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1月、2月で、父は92歳、母は90歳になった。 ALSになり、親不孝したのは、両親が70歳代後半の時だった。初期には看護師さんの指導のもと、両親が痰吸引をしてくれた。年配なので、申し訳なかった。 唯一の親孝行と言えば、私の代わりにおじいちゃん、おばあちゃん孝行できる優しい娘を育てたこと。一昨年の年末、電車の駅の階段で父が左大腿骨骨折した時も、娘が大活躍してくれた。 父は頑張ってリハビリ専門病院に転院して、完璧になって、娘の結婚式の前日に退院した。娘は父を送り届けた後、私に会いに来てくれて「式の前日に花嫁がこんな時を過ごしてはいけないの」と本音がポロリ.......。ありがとうと娘を抱きしめたくなった。 結婚式の当日、娘はお色直しに行く時、両親と手をつないでスポットライトを浴びた。両親にとって、最高の日と時になったに違いない。 その上、良かったのは私つながりで最初に契約された事業所のヘルパーさん達が、両親のお世話もして下さっていて、ケアマネさんも同じ方。 父母の近況もしょっちょう聞ける。 昔からおしゃべり好きな父はヘルパーさん達や通院の先生方との話にストレス発散をしているそう。 母は皆さんに好かれていて、素直で感謝の気持ちでいっぱいだと、私の知らなかった母の素顔を教えて下さっている。 母は忘れっぽくなったけど、父は神戸の専門学校の校長をしていて、週一回授業を受け持っている。人との交流が大好きな父は、リモート授業、卒業式や入学式の中止、学会も会合もなくてかわいそうだ。私宛に来たカードのお礼は父が書いてくれる。 私は両親の存在を誇りに思っている。
2021年03月30日
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