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2005.08.13
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カテゴリ: 建築・インテリア
さてさて

いや、そもそもパース屋じゃなくデザイナーにパース描かせるなよ!
それも全部手描きだぞ!ってなことで

ふと気付く今日この頃
本当にデジタルって減ってきましたね
いや確かに業種によってはまだ3DCGを描いてるところもあるけど
こういうやつね
(昔は描いてたし、教えてた事もあるんだけど 笑)

こんなページもある

もちろん折り込みのマンションやハウジングメーカーなどの広告では主流だけど
うちら商業系では3DCGは滅多に描かなくなっちゃった

制作やレンダリングに時間がかかるから?
いやいや!だって昔よりマシンパワーが上がったから
制作時間はどんどん短くなってるハズ
じゃぁなんで?
CGパーサーを批判しようとしているわけではないので
気を悪くしないでもらいたいんですが
一言・・・
つまらない(笑)


コンピューター化されてるのに
そこが図面とパース(スケッチ)の大きな違いなんですよ

設計の現場にいないとわかりにくい事だとは思いますが
図面というのは設計者同士、施工業者、材料屋、設備、電気など
もちろん注文住宅を頼んだ場合に

基本的には専門職の人が見るわけですよ
だから約束事に乗っ取った一種の記号の集まりであって
パターン化させやすい
同じ物を何度も使うのはコンピューター得意だし
設計段階でいろいろな人が順番に手を加えていくので
(住宅では電気配線や水廻りなど別会社が設計したりしますよね)
データ化しておけばやり取りしやすいし
自動的に電気容量とか計算したりもできるわけで
CAD化した方が便利な事が多い

ところがパース(スケッチ)を見せるのはクライアントや一般の人
その空間を相手にイメージしやすいように
図面じゃわからない部分もわかりやすいように

このわかりやすいって事が曲者
3DCGで描けばある程度リアルに描けるわけですよ
CGはそれを売りにしてるんだし(笑)
ところが躯体(建物の構造部分)を立ち上げ
素材のテクスチャーを貼り、照明を配置してレンダリング
誰が描いても同じになっちゃう
いや、CGは誰でもある程度のレベルの作品が作れるように考え出されたものだから
それは間違っていない
ところが見る側にしてみると、そろそろ飽きてきた(笑)

もう一つ
リアルすぎる描画のため、本当にこの通りになるの?
という疑問が出てくる
設計してればわかる事ですが
照明の状況でも、それこそ壁や床に貼った素材によってでさえ
空間のイメージも明るさも変わってくる
よく工事現場に貼ってある完成予定パースと
できあがりが全然違ってる場合だってあるでしょ(笑)

手描きの場合、イメージ優先なんですね
ここの部分が今回の売りだ!なんて場合は
わざと強調して描いてみたり
暗いところはより暗く、明るいところはより明るく
いくらでも自由にコントロールできる

そして、誰が描いても同じ線や色塗りにならない
他人と同じ線なんて書けないですからね(笑)
上手くたって下手だってとにかく違う
場合によっては下手な方が、曖昧な方が良い場合もある(笑)

別にパースに限った事じゃなく
ポスターなどのイラストでもおんなじ
イラストレーターのベジェラインで
線さえそのままの作品も増えてきた(笑)

「味」なんて言い方をするけど
それは人それぞれ違うから生まれるもの

デジタルが当たり前になった時代だからこそ
この「違い」が重要
どこまで人肌を残していけるか それが課題

nagoo 本館
http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html






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Last updated  2005.08.13 17:41:38
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