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そいつがひっくり返ってるのを発見したのは10月でした。
35ミリの小さく羽化した国産オオの♀です。
だいぶ寒くなってきたある朝、足を宙に向け動いてなかったので
当然、「あ、死んでる」と思いました。
でも、しばらく見ていると足が少し動きました!
「まだ息がある!」
となればいつものように、どうせダメだとわかっているのですが、
体を起こし、新しい餌ゼリーを顔の前に置きます。
反応が無いので口をゼリーにくっ付けます。
すると「ブラシ」が出てきたじゃありませんか!
「食ってる」 少し嬉しくなりました。
でも次の日の朝、またひっくり返っています。
またゼリーに口を付けてやって仕事に行きます。
帰ってくると真っ先に様子を見ます、またひっくり返ってたりします。
そんなことを5日くらい繰り返していたら、幾分か元気になってきました。
でも足は半分くらい麻痺してるんでしょうね、
やっぱり時々ひっくり返ってます。
2週間くらい経つとかなり元気を取り戻し、
カップのふちを逃げようと立ち上がれるようになりました。
そこまで回復したのは初めてです。

11月になってさらに寒くなるとまたひっくり返ってることが多くなり、
だんだん元気もなくなってきました。
幼虫たちの入ってるあったかいところへ移動しました。
また毎朝(時々夜も)起こしてゼリーに口を付けることが続きました。
12月になると、「あー、もうだめかなあ?」という感じの朝が続くようになりました。
1日に4回ひっくり返ってることもありました。
そのたびに「おーい、大丈夫かー?」とか言いながら、
触覚が動くのを確認しながら、
なんと、まだ今日もお世話することができています!
ひっくり返ってるとこに指を出すと、必死につかまろうとします。
でも自分の体重を支えるほどの力はもうありません。
しかし、この♀の生命力には本当に驚くばかりです。
小さいことが逆に良いのかも知れませんね。
お世話できなくなったら寂しいだろうなあ・・・。

ちなみに
今日はひっくり返っていませんでした! 少し動いていましたー!!
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