状でも予約なし(そもそも予約は一切とらない)で行くことが出来ます。しかし問題が…待たされる - 重症患者が優先の為、混んでいる時は5~6時間待ちは当たり前。12時間以上待たされたという友人も。あくまで応急措置 - 40度以上の熱で意識がもうろうとしているのに処方箋なしで買える解熱剤を飲めとだけ言われ死にかけたという友人も。その人は後日きちんと医師の予約をとって診察してもらい、薬を処方してもらったところ一発で治ったそう。医療費が非常に高い - 普通に医師の予約をとって診察を受けると1回の診察費は$100~$300といったところでしょうか。しかし、ERにかかると病院の施設費用・医師の費用・検査費用…といろいろ請求され、1回の診察費が$1000を下回る事はあまりない。腹痛でERに行き、特に異常がなかったのに$4000の請求が来たという人も。という訳で、とにかくERだけは避けたい。保険が適用されても自己負担だけで数百ドルいってしまう!その夜、痛みが更に激しくなってきたので、同僚でもあり友人でもあるEちゃんに電話をし、翌日会社に行けそうにないと報告。ところが、その電話の最中に痛みはピークに!もう無理! 無理無理!! た、助けて…立っているのもやっとという状態になり、喋れなくなってしまった私を心配したEちゃんは夜中の2時過ぎに車でかけつけ、近くの病院のERへ連れて行ってくれました。初めてのER。病院の場所が比較的裕福な人が住むエリアだったせいか、院内は非常にキレイで人も少なく、病院のスタッフの対応も良かったです。医師の診察前にまずは問診。ERで聞かれる主な質問は、現在の症状 ・ 過去の病歴 ・ 食事や薬のアレルギーがあるかどうか ・ 最後の生理 ・ 最後の性交渉(その時避妊したかどうか) ・ 等等…やはり痛みのある場所が場所だったせいか、検温 ・ 血液検査 ・ 尿検査に加え、あらゆる婦人系の検査が施されました。ドクターの往診の後、ベッドに寝かされたままただひたすら検査結果を待つ私。頭の中は今後の不安でいっぱい!このまま緊急手術になったらどうしよう…保険を使っても自己負担だけで数千ドルふっとぶ…これまた日本では考えられない話ですが、アメリカでは手術をした患者をすぐに退院させます。盲腸や子宮摘出程度であればたった1日の入院。もっと驚いたのが、乳癌で片方の胸を摘出したのに1日で退院させられたという人も。よって、手術をして退院しても家では寝たきり状態。こんな年末の忙しい時期にそんなことになってしまったら… (ブルブル)ドキドキしながら待っていた私にドクターは、異常なしえっ ホ、ホント? ホッとしたような、ちょっと気が抜けたような…結局、ハッキリとした原因はわからなかったのですが、おそらく生理間近だった為、このような痛みが出たのだろうと言われました。その後、すぐに生理がきて痛みはなくなりました。そして年が明け、紹介された産婦人科医の診察も受けましたがやはり異常なし。良かった、とにかく良かった…何より痛かったのが、その後やってきた請求書の額。ERでかかった費用と産婦人科での費用、自己負担額は$500を超えました。 次回に続きます
2006年10月03日
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