
リーグ打点王を快走する阪神の今岡が、シーズン通算打点の自己記録を更新した。一回1死満塁で高橋尚のシンカーを右前に運ぶ技ありの先制打。球宴前の段階で、自己最多タイとしていた04年の83打点に「2」を加えた。「初回のタイムリーは久しぶりなのでうれしいね」と素直に喜んだ通り、一回に適時打を放ったのは6月23日以来のことだった。
投手の高橋尚に浴びた安打が、つまずきの始まりだった。1点リードした三回1死、直球にバットを合わされ中前打で出塁を許す。暴投で傷口を広げた後、鈴木、二岡に連続長打を浴び、せっかくもらった先制点を吐き出す形になった。