自分が嫌い?でも大丈夫!

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はっぴぃなっち

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2007.06.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
上の坊、かなりめげてました。


坊は数日間喧嘩続きで、車にまで石で落書きを。
本人に聞くと「だって、アンパンマンを描こうと思って…」(笑)。
その次保育園に行った時は、よそのお母さんから
「坊くん、体操教室で先生に気の毒なくらい怒られてて…」と教えてもらった。
その日、坊に何気なく「保育園楽しかった?」と聞いたら
「僕が悪い子だから、○○先生も○○先生も僕のこと嫌いなんだ」と言う。

すぐそのあとに親子遠足があったので、行こうかどうしようかと

結局、夜勤明けの旦那さんも一緒に、家族全員で参加したけれど。

遠足の数日前に、いつもお世話になっているMさんに、相談した。
夜中過ぎまで辛抱強く話を聞いてくれたMさんは、
「ずっと話を聞いているとね、坊くんに問題があるわけじゃないと思うよ」と。
体操教室のことや、日々の生活のこと、さまざまな面で
「坊くんはすごく繊細だと思うんだ。
 だから大人の目から見ているイメージとは逆に、
 ホントはいろんなことに一生懸命アンテナを張り続けていて
 それで息切れしちゃうんじゃないかな」
そして、「子どものことを好きなフリしてる大人もいっぱいいるからね」とも。
最後のこの言葉に関しては、このときは意味がよく分からなかったけど。



まったくすべての面において、ドンピシャだったんだ。

遠足で一日坊を観察していると、まさしく坊は
はちゃめちゃなようでいて実はかなり繊細にアンテナを張り巡らしている。

お友達とお菓子を交換すれば、相手の子は天真爛漫に食べているのに
坊はきちんと「○○くん、ありがとう」と伝えてからしか手をつけない。


他の子に注意をしてそれで喧嘩になってしまう。

帰り際に少し集合時間に遅れて(坊のせいじゃなかったんだけど)
旦那さんが何気なく「先生にごめんなさいしないとね」と言ったら
それをしっかり覚えていて、ずいぶん歩いてやっとバスに乗り込んだとき
先生に第一声、「○○先生、ぼく遅れちゃってごめんなさい」と言う。
それで気がついたんだけど、日々の生活の中でも
「○○って言おうね」と私たちが何気なく言う言葉を
1時間後だろうが2時間後だろうが、いつも坊は必ず守っていたんだ。

…ああ、実は坊はそういうひとつひとつを几帳面にこなそうと気を張り詰めていて
それでときどき息切れしちゃうんだなぁ、とやっと気がついた。


そして、その週明けの体操教室も初めてゆっくり見学させてもらうと。

その日、坊は床で激しく顔をぶつけていっとき激しく泣いた。
先生に何度も「泣いてばかりいる子は赤ちゃんのクラスで修行してこい」と言われ
ぐっと我慢して泣き止んだけれど
その後も忘れた頃にまた3度ほど同じ事を言われて、黙って坊は首を振っていた。
そして同じ体操をもう一度やったとき、「先生、ぼく今度はぶつけなかったよ!」と言うと
それに関しては先生はさらっと流してしまった。

そのあとにも、坊の隣の子が前の女の子をつっついていて
前の女の子が勘違いして「坊くん、やめてよ」と何度か言っていることに先生が気付き
「おい、坊がやってるんじゃないぞ」とその女の子に伝えてくれたけど
「坊、お前はいつもいらんことするから勘違いされるんだぞ」と。

始終先生は冗談交じりな雰囲気で言葉を投げかけるから
見学している大人は笑うんだけど
坊本人は、結局一度もねぎらいや認めてもらえる言葉をかけてもらえず
注目されるのは注意されるときだけ。しかもしつこく言われる。

その日、帰ってきてから、私に叱られたわけでもないのに
坊は何時間も「ごめんなさい~!!」と泣き続けた。


前にMさんに
「体と同じで、心にもお休みが必要だからね」と言われたことがあって
今はまさしくそのときだなぁって思ったから
坊に聞いて、2日間保育園を休ませた。
休んだ1日目の夜に担任の先生が電話をくれて、じっくりと話をした。
次の日も休みたいと言ったから休んだけど、下のお嬢を送っていったときに
先生が坊をぎゅーっと抱きしめてくれて。
そのあと家に帰ったら「ぼく、明日保育園行くよ」と。
家でのんびり過ごして、私ともたくさん「ぎゅー」をして過ごして、
そしてさらに先生にも「ぎゅー」ってしてもらったことで、
坊はかなり充電を完了したみたい。


坊がさまざまなSOSを発してくれたことで、坊のことがよく分かった。
たぶん私ひとりじゃ気付かなかっただろうけど
Mさんのアドバイスと、
Mさんの「坊くんに原因があるわけじゃないと思うよ」という言葉の力強さ。
だって、いつもわんぱくな坊を見ているなっちは
どうしても自分の育て方のせいとか、ADHDのこととか、
何もかもを自分たちのせいだと思いつめていたんだもの。
目を曇らせずに坊のことを見られたのは、
坊を信じてくれている人がいたおかげだったんだよ。

いつも自分で「ぼくは悪い子だから」というくらい自分に自信をなくしていた坊に
坊を信じている私たちが存在できたことで
2日間という短い期間でもある程度の充電ができたんだと思う。
そういうときに先生にも「ぎゅー」ってしてもらえて
きっと坊は100%まではいかなくても
「ぼくにも愛される資格があるんだ」って思えたんじゃないかな。


本当に、なんて素敵な2日間を過ごしたんだろうって思って
子育てってこんなにすごいことなんだなって思っちゃった。
坊が「休みたい」「おうちにいたい」と言ってくれたとき、
私のいるこの場所を求めてくれていることが、とても嬉しかったよ。
ありがとうね、坊。
それに、その間頑張ってくれたお嬢、ママを助けてくれてありがとうね。





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Last updated  2007.06.01 10:40:32
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