自分が嫌い?でも大丈夫!

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2008.04.10
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カテゴリ: 自分が嫌い
先月の、なっちの心療内科カウンセリングの日。
その日はとりたてて話すこともなかったので、
当初からストップしたままだった、生い立ちを聞かれることになった。

小学生のころでストップしていたので、そこからスタート。
思い出そうにも、出てくるのは苦しいことばかり。
それでも、今までにすでに2度、不登校の講演会で
大勢の人たちを前に自分のことは洗いざらい話してきたから
それをもう一度たどる形で、なんとか取り乱さずに話した。

1時間かけて聞かれるまま話をし、

今まですでに語ってきた自分の過去であっても、
やはりそのころの自分を思い出すのはつらかった。

母と、まったく会話を交わしてもらえなかったこと。
毎日学校へ行く前に自分の割り当てられた掃除をすべてこなしていたこと。
その掃除が中途半端だといつも事細かに叱られ続けていたこと。
学校で、いじめをするようになったこと。
その後、自分もいじめにあうようになったこと。
やっかいな子供で、先生たちからも嫌われていたこと。
反抗期、父から頭がはれ上がるほど殴られたり蹴られたりしたこと。
途中でブチ切れて、中学、高校、大人になるまで、家庭内暴力を続けたこと。
自分の居場所が見つけられず、

学校をさぼって家にも帰らず
材木置き場や駅のトイレで過ごしたこと。
そのときに知らない男の人から声をかけられたことがあり、
殺してくれないかなぁと願ったこと。
幼い頃、親戚から性的虐待を受けていたこと。


あっという間に時間が過ぎて、その日のカウンセリングは終わった。
精算を待つ間に
とうとう待合室で涙が止まらなくなってしまった。
泣きながら精算し、泣きながら薬局へ行って処方された薬をもらい、
帰りの1時間の運転中、ずっと泣いていた。
何か具体的なことを思い出しながら泣いていたわけではない。
見られたら恥ずかしいので泣きやもうと思うのに
勝手に涙が出てきてとにかく止まらないのだ。
その当時には自分が苦しいとは知らずに過ごしていたから
ただ自分が生まれてくるべきでなかったと思い続けていたこと、
自分は決定的に何かがおかしい人間なんだと思い続けていたこと、
それがどんなに苦しいことだったかを大人になって初めて気づき
あんなに追い詰められて苦しんでいたのになぜ気付かなかったのだろうと思い、
生きることがなぜ必要なのかと毎日問うていた自分を
思い出したことが苦しかった。

実は昨年、この病院へ転院してから2回目の診察の時、
昔の自分を見た。
トイレに閉じこもり、両親や看護婦さんが呼びかけると逆上して
トイレのタンクを壊して血まみれになった女の子がいた。
その子が、昔の私とまったく同じ言葉を叫び続けていた。
「私はどっかおかしいの!病院に閉じ込めればいいでしょう!!」
「そうやって人前だけいい人ぶる母親なんかいらない!!」
「あんたたちには私が邪魔なんでしょう!」
「死なせてくれないんなら、せめて入院させて閉じ込めてよ!!」
その子の両親も、看護婦さんも、
彼女をなだめすかして遠巻きに声をかけていた。
ああ、それじゃダメなのに…。
人前だろうが、なんだろうが、
私が叫ぶのと同じくらい、叱るのでもなんでもいいから
必死になって魂で叫び返してほしいのに…。
彼女がこんなに人目を気にせず救いを求めているのに、
なぜこの状態でも周りの目を気にして大人は平静を装うんだろう…。
まるでこわれものややっかいなものを扱うようなその大人たちの態度を見ていて
私は無性に寂しくなった。
命の叫びを繰り返して必死にSOSを発している彼女に対して
やはり昔の私の両親と同じく、
「そんなこと言っても、都合があるでしょう」
「話したいなら、そんな滅茶苦茶なことしたって会話にならないでしょう」
そんなふうに言っていた。
冷静に話せる状態など、彼女はとうの昔に通り過ぎているのに。
冷静に話せる状態だったころにSOSを受け取らなかったのは、自分たちのせいなのに。
彼女はもう何もかも、自分自身ですら悪いもののかたまりだと思い込んでしまっているのに。
会話ができるころにちゃんと会話をしなかったのだから、
今は体を張ってでも彼女を守る姿を見せてあげて欲しいのに。
彼女はまだ、トイレのタンクを大人たちに投げつけたりはしていない。
自分のSOSを分かってほしくて
ただ自分自身を傷つけているだけなのに。

「ひとりでなんて苦しすぎるから、ひとりで闘わなくていいんだよ」
なぜ、大人はそう言ってくれないのだろう。



4日後、また今月のカウンセリングがある。
次に何が飛び出してくるのか、自分の過去のことなのに想像すらできない。
それでも、私には今は幸せがある。
過去の自分に戻った後、
ちゃんと帰ってこられる愛すべき場所がある。





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Last updated  2008.04.10 11:03:36
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