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2004.06.17
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 なかなか書けずじまいで、今ごろポツポツと ...

 先日から、オイディプス会場で買ってきた、
 阿刀田高の 「 私のギリシャ神話 」 を読み始めたら、これがもう止まらない。
 文庫本ながら、絵や写真も美しく、小説家の書くものだけにとても魅力的。

 また、今回の脚本家、山形治江著 「 ギリシャ悲劇 観劇ガイドブック 」 には、
 オイディプスのその後を描いた 「 コロノスのオイディプス 」 などの
 粗筋が出ていて、おもしろい。


 逆にどんどん引きずり込まれてゆくギリシャ悲劇。

 噛めば噛むほどに ...

 ちょっと夢中 ...!



 前回見た時には気づかなかったことや、本を読んでの思いなど書いてみます。



 ***



 今回は子供たちを連れて行った。

 何しろ重たい内容なので、子供たちに見せることがいいことなのかどうか、
 正直迷った部分もあったけれど、
 演劇をやっている子が 「 見たい ! 」 というので、思い切って。
 片や、絵を描いている子は行くのをいやがっていたのだけれど、

 蜷川舞台の強烈な色彩シャワーを浴びて欲しくて、引っ張っていってしまった。

 何かを感じてくれればいい。
 今見たものが、10年後、20年後に萌え出ることもあると信じて。

 そして5日は、皆が確実に行けるのはこの日しかないと取ったのだが、
 1度ならず2度までも、急遽決定した東儀秀樹舞う日に当たろうとは !

 「 ただ、アポロンの神に感謝するほかはない ! 」( オイディプス調・笑 )

 時々、ウチでもオイディプスごっこ (笑)
 イオカステ ( 麻美れい ) のせりふをいただいて^^

 「 何事です? この馬鹿げた騒ぎは ! 」

 「 ほうら、私の言ったとおりでしょう! 」   とか  (爆)



 ***



 ソフォクレスがオイディプスを書いたのが、紀元前429~425
 2千5百年の時を経ての物語
 聖書もそうだが、それだけの時をへても受け継がれるものに畏敬を感じる。
 そして、今回ギリシャ上演される古代劇場も2千年近い時を経た場所。
 「 おお、ゼウスの娘、まばゆく輝く女神アテナ、どうか我らをお救い下さい 」
 と劇場から指差し見上げれば、そこには、女神アテナを祭るパルテノン神殿
 テイレシアス役 壌晴彦 いわく

 「 おそらくものすごいエネルギーの磁場 」



 アポロンは太陽神であり、予言の神
 ( 以下 阿刀田高 私のギリシャ神話より )

 ギリシャ神話を見る限り、予言はその通り実現するようだ。
 ギリシャ人は神々をどう考えていたのか、
 「 神の御心は計り知れない。しかし、どんな仕打ちが示されるにせよ、
 そこにはなにかしら人智の及ばない深い考えがあってのことなのだ。
 人間はひたすらその御恵みを信じ、祈りあがめるより他にない。 」
 と考えていたのだろう。



 ***



 * オイディプスの生涯を象徴するもの *

 * オイディプス王あら筋


 < スフィンクスの謎 >

 セリフには 「 スフィンクスを倒した時、国を救った功労者 」
 という説明しかないが ーーー

 オイディプスは、旅の途中、
 顔は人間の女、身体はライオン、背に鳥の羽をつけた怪物スフィンクスと会う。
 謎を掛けられ、解けなければ食い殺すと言われる。
 「 朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足、これは何か 」と問われ、
 「 それは人間。赤子の時は這い、成長して2本足で立ち、老いては杖を突く 」
 と答え、スフィンクスは敗北の恥のあまり、谷に身を投じ死す。

 この話はそのまま、オイディプスの、
 殺されるため山中に捨てられた赤子時代、
 威厳に満ちた自信満々の王様時代、
 そして自ら盲目となり杖にすがり彷徨う晩年、
 この3つの時代を象徴しているようにも思える。

 また、スフィンクスの多動物合体の姿も、深読みすれば、
 子供たちにとっては、父親にして兄、
 母にとっては、息子であり夫、
 父にとっては、息子であり、女を共有したものであり、自分を殺した者、
 という複雑な立場を抱えるオイディプスを象徴しているようにも思える。



 < 三叉路 >

 オイディプスが父親を殺してしまったのが山道の三叉路
 スフィンクスの謎は三本足
 スフィンクスの謎にある、人間の3つの時代
 アポロンの神託を語る巫女が座っているのは三脚椅子

 古代ギリシャには、3という数字に何か特別な意味合いがあるのだろうか?



 <王冠>

 今でもマラソンの勝者などに捧げられる月桂樹の頭冠。
 ゼウスの聖地オリュンポスで行われたオリンピア祭(オリンピック)では、
 オリーブの冠が勝者に捧げられ、それが月桂樹の冠へとなった。
 いつか朽ち果てる植物のごとく、栄光は一瞬にして移ろう儚いものという意。
 これもオイディプスを象徴。

 ただ、この月桂冠には、もうひとつのエピソードが。

 神アポロンは河の神の娘ダフネに恋したが、逃げられ、
 逃げたダフネは月桂樹の木に姿を変える。
 嘆き悲しむアポロンは、月桂樹の枝を切り輪にして頭に飾り、
 永遠にダフネを忘れまいと誓ったという話。

 神様とて恋はままならなかったのね^^

 これは、永遠をテーマに飾られる現在のリースの起源であろうと思う。

 永遠と儚さ。 リースは両方を秘めているものなのですね。



 < 膨れ足 >

 膨れ足って、私の足のことじゃあありませんよ(笑)

 オイディプス=膨れ足の意味

 当時、捨て子の祟りを恐れて、くるぶしを傷つける習慣があり、
 その傷が化膿し、成長後も残った。

 「 ああ、なぜこの古傷に触れる ? 」 オイディプス

 一説には、赤子オイディプスのくるぶしを傷つけたものは、
 最後にオイディプスが自らの眼を傷つけたものと同じ、
 イオカステ妃の黄金の留め金だとか

 ここでもまた因果が ・・・



 < 盲目 >

 盲目の預言者テイレシアスについては、また別に書きたいが、
 彼の 「 眼が見えた者は盲に、豊かな富を持っていたものは物乞いに。 」
 との言葉どおり、オイディプスは自らテイレシアスと同じ盲となり、失権する。

 オイディプスの物語からヒントを得たといわれる、フロイトの
 「 エディプス・コンプレックス 」

 子供 ( 特に男の子を指す ) が無意識で、異性の親に愛着し、 
 同性の親に敵意や罰せられることの不安を感じる傾向。
 罰として、父親にペニスを去勢されるとの恐れを抱き、
 それは、失明 ( 暗闇 ) への恐怖と同等。

 って書いてあったのだけれど、hu~m いまいち、ピンとこない・・・



 ***   続く   ***



 * 以前の私のオイディプス鑑賞日記






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Last updated  2004.06.20 14:48:18 コメント(8) | コメントを書く


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