気になる作家  さ行 

気になる作家 か行 


 篠田節子  

「寄り道ビアホール」「レクイエム」「女たちのジハード」

 才気煥発って感じの人だ。ホラー、ミステリー、社会派もの、エッセイなど様々な分野をエネルギッシュに書きこなす。
 実際ホラーや長編はまだあまり読んだことないのだが、エッセイなどに、日頃何て表したらよいかわからないが、気になる事象について実に的確に表現されているところがよくあって小気味よい。
 この人にひかれるのは、実はこの人の前職が私の仕事と似通っている…という点にもある。前職が題材の小説やエッセイを読むと共感を覚えると同時に感性や才能のある人からは同じような体験してもこうして作品が生まれるのかなどと感心してしまう。
 しかし、もっとひかれるのは、日常や社会を描くが、そこから透けて見えるような広大な宇宙観や死生観である。


柴田よしき

「RIKO-女神の永遠」シリーズ 「ラスト・レース」

 RIKOシリーズでは、警察組織の中で犯罪や世の暗黒組織と戦いながら、仕事・女であること・愛・家族などについて悩み、傷つき、時にはタブーを恐れずとびこんでいく刑事・緑子の生き方と成長が描かれている。緑子の息吹と魅力が感じられどんどん読み進めてしまう。人間模様や男女の葛藤や犯罪の心理を多彩な方向からとらえ、独特の展開で織り成していくのがおもしろい。


瀬戸内晴美  

「美は乱調の中にあり」「いずこより」 

 学生の頃、結構読んだ時期がある。実りある豊饒な文章は読ませてくれる。
 自伝的作品や歴史的人物についての作品は男女の業など克明に描かれており、おもしろく、ぐいぐいとのめりこんだ。
その後、自己陶酔?や情念などのくどさを感じたからか、遠ざかってしまったが。



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