阪神タイガース  われら猛虎党





虎・藤浪の歴史的初勝利に祝福わんさか

 14日のDeNA戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げた阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭高=が15日、甲子園で行われた投手指名練習に参加した。スーパールーキーは、同期の日本ハム・大谷翔平投手(18)から届いた祝福メールも刺激に「ここからがスタート」と気を引き締めた。リラックスした表情で次回登板へ歩み出した。

 その剛腕で世代を引っ張る。初勝利の夜、多くの祝福を受けた藤浪が、さらなる飛躍を誓った。受け取ったメッセージの一つ一つが、次戦へのエナジーだ。あふれるほどのメールすべてに、丁寧に返信した。受信ボックスには、刺激をくれる男たちの名前が並んでいた。

 「大谷からはメールがありましたね。前田健太さんからも『おめでとう』といただきました」

 大谷は13日のオリックス戦(ほっと)で右足首を捻挫していたが…。

 大谷 「初勝利おめでとう。僕はねんざしちゃって(2軍に)落ちちゃったよ」

 藤浪 「ありがとう。早く治して、また戻ってこられればいいね」

 ほほえましい大物同士のやりとりだった。

 黄金右腕はチームメートにも刺激を与えた。D2位・北條史也内野手(18)=光星学院高=と、大阪桐蔭高の先輩・西田が虎風荘へ戻った藤浪の部屋にやってきた。出先のコンビニから帰ってきた西田はポリ袋を手にしていた。「アイスとお菓子をおごってもらいました」。ささやかなお祝いだが、喜びでいっぱいになった。録画してあったメモリアルゲームを3人で見つめた。

 「北條は『1軍うらやましい』とか、ずっと言っていましたね。ヒーロー賞とかももらえますし『ええなあ』ということばかり言っていました」

 この日は甲子園で行われた指名練習に参加し、キャッチボール、ランニングなどで汗を流した。次回登板は21日のヤクルト戦(甲子園)となる見込みだ。高校時代からの聖地での連勝記録を「11」に伸ばす。

 「まず1勝を挙げられた。ここからがスタートだと思うので。ほっとしたというよりも、ここから始まるぞ、という気持ちになっています」

 「感謝」という言葉を好む19歳が、支えられた人々からの祝福を心のガソリンにして、さらに加速する。
(長友 孝輔)










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013年04月16日 15時14分17秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: