misty247

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2006.07.19
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 山中渓(やまなかだに)駅は駅名通りのロケーションにある。電車利用の山登りは、登山口に辿り着くまでに住宅街を数キロ歩かされる場合が殆どであるが、ここは違う。プラットホームが既に登山道かと思うような山間の駅で、銀の峰ハイキングコースと名付けられた登山口は、電車の扉の閉まる音が届くようなところから始まる。

 銀の峰ハイキングコースから外れ雲山峰縦走路へと向かう。道標も多く分かりやすいが、雲山峰は地図で見るよりもずっと遠かった。おそらく近くを走る電車の一駅間を都心スケールで見てしまうからではないかと思われる。途中、脇から登山道が合流し、紀ノ川の眺めのよい場所に出た。いつまで歩いても着かない雲山峰に滅入ってきたところなので、この眺めの良さに少し回復。さらに歩くとやっとこさ雲山峰山頂へと出た。標高は490mでここが紀泉アルプス最高峰である。青空に映しかえす紀ノ川が、稜線と海岸線を綯い合わせるように大きく蛇行している。

雲山峰_紀ノ川
▲雲山峰から紀ノ川河口を眺める

 雲山峰から次はさらに西の大福山へと向かう。井関峠を過ぎて籤法ガ嶽(せんぽうがたけ)の二つの峰を越す。山頂の立て札が古文書の一節を紹介している。

「葛城の山中にして修験道の行所なり。
 巉厳嵯峨として、登攀頗る苦しめり。
 最も高頂にいたれば古松蒼蒼たる中に
 兒(ちご)の松といふあり。」


 さらに進むと大福山へと出た。西の端に位置するだけあって、ここからの眺望の良さは縦走コース中で一番である。ベンチが置いてあり昼食をとるのにも最適だ。
 ここからは山を下って六十谷(むそた)駅へと向かう。縦走コースは予想以上に長距離で、山を抜けた先の住宅街をほどなく歩いて見つけた駄菓子屋の自販機が、とてもありがたかった。 <終>

雲山峰_キノコ
▲花は少なめ、でも茸はたくさん





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Last updated  2006.07.19 19:49:12
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