ユビキタスモバイルの夢
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
菅義偉官房長官が自民党総裁選への出馬表明会見で、携帯電話料金について「事業者間で競争が働く仕組みをさらに徹底していきたい」と述べ、一段の値下げに意欲を示した。菅氏の発言に動揺したのが、これまでも値下げを求められてきた携帯大手3社だ。「こんな所で言わないで欲しい」。2日、会見をテレビで見たある大手幹部は唖然(あぜん)とした。NTTドコモ幹部は「利益率2割が高いとも言っていたが、そういう会社は他にもある」と語気を強める。KDDI幹部も「格安スマホのUQモバイルと統合し、料金は常に意識しているのに……」と困惑を隠せない。「値下げで5Gの投資に必要な体力が奪われる」(ソフトバンク幹部)携帯3社が菅氏の発言を警戒するのは、菅氏が総理になれば、値下げの包囲網から逃れられなくなるからだ。菅氏は通信行政への関わりが深い。総務相時代には総務省の谷脇康彦氏(現総務審議官)と業界の競争を促した。2018年夏には「日本の携帯料金は4割程度下げる余地がある」と発言し、官製値下げに火を付けた。3社は菅氏の発言を受け、18年以降、割安な新料金プランを導入した。19年10月から始まった通信料金と端末代金を分離するルールも適用した。菅氏には3社の値下げが不十分と映る。4月に「第4のケータイ」として楽天が参入したものの、3社の対抗値下げの動きは鈍かった。総務省によると世界6都市の標準的な携帯料金プランは東京(ドコモ)がニューヨークに次ぎ2番目に高い。日本の大手3社は「値下げに取り組む」と口をそろえるが、実際は一段の値下げに消極的だ。しかし、「いずれ値下げ要求に従わざるを得ない」との見方は根強い。菅氏の総裁選出馬の意向が報じられた8月31日、ドコモの株価は3%安となり、KDDI(5%安)、ソフトバンク(3%安)も下落した。特に携帯事業に依存するドコモは「値下げによる業績への悪影響が相対的に大きい」(外国証券)。「菅氏の総理就任は通信大手にとって最悪のシナリオ」(国内証券)との見方もある。一方、総務省の行政指導もあり立ち上げが順風でなかった楽天。菅氏の総裁選出馬は「当然ポジティブ」(幹部)と期待する。3社の寡占を崩す政策が打ち出されれば、楽天の顧客増につながる。8月31日の楽天株は3%上昇し、逆行高になった。菅氏と三木谷浩史会長兼社長は「値下げが消費の活性化につながるという認識で一致している」出典:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63391080T00C20A9I00000/
September 20, 2020
コメント(0)