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坂の上の雲 新装版 1-8巻セット価格:5,359円(税込、送料別)★最近ハマッテマス♪とはいってもまだちょうど折り返し地点ですが・・・。歴史が苦手だったので、まさか自分が司馬遼太郎作品を読むとは思ってもみませんでした。難しそう…、そう思って。あ、実際自分の脳ではかなり難解だったりします。ロシア人の名前がなかなか覚えられません。そんな私が読み出したキッカケは、たまたまお正月に松山の祖父宅へ訪れた時、ドラマの宣伝を見た母と弟が話題をし、テレビを殆ど観ない・観る時間があんまりない私は「なんじゃそりゃ?」っていう状態でした。でも阿部ちゃんにもっくんが兄弟役!なんや楽しそうじゃん!NHKと聞いて、新しい大河ドラマかと思い、今からでも観てみようかと思ったとき、「後半はまた一年後なんよね~」え?なにそれ!?---ネット動画で探して観ることができました。ハマリマシタ!だけど、原作入ったら違う感じのはまり方しました!スゴい!やっぱりスゴい!なんか重い、う~ん、重量感?重厚感?があるんですよね、なんかこう、ずっしりとくる何か。ここ二年くらい、本を5冊くらい同時に読むということをしているのですが、この作品を読んでる間に、先輩から「ジーンワルツ」(海道尊)と「告白」(湊かなえ)を借りて読みましたが、二冊とも1時間くらいで読み終えちゃいました。まるで漫画感覚くらいなんですよね。二冊とも扱っているテーマは重いハズなのになぁ~…最近の文庫の1Pあたりの文字数や最近の言葉だっていうこともあるんでしょうけども、司馬遼太郎は小説家の枠を越えたところにある!って思いました。因みに、「告白」はすべてがモノローグ調の為、すべてが嘘に思えてくるような、そこが新しい、そして湊かなえという作家さんなのかなとは思いましたが、全篇にわたってモノローグ調は読んでいて疲れましたし、感情移入できないとつまらないと感じてしまいがちで、「う~ん」って思っちゃいました。元々脚本家の方だから、なんでしょうか…?――あ、違う本のレビュー書いてしまった…!★
2010年09月02日
『神様からひと言』 荻原浩 著会社の事務の方から読み終えたからどうぞ、と頂きました。内容はクリックすればあらすじはわかります。頂いた時ちょうど不二家問題が勃発していたころだったので、お菓子やインスタント類は手をつけずにかなり自炊に走りましたwww(買い取ったのが山パンなのがウケマスwww)荻原浩は『僕たちの戦争』を読んだだけです。店頭にも平積みの多い作家さんなので、ファンの人も多いのかな。みなさんどうですか?私は荻原浩は嫌いじゃないけど、もう少し奥深くなれば良くなるのにな、と思います。というかテーマは奥深いものが多いけど、タッチが軽いせい???確かにその分読みやすい。次は映画になった『明日の記憶』が読んでみたいです。
2007年03月12日
『君のそばで会おう』 銀色 夏生 著むかし、大好きな人が好きだと言っていた詩集です。影響されて手にしその人を理解したく思い何度も読みましたが、若かったので意味がわかりませんでした。最近、心が狭くなってしまっていたので、読んで昔の気持ちを思い出しました。銀色夏生は好き嫌いがはっきりするかもしれないですね。
2006年11月27日
『美少年』 団鬼六なんだかスゴイ内容だけど、あれ?設定とか、妙に・・・?ジ、実話!?なの???衝撃な内容です!!鬼六作品って、ちょっと(ではないか)妄想ワールドな感じで、そこが良かったりもするんですけど、この作品は他の鬼六作とは違って、つくりがリアル!!全部で4作品からなる本なのですが、なんといっても、やはりタイトルにあるとおり『美少年』がすごいインパクトでした。文字だけで、非現実的なことなのに情景が頭に入ってくる感じなんですよね。非現実世界をリアルへとつなぐ、すごいです。衝撃を受けますが、こちらの作品は文体が読みやすくなっており、鬼六入門書としては大変お勧めだと思います。えっと、おそらく普通の本屋に行ってもないです。楽天ブックスにもないです。なので、楽天だったらフリマで探してみてください↓↓↓あとは古本屋さんですかね~
2006年05月06日
『ジョゼと虎と魚たち』 田辺聖子 著映画になってた小説です。ブッキーと池脇千鶴?でしたっけ?短編集なんですけど、映画になるだけあって「ジョゼと虎と魚たち」が一番いいです。独特な雰囲気の世界だと思います。
2006年05月05日
『音楽の海岸』 村上龍 著ぶっちゃけまだ読み中。つーか疲れてるときに読んで余計に疲れる・・・嫌いぢゃないけど。めっちゃタイトル買いです。と思いきや、村上龍だということにちょっとびっくり。なんだか村上龍らしくないですよね~。けど、やっぱり中身は村上龍です。もぅいい加減飽きた感ある書き方、というか、割と同じキャラ設定にも飽きた。大したルックスも金もモノも持ち合わせていないけど、女がなぜか寄ってきますよ~っ、女の扱い方うまいですよ~ってな、なんだか高慢ちきな男という、同じよーな主人公じゃん。。。しかも、その男は女の好みにうるさい。ルックス・カネ無し・アソコも並、そんで性格が高慢ちきだと誰も寄ってこないじょ~。一部物好きがいるかもだけど、寄り選ぶ立場じゃないでしょ・・・。なんだかココまでくると書いてる本人のコンプレックスかとまで考えてしまふ。。。濃い感じで独特でなかなかいない作家なので好きだけど、最近の作品は成長が止まったと思わざるをえない。違う仕事し過ぎなのかな~。
2006年05月05日
『もの食う人びと』 辺見庸 著まーこの作品も有名ですよね~。とても食べ物と文化・時代・地域背景の深さを感じます。飽食の日本人にとってほんとに色々なものが食べれてしまいますが、改めて食べ物の大切さに気付かされます。
2006年05月05日
『ウォーレスの人魚』 岩井俊二 著これ、すごく好きです。岩井俊二さんといえば、数々の映画でのイメージがありましたが、この本は違う雰囲気で、これはこれでとてもいいです。私は夢とかファンタジー的なのとか、そういうのは駄目なんですけど、これはなんかいいですね。読んでいくうちに、「もしかしたら、現実にアクアリウス(人魚)の存在の可能性もゼロではないかも」・・・そのように思ってしまいました。 人魚っていうと、ほんといかにもファンタジー的な雰囲気を持つ言葉だと思うのですけど、しかしながら、ファンタジーだけで済ましていないという、どの人魚の話よりもきちんとしています。だからこそ、読んでいてドキドキするのかも。
2006年05月05日
村上龍 『料理小説集』国(地域)と食べ物がタイトルについている短編集です。これと出会ったキッカケは、中学のときの国語の教科書。知ってる人もいるかな?「パラグアイのオムライス」です。コレを読んで以来というもの、もともと好きだったオムライスがさらに好きになりました。影響されやすい年頃?前々から気になってたものの、短編の為どこにあるのかわかりにくく、数年経った最近、ちゃんと本で読みました。他の作品もなかなかいいです。ま、性描写含めた男女間の表現は村上ワールドがかなり展開されてますけどね。(さすがに教科書に載ってたものはそういうのなかったですけど。)それにしても、今考えてみれば中学の教科書に村上龍だなんて、ある意味すごいです。
2006年05月05日
『ふたりのロッテ』 エーリヒ・ケストナー 著/高橋健二 小学生のとき読みました。正確には思い出せないのですが、当時何度か読んだので好きだったんだと思います。 双子の姉妹・ロッテとルイーゼは両親の離婚でそれぞれの両親が引き取り、そのことを知らずに別々に暮らしていたのですが、ふたりは偶然に出会いそのことを知り、入れ替わって両親を復縁させようとします。 けっこう重たい設定だったんですね~。軽快な感じだったので、あまり気にしてませんでしたが。
2006年03月29日
『シンプル・サイモン』 ライン・ダグラス・ピアソン 著/田口俊樹 なんとなく図書館でフラフラしていて借りて読んだけど、なんか少しはまったよ。ワクワク感がアルジャーノンに花束を (ダニエル・キース 著)な感じ。 安易なミステリー読むより楽しいと思います。 映画化されてるけど、なぜかタイトルは違う・・・↓なんでかね?マーキュリー・ライジング (MERCURY RISING)
2006年03月28日
『朗読者』ベルンハルト・シュリンク 著 良いですよ。良いです。 しかも後味もすっきり、かな? 主人公の少年と、母親くらいの年齢のハンナとの恋です。 ちょっとネタバレ? 少年はハンナに朗読を求められ、色々な作品を朗読します。そのハンナが突然失踪します。戦争を知らない少年と戦争を知ってるハンナ、二人の間にはジェネレーションギャップという言葉ではなく、溝、です。 最後まで読めば、“朗読”の意味もわかります。 一見、恋愛物語のようですが、 本質はまったく違うところにあると思います。 私自身、他の地より平和教育が盛んであるそのような広島生まれの広島育ちなので、そのような事柄を意識することが多いのですが、親も戦後生まれ・この平和な日本に生まれ育ち平和ボケしているので、改めて自ら意識し考えていかなければならないことがあると思いました。 どこかで、ここ数年おきているイラク問題は自分とは別世界のことと切り離して考えてしまっていた自分がいます。どこでどう自分とつながっているのか、あまり考えないですよね。 大ヒット作品ということで読んだことある人も多いかもしれませんが、まだ読んでいない人は是非読んでみて下さい。
2006年03月27日
『海辺のカフカ (上)(下)』 村上 春樹 著 薦められて無理矢理読みました。 やっぱり・・・・、ダメでした。何コレ?妄想ワールド? でも世界中で読まれてるんですよね。カフカ賞ですよね。ノーベル賞候補者なんですよね?? あ~、なんで自分、理解できんのんや~って感じだゎ。。。 まぁ少年の自分探しな感じの本だし、自分とリンクするところが無いから、しょうがないかな~。 全てが妄想的で、現実主義者の私は入り込めません。 文学部っぽい匂いがします。 どうやら、村上春樹さんのちょこちょこ出てくる性描写もあまり好きではないみたい。 唯一気に入ってるのはタイトルですね~
2006年03月27日
高3~大学1の頃に付き合っていた彼に薦められ、借りて読みました。理系的で滅多に文学的な本を読まない人だったので、よっぽどかと思ったけど、「んんん~~~???」 私には理解不可能でした。 これ、面白いの?感動なの?結局何が言いたいのかわかんない。自殺を啓発してる感じのなんとも後味の悪い本だった。 中身、ぶっちゃけ昼ドラのようなどっぷり感のある二人なんだけど、昼ドラのように熱いものが何一つ感じられない。主人公と女のキャラは濃い気がするけど、芯が無い。 絶望・哀しさといったものからくる喪失感は、何か熱くなったりだとか、のめり込むものがあり、希望があって崩れるからこそ、ではないのか?と思う。 話の始めっから喪失感出すのは良いけど、なんでかがわかりにくい。 そんでもって今の彼氏が『海辺のカフカ』を薦めてきた時はウケタ☆ やだって言ったのに、無理矢理説得されて結局読んだよ。。。 それも書評しまふ。
2006年03月27日
『JMM(vol.8) 教育における経済合理性』 村上龍 著 村上龍さんのJMMシリーズの一冊です。 大学受験の時に、たしか受験の教祖?和田秀樹さんの本で小論文対策においての推薦本の一つで紹介されていました。このタイミングで読めてよかったと思います。ちょうど大学受験の小論文の内容(たしか情報化社会における教育の在り方という感じの内容)もこの内容が役に立ちました。今読むともしかしたら所々古いかもしれませんが、それでも今読んでも良い物だと思います。 教育という、日本においてはほぼ平等的にその機会を与えられるものとして認識されてあるものを経済合理性といった違う視点から考察していくものです。
2006年03月25日
『車輪の下』 ヘルマン・ヘッセ 著 とある大学の友人にこれけっこう好きっていったら、 「え~、暗いじゃん。」と一言で一蹴された。 うん、確かに暗いんだわ、暗すぎますよ。 けど好きですなんですよ。 タイトルが既に暗いもんね。。。 誰かこの作品が良いって思う人いませんか~~???
2006年03月25日
『博士の愛した数式』 小川 洋子 著 この本も私の好みではない本ばかり薦めてくる人が薦めてきたので、あてにしていなかったのですが、とても良かった ま、最近では映画化されるほどの大ヒット作品ですよね。 数字の素晴らしさと、人間の数字では表せない微妙な感じが良かったです。そういえば、もう映画は公開されているのかな?キャスティングもイメージにぴったりな感じがします。ちょっと見てみたいな~ 最近、私自身が数学から離れてしまって数字の面白さから遠ざかってましたけど、博士の数字に対する情熱みたいなものが数字が楽しかった頃を思い出しワクワクしました。 友愛数とか完全数とか出てくるのですけど、こういうのも学校で教えてくれれば数学嫌いの人も減りそうな気がするのは私だけでしょうか? オイラーの公式が出てきた意味が難しくってわかりにくかったけど、つまりなんとなくは複素数と実数(指数関数と三角関数)の橋渡し役のような重要な公式だから、無いような物(見えにくいもの)を見える形にできるってことなのかな?それとも、この公式が素晴らしくってすごい発見だから?なのかな?あんまり意味がわからず問題を解くだけの為に公式だけを使ってたけど、この公式のおかげでつながってることっていっぱいあるもんね。最後の方にオイラーの等式が出てきて、う~ん、何か意味するところがあるのでしょうかー?いや、あるんでしょうけども、オイラーの等式が理解できていないので、わかりません。。。 それたところに着目しましたが、やっぱり本筋の?記憶が80分しか持たない博士と家政婦・私と私の息子・ルートとが絶妙な関係で良いです。
2006年03月25日
『夜のピクニック』 恩田 陸 著 この作品も映画化されるんですよね。 残念ながら私はこの作品のよさがあまりわかりませんでした。こういった内容のものは、主人公と同じくらいの年齢でリアルタイムに感じれるか、もしくはもっと歳をとって懐古的な気持ちが持てないと面白みが出ないのだと思います。 青春っぽさが出てます。 -追記- 何人か他の人の書評を拝見させて頂きました。なんで追記したかというと、なんだか他の人の評価高し! 色々考えたけど、やっぱり私自身の読むタイミングが悪かったようです。 実は4月から新社会人です。先日なんとか大学を卒業できました。就活終えて先の事ばかり考えていた私は、後ろへ引っ張られる感があったみたいですね~。 他の人の書評を見て、もう少し時が経ってから読んでみようかな~と思い直しました。
2006年03月25日
『勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪―ヘミングウェイ全短編 2―』 ヘミングウェイ 著 んと、名作よね~。 「キリマンジャロの雪」ですが、 良い!!ん、当たり前って感じですが、良い!! 有名な冒頭文 ↓↓↓ ―キリマンジャロは標高6007メートル、雪に覆われた山で、アフリカの最高峰と言われている。 その西の山頂は、マサイ語で、”ヌガイエ・ヌガイ”、神の家と呼ばれているが、その近くに、干からびて凍りついた、一頭の豹の屍が横たわっている。 それほど高いところで、豹が何を求めていたのか、説明し得た者は一人もいない。 ヘミングウェイ作 「キリマンジャロの雪」 高見浩訳 新潮文庫 より 内容とは一見関係なさそうな感じですが、気になる冒頭文ですよね。 読んだことない人は読んでください。損は無いです。たぶん得します? 作品には関係ないけど、頂上には、「我々は、かなた国境に輝くキリマンジャロ山頂に、灯火をかかげよう。絶望あるところに希望を、憎悪のあるところに尊厳を与えるために・・・」と書かれたレリーフがあるそうで、キリマンジャロは1960年代アフリカ植民地独立の象徴という感じでもあるみたい。なるほど。
2006年03月24日
『ひざまずいて足をお舐め』 山田 詠美 著 友達に薦められ購入。山田詠美ってけっこう好きなんだけど・・・。 あ、あぁ。。。 もぅ既知の分野だったのでなんの新鮮味もなく、最後まで読んだけど、う~ん。ってな感じで終っちゃったよ。もっと若い頃に読んでいれば、ドキドキしたかなー。こういう世界に片足突っ込んじゃってから読むとドキドキが増しそうな感じです。
2006年03月24日
『蝶々の纏足/風葬の教室』 山田 詠美 著 山田詠美にしては真面目な文体な気がします。暗い内容の本ですが、二つともとても良い作品です。(あ、ほんとは「こぎつねこん」という作品が一遍あります。) 中学生のとき大好きだった友達から薦められて読みました。実はその友達は中3のときに転校生としてきて仲良くなったのですが、高校へ進学するなり不登校になりました。特に「風葬の教室」の方で共感したと言われ、そのこともあり、私にとってはとても深く考えさせられた作品の一つになっています。 客観的視点は殆どといってなく、少女の視点からリアルに書かれてあり驚きます。大人になってから読むと“ませた”少女に映るかもしれませんが、(私も今読むとそう思うかもしれません。)こういう精神の成長が早い子は必ずある一定の割合でいるんじゃないかと思います。 とりあえず、小学生なのに大人(先生)を誘惑する術があるなんてすごいです
2006年03月24日
『ロリータ』 ウラジーミル・ナボコフ 著 日本では「ロリータ」を語源に持つロリコンという言葉が否定的な言葉として一人歩きしているように思えますが、この作品の主人公・ハンバート・ハンバートは今認識されている狭義のロリコンとは違うといえるでしょう。一応、子供時代の初恋のトラウマからきてるってことになってるのかな?それに、大人になったドロレズ・ヘイズを探してるわけだから、う~ん。。。 キーワードとして「ニンフェット」という言葉が良く出てきますが、これは思春期前の妖精のような少女を指す言葉のようです。 そのニンフェットの“匂い”というのも表現としてよく出てきます。たぶんあの成長期に男女で匂いが変わりますけど、その前の男女の違いが出る前の、そういう子供を指しているんだと思います。子供って、ふわっとした石鹸のような、あるいはベビーパウダーのような匂いがしますよね。(あ、正確にいうと、する子がいますよね。) まー、出来事だけ追っていけば『犯罪』って思いますけど、 あと、突っ込んじゃいけないのかもしれないけど、主人公の名前が「ハンバート・ハンバート」って?ふぅ~ん・・・?それと、ロリータこと「ドロレス・ヘイズ」。でも、なんでこの名前で相性がロリータっ?そういうもんなのかな?んと、そしたらこんなの見つけました↓『ロリータ』には原作があるといわれ、ドイツの作家でのちにナチス系ジャーナリストに転じたハインツ・フォン・リヒベルク(1891年 - 1951年)の1916年の作品『Die verfluchte Gioconda.』のなかに、Lolitaという少女の出てくる類似のテーマの作品がある。 このことはドイツの文芸批評家が発見し2004年3月に各新聞や文芸誌で報じられた(FAZ.27.03.2004参照)。 ナボコフとリヒベルクは15年間を同じベルリンで過ごした同時代人。もっとも文学的本質から言えば両者は別の文学であるとされる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 だから?違う名前だけど、ロリータっていう相性をくっつけちゃったのかな? 嫉妬とか執着心とかいっぱいあっておもしろかった。
2006年03月19日
『人間失格・桜桃』 太宰 治 著 これも、書評するのか?って感じですけども・・・。 これを初めて読んだのは、小学5・6年生の頃のような。いやぁ、なんで小学生なのにこんなん読んでたんや~?と思いきや、たぶん『走れメロス』の影響?だと思われます。しかも小・中・高と読書感想文を書いたので、けっこぅ節目に読んでますね。今思えばすっごく変なんですが、当時「これって読書感想文が書き易い」なんて理由で選んでました・・・。っぽいことがかけるんですよ、コレ。その時の流行ってる・・・ではなく、問題視されてる事と絡めて書いちゃうんですよね。「自殺」とか「ドラッグ」とか。ま、でも感じてることを素直に書いた気はしますが。ってか、読書感想文はどちらかといわなくても苦手なんですけど、コレだと読書感想文の賞が取れるんですよ。いや、まじで作品がいいだけなんだな、と認識しますよ。笑 ん~、でもホント、自分が少し成長して読むとまた違う感じがするので、すごい作品です。ここまで生と死の境目な作品って他にあるのでしょうか?まさしく、ドラッグ系の作品!!当たり前だけど、いいっ!人間失格・桜桃↑ダウンロードもあるらしい。でも目がチカチカして疲れそう?
2006年03月17日
『変身(改版)』 フランツ・カフカ 著 単純な意見。「これ好き好き。おもろい。」 感覚は、「人間失格(太宰治)」のようなロー系ドラッグ中毒的感覚。 ってか、ここで書評(感想文だけどね)するのかよ!?くらいの作品なのですけど・・・。すっごく好きなんで、まさしく記憶の為に書くどころか、完璧な自己マンです!!ブログなんて大半は自己マン世界! 中学くらいの時初めて読みました。引き込まれるように読みました。有名っすね。あの、朝起きたら虫になってた自分を発見するってやつ!設定はいきなりぶっ飛んでるけど、ストーリーが進んでいく世界はリアル世界。 「変身」って響きがよくって勝手なプラスイメージ持って、表紙みたら下半分にカフカの写真、「男前だな~」(実際カフカはモテモテだったらしい。)で興味がわいたのです。 裏表紙の概説?を読むと、「虫~!?虫、キモいわぁ~、どぅしよ~・・・??」んで、ありがちな「でも、とりあえず有名っぽいよね、読んでおくか。」っていう感覚があったのかもだけど、なんか気になった。 私は読書家ではない。無駄な(暇潰しの様な)読書を避けたいので乱読はせず、本を選ぶときはほとんどインスピレーションで選ぶ。本がゴワゴワ~~ってオーラ放ってるっていうか。この本も、手に取ったのはそういう経緯。 あとから知ったけど、書評は「この本は難しい」なんてよく書かれている。なんだか、大学なぞで解釈とかされる部類よね。そりゃそうだ、世界の文学だもんね~?そのうえ、中高生の時に読むには世界に理解できず挫折する人が多いとか、大人になって読んでわかっただとか、・・・そうかな~って感じです。私は逆に、中学生の時だったから今よりも固定概念も少なくって読めたのかもしれません。ってか、ていうことは全然理解できてないんだ、きっと(笑) 感覚でとらえる作品だと思います。なので、確かに書評という文章化は難しいですね~。乱文感想文になりました↓ ん~、ユダヤとかドイツとか第一次世界大戦とかの、そういう時代背景とか、実存主義、だとかはとりあえずはいらん、と思う。そんなん後付。いらんいらん。 朝起きてまじ虫になったら困るやん。いやぁ、しかも巨大化していくもんね。現実世界やったら、レスキューきたりとか報道されまくりで一歩間違えたら殺されかねんような・・・。そうなっていないってことは喩えっすよね。 「病気かな~。精神病かな~。」とか、ま~、私は虫は苦手なので、その上巨大な毛虫的なものなんて特に駄目なんで、鏡見てそれが自分と認識するということは、自分の愚かさや醜さを認識した、ということと勝手に解釈。ま~虫のイメージが人によって違うから、しょうがないね。 しかもこの人、世界に疲れてるんだよ。あと、仕事しすぎ。過労。虫になっても「とりあえず会社!!」なんて言ってる奴(主人公)だけど、ほんとは仕事したくないんだよ。こんな状態でもいかなきゃならん、と思うなんて、ホントつらいのぅ・・・。ゃ、こーゆーとこ、なんだか日本人っぽいね。 もぅ朝起きて虫になってんだから、不可抗力もいいとこだ。ってか、つまるところ、世の中予測不可能で不可抗力なことばかりなんだよね。あ~、つらいつらい。つらいことばっかりっすよ。 ん~、でもなんとな~く思ったのが、毛虫とか青虫のようなのってキモい感あるけど、なんだか「ゴロゴロしてぇ~んダヨっ」って感が表れてると思いませんか?
2006年03月16日
『リアル鬼ごっこ』 山田悠介 著 や~、暇つぶしに買ったのだけども、ほんとそのまんまです。分けてはいかんが、駅で売られている赤川次郎部類です。深く考えて読みたくない、漫画感覚で読んですっきりしたい時にはいいかもしれませんね。 文体は超読みやすい。登場人物も少なく、時系列で進んでいくから頭の中もごちゃごちゃしないし。中高生にうけそうな内容。そこがマーケットなのかな~?この年になると、「あ~、きっついな、この設定。」となり、素直に受け入れられないっす。ぅあぁあああ~~~・・・って感じです。 リンク、思わず文庫貼っちまったよ。
2006年03月16日
『リモート』 サタミシュウ 著←こちらもリンク画像に腰巻がないのが残念。この三部作・二作目の腰巻には、 “誰が私を奴隷にしたの?”とあります。これも『スモールワールド』同様、腰巻にドキっとした人は、読む価値ありの本です。でも、これを読むなら『スモールワールド』を先に読むことを是非お勧めします!主人公の“僕”から“私”への成長がより楽しめると思います。こちらも読むにはあえて内容をあまり知らない方がいいと思うので、ここで書評し難いです。こちらも独断・偏見アリまくりの書評(感想?)を反転でみれるので、気になる方はどうぞ。 ↓↓↓『スモールワールド』と著者が同じなだけあって、あまり癖のない、読みやすい文体です。寝る前のちょこっとの時間で読み終えます。 ストーリーは、『スモールワールド』の主人公のその後であり、香奈と別れた後普通の結婚生活を送っていたつもりだったが、妻に男ができたことを知り・・・。嫉妬するでもプライドが傷ついたわけでもなく、その浮気相手の男を通じて妻を調教する、といった内容です。キーワードは“遠隔操作”かな?次に、分析のようなことになってしまいますけども、『スモールワールド』と違う点は“メール&ビデオ”から“メール&画像のHP”になっているところですね。あと、『リモート』の方は主人公が二人というべきなのでしょうか?『スモールワールド』での主人公“私”と、その妻の浮気相手“僕”が切り替わり進んでいきます。どちらの作品も“メール”と“調教”は共通部分ですね。残念な点は、『スモールワールド』でも挙げた箇所(“誰が私を奴隷にしたの?”なんて腰巻に大きく書いているのに、主人公の妻・明乃の気持ちの変化は描写されていないし、間接的にも表現されていないといえるくらい)に加え、作品中の役である小説家が言うように、主人公“私”の考えるラストが良くないですね。ま、三部作だから、後味悪くさせてるのもあえてなのかも?しかし、部数がこちらの方が伸びていないのも少し頷けました。三部に期待かな~
2006年03月16日
『スモールワールド』 サタミシュウ 著←のリンク画像に腰巻がないのが残念。腰巻には、 “僕は「奴隷」に恋してしまった”とあります。この腰巻にドキっとした人は、読む価値ありの本ですね(笑)。何を隠そう、私もこの腰巻に目を奪われ手にした一人です。某有名作家が匿名で出しているそうです。三部構成らしい?うちの第一部。読むにはあえて内容をあまり知らない方がいいと思うので、ここで書評し難いです。なので、下に書評?と言えない様な、ただの一個人の感想(独断・偏見アリまくりです!)を反転にしてみました。 ↓↓↓んと、SM小説?なのか?SM初心者向けですね。 落とせない女はいないと思っていたイケメンが主人公で、その主人公が次にターゲットにしたのが転職先の人妻・香奈。いつものように色々アプローチしてみるものの、香奈はなかなか落ちない。しかし突然「セックスしよう。」と香奈から言われ・・・。主人公は香奈にのめりこんでいくが、香奈の心を支配していたのは主人公でも夫でもなく『ご主人様』なのである。やはり官能SM小説界巨匠(?と私は思っています。)団鬼六先生程の凄み・激しさ・欲等はないです。ライトな感じ。そのため、このSM世界に踏み込んだことのない人にでも入りやすいけど、これがSMだと思って入っちゃうと、ただのプレイに陥っちゃう部類の人たちになるかもしれません。また、非常に残念なことが、(次回作品:『リモート』含め)Sサイドの見解が濃いものとなってしまっているといえるコトでしょう。SMを嗜好ではなく“関係性”の問題というならば、もう少しMサイドの見解が拓ければいいのですが。(察するに、著者は安易にSMという言葉を用いる事があまりお好きではないらしいが。・・・まぁ、分からないでもない。)もう一言いちゃもんつけるなら、なんか台詞が古くさ~って感じです。ご主人様はともかくとして、主人公と香奈・・・。何歳なんだっつーの。香奈は性格からしてまだ良いとして、主人公は設定で『落とせない女はいない』っていう事になっているのに、“僕”はないような気がします。仕事上では“私”、プライベートでは“俺”なんじゃない?じゃないと、張子のイケメンでなんだかちょっとダサい感じがして、始めの設定が崩れてしまいます。なんだか大学デビュー頑張ってるけど、モサい感が見えてしまっている学生を見て、哀しいな~っていうのに近いものがあります。著者はきっと“インテリS”なんだから、しょうがないのかな?
2006年03月15日
『ネクスト』 マイケル ルイス 著 ライブドア問題がまだまだ尾を引いている雰囲気の中、この本はノンフィクションゆえに余計に考えさせられました。ただ、ノンフィクション、海外作品ゆえに、文章はよく言えば無駄な装飾はないですけど、少し固め・・・しょうがないですね。“天才と呼ばれる少年”と“既得者”との対立。バーチャルのようなインターネット世界で起こるリアル。 さて、内容ですが、主要な話が3部で構成されています。 資本主義の中の経済合理性において、必ずしも人の心理は合理的には動かない、むしろ、欲望にかられて肝心の合理性は失われてしまいがちです。現在「情報化」「資本主義」のこの二つは、年齢までをも関係なく格差を生んでいきます。 チャプター1では、大きくいえば、資本主義が成立してからというもののずっと問われてきている『投資』と『投機』も問題について考えさせられました。個人投資家が増えている現在の日本においても、これから特に熟考していかなければならないことでしょう。 チャプター2では、インターネットの普及によりフラットになりつつある情報化社会において、『情報(知識)の価値』について問うものではないかと考えました。 インターネットを介し、とある少年が広告収入運営サイトにより優秀な助言者には報奨金を与えるというサイトで『無料法律相談』で人気を得て、今まで特別な情報、つまり価値の高い情報を提供していた弁護士の存在が危ぶまれる、というものです。 文頭でも少し触れましたが、ライブドア・フジ保有株を買取ろうとしているUSENが最近積極的に行ってきている事業分野は(ご存知の方も多いと思われますが、)広告収入のみで運営される“無料”のインターネットテレビです。ま、民放テレビが存在するのだから全然ありえる話ですね。広告収入なのだから、問題はマーケット拡大とコンテンツ。株主訴訟問題を除けば、今回の話はおいしいのかもしれません。 “無料”というのは最近のキーワードの一つです。オンラインで好きなときに映画やドラマが見れるとして、広告なしで見たい!と思わせるものでないと有料では無理ですね。いくら有料チャンネルが普及している現状といえども、全体のマーケットからするとほんの少しの割合なのです。 話がそれましたが、アメリカはどうなのか分かりかねますが、日本での弁護士相談料って規定でもけっこう高いですよね?確か30分5000円とかよく聞きます。でもあれだけ勉強した人達なのだから当然っちゃ当然かも!?とは思いますが・・・。ってか、ちょっとしたことでは迂闊に相談できませんっ。それに、平べったくいえば、お金ある人とない人とでその段階で法の下に平等ではないことになるんですよね。そう考えれば利用者にとっては良いような気もしますが、ここでも既得者の反発が起こるのです。 プロの金融アナリストやトレーダー、弁護士等の『情報(知識)』を仕事にしてきた人は、インターネットによる情報化は想像以上に堪えるものなのかもしれません。発行元:アスペクト http://www.aspect.co.jp/np/details.do?goods_id=246
2006年03月14日
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