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2007.05.09
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カテゴリ: もずきち日記
今朝の空はとても快晴で、すがすがしい空気がダイニングルームを吹きぬけています。
ムクですと なんとなくぼんやり耳だけを澄ませています。

それはね。もずきちが、うちの屋根の上で鳴いているんです。(もずきちって言っても実際はメスの百舌鳥でしたが・・・。)


朝が来て、鳥カゴを外に出してやると、昨日よりももっと百舌らしい鳴き方で鳴き始めました。お水を何回か飲んだあと、親鳥のオスが飛んで来ました。でも、そのくちばしには、もずきちの大好きな青虫など、もうありません。

そろそろかなって思って、鳥カゴの扉を開けて針金で固定しました。

百舌鳥(もず)

「もう行くよ。ありがとう」 そう言ったのか・・わからないけど、フワッと扉を抜けて低空を急旋回して屋根の方へ羽ばたいて行きました。



よかった・・。

そういういきさつで、今はほっとしています。

よくよく考えてみれば、「ありがとう」はかなりの勘違いです。一生懸命もずきちを育てたのは親鳥であって、私たちはただ単に、朝になったら鳥カゴを出して、夜になれば鳥カゴを家に入れる、それを繰り返しただけ。 笑ってしまう。

従来、百舌のヒナは巣から落ちるように巣立つらしい。まだちゃんと飛べないから、地面を這うような飛び方をするのかもしれない。親鳥はエサを与えながらヒナ鳥をサポートする。

ここは昔は鳥や動物が自由に暮らしていた自然の山で雑木林も多いところ。低空しか飛べなくても潅木がヒナを守る。
もし、野生の生き物に食べられることがあっても、食物連鎖だから自然の摂理では仕方のないことなのかもしれない。
だけど今は住宅地になって、山の鳥たちは住人たちの頭上で共存しています。

あの日、うちのフェンスに引っかかってくれたから、もずきちに出会えた。

百舌は生まれたところがテリトリーだから、もずきちはこれからもうちのまわりの空で鳴いてくれるかもしれない。

もう鳴き声が聞こえないので、もずきちは親鳥とどこかへ飛んで行ったのかな。
親鳥から大好きな青虫の捕まえ方でも学んでいるのでしょうか。


朝、主人いわく、「帰って来るかもしれないから、このままにしておこうよ」 バカじゃない?   寂しいのはわかるよ・・。

基本的に個人で勝手に野鳥は飼えないし、百舌は飼えません。


これで、私の全十日間の「もずきち日記」を終了します。
今日、訪問の方、ありがとう。いつも見守ってくださっている方、心からありがとう。

百舌(もず)のヒナ








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最終更新日  2007.05.16 08:42:17
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