
阪神・金本知憲外野手(36)が高知・安芸キャンプの1日、最後のランチ特打で27本のサク越え。開幕までを逆算して、12日のヤクルトとのオープン戦(甲子園)から出場することを明言した。初の交流試合もプラス思考で打破する気構えだ。
キャンプ打ち上げ前日に、またも“リタイア”だ。阪神のシェーン・スペンサー外野手(33)=前ヤンキース=前が高知・安芸キャンプ最終クールの1日、左太もも裏の張りを訴え、練習を中止。5日のオリックス戦(スカイ)で予定されていた右翼手としての出場が微妙となった。岡田彰布監督(47)は9-13日の甲子園での4試合を見極め時期に設定。開幕に向けて、新たな正念場が訪れた。
阪神・鳥谷敬内野手(23)が1日、今キャンプ最長の100分にも及ぶ特打ちを敢行。通常の打撃回り含めると、スイング数は軽く『400』を超えた。ここまでオープン戦2試合(いずれも対オリックス)は9打数1安打と予想外のつまずき。2日の打ち上げを前に、総仕上げの意味で自らを追い込んでいた。
阪神・安藤優也投手(27)が1日、退路を断って、先発一本で今季に臨む決意を示した。「先発がダメだからといって中継ぎをやるつもりはない」と発言。岡田彰布監督(47)も同意見で、先発が予定される8日の横浜戦(西京極)では、ローテ当確に向け、明確な答えが求められる。
微妙な感覚のズレを修正した。金本と並んで行ったランチ特打。阪神・今岡誠内野手(30)は、引っ張っての豪快弾を放つ金本とは対照的にきれいにコースに打ち分けた。今岡流の調整法だった。