またもや 大変貴重な 体験です!
ホニャララ ポニョポニョ…

ウチは水道が凍って お店まで 台所から ホースを 引いたことがあります。
なぜ ホースを使わなかったのか…
(2009.03.18 02:33:14)

初めてのCDプロデュースが沖縄民謡の巨匠。

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2009.03.17
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テーマ: 美容院(1047)
カテゴリ: 日常の事
新聞紙を頭からかぶせる恐ろしい美容室、いや床屋の話を昨日書きました。

今日は、輪をかけた恐ろしい床屋、京都編です。

その前にこんな感じの店構えです。 ↓



床屋


このお店ではありませんが、ホントに似ています。

昨日はこのお店の正面のショットを紹介しましたが、似ています。

ふと、気づいたのですが僕が体験した沖縄のお店は数十年前です。

京都は20年前でしょうか? なのに、このお店は今、現在、の店構えです。

どんな店主がいて、どんな客が来るのでしょう??

恐ろしい。。。



京都。



およそ、20年前。

僕は二ヶ月だけ、京都に住んでいたことがありました。

ある日、とある商店街を歩いていました。

記憶が定かではありませんが「新京極」だったような気がします。

なんとなくふらっとメインの通りから路地へ曲がりました。

僕の変な癖。

外国へいっても、いつのまにか路地へ入ってしまいます。

危ないと言われても裏道や路地につい足が向くのです。



京都。


何気に上の写真のような床屋が目に入りました。

「ああ、そういえば髪、伸びたなぁ。切るか。」

入りました。

もう少し賢い僕ならば、その時に中学のあの恐ろしい床屋と「瓜二つである」ということを思

い出して入らなかったはずですが、残念ながら新聞紙を頭からかぶせられた バカ は、大人に

なって、磨きのかかった バカ になっていました。



中に入るとこれからのことを暗示するように、客が一人もいません。

爺さんが新聞を読んでいました。

ここまでは、あの沖縄の床屋と一緒です。

違うのは爺さんは椅子、ではなく、長いすに仰向けになって新聞を読んでいました。

客が混んでいるときに待っている間、座る長椅子です。



「はい、いらっしゃい」。

日本語です。



『ぬぅ」と語尾は上がりません。


 わりとにこやかに鏡の前の椅子に座るように僕を促しました。

新聞紙ではなく、ポリエステルのカバーをきちんと首からかけてくれました。

さっぱりしたいので少しカットして欲しいと伝え、順調にことが進んで行きます。

カットが終わり、カバーに付いた髪の毛をブラシで払いながら、爺さんは不思議なことを言い

ました。



「じゃあ、悪いけどちょっと外に出てくれる?」

  『へ??? 外?? 外って?? なんで????』



一気に不安でなにやら怪しい雰囲気を感じ、ザワザワと胸騒ぎを覚える僕の手を爺さんは掴

み、引っ張ります。

そして先ほど入ってきたドアを開け、僕の手を掴みながら商店街のメイン通りへ誘います。

  『えっ、えっ、なに?なに?ウッソォ~』

首から白いカバーをかけられた僕は歩く「てるてるボーズ」そのままです。

すれ違う人々がクスクス笑います。

そりゃ、そうだ。

僕だって、こんなヤツが商店街を爺さんに手を掴まれながら歩いていたら、笑うに決まってま

す。

一つ目の路地を曲がり奥に進むと民家の木戸があり、中に爺さんは入ります。

「勝手口はこっちだから」と、そっちに進みます。

「ギギギィィィーーーー」と不快な音を出すおんぼろ扉の中に入ると、台所でした。

台所?? なんで??? オレ、食堂じゃなくて、床屋に来たはずだよな????

またしても僕の頭の上には????マークで一杯になりました。

それに、ここはどこの家???



「いやーー、悪いね。お店から家に入る扉の立て付けが悪くて、開かなくなってるんだ。扉一

枚なのに、こんなに歩かせちゃったな。」


そんな爺さんの説明よりも、僕は奇妙な光景に目を奪われていました。


僕が入ってきたのに、一度もこちらを振り返らない太った婆さんが、まな板の前で何かを切っ

ているのです。


『人肉床屋??』


何も知らずに入ってきた客を、さばいてオカズにして食べる『人肉床屋なのか?ここは??』

ボーゼンとしている僕を爺さんは流し台の前に立たせました。

「店の水道管がおかしくなってな、水、出ないんだよ。すまんな。ここで、頭洗う」



僕は、京都の、見知らぬ家の、台所の流しで頭を洗われるために生まれてきた男でした。



椅子も無く、中腰で、流しの前で腰をかがめさせられました。


頭に何かをかけられました。

とっさに『それっ、シャンプーですよね??ママレモンじゃないですよねぇっ???』

爺さんは笑って「ママレモンで頭洗うかいな。おかしなこと言わはるなぁ」

流しの生臭い匂いに目をしかめて右に向けると僕のすぐ横。10センチか20センチかの横で、

婆さんが大根を切っていました。出刃包丁で。


『うわぁ~~。。。。。頭洗っているときくらい、やめろぉ~。。。。

声に出していません。こころの叫びです。

これがまた切れない包丁のようで大根に当てた包丁を上から押さえつけているのか「ガッコ

ン、ガッコン」と音がしていました。



激しく動揺して頭を振るわせる僕の首をギュッと掴んで爺さんは、流しのステンレスにこすり

付けんとばかりにグッと押さえ込みました。

京都の、見知らぬ家の、流しの穴に落ちている、生ごみを、僕は、超至近距離から見つめて

いました。




残念ながら僕の記憶はここまでです。

なぜか、この後の記憶がさっぱりと抜けているのです。

あまりの恐怖で、脳が記憶することを拒否したのかも知れません。



あの後、僕はどうなったのでしょう?

首は切り落とされなかった。

今、こうして、生きている。



京都。


恐ろしい町です。


京都。



皆さんに忠告します。


京都へ行ったら、 例えいかなる理由があっても、見知らぬ家のステンレスの流しに、頭を、

突っ込んではいけません。



それさえ守っておけば、京都は、あなたにとって、良い思い出の場所となることでしょう。







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最終更新日  2009.03.17 23:43:25
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Re:恐ろしい美容室 ・京都編。(03/17)  

ハクションままさなん。  
rakuチン念  さん
ホース、無かったんじゃないのかねぇ~。

二度と行かないから。。。 (2009.03.18 22:03:24)

Re:ハクションままさなん。(03/17)  
rakuチン念さん
>ホース、無かったんじゃないのかねぇ~。

>二度と行かないから。。。
-----
当店が rakuチン念さんの 3番目の 不思議なお店にならないよう 気をつけねば!
(2009.03.19 10:46:18)

ままさん。  
rakuチン念  さん
そう言われると体験したくなってきました。

何されるんだろう?  ワクワク・・・

うむも言わさず、逆モヒカン???

やっぱり、止めとこう。

(2009.03.20 22:30:00)

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