阪神タイガース  われら猛虎党






2007年4月3日(火) 対ヤクルト 1回戦 神宮

阪神4×3ヤクルト


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金本39歳バースデー満塁弾!虎3連勝や首位タイや!

ゲームセットの瞬間、ガッツポーズで駆け出す金本
 (セ・リーグ、ヤクルト3-4阪神、1回戦、阪神1勝、3日、神宮)阪神・金本知憲外野手がバースデー・グランドスラム。3日のヤクルト戦(神宮)で、39回目の誕生日を自ら祝う2号満塁弾。守っても同点危機を救うバックホームで、4-3勝利、3連勝を虎党にプレゼント。あ~、もう、アニキからは、感動、もらいっぱなし。今度、お返しさせてもらいま~す!!


 塁上に灯る3本のろうそくを、アニキが豪快にひと息で吹き消した。39度目の誕生日を、金本が自ら、ド派手なグランドスラムで祝う。神宮の夜空に放物線を描いた白球はバックスリーンで『ゴーン』と轟音を響かせた。

39歳のバースデー。アニキは打撃&守備で魅せた

 「満塁だったんで、ひたすら甘い球だけを待っていました。ホームランじゃなくても、先制点が欲しかった。結果的にホームランになってよかった」

 2年前にもバースデーアーチを放った同じ左腕・石川からだ。五回一死後、ジャンが内野安打。赤星、シーツの連打で作った二死満塁。カウント1-3から、真ん中高めのカットボールをガツン。2試合ぶりの今季2号は、昨年8月6日の広島戦(松山)以来となる通算6本目の満塁アーチだ。

 肩でも魅せる。4-3のの八回二死二塁。福川の打球は右前へ転がる。金本は鬼の形相で本塁へ2バウンド返球。同級生の矢野とのホットラインで同点を阻止。「ちょっと投げるのが遅れた。濡れた人工芝のスピンを利用した」と、瞬間的に冷静な判断を働かせていた。

 年を重ねてなお、心・技・体を兼ね備える鉄人に、首脳陣は絶大な信頼を寄せる。3月6日のソフトバンク戦(ヤフードーム)の試合後、岡田監督は浜中に強制帰阪を告げた。極度の不振で甲子園での打ち込みを厳命した。直後、正田打撃コーチは携帯電話で『金本知憲』のメモリーを押した。

 「なあ、カネ。浜中がおかしいんや。お前が手本を見せて、悪いところがあったら言うたってくれ」。苦しむ浜中の復活を手助けしてほしい。開幕に照準を絞って甲子園に居残るベテランに、コーチが“越権行為”を認めた。チームリーダーというだけではない。プレイングコーチ的な立場としても、チームの屋台骨を支えている。

 不敗神話も継続。阪神に移籍後、誕生日は5年間負けなし。満塁弾を打った4試合も同じ。チームも3連勝で巨人、中日に並び今季初の首位だ。

 「このトシになるとな…、もう39歳です。年齢以上の本塁打? もう1回40本を打ちたい。きょうからの関東6連戦、甲子園に負けないノリノリの応援をお願いします!!」

 敵地のヒーローインタビュー。背番号6に祝福の声が止まない。通算2000安打へあと150。400本塁打にもあと35。挑戦への鉄人の歩みは、年齢と対照的に加速している。


★チタンの鎧が来る!

 アニキがプロデュースした通称『チタンの鎧(よろい)』が4日にも手元に届けられる。今年1月に「遠赤外線の出るリハビリ器具をチタン素材で作れないか」と契約するファイテン社にリクエスト。岐阜県内の製作所で類似品を作っていることが判明し、さらに改良を加えた。

 柔らかいチタンで各部位に巻くタイプで、遠赤外線で温熱効果が得られる。関係者は「痛めている左太ももにも巻きつけて使用できる」と話し、回復の秘密兵器となる。

■データBox
 阪神・金本の満塁本塁打は昨年8月6日の広島戦(松山)以来通算6本目。広島時代に2本、阪神では4本目。満塁弾を放った試合はすべてチームが勝っている。セ・リーグの現役選手では中日・中村紀が13本放っているが、すべてパ・リーグ時代に記録したもの。これを除けば金本の6本は、8本の中日・ウッズ、7本の巨人・高橋由ら4人に次ぐ。


★同点ピンチ、矢野が救った!

矢野が八回、金本のバックホームをがっちりつかみ、二走ガイエルをブロック。同級生の気迫の“リレー”だった
 矢野が懸命のブロックでジャンの初白星を守った。八回二死二塁、左前打で二走ガイエルは本塁突入。金本からの送球を本塁前で待ち構え、捕球後に体当たりを食らったが、本塁を死守。同点を阻止した。

 「必死やったわ。雨でボールもよく滑るし。体で止めにいったわ」

 連続安打は3でストップしたが、守備の要として貢献度、大だった。



またまた盤石0封ショー!「KJF」で“快汗”3連勝や!

球児が九回に仁王立ち。久保田、ウィリアムスから託されたバトンは、3試合連続で成功
 (セ・リーグ、ヤクルト3-4阪神、1回戦、阪神1勝、3日、神宮)この並び順も3連投で板に付いた。KからJにつなぎ、Fが締める。1点リードの危ない橋を、バトンをつないで渡り切った。小雨が降り注ぐ最終回、気温は10度を切っていた。寒気のマウンドに球児が仁王立ちだ。


 「金本さんの誕生日だったんでね。(寒かったが)きょう出せる100%を出そうと思った。このカードが大切。負けたら5割に戻るんで勢いに乗るところだと思った」

 先頭の代打・度会をこの日最速の151キロ直球で中飛に仕留めた。それでも慎重さを欠かさなかった。その流れを指して「生きているゲーム」と悟ったからだ。1点リードする虎は六回から無安打。追いかけるツバメは得点こそ奪えないが、安打数で上回っていた。

 青木には3球続けて変化球で入り、結局四球を与えたが、細心の注意を払ってこそだ。ここから田中浩を二邪飛に退け、最後はリグスを150キロ直球で空転させた。

 久保田が右手骨折で離脱する昨年6月まで、七回が主戦場だった。「動いている試合の流れを止めることにやりがいを感じる」と言った。セットアッパーのきゅう覚が、守護神としても生きた。気象条件も頭に入れ、直球勝負のこだわりも捨てた。試合の流れを鎮めることだけ考えていた。

 「調子を維持できている。ジャンの勝ち星もあったし、金本さんが打ったので負けるわけにはいかなかった」。久保田の口調も熱かった。新たに任された七回。2安打を浴びながら粘った。

 八回はウィリアムス。二死二塁から福川に左前打を浴びながら、金本の補殺に救われた。「後ろの投手はみんな調子がいい。強い投手が連なっている」。改編された最強トリオの無傷の進撃が続く。









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Last updated  2007年04月04日 07時18分12秒
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