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日本からアメリカに移り住んで30年以上経つ、Tさん夫婦のお話です。
Tさんは大のゴルフ好きで、日曜日には必ずゴルフの練習に行くタイプ。Tさんの奥さんはいわゆる専業主婦で、休みの日はいつも庭の芝刈りをしていたそうです。
ある日のこと、Tさんの奥さんは隣に住むアメリカ人夫婦の奥さんからこう言われたそうです。
「あなた、今の旦那さんといつでも離婚できるのよ」
お隣さん曰く、Tさんの行動は、家庭をかえりみず、休みの日には家族サービスもせず、庭の芝刈りという重労働を奥さんに押し付けている。それは立派な離婚理由となり、訴えるに値するものなのだと…。
ちなみに、Tさんは友達とフロリダへゴルフ旅行に行ったことがあるのですが、その旅行に奥さんを連れて行かなかったことが職場の人間(アメリカ人)にバレて、同僚から大顰蹙をかったそうです。
そ、そんなにいけないコト? うちの父はいつもやってたケド…
Tさんは後になって奥さんに
「一緒に行きたかったか?」
と聞いてみたそうですが、
「ゴルフ旅行に?冗談じゃないわよ。そんなの絶対に一緒に行きたくないわ!」
と返されたそうです。
私の両親はどちらかというとこのTさん夫婦のようなタイプで、父も母も特に不満に思っていないので、それがずっと普通だと思ってきました。しかし、アメリカ人からするとそれはちょっと考えられない事よう。
アメリカに何十年も住む同僚の日本人女性に言わせると、日本のサラリーマンが奥さんなしで会社の慰安旅行などに行くこと自体、信じられないそうです。
こちらではパーティーが多く、正式なものであるほど夫婦で出席するのが基本。会社主催のパーティーや旅行は、会社側も奥さんの分を予算に組んでいるのだそう。
しかし、夫婦がいつも一緒であることが基本スタイルであるにもかかわらず、ここまで離婚率が多いのは何故でしょう?
夫婦で出かける機会が多い→夫婦の仲が良い
夫婦やカップルでパーティーに出席する… それはそれで楽しいと思いますが、夫が休日にいつも家に居て家族サービスしてくれなくても別にいいかなと私は思っています。