パータ・デコール



直訳すれば「飾りつけ用生地」ということでしょうか~。これを使ってイラストや文字、模様をスポンジなどにつけることができます。

パータデコール


材料

ブラックココアパウダー   5g
薄力粉         10g
無塩バター       20g
粉糖          20g
卵白          15g

 ブラックココアパウダーを使うとメリハリのある黒色になりますが、
 なければ普通のココアパウダーでかまいません。

 粉類をすべて薄力粉に置き換えると「白生地」ができます。これを
 着色してカラフルなパータ・デコールにしてイラストを描くことも
 できます。

 上記の分量で 正角天板30cm 2枚分くらいの模様が充分に描けます。
 あまったら、チュイルのように焼いて食べるとおいしいです♪

 この配合&作り方は 「ラ・フォンティーヌ」 さんのレシピを参考に
 しています。卵アレルギー対応のケーキも作っていらして、HPでは
 ケーキ屋さんの技ともいえるレシピを公開している素敵なお店です。

作り方

1)無塩バター→粉糖→卵白→粉類(ブラックココアパウダーと薄力粉)の
  順にすり混ぜていく。卵白をくわえるときは少しずつ慎重に分離しない
  ように混ぜるのがポイント。

2)クッキングシートでコルネを作る。

3)スプーンで1)の生地をコルネに入れる。あまり入れすぎないように
  したほうが、作業がしやすい。コルネの先を1ミリほどの穴があくよう
  にカットする。様子を見て少しずつカットして試し描きして穴の大きさ
  を調節するとよい。

4) 正角天板30cm に反転させた下書き(文字などの場合は特に注意。普通のイラスト
  なら反転させなくてもいいかも)を敷き、そのうえに ベーキングシート
  敷く。下書きが透けるので、イラストの苦手な方でもちゃんと絵が描け
  ますし、キャラクターのイラストもばっちり描けます。

5)下書きをなぞるようにパータ・デコールを搾り出していく。

6)描き終わったら 正角天板30cm ごと冷凍して、生地を固める。あとでスポンジの
  生地を流したと時ににじむのを防ぐため。

7)好みの生地を流し、焼成する。天板を2枚重ねにするなどして、下火
  弱めで焼くと、イラストが映える。

8)焼きあがったら網の上に返して生地を出し、温かいうちに ベーキングシート
をゆっくりはがす。冷まして完成。

9)ロールケーキにしたり、ムースの側面に貼ったり、このままジャムを
  塗って食べてもOK。工夫してお楽しみください。

今回使用したベースの生地は「ビスキュイ・ジョコンド」というオペラなど
に使うアーモンドパウダー入りの目の細かい生地です。目が細かいので、
パータ・デコールの生地がしっかり乗りやすいのが特徴です。ロールケーキ
用のジェノワーズやビスキュイでも大丈夫ですが、その場合、あまり細かい
模様にしないほうがよいと思います。

「ビスキュイ・ジョコンド」は 柴田書店 「よくわかるお菓子づくり基礎の基礎」
のレシピで作りました。生地別に詳しく作り方が出ているので、
お勧めの1冊です。本格的にケーキを作りたい人向きの本だと思います。

ボワゼット・ペニュー を使って木目模様をつけることもできます。この場合はブラック
ココアパウダーよりココアパウダーのほうがおいしそうに見えるかも。
木目

こんなケーキもいかがでしょうか~♪
パータデコ実例

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