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映画ウォールストリートを観て来たが、昔観た、ウォール(ストリート)街を思い出さない。そのディーテイルを思い出し中(苦笑)である。
チャリー・シーンのオヤジマーチン・シーンがすしを食べながら息子に金は厄介だ、食べるだけあればよいというシーン 日本もバブルに踊っていた時代もあった。
アメリカはかわらない欲望は善 ゲッコは言う Greedy is good? 資本主義の続く限り欲望は社会を変えてゆく原動力?
バドとゴードンの出会い
より親密な関係に
インサイダー情報の提供を見返りにゴードンとの取引を成功させたバドであったが、ブルースター・エアライン以外のインサイダー情報は持っていない。バドはゴードンとの関係を保つため、スパイ活動によるインサイダー情報の収集を行いゴードンへ提供する。二人の関係はより密となり、営業と顧客という関係から、家族に近い関係へと発展していく。
父親との衝突
その後、バドとゴードンは株式買占めによるブルースター・エアラインの買収を計画する。株式買占めによる企業買収は法律で認められる合法的行為である。しかしバドの父親は、企業を売買することは結局投資家が金儲けのためにやることだと考えており、また同僚労働者への責任からその計画に難色を示す。バドは業績不振のブルースター・エアラインを再建し、雇用を守ると主張するが、それでもバドの父親は受け入れない。バドは父親に強く反発する。
ゴードンの嘘
ゴードンは嘘をついていた。ブルースター・エアラインを再建する気は無かった。ゴードンはブルースター・エアラインを解散して売り払い、航空機や従業員の年金を自分の物にする計画を立てていた。バドはそのことを知って憤慨し、復讐計画を立てる。
関係の崩壊
バドはゴードンがブルースター・エアラインの買収を画策していることを、新聞社を利用して公にする。マーケットはすぐ反応を示し、ブルースター・エアラインの株価はわずか1日で約50%も増加する。その後バドは自分が勤務する証券会社の同僚にブルースター・エアライン株を一斉に売らせる指示をし、株価崩壊を引き起こしてゴードンに損害を与えることに成功する。しかしまだこのストーリーには続きがあった。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
登場人物 [編集]
ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)
GEKKO & CO.(ゲッコー・アンド・カンパニー)の経営者であり第1級の美術品収集家である。誕生日は5月6日推定年齢は40歳代と思われる。貧しい生活から抜け出すために人一倍の野心を持って仕事に励み、不動産投資をきっかけに大金を掴み成り上がった。キューバ産の葉巻を好む。実在の投資家アイヴァン・ボウスキーがモデルとされる。
バド・フォックス(チャーリー・シーン)
ジャクソン・スタイナム社に勤める証券マンで年収は税込みで約5万ドル、ニューヨークの高い税率(年収の4割)、家賃(年1万5千ドル)、自動車ローンなどに苦しんでいるため就職後もなお父親に頻繁に借金をしている。
ダリアン・テイラー(ダリル・ハンナ)
インテリアコーディネーターでゴードン・ゲッコーの愛人。バドに一目惚れされ同棲を始めるがバドがゴードン・ゲッコーに反旗を翻したことに対し袂を分かつ。
カール・フォックス(マーティン・シーン)
バド・フォックスの父親(チャーリー・シーンの実父でもあるため親子での共演である)でブルースター・エアラインで飛行機の整備工として働く。年収は4万7千ドルで組合活動に熱心である。物質的な豊かさを追い求める息子に対し、「金は厄介だ、生きていく分だけあればいい」と保守的な態度を取る。
ルー・マンハイム(ハル・ホルブルック)
ジャクソン・スタイナム社の証券営業部長でバドの直属の上司。良い意味でも悪い意味でも証券営業の上役をうまく演じている。
ラリー・ワイルドマン(テレンス・スタンプ)
サーの称号を持つイギリス国籍の投資家。ゴードン・ゲッコーとはライバル関係にある。ブルースター・エアラインの存続を申し出るバドに協力しゲッコーに一泡吹かせる。
その他
ショーン・ヤング:ケイト・ゲッコー
ジェームズ・スペイダー:ロジャー・バーンズ
ポール・ギルフォイル
オリヴァー・ストーン
登場企業 [編集]
ジャクソン・スタイナム
バド・フォックスの勤める中堅の証券会社。
ゲッコー・アンド・カンパニー
ゴードン・ゲッコーの経営する中堅の投資銀行。投資対象は上場株式、デリバティブ、不動産など多岐に渡る。
ブルースター・エアライン
カール・フォックスの勤める中堅の航空会社。業績が悪い。
備考 [編集]
この作品は実際のウォール街に大きな影響を与えた。ゴードンに憧れて投資銀行に入社する者や、ゴードンのファッションを真似る者などが後を絶たなかった。しかし、監督オリバー・ストーンは、カール・フォックスと同じく過剰な資本主義による倫理観の崩壊に嫌悪する側であり、ゴードン側の人間ばかり増やしてしまった事に対し大変遺憾だと述べている。
ゴードン・ゲッコー役のマイケル・ダグラスはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞している。一方でダリアン・テイラー役のダリル・ハンナはゴールデンラズベリー賞の最悪助演女優賞を受賞した。
ネタばれ概略
若き証券セールスマン、バド・フォックス(チャーリー・シーン)は、貧乏人から巨万の富を築いた成功者ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)をいつか追い抜こうという野望に燃えていた。ゲッコーと5分間の面会時間をとるのに数カ月もかかった。バドはブルースター航空に技師として働く労働者階級の父(マーティン・シーン)から会社の経営状況に関する情報を入手し、それをゲッコーに流した。彼はバドをすっかり気に入り、バドの証券会社を通して取り引きするようになった。バドはゲッコーのやり口を徹底的に研究し、実績をあげていき期待に応えた。バドが流したインサイダー情報を利用した取引は違法行為だが、莫大な報酬を手に入れたバドは成功の甘い香りに酔っていた。ゲッコーの家で行なわれたパーティーで、バドはインテリア・デザイナーのダリアン(ダリル・ハンナ)と知り合い恋におちた。実はゲッコーが彼女のパトロンだったが、彼は2人を結びつけ同棲させた。バドは豪華なマンションに2人の愛の巣を築いた。ゲッコーはブルースター航空を乗っ取るべく組合員を懐柔しようとしたが、バドの父は拒否、父子で激しく喧嘩した。ゲッコーの狙いは、バドをかいらい社長として送り込み、会社を解体し、合併会社に買いとらせようというもので、会社を再建するつもりなど毛頭なかった。バドはやっと自分がゲッコーに利用されていることに気がついた時、父が心臓発作で倒れた。労働の喜びとともに誠実に生きた父を見たバドは、自分のあさましさに気づき、ブルースター航空会社を組合つきでゲッコーのライヴァル、ワイルドマン(テレンス・スタンプ)に買い取ってもらう交渉をした。バドの裏切りを知らないゲッコーとワイルドマンの激しい攻防戦の末、ワイルドマンの勝利となり、ブルースター航空は生き残ることになった。ゲッコーの恐ろしさを知っているダリアンはバドのもとを去った。証券取引委員会はブルースター航空の株取引を調査、インサイダー取引の罪でバドを逮捕した。仮出所したバドを呼びだしたゲッコーは彼を殴りつけた。だが、その時に怒りにまかせて話した言葉をバドはテープに録音していた。それはゲッコーがインサイダー取引で逮捕されるに充分な証拠だった。元気になった父とバドは会った。バドは罪をつぐなうため検事局の階段を昇っていった。