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早朝早く携帯電話に連絡が入りました。
母からの着信。
胸がザワザワしました。
「今すぐ病院に来て。」
と言う連絡。
父の具合が良くないとのこと。
特に具合が悪いという訳ではなかったのに。
どうして??
と頭の中でグルグル・・。
「すぐ病院に行かなくちゃ。」
と言って、起き上がりすぐに兄に電話。
私を拾って病院に一緒に向かうことに。
「俺も一緒に行こうか?」
と旦那サマが。
今思うと私は落ち着いていなかったのかも。
自分では冷静さを取り繕っていたけれど、そうではなかったのでしょう。
旦那サマにはとりあえず仕事に行ってもらって、
何かあった時にすぐに動いてもらうことにしました。
電話が来てから兄が迎えに来るまで胸のザワザワがとまらず。
コンスタンを飲んだものの落ち着く気配はなく。
病院に行けるかどうかとても悩んだけど、
行かないと一生後悔する。と思い少し落ち着いた時に行動を起こしながら病院へ。
病院へ着いた時はすでに父の意識はなく、肩で大きく息をしていて・・・。
もうダメなんだな。と素人の私にも分かりました。
私たち家族が揃ってほどなく担当の先生から説明がありました。
父はどうして急変したのか分からないとのこと。
ペースメーカーが入っているので、
心肺停止になるたびに除細動器が動いて心臓が動き出すとのこと。
ペースメーカーの電源は止めることが出来ないので(倫理的に)、
父の心臓がもたなくなるまでじっと待つことになるとのこと。
それが数十分後なのか、
数時間後なのか、
はたまた半年後なのか。
それは分からない。とのこと。
結局、ずっと父が亡くなるのを待つしかなかったのです。
母と兄と私の3人で思い出話とか色々話しました。
心臓の病気で死に目に立ち会えるのはなかなかないと言う事で、
家族で最後に立ち会えるのは私たちに気持ちの整理をつけさせるためなのかも。
と考えて付き添えるだけ付き添う事に。
早朝から病院に居て、お昼ご飯を食べた後、私もちょっと具合が悪くなってきました。
家族部屋で私一人だけ横になることに。
1時間ほどして電話があり、病室に戻ってきて欲しいと。
心臓も止まって後は先生が臨終を宣告するだけとのこと。
とうとう来てしまったのか。
本当に来てしまったのか。
出来れば息をしていない父を見ずに済むのならそうしたい。
と思ったけれど、そうはいかず・・・。
コンスタンを追加で飲んだところに、兄が迎えにきました。
病室に向かい、私が来たところで先生が父の臨終を告げました。
もちろん悲しさはあったけれど、
葬儀の心配とか考えるとそんな余裕はない。と思い、
母には休んでもらい、兄と2人であちこちに連絡をしました。
病院から出る時、先生たちと看護士さんたちが見送ってくれました。
父を見送ってくれた先生たちにお礼を告げて病院を後にしました。
朝早く呼び出されたときは体調の不安はあったけれど、
発作が起きることもなく、とりあえず病院を出ることが出来てホッとしました。
それでも、これからやることがいっぱいあるかと思うと心配でしたけど。