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コーヒーが大好き、というMizumizu+Mizumizu連れ合いの嗜好を聞いて、ガイド氏がウブドの近くで連れて行ってくれたコーヒー&紅茶専門店。そこで買ったトラジャコーヒーとキンタマーニコーヒー。たしか、トラジャコーヒーが250グラムで8ドル、キンタマーニコーヒーが12ドル。

現地ではキンタマーニコーヒーのほうが高級だと言い張られたのだが、どうも、語感があんまりで、美味しそうに聞こえないのがキンタマーニコーヒーの可哀想なところ。
キンタマーニって、現地語で本当のところどういう意味なのだろう? ガイド氏は、「思いやり」という意味だと言っていたし、ネットでは「至宝」という意味だと書いてあるサイトがあった。「秘宝」とかいう意味だったら、変に日本語とシンクロして(するか?)、ちょいイヤだけど。
キンタマーニで取れた豆のうち、ピーベリーを「幻のコーヒー」と称して、さらに高い値段で売っていた。試飲させてもらったら、確かに雑味のない美味しいコーヒーだったのだが、ピーベリーにさほどこだわりはないので、買わなかった。
真ん中のお菓子は、ココナッツとタピオカで作ったという落雁のような独特なスイーツ。「ココナッツ・クッキー」といって売っていた。1箱11ドル。

最初食べたときは、ボソボソして変な味・・・と思ったのだが、これは食べてるうちにグイグイ好きになった。ほのかなココナッツの香りとタピオカの粘り。甘さも強烈ではなく、噛むとじんわり来る。もともとココナッツが好きなせいもあるかもしれないが、バリ島スイーツの最大かつ唯一の大ヒットになった。う~ん、また食べたい!
コーヒーのほうは・・・淹れ方がうまくないのか、特にトラジャが、「さほどでも・・・」だった。トラジャってもっと妖艶なイメージがあるのだが、バリで買ったトラジャは、案外素直な味。キンタマーニコーヒーのほうは、ハワイのコナに似たさわやかな味わいで、苦味がさっと舌先で消えるところが素晴らしかった。のだが・・・香りが思いのほか早く飛んでしまった。こんなものなのか、買ったモノがそもそもさほどのものでないのか、詳細は不明。
買った店は、「いいものだけを売ってる店」だとガイド氏(と店の売り子)は太鼓判を押していたが、コーヒー豆を入れた袋の上部に印刷されている会社名がUCCIってのに、一抹の引っかかりを感じるのだ。
ちなみにこのお店の紹介は こちら にあった。値段は変わらないが、300グラムではなく、今は250グラムでこの値段になっている。つまり、値上げされているということね。
トラジャは日本で入手できるが、キンタマーニコーヒーは珍しい(バリコーヒーといって売っている豆が実はキンタマーニかもしれない)。それになんといっても、味も上品でいい。
もし、どちらかを選ぶのなら、個人的にはバリ島ではトラジャではなく、キンタマーニコーヒーを買うことを奨めます。

こちらは免税店で買った、仏像形のお香立て。バリはほとんどヒンドゥー教徒のくせに、ウブドの郊外の石像工房では、やたらと仏像が置いてあった。ガイド氏に聞いたら、やはり島以外の需要に応えるためで、欧米人もバリ島でよく仏像を買っていくのだとか。
この仏像、安いわりにはわりとよく出来ている。
・・・のだが、

こ、こ、こんなところにお香を立てるとは・・・
こんな不謹慎な仏像、仏教国のタイでは絶対に考えられない。さらにお香が短くなってくると、敬虔な仏教徒なら怒り出しそうな不謹慎な姿となる。タイでは絶対に作らない、いや、こういう発想そのものがありえないだろう。
しかも、このお香セット。左右の袋入りのお香・・・
一見、底まで袋だと思うでしょ? ところが・・・

なんと、上げ底!
いや~、かつて東南アジアといえば、こういう粗悪なダマシが幅をきかせているイメージがあったが、いまだにコレですか。しかも、恐れ多くもブッダ像を象った品で・・・
やっぱり、いろいろな意味で、雑貨を捜すならタイのほうがいい。タイ人売り子はビックリするぐらい「押し」が苦手で、「買って欲しいな~」という表情はアリアリなのだが、交渉は超ヘタクソだ。ディスカウントをエサに、食い下がられて疲れることはあまりない。商売がうまいのは、目の細い中華系と相場は決まっている。
それに、タイ人は売り込みやディスカウントには消極的だが、買ってもらったときは、必ず丁寧にお礼を言う。そういう礼儀を大切にするという面では、とても日本人に似ている。
バリでは、すぐに「いくらなら買う?」と聞かれるのが、ハッキリ言ってかなりゲンナリした。値段聞いたら買うってわけじゃないのだよ。
買わないとなると、わりと露骨に「チェッ」という顔をしてくる売り子も多い。値段交渉には熱心だが、それでエネルギーを使い果たすのか、買ってもらったあとの「ありがとう」もおざなり。
商品に対する愛情や誇りが感じられる売り子は皆無といってよかった。頭にあるのは、「どのくらい値引いたら買ってくれるか」だけ。原価があり、利鞘があるのは、商品なら当たり前のことだが、最初はできるだけ吹っかけて、あとは原価を割らないように利鞘を確保することだけを考えているのがこうもミエミエでは、買い手だってウンザリする。
このほかに、バリ絵画のギャラリーにも連れて行かれたのだが、バリ絵画はガイドブックではなにやら賞賛されていたのだが、実際に見ると、相当に酷いものだった。
絵画芸術は常にパトロンを必要とするが、観光客は史上最悪かつ世界最悪のパトロンなのだ。絵描きだという案内役が途中から押し売りに変身して、「いくらなら買う?」が始まる。
絵描きに営業なんか、させちゃいけません。絵を描きたいなどと思う人間は、そもそも営業のセンスなんてゼロなのだ。才能の方向性が180度違う。
絵画芸術だけがもちうるオリジナリティをないがしろにして、雑貨と同じノリで売ろうとしてはダメ。その基本がわかっていないのではないか。売れる価格帯や観光客が欲しがる絵柄や構図を考えながら描くような絵は、キャンバスの浪費でしかない。そんなインテリアなら写真でも織物でも、別の媒体でできるはず。
ダメだ、バリ島。バリの雑貨や工芸品は、日本では今はまだそこそこ需要があるが、作り手までこういう態度なら、ハッキリ言ってこの島の工芸品や芸術品に、アートとしての将来性はないと思う。永遠に買い叩かれ、手ごろな値段で売れるものしか作らなくなる。いや、作れなくなる。そうなると、職人の腕も上がらない。悪循環に陥って、あとはさらに物価の安い国の職人との値段競争。
さらに、現地の雑貨だけでなく、有名ブランド店をテナントに入れている街中のこぎれいな免税店がつまらないのはハワイとそっくり・・・と思ったら、同系列の免税チェーン店だった。こういう巨大資本が、同じような免税店を世界中のメジャーな観光地に作り、旅をさらにつまらないものにしている。
返って面白かったのは、デンパサール空港の免税ショップ。古くてショボい空港なのだが、諸手続きを終えたあとに待ち構えている免税店は、まるで タイのナイトバサール のような猥雑な雰囲気。店数もかなり多く、露店がそのまま越して来たよう。
ロゴやデザインだけ見たら高級ブランドそのもの、ただしオリジナルにはある機能がゼロの腕時計が、破格の値段で売られていたのは・・・熱帯の夜が見せた幻だということにしておこう。
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