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介護福祉士と社会福祉士の資格を持たれ、福祉の最前線で日夜、汗を流していらっしゃる福祉の現場からの「生の声」です。


○ムスンショックは、訪問介護事業所に勤めサービス提供責任者の肩書きがある私にずっしりきています・・・・・

忙しすぎて作っていない書類の数々、今すぐ県から監査が入れば、介護費用の返還命令は確実、下手すれば指定取り消し・・・・決してサボっているわけではありません。昼休みもろくに取れず、持ち帰り仕事や自主的な休日出勤で、目先の仕事をこなすのが精一杯。今日も、休みなのに携帯に明日のサービスの変更について電話があり、ヘルパーさん、利用者さんと連絡を取り調整しました。

また、ヘルパーさんが一人入院したと上司からメールが入りました。明日、自主出勤して、月曜からの彼女担当のヘルパー仕事を誰かに振り分けなければなりません。どうしても穴埋めできない仕事は、私が入るしかないと覚悟しています。

２４時間自分のために使えた独身時代と違い、子供がいて、家事や育児もやらなければならない私はもう限界の状態～。

コムスンは確かに悪い！！それは確かです。しかし、ニュースで識者たちの「福祉でもうけるなんてけしからん！」というコメントには反論したい。

儲けがなかったら会社はやっていけないじゃない。家賃も光熱費も電話代も払えず、トイレットペーパーさえ買えない。

介護報酬というのはものすごく低くて、数をこなさないと必ず赤字です。うちはこの２年、社長の給料がありません。それでなんとか乗り切っています。もちろんボーナスなど夢のまた夢です。

福祉の仕事はボランティアではありません。専門職です。しかし、介護福祉士や社会福祉士の資格をとって就職しても、収入の低さに将来を悩んで　福祉ではない仕事に転職する同僚を何人も見てきました。特に男性は、家庭を持つことを考えると、とても無理！
と去っていきました。

私も、施設に勤めていた頃、高校の同窓会で友人達と収入の話になり、一番低かった・・・。それでも当時はボーナスもあったし、独身だったし、まあいいか、と思っていました。

しかし、今、家計を支える立場となり、働いても働いても貯金を崩して暮らしている日々は、やっぱり違うだろう！！と思い始めました。

人並みに生活できる収入の保障がなければ、福祉の担い手はこれからいなくなるでしょう。事業所もヘルパーもいなくなります。介護保険以前の問題なんですよ。

これからの超超高齢社会を誰が支えていくというのでしょう？？？

利益追求、六本木のマンション、高級外車というイメージが先行してコムスン問題が語られていますが、実はこういった福祉の問題も潜んでいるように思えてなりません。

今、コムスンのケアマネージャーやヘルパーさんは大変だろうなあと、しみじみ同情します。他の事業所に利用者を引き継ぐって、一体２４時間介護の利用者をどこが引き受けるというのでしょう？うちに話が来たら、間違いなく断ります！！！ヘルパー不足で絶対無理です。仮に引き受けたとしたら夜中のおむつ交換とか、その夜にヘルパーさんから「入院したから行けません」と言われたら、本当に困る。娘を叩き起こして、私が行かなければならない・・・・
だから、大手でヘルパーがたくさんいるコムスンはありがたかったのに・・・

久々に日記を書いたら、こんなに暗い内容でごめんなさい。
さあ、明日のために寝よう・・・・（いや、もう朝だ・・・やばい！！）

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