さくらの部屋

手

　ソファに座りながらボーっとテレビを見ていた。　　ちらっと振り返ると隣の部屋でPCとにらめっこしている横顔が見えた。　　すぐに視線を戻したけれど、視線に気付いたらしくソファに近づいて来て、後ろからさくらに腕を絡めてきた。　　さくらがカズキの腕に触れるとカズキがくすっと笑った。　　「何？」　「さくら、眠いでしょ？手ぽかぽかだよ。」そう言ってさくらのおでこに軽くキスすると　　「もう少しだけ仕事するからお昼寝してていいよ。」　「大丈夫。起きてる。」　「いいからベッドで待ってて。」　　さくらの手を引いてベッドに向かうと今度は唇にキス。　　「あ…。失敗。」　「ん？」　「キスしたらもっとしたくなった。」　そう言いながらもう一度キス。　　「ちょっと休憩しよっかな。」　　さくらをベッドに押し倒すとカズキもベッドに上がって仕事は一時中断。　　忙しいのに邪魔しちゃいました（笑）