mo better blues

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2009年06月13日
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カテゴリ: 祈り





そして、6月23日、沖縄戦の正式終結日とされている、慰霊の日の頃、梅雨があけます。

梅雨の終わりごろは、いつも豪雨になります。本土では台風の時の雨のような豪雨です。
傘も役にたたない、雷も鳴っている、そんな雨です。これも、例年、そうです。


梅雨の終わりの豪雨の日、いつの頃からか・・・沖縄戦の終末期の混乱と悲惨さに思いをはせるようになりました。


沖縄戦については、たくさん、研究されています。いろんな事実があります。
どうか、これを読まれましたら、どうか、沖縄戦、で、ググってみてくださること、を願います。
こちらでは、きっと、一度は耳にしたことがあるかもしれない、ひめゆりの乙女たち、について書きながら、戦争の悲惨さを書いてみたいと思います。


沖縄も、観光で訪れる方も増えていますから、ひめゆりの塔の史料館に行かれた方も、

体験記の聞き取りが書かれたものが、たくさん、置かれています。
短い時間では、全部は読めませんが、いくつか読まれた方がいらっしゃれば、と思います。
あれを読むと、沖縄戦の悲惨さで、一撃されます。言葉を失います。涙がでます。
その部屋は、涙をこらえた人たちでいっぱいです。他の部屋とちがって、静かな部屋です。
同行の人たちとも話せないくらい、になるのです。

悲惨な、悲惨な、悲惨な、、、ものです。それ以外、表現がありません。


どの戦争も、災害も、一番犠牲になるのは、一番弱いひとたち。子ども、女性、年寄り、民間人。
障害者なんて、一番先でしょうね・・・


沖縄戦は、いろいろ語られ、書かれています。
壕での自主的な、強制的な集団自決、火炎放射器での無差別な焼き殺し、鉄の暴風雨と呼ばれるほどの凄まじい砲弾の雨…
終末期の、激戦地、沖縄本島南部は、小さな田舎道は死体にあふれ、野も畑も死体にあふれ、焼き尽くされ、一家は全滅し…ほんとうに悲惨な状況だったそうです。


生き延びるのに、どこへ行けばいいのか、地元なのにわからない、逃げまどい、砲弾に倒れ、海に自死して行く人たち、、、そういう状況だったと聞いています。


そして、ひめゆりの話。
ひめゆりの乙女たちは、今で言う、高校生、の歳です。ひめゆりは、一高女、師範学校、などから、日本軍の命令で、集められた子供達でした。
教育が行き届いていない中では、当時でいうと、お金もあって頭もいい、そんな子たちでした。
その年齢の子が、死んでゆく日本兵についていたのです。


そして、看病しながら、彼女たちも、1人、1人、と、砲弾の犠牲になっていきました。
でも、そういう事実を書いてある、聞き取りの史料には、悲しみの言葉はほとんどありません。
悲しみの言葉が出ないほどの、悲しみと、悲惨さと、酷い状況だったのだと思います。

彼女達ができたことは、汚い水を、飲ませてあげること、脚の切断を手伝うことくらい。
でも、切断されても消毒液はありません。そして、壕が移動するときは、その兵隊は置いていかれるのです。壕も、戦局で、移動し続けていました。

そして、最後は、解散…年端もいかない女の子が、鉄の暴風雨の中に、悲惨な、無差別攻撃がされている戦場に放り出されました。


この数日間、豪雨です。
ざわわ、ざわわ、、、、この歌を知らない方は、いらっしゃらないでしょう。
さとうきび畑の中、琉球石灰岩の白い小道、死体にあふれた小道、
鉄の暴風雨の中、そして、梅雨明け前のこの豪雨の中、
当時の方々は、ずぶぬれで、必死で逃げまどっていたのだな、と、思いがわきます。


わたしの父も、伊江島の悲惨な戦闘で、父親を失っています。
父親を知らず育った父は、父親の役目を果たせず、わたしたち家族は、崩壊しています。
沖縄には、今も、そんな家庭がたくさんあります。離婚率が日本一というのは、そういうこと、家庭を知らずに育った人たちの傷が、世代間で受け継がれているのだろうな、と思っています。


戦争は、してはならないことです。どんな理由があろうと。どんな理由があろうと。
やられても、やり返すこともしてはいけないと、私自身は思います。
やり返すこと、それも、理由をつけた集団殺人だと思うからです。
戦争は、理由をつけた、集団殺人です。
平和な社会では、1人のひとを殺した人は、裁かれ、罰を受けます。
が、戦争では、人を殺しても、罰は受けません。そこが、そもそも、狂っています。

世界中の内戦…悲惨です。お金は軍事費に使われ、飢え、貧困、病気が蔓延しています。
教育も受けられない子供達…親を知らない子供達…内戦兵士を繰り返し作ってしまいます。
それが、わたしが、チャイルドスポンサーになった理由です。
教育を受けて、内戦が起きても、参加しないで、平和のために働く人になるように、という願いです。


日本には、憲法9条があります。
いろいろな意見がありますが、押し付けだとしても、なんだとしても、実際にあるのです。
これは、人類の歴史的な、財産だと思います。哲学的意志を持った、素晴らしいもの。
世界遺産に匹敵するほどのもの、だと思っています。
なんとしても、守らなくてはいけないもの、と思っています。
戦争をしないこと、集団殺人をしないこと、人の尊厳を守る第一歩だと思うからです。


沖縄戦の激戦地は、たくさんあり、わたしの家からそう離れた場所でないところにもあり、小学校1年生の時、学んだ校舎は、沖縄戦では、野戦病院として使われていたところでした。

わたしの家から、生活圏から、そう遠くない、沖縄戦終末期の悲惨な悲惨な激戦地。
そこで、豪雨と鉄の暴風雨の中、逃げまどっていた人々に思いをはせ、
亡くなっていった方々の、心からの冥福を祈ります。


この日記を読まれた皆様、どうか、ざわわ、ざわわ、の歌『さとうきび畑』を、
梅雨の季節に1回だけ、聴いてください。
そして、雨の中を逃げまどう人々を思ってみてください。
(夏の陽射し・・・と、歌詞の中ではなっていますけれど)

YOUTUBEで聴けます:
さとうきび畑


追記:
沖縄本島の南部に、平和記念公園があります。そこに、『平和の礎(いしじ)』というものがあります。
沖縄戦で亡くなった方で、把握できている方々全員のお名前が、大理石に刻まれています。
今も、毎年増えています。
沖縄の民間人、日本兵、アメリカ兵、韓国系の方々、中国系の方々…国籍問わず、犠牲者全員のお名前があります。
これが、造られる、と聞いたとき、カラダが一撃された感じがしました。
戦争や災害は、何千人、何万人、何十万人が亡くなったと一くくりにされてしまいがちです。
が、亡くなったのは、かけがえのない、一人ひとりの命です。
おひとり、おひとりのお名前を刻むことで、おひとりおひとりの、命が見えてきます。
戦争で亡くなった方、おひとりおひとりを思う心、平和を祈る心、それを守る誓いの心、は、
このようにして、あるべき、だと思ったからです。

沖縄に行かれる機会がありましたら、ぜひ、アシをおはこびください。
(観光コースにもあるかもしれませんが、少ないと思います。)
戦争犠牲者というのは、このお名前を持った、人間ひとりひとりなのだ、ひとりひとりが苦しんで亡くなったのだ、国境国籍は関係なく命が奪われたのだ、そして、今も続いているのだ、ということを、実感なさってみてください。



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最終更新日  2009年06月14日 21時17分16秒
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