MUKUのスピッツハウス

February 14, 2005
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先日、北海道羅臼でシャチ12頭が集団で流氷にはさまれて11頭がそのまま衰弱死するという悲しい事件がありました。シャチのように運動能力も優れて賢い生き物がどうしてこんな事になったのかなあと思っていました。専門家の中でもこんな事件は今までになく、原因解明にのり出した所、意外な事実がわかったそうです。

シャチはもともと血縁集団で群れを作るのですが、集団の中に子供がいる場合、常にそれらを守ろうとする習性があります。例えばボートがシャチの群れに近付いた時、群れはわざわざ船に接近して来る事があるのですが、それは親シャチの集団でわざと自分達から船に近付いて、少し離れた群れの中の子供から視線を遠ざけて、敵から守ろうとするのだそうです。
今回、死んでしまったシャチの群れにも2頭の生まれたばかりの子シャチがいて、そのうち1頭は先天性のものなのか顎に腫瘍のようなものがあった。
2頭はそれぞれの母親にぴったりと抱かれるようにして死んでいたが、特にその病気の子シャチがうまく泳げずに流氷に挟まれそうになった時に、一族で囲むように守ろうとしたが、結局、すべてのシャチが犠牲になってしまった、、、。
これが今までにないシャチの集団死の原因の可能性が高いという事でした。
最近、自分の親に虐待されて殺される子供が沢山いる人間社会に何かを語りかけているような、悲しい事件でした。





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Last updated  February 14, 2005 05:52:23 AM


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