阪神タイガース  われら猛虎党





勝負弱いわ~虎・鳥谷、また好機で沈黙…

 (セ・リーグ、中日1-0阪神、6回戦、中日4勝2敗、25日、ナゴヤドーム)なんでチャンスで打たんねん!! 阪神は一回一死三塁で、鳥谷敬内野手(31)が空振り三振に倒れ、またまた勝負弱さを露呈した。得点圏打率・083は、セ・リーグのクリーンアップの中でもっとも低い。先制機を逃した虎は今季4度目の零封負け。キャプテンが目覚めてくれないと巨人追撃なんて無理や!!

 ここで、キャプテンに1本が出れば-。そんな虎党の願いは叶わなかった。一回一死三塁。先制する絶好の好機で、鳥谷のバットから快音は響かなかった。広角に鋭い打球を放つ打撃が、チャンスになると、すっかり鳴りを潜めてしまう。今季、何度見たか。

 「どんな形でも(走者を)かえさないといけなかった」

 試合後、バスに乗り込むまでの通路でこぼした言葉には、悔しさがにじみ出ていた。一回、先頭の西岡が四球で出塁。2番大和の投前犠打で二進すると三盗に成功し、一死三塁と1、2番でチャンスメークした。問題はここからだ。先制点への期待が膨らむ場面だったが…。

 背番号「1」のバットは、またしても空を切った。前日24日の第2戦でも、一死三塁の場面で2度、凡退。得点圏打率は・083まで落ち込んだ。規定打席に到達している34選手中32位。33位は田中浩、34位は川島(ともにヤクルト)だ。

 八回の第4打席では四球を選ぶなど、選球眼のよさは相変わらず。15試合連続出塁と、出塁率は・376だが、3番・鳥谷に期待するのは走者をかえす打撃。西岡のバット&足は、好調そのもの。大和もリーグトップの10犠打と2番打者の役目を果たしているだけに、得点圏での鳥谷の凡退は、必然的にクローズアップされてしまう。すっかり勝負弱くなってしまったキャプテンの姿に、水谷チーフ打撃コーチは「こりゃいかん。(得点圏で1本が)出んなあ。ちょっと体が前にいっている」と心配した。

 ただ、このまま終わる男ではない。必ず勝負弱い-というイメージは払拭してくれるはず。和田監督も「(一回に得点を挙げて)主導権を握れなかったのが、榎田を苦しくさせてしまった」と悔しがりつつ、「打ってくれるよ。これから」と力を込めた。

 「(得点圏打率)それどうこうはないけど、打てるよう、がんばります」

 鳥谷もイメージ払拭を誓った。1番、2番でつなげた点と線が、3番で途絶えてしまう。巨人とは今季最大タイの5・5ゲーム差。G倒を果たすためにも、そろそろキャプテンとしての真骨頂を見せてほしい。
(西垣戸 理大)










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Last updated  2013年04月26日 14時58分05秒
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