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「いいかげん」1.ほどよい度合い2.おおざっぱ「好い加減」と書くとちょっとニュアンスが違うかなぁん~どちらかというと2番目に近い?(笑)いや、僕ら建築デザインをしているといつでもミリ単位で決めてるのでもの凄く細かい指示や判断が必要になるわけです表向きは(笑)特に、物件数をこなしてない方に多いのですがそのミリ単位まで自分でコントロールしようとするんですよCADの時代なので数値として小数点以下まで簡単に出るしわかりにくいかもしれないので例えば3m×4mのスペースをタイルで敷き詰めるとしますよね30cm角のタイルを使うとして10枚×14枚で140枚まぁ、枚数は良いとしてその貼り方ちょっとしたことだけど3種類左から学生(笑)、shop向け、住宅向け違いがわかります?まず、学生ホントはありえないんだけど実は一番描く人が多かったりするもちろん学生時代の僕もこう描いてた(笑)がっこの先生だけしてる建築家(毒舌)にも多かったり要は、現実の建物がよくわかってない方々(爆)平面図的には綺麗に描けてますでも僕らの言葉で通称「神の目線」建物を水平に切って上から覗ける人はいません(笑)とかくその手の人はこういうデザインや設計をする木材から軽鉄(LGS)の時代になったとはいえ建築物がそんなに正確にできているワケじゃなく縦方向、横方向、上下方向とミリ単位では誤差があるんですよ新築じゃなければセンチレベルの場合もデパートの通路の真ん中に立って先の方を見るといかに床が歪んでるかわかります○○の××店なんて凄いでしょ!(笑)まぁ、人間の作るモノだし(爆)※もちろん設計段階では正確に計算されてます学生の描いた貼り方だと赤点線の交わってるところの角から貼っていく?柱の角からなんて教わったり(爆)部屋が小さくなる側への誤差なら端のタイルを切って済む大きくなる側の誤差だと端が数ミリ分足りなくなったりして細切りタイルを貼るかパテ埋めするかまぁ、仕上がりが綺麗じゃない建物が正確に建っててタイル貼りも正確に貼れた場合だけ有効(笑)タイルもカタログ数値通り正確にできてるワケじゃないけど(爆)さて、shopと住宅 違いわかります?色の変わっているタイルが貼り出し基準違いは誰に向けての空間なのか細切れを防ぐため下側に少し寄せてますが住宅は部屋の真ん中が基準やはり、部屋の中央が綺麗に貼れていると部屋にいるときに落ち着きますshopの場合別に店員さんの居心地がメインじゃないですよねやっぱりお客さんがメインだから入口を入った真ん中が基準お客さんの目線がスッと中に入っていきやすい真ん中が目地だと線を引かれてるようで入りにくいこれは感覚的な話で理由はわかんない(笑)引かれた線の上を歩きたくないのかも(爆)shopでも模様貼りで部屋のセンターから貼る場合もあるけどいくつも模様を組み合わせる場合はそれぞれの逃げ(幅や長さが少し変わっても模様まで影響の出ない部分)を考えながらデザインするんです靴のつま先で指の入らない空間「捨て寸」裁縫の必要以上に縫い代を残しておく「縫込み」金型から成型品を抜きやすくする「抜き勾配」正確さが要求される世界での「逃げ」デジタルな時代だからこそヒトにもこの「逃げ」が重要だなと思う今日この頃・・・いろいろなやり方があっていいんですよ人それぞれ違うんだから絶対の正解なんてそうあるもんじゃないあっ!いや、こっちの話(爆)そうそういろいろなお店に入るとき床を気にして見てみてくださいちゃんと入口の真ん中基準になってるかイマイチなお店の場合は床もそれなりに・・・(笑) へぇ~メンズ・レディースともに2万からオーダーあるんだってパターンオーダーか(そりゃそうだろうけど) うわぁ~ノーズ長っ!階段上がるとき怖そうだ(笑)そこまで「捨て寸」取らなくても蹴る以外の目的が思い浮かばない・・・えっ!違う?(爆)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2007.06.29
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ってなことでG.W企画『デザイン検定』えぇ~第二弾はイス・家具部門その1初級・中級・上級と合計10問選択方式の問題ですのでみなさんお気軽にご参加くださいググったってかまいません(笑)上級はググったってわからないかもよ~(ニヤリ)あっ!合格は60%に落としました(ん~そんなに難しかったかな?)建築編でもうちょっとの方はまた挑戦してもかまいませんよ~ではこちらから※問題の間違い、動作不良などありましたら こちらへ連絡いただけると助かりますが 答えは書かないでくださいね(笑)いやぁ、おぢさんがんばりました作業早いです(笑)イス・ファニチャー編はnagooが好きなジャンルなのでいくらでも問題作れます(笑)もうちっと面白い家具話もあるのでとりあえずは『その1』にしておきますおまけでここだけの問題ex.1 プライウッドで有名なチャールズ イームズ子供の座れる大きさの動物をかたどったオブジェをプライウッドで作りました何の動物を模してるでしょう?オリジナルの現存は世界で2~3個らしいです1. アヒル2. ゾウ3. キリン4. パンダ正解はこちら今年の6月17日にチャールズ イームズ生誕100周年を記念してナチュラルメープルとレッドステインメープルの2色をそれぞれ限定1000個でvitra社が発売するそうですさてと、ちょっと休憩(爆)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2007.04.26
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ってなことで作ってみました『デザイン検定』えぇ~第一弾は建築・インテリア部門初級・中級・上級と合計10問選択方式の問題ですのでみなさんお気軽にご参加くださいググったってかまいません(笑)上級はググったってわからないかもよ~(ニヤリ)-外観--内部- こんなのも出てきますではこちらから※問題の間違い、動作不良などありましたら こちらへ連絡いただけると助かりますが 答えは書かないでくださいね(笑)例えば1問目1坪は 約なん平方メートル?ねっ!簡単でしょ(笑)おまけでここだけの問題ex.1日本で唯一のフランク・ゲーリーの作品『フィッシュ・ダンス』神戸開港120年を記念してメリケンパークに設置された巨大な鯉のオブジェですが当初グレーの作品を彼に無断で錆び止めとして勝手にピンクに塗り替えられ激怒!そのまま5年も放置され2005年、やっとグレーに戻されたのですが(笑)実はそれ以前、神戸の震災後に地元の人にいたずらされやはり激怒しています何をされたのでしょう?1. ウロコを剥がされた2. 目玉を入れられた3.『○○参上』と落書きされた4. 唐揚げにし、甘酢のあんをかけられた神戸の人ならわかるかな?さて、ただいま家具編制作中しばしお待ちを・・・nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2007.04.25
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sakiねぇさん(期間限定呼称)と青山散策!最後ですさて、場違いな?裏原へ年齢層が低いなぁ(笑)うわぁ男同士で買い物って ありえねぇだろ(爆)ここがデザイナーの椅子をたくさん並べてるhh style.comですよぉとエスコート入ろうとするもおにぃちゃんに止められるなぜ?えっ!今日はエキシビジョン準備で関係者じゃないと入れないのちらっとsakiねぇさんを見る・・・いや、怖くて見れない(泣)ははは・・・と とりあえず空笑い(笑)さて、引き返し、表参道を渡り反対側のキャットストリートへsakiねぇさん 興味なさそうです(笑)ほら!文化屋雑貨店UNITED ARROWSは真ん中通り抜けて(笑)ほら!元祖仲屋むげん堂機嫌良くなったみたいです(爆)なるほどこの手か・・・宇宙百貨、大中やチチカカなんかも好きそうだとはいえ、近場には無いので今日はこのぐらいかな結構歩いたし、腹も減ったので・・・えっ!飲み?申し訳ない歯の治療中でアルコール飲むと血が吹き出す(笑)ということで、すいてて長居できるクイックレストラン表参道を見下ろすチキンのお店へ(わかる人にはわかる)僕はアイスティビール1缶で不満そうなsakiねぇさん(爆)さて、ここからが怒濤のロング対談いやホント、酒入ってたら朝までコースになりそうな?勢い(笑)かいつまんで話すと・・・セルフビルドは言うほど楽じゃないんだぞ~!いやもっともなんですよsakiねぇさん(建築士)+太郎さん(半分大工さん?)だからできたようなもの専門知識の無い人が軽い気持ちで始めたって上手くいくはず無いんです作りが危なく、住みにくくても満足できる人なら別(笑)木を真っ直ぐ切れますか?釘をちゃんと打てますか?そんな話じゃないんです(笑)それができないんだったらそもそもが無理です(爆)そこに打つ釘を選べますか?強度と耐久で板の種類と厚みを決められますか?建材を仕入れられますか?ホームセンターで材料が揃うとお思いですか?作業行程がわかりますか?材料の発注タイミングを決められますか?資材をどこに置きますか?足場作り、養生、できますか?内外装の仕上げを個人の好みでトータルコーディネートするのは楽しいでしょこんな間取りで、ここに窓があったらなぁもちろんどんどん口出ししましょうよ!でも、中身に手を出した時点でアマチュアは許されません防火・防炎対策、防水処理に耐震設計・・・自分たちのキケンだけですまない場合もありますただの建築好きが半年で家を作れるならそもそも大工さんはいらないハズ(笑)※sakiねぇさん達で2年掛かってますそういう関わってくる全ての責任も含めちゃんと考えてから決めましょう!あちらには書きにくそうな話なのでこちらに書きました(笑) ・ ・ ・ず~と暑い暑いと言うsakiねぇさん東京は人の住む場所じゃない!そんなところにず~と住んでおります(笑)鹿に餌付けする生活はできないよ~(爆)そろそろ閉店なので店を出る(オイオイ)ということで期間終了お疲れ様でしたとても楽しかったですsakiのあねごへ(ニヤリ)hh style.comhttp://www.hhstyle.com文化屋雑貨店http://www.bunkaya.co.jpUNITED ARROWShttp://www.united-arrows.jpnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.11.06
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sakiねぇさん(期間限定呼称)と青山散策!続きます(笑)とりあえずどこかで落ち着きましょうといつものごとく?書斎館へ ん~700万と600万の万年筆 なんだかなぁ・・・蒔絵のはオークションで2000万だとか おひとついかが?(笑)はい、ここは場所としてもわかりづらく知らなきゃ辿り着けないですしそもそもアンティ-ク文具や万年筆に興味のある人が多いとは思えないのでいつ行っても併設カフェで休めます 静かです(笑)よく、雑誌の対談などでも使われてるようですsaki×nagoo 対談 小1時間(笑)お外も暗くなってきたのでIDEEへん???あれ?更地ちょっとまてよ 道は間違えてないよなぁえぇと・・・ここがブルーノートで・・・向かいが・・・はっはっはっ! 無くなっちゃいましたちらっとsakiねぇさんを見る(怖)(ご想像にお任せします)さてさて、気を取り直して裏道通りながらファッションに興味ない?sakiねぇさんをUNDER COVER、MIU MIUに連れ回し(笑)UNDER COVERはオープン当初の内装の方が怪しくて好きだったなぁMIU MIUは什器の天板の薄さが気持ちいいよねぇなんて・・・あっ!sakiねぇさん興味なさそうだやばい早く出なきゃ(爆)それにも懲りず、中じゃなくて外側だからと無理矢理プラダにも連れて行く(爆)ポコポコの うろこビルです設計は誰だっけなぁ?竹中が作ったのは聞いたんだけど・・・ねっ!大変そうでしょコレ作るのガラスの収めは外側だしさぁコーナーの始末がどうなってるかわかんないんだよねぇなんてやはり業界ちっくな会話(笑)※なんだか、構造は内部だけで完結してるそうなので ホントにガラスは貼っただけかも・・・なんか怖いので家具蔵へん~さすが!sakiねぇさん 奥の板材コーナーへ(笑)ちゃんと作ってるのはわかるけど思い切ってるよねぇ~ 価格が(爆)B-COMPANYへここは安めの家具かなビンテージモノも混ざってて掘り出し物を探すのに良いかもちょうどセールしてたしうわぁ~もうクリスマスだよ早いねぇ 本番までに疲れちゃうね(笑)といいながら燭台を物色してた模様しまった!SEMPRE行き忘れたうちのTOPにリンクまでしてるのに~この事は心の中にしまっておこう(笑)そろそろ原宿側に戻ろうともちろん絵本の専門店ですが木のオモチャがあるからクレヨンハウスへ そうそう「Harry the dirty dog(どろんこハリー)」の50周年記念版があったハリーのぬいぐるみもあった あおむしと違ってかわいかった(笑)どろんこ状態だったら買ってたかもしれない(爆)sakiねぇさんは何かをこっそり買っていたようだ(太郎さんへのおみやげ?)H.P.DECOへここは中古家具もあるけど怪しげなオブジェとか作家モノがあるのでおもしろい店員さんが窓際に並べる実物サイズのブタ?の置き方に悩んでいた(笑)ここはsakiねぇさん好きそうだ!とオリエンタルバザーへ外人観光客向けのおみやげ屋さんある意味、素晴らしいです中国もタイ、ベトナムも一緒になってます確実に日本が間違われます(笑)ただ、以前より品物の作りがまともになっていたのがちょっと悲しいだってジグソーの切りっぱなしでササクレ立ったレリーフとかを平気でアンティークって売ってたんだから(爆)器(うつわ)コーナーを見て悲しくなってるようです(笑)なんか嘆いてます(爆)なんならこの富士山トランプでも・・・いらない!とハッキリ断られました(爆) でも、いっちょまえに?いせ辰のハンカチ売ってます上の階に行くほど危険度が高く骨董とレプリカが区別無く並んで見る人を選びますいや、観光客はわからず買うんだろうけど(笑)sakiねぇさんはといえば50年ぐらい前の和箪笥に興味を持ったようです値段も安かったですよねもしかすると掘り出し物もあるかもしれないですやっぱり作りがちゃんとしてますよね うんさて、アヤシゲを堪能して場違いな?裏原へと続きます(笑)書斎館http://www.shosaikan.co.jp/家具蔵http://www.kagura.co.jp/B-COMPANYhttp://www.b-company.net/SEMPREhttp://www.sempre.jp/クレヨンハウスhttp://www.crayonhouse.co.jp/H.P.DECOhttp://www.hpdeco.comnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.11.04
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昨日はなんとあのセルフビルドで家を創ってしまったsakiねぇさん(期間限定呼称 爆)と原宿・青山散策を!なにしろ突然のメールで「こっち来てるけど面白いとこない?」なんて連絡が来たのが月曜日携帯をお持ちでないsakiねぇさんと連絡を取ることが難しく・・・(まぁ、いいやここら辺の話は 笑)で、昨日ですよ未明からエンドラーズ ライブベアラーラグナ・デ・パトス オレンジ 1997-1998の産仔が始まり(近々紹介します)寝る暇なく原宿へ(笑)そりゃぁnagooとsakiねぇさんですから行くお店といったら表参道に並んだシャ○ル、グ○チ、ルイ・○ィトンなワケが無く・・・(笑)まぁ、いつも案内するコース?になっちゃってますよね行く場所が決まってくるというかなかなか良い店は増えてくれない(困)へぇ~ここが金かかってる Ralph Laurenの建物かぁと素通りし、裏にあるマリメッコのshopへ(笑) 大きな花柄プリント「ウニッコ」のテキスタイルで有名ですね1Fがそのファブリックを使ったバッグやポーチ、小物類2Fはウエア あれ?普通のボーダーばかり この手ならセントジェームスでもいいじゃん(笑)と思いながらB1Fへあったあったファブリック切り売りしてるんだ場所がないのはわかるけどこんな細切りサンプルじゃ模様のパターンがわかんないよぉ1mあたりで・・・高っ!復刻だし~ 扱いはルッ○だし~ もっと安くても(笑)まぁ昔、ジラルドの生地探した時よりはましだけど(爆)他にもタオル、クッションカバーなどなどsakiねぇさんちにはカーテンがないのでこの生地で作っては?なんて言ってみたり(笑)そのまま裏道を通りいつものナディッフへちょうど東京都現代美術館で「全景」開催中の大竹伸朗店内ギャラリーではドローイング・シリーズ「ヤバな午後」の展示もありました「網膜」シリーズとか好きだったなぁ・・・途中、古裂(こぎれ)専門店や箸専門店などによりながら表参道ヒルズへでも前にも紹介したので省略よくスロープに合わせて建具付けたなぁなんて会話をしながら地下から1Fまでをぐるっと回って出てくる(笑)そうそう!同潤館再生棟にあるギャラリー同潤会でちょうど今日から始まる個展のオープニング記念でコースターセットをもらったhttp://www5.big.or.jp/~fukiko/この人らしい昔の同潤館アパートを再生って言うけどこんなに通路幅広くないよねぇ~うん、昔のに入ったときはもっと狭かったよやっぱり消防法でしょ再生するならそこまでやんなきゃ!なんて業界的な会話(笑)ヒルズ横の水が流れてる側溝を掃除してる人がいたあんなに浅いんじゃぁすぐゴミ溜まるから大変だねぇ最近じゃタバコ投げ込まれるからOKでないですよ~でもちゃんとメンテしてるから優秀な方でしょなんてまたまた業界ちっくな会話(笑)まてよ、このペースだと長くなるのであとに続きます(笑)マリメッコhttp://www.marimekko.fi/fiナディッフhttp://www.nadiff.com東京都現代美術館 大竹伸朗「全景」http://shinroohtake.jp/表参道ヒルズ ギャラリー同潤会http://www.gallerydojunkai.com/nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.11.02
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以前「白」についても書いたんですが、今度は「黒」も難しいんですよ(笑)いや、先日オープンした某社のショールームクライアントの要望でもあり、関係者の諸事情もあり(笑)内装の塗装指示で黒を選ぶことにえぇ、ここでそれなりの経験をしている設計者ならこの先がわかると思いますがもちろん上手くいかないんですねぇ(爆)まぁ、直接見せないとわからないと思い壁の一部のみ指示通り塗ってもらうことに指示としてはP.BにAEP 塗装(日塗工 CN-10 半ツヤ)プラスターボードにパテで・・・って専門すぎるので説明は省略いや、塗装そのものはヘタな業者じゃない限りちゃんと塗れます問題は「黒」という色とツヤいっそのこと「白(オフホワイト)」の方が全然楽ですごまかしがききますツヤを揃えて塗るのが難しい問題は光りの反射具体的には面の角度によって光り具合が変わっちゃうとはいえ、この程度なら技術でカバーできます(かなり大変だけど 笑)どうしてもダメな部分ってのが塗装面を手で触ったり擦ったりしただけでツヤが変わっちゃう(その部分が白く光っちゃう)わかりやすく言うと 黒漆の漆器に口付けて飲んだらその場所が曇りますよねそういうレベルの繊細さとてもじゃないですが建物でそんな微妙な管理できません(笑)什器なら店員さんが毎日磨きまくればOK?まぁ、毎日磨いたらそれはそれで輝きが増す(爆)ということで、純色の「黒」は使わない方が安全※現場ではちょっと白を混ぜた限りなく黒に近いグレーにしましたさて、家の壁を黒にしようという人は少ないでしょうが黒い車は汚れが目立つなんてのは経験でも感じてる人が多いでしょ趣味が掃除な人以外は同じ理由で黒いカーペットもありえない(笑)黒いカーテンは日に焼けて緑になっちゃうってのは意味が違うか・・・(笑)そういえば洋服も「黒」として買ったのに並べてみるとまちまちでセットアップしてみると微妙に違っててかえってみっともなかったり綿、ウール、ポリエステル、革、素材によって違うんだよなまぁ、nagooは冠婚葬祭以外は黒を着ないのであまり関係ないけど(笑)どちらにせよ可視光線が全く反射しない状態が「黒」なんだから純粋に「黒」というのはないわけでなんらかの色味があってはじめて目に見えるわけで存在しない「黒」のまわりに「黒」に近い色が限りなくたくさんあるわけで・・・でもやっぱりぬめっとした「黒」にあこがれる(笑)茜さす日は照らせれどぬばたまの 夜渡る月の隠らく惜しも by 柿本人麿 万葉集-169「ぬばたま色」射干玉-ぬばたまヒオウギの実黒、夜、夢にかかる枕詞「烏の濡れ羽色」よりも深い黒nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.09.24
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友達のkana文さんが連続で評論している「景観問題」あちらにリンクしながら(便乗?笑)向こうは本職 こちらはひやかし?気楽に「てきとう」に考察ということで2回目は景観の視点2「地域性」「地域性」ねぇ・・・漠然とした言葉なもんで捉え方が難しいところですが風土、風習まぁ、お国柄なんて言葉もあるけど景観の重要な要素としてるのはさすがkana文さん(笑)景観なんてもんは合理性とシステムがしっかりしてれば美しくなるなんて行政関係各社?は思ってたんでしょうね○○ヶ丘とか夢××なんて名前の新興住宅地に多いパターン(笑)人が住むには理由がいるんですよ!当たり前の事なんだけど・・・隣の某国じゃないんだから自由に選べるわけです1.仕事場に近いから2.子供の教育のため3.山(海)が好き4.生まれ育ったから1と2は生活目的の為に移って来たわけで目的優先のとりあえずストレンジャー郷に入れば ってやつです(笑)3は大抵エコロジーに走ってる人なんで不便でも自然が残っていることを好む(笑)実はココまでの人たちはあまり文句を言わないというか・・・言えない(笑)なぜなら自分たちで選んでるから問題になるのは4の 生まれ育ったから「京都十代、東京三代、大阪一代」聞いたことありませんか?その土地にそれだけの期間住んでないとその土地の者と認めて貰えないという古くからの例え江戸っ子nagooとしてはナニワっ子になれても京都っ子にはまずなれないわけです(笑)逆の言い方からすれば大阪という地域は変化に対しての対応(慣れ)が早く京都は変化を好まないという現れいや、何代と数字を数える事じゃなくどの世代の人に合わせた街を作るかのヒント大阪は若い人が好むスタイルで(新しモノ好き)東京はじぃちゃんばぁちゃんが好むスタイル(※商業圏は生活圏ではありません)京都は現状を維持(笑)これが地域性の基本元々住んでいた人の生活を無視した街作りが喜ばれるわけがないそこにその土地の風土が強く関わってくる雨が多い、雪が多い、風が強い、暑い、寒い、e.t.c.暖かく豊かな場所はおおらかに寒く乏しいとハングリー行き過ぎた地域はチャレンジャー(笑)風土は人を作る人は歴史を作る歴史は街を作る「地域性」とは決してリンゴの産地だからとリンゴ型街灯を作ることではない(爆)というところでkana文さんにバトンタッチ-おまけ-エリアマーケティングなんて言うんですが地域によって好みが違うんですよね「京都の着倒れ、大阪の食い倒れ、江戸の買い倒れ」なんて言葉も面白いやっぱりnagooは江戸っ子だ(爆)そういや「小京都」「小江戸」は全国で良く聞くけど「小大阪」ってあるんだろうか?(謎)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.07.07
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友達のkana文さんが連続で評論している「景観問題」あちらにリンクしながら(便乗?笑)向こうは本職 こちらはひやかし?気楽に「てきとう」に考察ということで初めは以下のテーマからだそうです(爆)景観の視点1「歩く」と、その前にいきなりではわからないと思うのでこちらでは「景観とは」ってところから景観法なんて法律ができたくせに「景観」そのものの定義が法律で決まってない矛盾(笑)一般的には街並みを表し、地形や河川など自然の景色ではなく人が作り出したものさて、もう一度景観の視点1「歩く」『街作り』では重要な要素ですねヒューマンスケールと関連した行動ですがみなさん歩いてますか?都市部と郊外では感覚が違ってますねコンビニに車で行く生活と駅まで歩く生活同等には語れません(笑)都内で生活しているとホントに良く歩く様々なモノが密集して車で移動する方が不便なぐらい(笑)ある場所からある場所へ歩いて移動するために作られた道いつしか車がメインになってしまった速い移動や物流の手段として高速道路を作り都市から都市へ網の目状につながり放射状に増殖して・・・日本橋の上を走る首都高子供ながらにショックだったそもそもなんで高速道路が都内(都市内)を走ってるの?世界でもとても珍しいこと大阪だって神戸だって名古屋だって同じ事繰り返してるタルコフスキーの映画「惑星ソラリス」に出てくる六本木の首都高高架未来都市の象徴本当に?フランスの道路開発機関が日本の首都高を視察してパリに首都高を作ることを止めた札幌に作れて東京に作れない100m幅員道路50年以上もかかる環状線の開通景観以前の問題都市はファシズムでしか創れない確か「都市論」で習った(笑)景観重視とうたわれる新興住宅地碁盤目のように縦横と整備された道が貫く外装タイルの色ぐらいしか違いがわからない家が並び適度に緑地があり・・・でも馴染めないなぜ?そこには文化や歴史がないから街としての個性がないから住人の参加がないからあっいかん!パターンランゲージの話になってしまう(笑)これはkana文さんにまかせよっと(爆)家の近所は人の歩く道でさえ邪魔なモノばかり車、自転車、電柱・・・捨て看板商店は平気で歩道まで商品並べるし(笑)整理しなきゃいけないモノばかりでも、それも街の景観人が生活する匂いその街の個性モラルで語りたくはないけれど無くなっちゃうと寂しかったりする(笑)都市はファシズムが作るもの街は市民が作るものみなさん歩いてますか? nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.06.25
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そういや、昨日の表参道ヒルズお店の紹介を書いてなかったですね普通はそっちが知りたいはずだろうなぁ(笑)3Fは飲食なのでパスおしゃれな感じには見えるお見せは並んでました味はわからないけど(笑)ということで2階から「仕立屋スタジオジブリ」2Fhttp://www.shitateya-ghibli.com/えぇと・・・あのジブリのアパレルです『紅の豚』をイメージした 長く着れる服がコンセプトらしいミリタリーテイストなんですね春夏の新作が掛かってましたが限りなくそっくりなミリタリージャケットを着てその前に立っている自分っていったい(笑)「CARESE」2Fhttp://www.antiquewatch-carese.com/森下にあるアンティーク時計屋の女性ウォッチ専門店女性用のアンティークは品揃えが大変なのにがんばってますねここは修理工房を持っているので他で直せなかった時計も相談してみてはいいかもしれない「Porsche Design」2Fhttp://www.porsche-design.com/黒と銀のドイツプロダクトここの製品は金具がかっこいいんですよねぇいかにも金属って質感がいい!オーストリアの会社だけど(笑)空いてるのでよく見れます(爆)なを「Porsche AG(車の方ね)」と「Porsche Design」は別の会社創立者が同じポルシェ一族ってだけ現在は自動車以外で合弁って・・・意味がわからん(笑)1階はエントランスと路面店兼用になるのでそれなりのショップが張り付いてますのでまぁ、紹介するほどではないですねあっ!「HARRY WINSTON」にスニーカーでいきなり突入するのもなかなか おつ なもんです(笑)事前にアポイント取らないと入れませんねあれ?ここは大丈夫かなガードマンさんと遊ぶ時間はないので素通りしましたがどなたか試してみてください(爆)「DOLCE&GABBANA」って交差点よりちょっと先に路面店無かったっけ?あっちは「D & G」?まぁ、いいや下に降りて「dan genten」B1Fhttp://www.kuipo.co.jp/昨日先に紹介しちゃった革工房裏に工房が見えて手作りしてますよぉってのが前面に出てるお見せ小物はmade in ○○おいおい!(爆)なかなか可愛いのもありますね「alfredoBANNISTER」B1Fhttp://www.at-scelta.com/brand.php?BC=50xx靴と鞄屋さんまぁ、アバハウス(笑)くしゅくしゅした感じがいいですよねここでもここら辺の靴は流行廃りで何年も履けないのが難点だなソスウに手が出しにくい人向け?(笑)「TORAYA CAFE」もこの階ですねさて地下2階「efffy gallery & store」B2Fhttp://www.efffy.com/デザイナーもののバッグや小物の店イーズムテキスタイルのバッグやブラニフ航空ものがいろいろブラニフのトランク(アタッシェ?)でもうちょっと厚みの薄いのがあれば欲しかったのに・・・「HIDA」B2Fhttp://www.em-hida.jp/index.htmlは飛騨高山の飛騨 新宿のOZONEにもある飛騨の家具工房スパイラル横の「家具蔵」と良い勝負http://www.kagura.co.jp/「家具蔵」のデザインはH.J.ウェグナーのような北欧系「HIDA」はデザインというより曲木とか挽目(のこぎりの切り跡)とか節で癒すとか木そのものの表情を売りにしたいようださぁて岐阜 vs 茨城(笑)一番下の地下3階「DELFONICS」B3Fhttp://www.delfonics.com/は唯一の文房具屋さんまぁ、輸入雑貨ですが原宿青山界隈の他の輸入雑貨屋と比べるとごにょごにょごにょ(笑)商品単価が低いので客は多い(爆)「amadana」B3Fhttp://www.amadana.com/はもういいかなぁ(笑)デザインを前面に打ち出した家電ブランドですねこのプロダクトにはこのデザインが必要だ!ということじゃなく同じデザインテイストのいろいろな家電ってのが個人的には気に入らない(笑)白モノ家電って嫌ってるのにその代表選手の冷蔵庫や洗濯機を作らずリモコン、計算機、電話機なんて売りやすいものばかりなのも気に入らない(笑)atehacaはどうしちゃったの?http://www.toshiba.co.jp/webcata/atehaca/なんて意地悪言ってみる(笑)あれ?もしかして薦めてない?(爆)「KYOSHO」B3Fhttp://www.kyosho.co.jp/web/top-j.htmlラジコンやミニカーの京商ですね「ショップ」「サーキット」「バー」の融合っていうけどここのサーキットで遊ぶ勇気はあまりないと思われ(笑)(有料だし)バーも微妙だ・・・ターゲットが大人なのか子供なのかわからない状態いずれ様子を見てシフトしていくんだろうなぁ骨董通り裏には「メイクアップ」というhttp://www.sifca.com/hobbyonline/makeup/index.html知る人ぞ知る高級ハンドメイドミニカーショップがあるんでマニアはそっちに行くでしょうね「BEYES」B3Fhttp://www.beyes.jp/ここは鞄がメインかと思ってたらクロージングもいろいろとなんだぁセレクトショップか(笑)話題になってる「ダニエル&ボブ」に別注かけた毎月色変わり限定鞄5月は赤ナイロン×茶革コンビ30個限定を5個も確保したんですよ~販売は今日じゃなくて明日なんですよ~って言われたって(笑)別に・・・(爆)よくわかんないのが「新生銀行デロンギカフェ」デロンギはイタリアの家電メーカーhttp://www.delonghi.co.jp/新生銀行はもちろん銀行で(笑)http://www.shinseibank.com/外から覗くとATMがあってPCが並んでて壁の棚に面白げな家電も並んでてなんか奥に数席イス・テーブルがあるようだぞもしかしてあれがカフェ?(笑)まさか商品を見るのはあの休んでる人たちの間にすいませんねぇ~とか言いながら入って行かなきゃいけないのか?(爆)別々のモノを同じスペースに並べましたってことでなんの繋がりも感じないし・・・んー銀行とカフェって一緒にできるモノなんだろうか?いや、逆だなどうすれば一緒にできるか考えないと無理かもそもそも銀行に不特定多数の人間が長居して良いのだろうか?(笑)あっ!タッシェン(アート本出版社)の期間限定ショップ5月いっぱいだそうなので裏のナディッフまで行くのが面倒な人は(笑)http://www.nadiff.com/最後まで薦めてないね(爆)いやぁ何でもあるところに新しく何かを作るのはホント難しいもんですよ!表参道ヒルズhttp://www.omotesandohills.com/nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.05.10
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えぇ!ハッキリ言ってお前ホントに店舗デザイナーなの?と思われるぐらい今さらながら行ってきました「表参道ヒルズ」はい!連休中にさえ行けなかったのもポイント高いですね(笑)どこよりも遅く話題のスポットをお送りする・・・もういいか(爆)オープンして3ヶ月ってところですかね(オープン前には入ってるんだよ~ん 笑)まぁ、行った人ならわかることですが中心部が3階から地下3階まで吹き抜けていてその周りを表参道の坂とほぼ同じ勾配でぐるっと回る「スパイラルスロープ」と呼ぶ通路スロープに対して外側に張り付くようにテナントが並びこのスロープで全フロアを巡ると表参道交差点から神宮前交差点までとほぼ同じ距離になるふ~ん そんなに歩かなきゃいけないのか・・・たしかに僕らの言葉で「顔見せ」と呼ぶ通路から各テナントの並びが一同に見えるというのは賑やかで豪華でイメージも良いし、目標もみつけやすい(アメリカのショッピングセンターを埋め込んだみたいだけど 笑)エントランスから地下3階までは「スパイラルスロープ」と吹き抜け中央にある大階段で導線計画としてもうまくできてると思う(理由は後で)でもねぇ・・・上の階に行くと完全にほぼ一方通行的にスロープを延々と歩かなきゃいけなくなる何を言いたいのかというと目の前に見えている店舗に行きたいのにぐるっと大回りしないと辿り着けないって事ましてや回る向きを逆に歩いちゃったりすると1つ上のフロアに出ちゃうわけで(笑)エスカレーターはどこにつながってるのか普通のお客さんは立体的にイメージできるんだろうか?地下に向かっては中央の大階段があるためショートカットしながら空間的にフロアをナナメ横断できるのでコレは面白いし、わかりやすいでも、段差部分に黒/黄の足下注意マークがあるってのはここをあまり通らせないつもりなんだろうか?もったいない(笑)設計は有名な あんどさんん~まぁ、そこかしこにコンクリートの打ち放しが意匠として見えてるからそうなんだろうけどやっぱりテナントのイメージに引っ張られて思いの外 「安藤色」が出ていないなぁハッキリ言って同じ(木×3)ビルの某ヒルズと変わり映えがしない使ってる素材的にはあっちの方が豪華だし・・・(笑)一番気になるのがテナントかなぁどう考えてもみんな地下に溜まるだろうし・・・昔はシャワー効果なんていって上の階まで人を上げて降りてくるまでに何か買わしてやる!(その逆が噴水効果)なんてのを期待してたけど今じゃ目的の店舗を最初から直接目指す客が増え同業が並び、気がつくと某パルコのようにセレクトショップが同じフロアでまぁ便利?僕はセレクトショップでは買わないから関係ないけど(笑)で、しばらくすると売り上げに差が出て歯抜けになってくるでしょどこまで(木×3)ビルがテナント規制をかけるかがわからないけど集客と売り上げが一致しない某ヒルズの失敗もあることだし・・・なにしろ場所柄として原宿、青山ここに行かなくても面白いお見せがたくさんあるわけでアンテナショップと割り切って観光地になりきれる余裕のあるテナント以外残りそうにない気がするなぁ・・・旗持って歩いてた団体さんがホントにいたし(笑)リピーターは少ないと見ました一番端に同潤会アパートを当時のまま再現した「同潤館」最後にあそこに寄らないとなんだか落ち着かない・・・表参道ヒルズhttp://www.omotesandohills.com/ps.HARAMIさんに教えていただいた1階に入っている「dan genten」という革工房http://www.kuipo.co.jp良い感じでしたよかわいいのがいっぱい値段さえ!値段さえ!(爆)もうちょっと足を伸ばしてスパイラルの裏手にある「isaburo1889」http://www.isaburo.com/なんてのも面白いです(ちょっとカッチリしすぎてるけど)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2006.05.09
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いやぁ驚いた耐震強度偽装(笑)近い業種だからいろいろと聞かれるんですが国交省の聴聞会で「コストダウンや経済設計が間違いだというなら コストアップ、非経済設計がいいと言うのか」同業のみなさん!驚きますよね この発言違法建築 = 経済設計なワケがないだろって!もともと不経済設計の商業系インテリア(笑)ではいまいち現実感の無い話ではあるけれど(消防も保健所もうるさいし)とかく一般の人は一緒に考えてしまう建築・建設・不動産でも全然別なんですよ今回の事件はそれぞれ協力して癒着し合ってますが通常はメリット・デメリットで考えるわけでいろいろと取り上げられてる言葉を簡単に説明建築屋さん設計者は設計をして図面を書くのが仕事柱や梁が太かろうが細かろうがあくまで図面上のこと特に 建築費の何%を設計料 としてる人なんかは細い方が建築費が減って設計料も減るからデメリットばれたら資格剥奪他もっとデメリット(笑)偉く見えるけど実際は一番立場が低い(爆)構造屋さん一級建築士がどうこうと報道されてるけど別に構造計算をするのに建築士の資格はいらないし逆に一級持ってたって構造計算できるわけじゃないです(笑)だから構造に専門の知識を持った人に頼むんでこの人の出した数値を疑う設計者はいません(笑)構造計算書を作ることだけが業務なので嘘の数字でも本当の数字でも貰えるお金が変わるわけじゃないってことは、わざわざ国交省の指定ソフト(計算プログラム)を作り替えてまで法を犯す理由はないしもちろん普通の構造屋さんはしていない(当たり前だけど)建設屋さん施工としてみれば柱や梁が細ければコンクリートも鉄筋も量が減らせて材料代が安く作業時間も減るもちろん直接のメリット図面が絶対なので図面通りに施工するのが義務でも、現場の人間は経験から無茶な設計は一目でわかるのでそんな怖い場所で工事を続けるわけはなく必ずクレームが出てくるもの今回はなぜ建てれたんでしょう?(笑)不動産(デベロッパー)屋さん顧客に直接販売する以上、瑕疵担保責任など直接責任があるので違法建築してまで作るメリットはないでも安く作れれば、安く売れる特に最近は1戸あたりの販売価格を先に決めてから総予算いくらで作れ!というデベロッパーが多いのでコストダウンのプレッシャーをかけてくる(笑)検査機関あたりまえだけど違法を通す理由がない(笑)民間に業務を移したそもそもの理由が審査のスピードアップであるため嘘の計画書を出してくると思わない前提で審査をしている天下りだらけ(爆)経済設計もともと経済設計ってのは合理化をすすめてフォーマットを作り、材料の無駄を省き施工期間の短縮を考えるもの面白い建築ができるかは別として、マンション規模の物件では重要省エネ、環境問題含め経済設計そのものは間違っていないし法を遵守さえすればあとは企業の努力(笑)どうすればセコイ事をしなくなるか・・・んーアメリカのようにインスペクター(第三者現場調査官)を置くこれは最近言われ出したこと欠陥住宅ブームに対しての一つの対抗策でもちゃんと第三者の立場でいられるかが問題損保会社に建築設計確認をさせるこれは厳しいよ!損害が出たら保険払わなきゃいけないんだもん(笑)でもそうしている国は多いメリットのある人とデメリットのある人を組み合わせない限り人は悪いことを考える日本人 そろそろいいかげん性悪説になりましょ!ps.今回のマンションを購入した方々への保証を公的資金でと騒いでますが買う買わないは本人達の自由安いじゃなく安すぎる物件のリスク10年間の瑕疵担保(品確法)も10年前に建てた物件がどのような状態になってるかも確認できない新しい会社から建築物を買うリスク倒壊しそうな建築物を解体するのは急がなきゃいけないし国にも申請を通した責任はあるので公的資金も仕方ないでもあの人達のローンをどうするかは民間の話そんなことよりも未だに困っている神戸や新潟などの被災地への方が優先順位は全然上でしょps2.ちょいと追加今回の偽装には関係ない言葉ですが「既存不的確建築物」えぇ、一般にはあまり知られてない言葉だと思います簡単に言えば、今の建築基準法や都市計画法では違法だけどすでに建っているので許されている建築物ですその建物が建った当時の法令に違反していなければ現在の法令は適用されない建て替え、増築の場合は現在の法令を守らなければいけないのでわざと建て替えない場合もあるまぁ、考えてみれば過去全ての建築物を絶えず変わる法に合わせてそのたびに適応させるほうが不可能です(笑)負担も大きいし・・・ただ、この特例を上手く利用して危険な増改築を繰り返している住宅はいっぱい(それは車庫?納屋?みたいな・・・笑)神戸の震災前にはもともと現在の耐震構造は必要なかったわけですし正確な年は憶えてませんが、80年代以前の住宅にはそもそも耐震基準がなかったし・・・古い建築物の補強はある程度強制していかないといけないでしょうね nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2005.12.03
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さてさて2日でパース10枚(5案で各2枚)という地獄を乗り越え(笑)いや、そもそもパース屋じゃなくデザイナーにパース描かせるなよ!それも全部手描きだぞ!ってなことでふと気付く今日この頃本当にデジタルって減ってきましたねいや確かに業種によってはまだ3DCGを描いてるところもあるけどこういうやつね(昔は描いてたし、教えてた事もあるんだけど 笑) こんなページもあるもちろん折り込みのマンションやハウジングメーカーなどの広告では主流だけどうちら商業系では3DCGは滅多に描かなくなっちゃった制作やレンダリングに時間がかかるから?いやいや!だって昔よりマシンパワーが上がったから制作時間はどんどん短くなってるハズじゃぁなんで?CGパーサーを批判しようとしているわけではないので気を悪くしないでもらいたいんですが一言・・・つまらない(笑)今時、図面をCADで書けない設計者はほとんどいないぐらいコンピューター化されてるのにそこが図面とパース(スケッチ)の大きな違いなんですよ設計の現場にいないとわかりにくい事だとは思いますが図面というのは設計者同士、施工業者、材料屋、設備、電気などもちろん注文住宅を頼んだ場合に施主が見せてもらう事はあるかもしれないですが基本的には専門職の人が見るわけですよだから約束事に乗っ取った一種の記号の集まりであってパターン化させやすい同じ物を何度も使うのはコンピューター得意だし設計段階でいろいろな人が順番に手を加えていくので(住宅では電気配線や水廻りなど別会社が設計したりしますよね)データ化しておけばやり取りしやすいし自動的に電気容量とか計算したりもできるわけでCAD化した方が便利な事が多いところがパース(スケッチ)を見せるのはクライアントや一般の人その空間を相手にイメージしやすいように図面じゃわからない部分もわかりやすいようにこのわかりやすいって事が曲者3DCGで描けばある程度リアルに描けるわけですよCGはそれを売りにしてるんだし(笑)ところが躯体(建物の構造部分)を立ち上げ素材のテクスチャーを貼り、照明を配置してレンダリング誰が描いても同じになっちゃういや、CGは誰でもある程度のレベルの作品が作れるように考え出されたものだからそれは間違っていないところが見る側にしてみると、そろそろ飽きてきた(笑)もう一つリアルすぎる描画のため、本当にこの通りになるの?という疑問が出てくる設計してればわかる事ですが照明の状況でも、それこそ壁や床に貼った素材によってでさえ空間のイメージも明るさも変わってくるよく工事現場に貼ってある完成予定パースとできあがりが全然違ってる場合だってあるでしょ(笑)手描きの場合、イメージ優先なんですねここの部分が今回の売りだ!なんて場合はわざと強調して描いてみたり暗いところはより暗く、明るいところはより明るくいくらでも自由にコントロールできるそして、誰が描いても同じ線や色塗りにならない他人と同じ線なんて書けないですからね(笑)上手くたって下手だってとにかく違う場合によっては下手な方が、曖昧な方が良い場合もある(笑)別にパースに限った事じゃなくポスターなどのイラストでもおんなじイラストレーターのベジェラインで線さえそのままの作品も増えてきた(笑)「味」なんて言い方をするけどそれは人それぞれ違うから生まれるものデジタルが当たり前になった時代だからこそこの「違い」が重要どこまで人肌を残していけるか それが課題nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2005.08.13
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昨日に続きますそう!メシ食ってSHIZENを出たところ次の目的地TRICOへここはねぇ先鋭デザイナーのオリジナルモノが・・・なんて話ながら判りづらい路地を入りん?暗い G.Wは休むのか?と入口の貼り紙を読む「TRICO本社(OPEN BY TRICO)移転のお知らせ」・・・それも東雲かよ!遠いってせっかくモウモウ君にまたがるのを楽しみに(爆)ユナイテッドアロウズの隙間を脇目もふらず通り抜けキャットストリートへあぁ・・・人が多い(困)別にうちらは裏原でもストリートでもないのでNADiff(ナディッフ)へ直行たけぞうさんが探してる画集はここにもない店中のギャラリーでは鴻池朋子『みみおに不時着』という鉛筆画の個展中んー気になる絵だけど・・・ふぅーんミヅマが押してる人なんだ一応チェック(笑)ここでたけぞうさんがアンティーク家具がみたいと・・・えっ!そういうのは早くに(笑)ワタリウムの近くにあるけど・・・ちょうどこのロータス(カフェ)のある道でショートカットできるってなことで途中おやぢ おにぃちゃん二人でハギレの店に立ち寄りながら(酒袋探しているんでね)これはたけぞうさん興味無かったようだ(笑)で、またキラー通りに出てからロイズ・アンティークスへあっ!はいおっしゃるとおり相場より高めです(笑)えぇ、そんなにアンティークじゃありません(言っちゃっていいのか?)デコ以降のやランプスタンドとか小物系が最近は多いみたいなどと微妙にフォロー(笑)たけぞうさんの地元には安いお店があるそうだと、ここからまた表参道へ普通の方はNADiffからそのまま行ってください(笑)骨董通りを入りホントにいろんな人を連れて行っている書斎館へここは万年筆やアンティークの文具などを扱っているお店とりあえず併設のカフェでお茶(いつもそうかもしれない 笑)そういえば銀座のユーロボックスにしばらく顔出してないやごめんなさい藤○さん 関係ないけどリンクしときます(笑)さて、ここで突然たけぞうさん語りモードに入るなんか対談してるみたい(笑)この内容とこの後の飲み屋での対談は別の機会に紹介します(爆)暗くなってきたのでまた移動そのままIDEE方面へIDEEで戻ってきちゃう人が多いようですがもう少し足を伸ばしてi-stylers(アイ・スタイラース)へなんか穴場みたいになってて客が少ない(笑)ここはオリジナル家具や雑貨の販売 スタイル的にはミニマルな形状で無装飾それよりもポイントは靴脱いで上がる最上階いつもここで一休みえっ!たけぞうさん ブーツなの でも脱ぎなさい!(爆)六本木方面がなかなかの夜景んーなんで男と来てるんだろう?と自問(爆)店員さんとスツールをオーダーした場合の簡単な相談慣れてるのか、売場の人なのにこちらの要望(専門的な話)にちゃんと対応んーいい感じです一応、IDEEにもよってから表参道へhhstyle.comに行ったことないというので連れて行くもタイムアウトもう8時、どこも閉まっちゃうから終了!と思ったらH.P DECOに行こうと言われるそういえば「不思議な国のアリス」になったんだっけ金子國義好きな たけぞうさんちっく(笑)ここは小物が面白い最後に飲み屋(和風ダイニング)へ移り対談part2へなだれこむ・・・えっ!たけぞうさん飲めないの?ビール2本も飲んでて(笑)日本酒から飲み始める自分も自分ですが・・・すいません東京は高くて(爆)本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2005.05.11
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さて、実は先日のG.W真っ最中に『ジンガロ』見物にきたたけぞうさん(hironyaさんのダンナさんね)とおやぢ おにぃちゃん二人の珍道中!(笑)さて、待ち合わせPM-1時にJR原宿駅前打ち合わせが押しちゃって15分ぐらい遅れるのでテキトウにぶらぶらしててくださいな と連絡さて、駅の周りにいないので電話してみるどこらへんにいるかと聞くとBMWとかLIBROが見える場所・・・(泣)なぜに外苑前(笑)とりあえずベルコモンズの所にいてください!仕方ないのでショートカットしながら外苑前に向かう・・・ワタリウムまできたのでまた電話今どこですか? 交番の所交番??? んー それは表参道!!!(泣)と、なにごともなく合流(爆)さて、今回の目的はたけぞうさん 自分のお店のインテリア探し+画集探しnagoo とある物件で使うスツール探しということで、やはりインテリアショップを中心に廻ることに探してる画集があるということなので一番近いON SUNDAYS/ワタリウム美術館へあっ!途中わかりにくい場所にある豆本専門店(マニアックだなぁ 笑)リリパット も教えたんだON SUNDAYSでは目的の画集が無かったそうで(ごめんなさい作家名忘れちゃった)僕もBernd and Hilla Becherの写真集がなく二人とも空振り(笑)そのままキラー通りを代々木方面へFUGAという花屋へここはでっかい観葉植物があるので、たけぞうさんのお店に良いかなぁと植物はちょっと高いんだけど1m以上あるようなフラワーベースがゴロゴロと(笑)ひやかしてからすぐ裏のShelfへ小さい洋書屋さん 写真集が得意Bernd and Hilla Becherの「タイポロジーズ」という回顧作品集を探していたけど13,000円とわかり Amazonのセールに賭ける! だって倍も違うんだもん(笑)そのまま神宮前へ抜けると個人的に好きなpour annickやICL+Afternoon Tea LIVING+スタバのサザビー本拠地(笑)やらいろいろあるので片っ端から覗くまぁ、そんなもんかね と素通り(爆)もう少し原宿方面に歩くとアジア風の家具屋があるからと案内するも消失撤退のいい季節ですね(笑)仕方なく後戻り・・・行きたいと言っていた SHIZENへ案内 ICLの向かいミニ盆栽やコケ玉などいい感じのモノがいっぱいそういえば2Fにカフェができてたんだ とランチを食べる自然派なお店が出すメニューなだけあってなかなかいい感じ他に客がいないのでおやぢ おにぃちゃん二人でソファーに陣取るとても落ち着いて食べれたえっ!うどんにご飯が付くの?あげます あげます(笑)長居してしまいそうなので次の目的地TRICOへこのときはまだTRICOがどうなっているか知らない二人だった(笑)-つづく-本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2005.05.10
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前回に引き続き、製作編みなさん材料揃いましたか?(笑)さて、まずは下ごしらえいらないものはみんな取っちゃいますいるかいらないか判断付かないものはとりあえず残しておきましょう!捨てるのは簡単ですが、もう一度集めてくるのは大変です(笑)この時、いろいろな線やパイプがありますが勝手に切ってなんか出てくると大変なのでそれぞれどこに繋がっているかだけは確認しておきましょう(マジックで名前を書いておくとわかりやすいです)写真左の銀色のは排気ダクト換気扇に繋ぐのですがなぜか前の居酒屋さんはダクトと換気扇の数が合いませんでした(客商売なのにダミーなんて作るなよ!笑)よくありますよねぇ中開けてみたらとんでもないことになってて・・・壁の中から扉が出てきたり(笑)その扉の位置まで隣のテナントが勝手に食い込んでたり(爆)さて、作り始めましょう!画廊なので壁がたくさん必要です予め準備しておいたコの字型の軽量鉄骨をてきとうな長さに切って床と天井(になる部分)に流して(ランナー)から固定します床が薄い場合は下の人に迷惑になるので注意が必要です(笑)位置が決まると、同じように切った鉄骨をその間に差し込みてきとうなピッチで間柱(スタッド)とします材料が金物になっただけで昔からの木材での木軸工法と基本的には同じでも、大工さんを頼むより安いし、加工も楽で、強度もあるし精度が出るので最近はほとんど軽量鉄骨ですねLGS造とも呼びます※このビルそのものはS造という鉄骨造 H鋼とデッキプレートでできてる工場で見かける作り 大きな建物はSRC造といい鉄骨と鉄筋とコンクリートで作りますさて、壁の軸が立ったらそのままだと監獄のようなのでボードを貼りますこの時ベニヤ貼りってのは今じゃ厳禁!必ず不燃ボード(PB)にしましょう壁と天井をひととおり貼り終えたらお好みのビニールクロスを貼っていきますまぁ、画廊なので模様や色味の無いのを選んだ方が無難です(笑)床はタイルカーペット、同じく主張しないように・・・さて、照明の取り付けように穴を開けます左の長いミゾは埋込の配線ダクト用ハロゲンスポットなどを付けるため右の丸いのはダウンライトや非常灯、スピーカーなど四角いのは換気扇、大きい空調機は動かすのは大変なのでそのままもちろん天井のボードを貼る前に配線は済ませておきましょう(笑)えぇ、これ以上専門的な話が続くと読んでもらえそうもないので飛ばして・・・ほぉーら電気がついた!(笑)いやぁ、どこの現場でもそうだけど、電気がつくと違いますねぇまぁ、通電が最後だからでもあるけどやっと終わった!って気がする(笑)でも、配線ダクトにしてどこからでも明かりが取れるようにしないとギャラリーやスタジオはダメですね器具もいろいろチェンジできるし・・・配線ダクト用の蛍光灯や扇風機まであるやろうと思えばコンセントだって取れる(笑)最近は一般家庭のシーリングやローゼットに取り付けられる配線ダクトも出てるようなのでダイニングの天井に小さなペンダントをたくさん吊すのもかわいいですよ こういうアダプターを使うと今までの器具も使えるしダクト用でない器具もつけられるさて、クリーニングしてから施主へ引き渡すでも日数がないのですぐ最初の展示準備(笑)もう僕の出番は終わりおっ!もう今日(4/24)からだアート好きな方、お時間のある方、画廊好きな方機会がありましたらぜひ訪れてみてください追記-実は先ほど顔を出してきました大盛況のようで、小さな画廊ですが人がみっちり詰まってました(笑)今回は真ん中に柱状のパーティションを立てて壁を増やしてるからより一層みっちり(笑)まぁ、絵手紙という小さいサイズのモノなのでまだいいですが通常の絵画だとやめた方が良いですねオーナーと作家さんに挨拶しておじゃまなのですぐに撤退!いや、案内状が足りなくなってきたのですぐに刷らなきゃ!とある企画にOKが出たので近々作家さんを募集します詳しくはまた後ほど・・・※僕が画廊に常駐してるわけではありません(爆)ギャラリー れがろhttp://www.regalo77.com本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2005.04.23
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さてさて、久しぶりに大ネタ?ついにギャラリーオープンですえっ!アクセサリーの?いやいやホンモノのギャラリー(笑)そうそう僕、こうみえてもインテリアデザイナーなんですよ!もういいって?(爆)まぁ、いつもは企業クライアントなので守秘義務やら著作権やらなんやらとめんどくさいのですが今回は珍しく個人オーナーからの依頼なのでちゃんと公表できます(笑)-作り方-用意するもの1、適当な敷地 今回は杉並区 荻窪 荻窪駅南口を出てすぐの商店街の中ほど 歩いて5分ってところ なかなかの立地2、スペース 商店街に面したビルの2階 階段上がってすぐ右 面積でちょうど10坪(33m2)ってところ まぁ、大きいに こしたことはないけど(笑) 貸ギャラリーとしてはちょっと小さめかな 今回は「居抜き」と呼ぶ 前オーナー(居酒屋)が営業してたままの状態で受け渡し 業務用冷蔵庫やら、それこそイスもテーブルも残ったまま まずは初期状態に戻すところから 注)同業種に改装するならあまり問題ないけど 他の業種に変わる場合はかえってコストがかかってしまうことも・・・3、材料 金属、木、ガラス、アクリ、塩ビ、布、他いろいろ それぞれテキトウな加工を施してから使用しましょう(笑) 本来なら全部材料が揃ってから作り始めると楽なのですが 今回は諸事情により・・・材料が取れ次第・・・(泣)4、組立説明書 まぁ、コレが無いとね(笑) 僕らのメインなお仕事 細かい絵があるとより親切 とはいえ、この規模でギャラリーという特殊な形態 平面図、立面図、断面図などという普通の図面よりは 電気、設備図、施工図、製作図なんて方が重要 ここに記されている材料を集めてくれば製作開始です(笑)さて、次回は製作編みなさんも材料を用意してお待ちください(爆)こんな看板が目印!--------------------------------------------------------------ギャラリー れがろ-れがろ(regalo)はイタリア語で「贈り物」という意味です。絵画、版画、書、写真など、長年作品をあたためていらした方やこれから大きくはばたこうと夢をもっていらっしゃる方など皆さまの作品発表の場として幅広くご利用いただきたいと願っております。「ギャラリー れがろ」が皆さまへのささやかな贈り物となれば幸いです。ギャラリー れがろオープニング記念展!!小池恭子の絵手紙レッスン- 10年目の収穫祭 -4月24日(日) - 5月1日(日)11:00 - 19:00 (最終日17:00迄)大変好評なようで整理券まで出しているそうです-------------------------------------------------------------以上、オーナーからの告知ですなを、イベント企画など僕も関わってますのでグループ展、個展、企画展他なんか面白いものを考えてらっしゃる方○○は可能?など僕の方へ連絡いただいてもかまいませんギャラリー れがろhttp://www.regalo77.com(ちなみのこのページも作ってます)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2005.04.22
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そうかぁ・・・91才かぁ僕らにしてみると昔からおじぃちゃん(笑)丹下健三さん死去騒ぎませんね 一般じゃ日本を代表する建築家日本の伝統とモダニズムのあいだで最後まで悩み続けた人というか最後まで日本的モダニズムは何なんだ?と探し続けた人有名なのはやっぱり都庁と今何かと話題のフジテレビ社屋(笑)代々木の国立屋内競技場や東京カテドラル聖マリア大聖堂など、とっても綺麗なカタチしてますよねまぁ、とにかく公共の建築物を多く手がけてます東京計画-196061年に発表当時としてはぶっ飛んだ都市計画簡単に言っちゃえばどうせ過密するんだから東京湾に都市を作ろう!じゃぁ皇居から南東に、千葉の木更津へ向けて軸をとりその軸線上に海上都市を作っていく北西は朝霞方面まで伸びてるけど重要じゃないみたい(笑)で、都心とすると集中しちゃうからこの軸を都市軸として背骨にし、そこから放射状都市は広がっていく・・・えっ!別に新鮮じゃないってまぁ、ゴミ捨ててるフリしてレインボーブリッジやらお台場やらが出来上がってる今ではそう思うでしょうが(笑)50年前ですからねぇその続編、東京計画-1986かなり現実的になっちゃって面白みが薄れたけど(おい!)東京湾特別市(木更津の横)の提案じゃぁ今ある東京はどうするの?と誰かつっこまなかったんだろうか(笑)東京の場合、広島計画(原爆ドームと慰霊碑を結ぶ南北の軸を中心にした都市計画)で成功したようなシンボリックな軸が取りにくいんですよねまぁ、皇居がひとつとそれに対応するような力のあるそれも住人の意識が集中できるような場所ってないでしょ明治神宮だと江戸時代ならそれで良かったかもしれないけど今じゃめちゃくちゃ狭い都市になっちゃうし(爆)だから本人がシンボリックな建築を建て続けたのかもしれないあっ!ハナエモリビルも丹下さん表参道の美観が損なわれるって騒がれたけどじゃぁ今って・・・これでホントのポストモダンの終焉かなあっ!菊竹さんがいた(笑)葬儀はもちろん自分で設計した東京カテドラル聖マリア大聖堂それってとっても幸せなことかもしれない・・・-合掌-nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2005.03.22
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昨日に続きヴァティカン市国ネタです思っていたより「行ったことあるよ!」って人が多く驚いてますが・・・さて、昨日紹介したサン・ピエトロ寺院ここのクーポラ(ドーム)高さ120mの辺りにあるテラスに登れるんですちょうどこんな感じ・・・左下にちっちゃいオッサンいますねぇでもちっちゃいワケじゃないんですよ(笑)さて、このクーポラは二重構造その隙間が狭く急な螺旋階段になっていて途中には休憩場所はなく、ただひたすら登る(笑)「痴漢に注意」の貼り紙アリ気を付けなきゃ!(爆)2、30分登り続けるとやっとテラス狭い・・・あっ!落書きは英語でした(笑)でも、登ってきた甲斐はありますこんな景色が一望に!広場とオベリスク、二つの噴水、そしてメインストリートがこんな配置綺麗ですねぇ!(ちょっとガスってるけど)こちらはヴァティカン博物館側、手前がシスティーナ礼拝堂ここら辺は後ほど・・・さて、これがクーポラ内側のモザイク画んー下からは見えないでしょうね この絵右が拡大綺麗に並べてますねモザイクというのは紙の上などの平らな場所で表裏逆に石を貼りつけて絵を作る「紙張り」と現場で1個1個モルタルベースに埋め込んでいく方法とがありこちらのはもちろん現場合わせラヴェンナ(ビザンチン)だともっといろいろな向きに埋め込むけどココのは律儀に並べてますね(笑)※他にも絵柄のパーツの形に切り出して合わせていくのもある えぇと、卵の殻はちょっと別物(爆)さて、次は美術品の宝庫 ヴァティカン博物館ですいろいろな美術館を廻らなきゃいけないのである程度お目当てを決めてないと大変なことになりますということで、ラファエロ、ミケランジェロを中心にチェックチェック!もうね、いきなりコレだから・・・どこの何かよくわからない いろいろな絵(爆)一番右の写真は「地図のギャラリー」幅6m、長さ120mの回廊左右にはイタリア各地の地図と教会の所有地の地図が並ぶ天井にも絵画がビッシリさて、わかりますかね コレが有名なラファエロの「アテネの学堂」左が古代ギリシャの哲学者プラトンモデルはレオナルド・ダ・ヴィンチ らしい?右は、アリストテレスでこっちはミケランジェロがモデルといわれていたけど最近では階段で頬杖ついたおっさん(ヘラクレイトス)が実はミケランジェロだということらしいもともとそこには誰もいなかったのでレオナルドの隣は嫌だ!とミケランジェロ本人が加えたとも(笑)ラファエロ自身はもっと右でこの写真では切れちゃってますでも、唯一のカメラ目線だからすぐわかる(笑)(昔の教科書でも参考に・・・)そんで左下の本を開いてるのがピタゴラスだったかな?階段の真ん中でカトちゃんポーズはディオゲネスだったはず(笑)この人は樽(壺)の中で生活していたといわれてる哲学者かなり面白い人でいろいろな逸話が残ってます偽金作って奴隷として売り飛ばされたり(爆)ラファエロはオリジナリティ−が無いとかレオナルドやミケランジェロの真似ばかりなんて評価されますが、特に女性像なんて二人とは違ってとても優雅な優しい表情で僕は好きですけどねまぁ、だてにオンナ遊びで早死にしたわけじゃない(笑)レオナルドは少年好きで、ミケランジェロは性格破綻(自閉症とも言われてる)んーマトモなのはいないのか?マトモじゃないから凄いのか?(爆)さて、話は戻って・・・一番の有名どころシスティーナ礼拝堂のミケランジェロによる「最後の審判」ここは修復中で写真は撮っちゃダメだって!足場がまだたくさんありました天井は聖書の物語を題材にした絵で埋め尽くされてます当時は文字が読めない人が多かったので絵を見せて理解させるわけです4年間も上を向いたままで天井に絵を描くってのも大変なもんですよ!そして奥の壁面に「最後の審判」ホント素晴らしいです!絵の上が天国、下が地獄そして中心のキリストが人々を裁くという構図とかく写真でこの絵を見るのでわかりにくいのですが実際の礼拝堂で目線の正面に見えるのは地獄なんですよ舟から突き落とされ怯える人々 そして悪魔どう考えても狙いですよね(笑)ほら!地獄って怖いでしょキリストを信じましょう!って感じ(笑)まぁ、それが宗教画・・・もう、いいかげん怒られるかな(爆)でも、やっぱり修正は加えてありましたミケランジェロのオリジナルは全員全裸(爆)後に、神を汚してると無理やり布や服などを描き加えて隠しまくるのですが修復するんだからちゃんとオリジナルに戻さないと!実は、レオナルド・ダ・ヴィンチもこの絵を描く気満々でいたらしくすでにスケッチを始めていたそうで彼がもし描いていたらきっとパースがかかった迫力のある絵になっていたんだろうなぁそういえば天井画は36歳の時 「最後の審判」は60歳の時の作品24年間も間があるなんて なんてのんびりした工事なんだかでも、その間はタダの白い壁だったんだろうか?(笑)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.09.27
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ヴァティカン市国 ローマのテヴェレ川を挟んでちょこんとある世界で一番小さい国面積は皇居の半分ぐらい人口も800人前後(修道士の入れ替わりがあるから)なのに20万人収容の広場がある思いっきり変な国(笑)ちゃんとした独立国家なので寺院と美術館以外は入国申請とビザが要るで、国の話は置いといて・・・サン・ピエトロ寺院、広場、ヴァティカン博物館ととにかく宗教建築、美術の宝庫!あまりに凄くて全部憶えてないぐらい(笑)テヴェレ川の橋を渡り、大通りを歩くと真っ先に見えてくるのがサン・ピエトロ寺院とその前に広がる楕円形をしたサン・ピエトロ広場もうこの段階で規模が大きすぎてなんだかワケがわかんなくなる(笑)広場の真ん中にはオベリスク(石の塔)ちょうど楕円の2焦点にそれぞれ噴水、その周りを4列の柱が並んだ楕円型の回廊そして正面にサン・ピエトロ寺院というとても綺麗なレイアウトまた、このオベリスクは高さ25.5m、紀元37年にエジプトから運ばれたものローマにはこのオベリスクってのがたくさん建ってるのですが元々は古代エジプトのファラオが建てたものローマがエジプトに攻め込んだ記念にちょっと切って持って帰るのが当時のブーム(笑)ヒエログリフが彫られていないのが特徴かな?回廊(写真左)の上からは140体もの歴代教皇と聖人の像が我ら下々を見下してます(爆)小さく見えるけど高さは3mちょっと(写真右)は天国への鍵を持つこの寺院の主、聖ペテロ像♪Knock,Knock,Knock'on Heaven's Door♪の鍵ですね奥に見えるのが大聖堂の入口幅で110m見えにくいですが、柱の足元にゴチャゴチャしてるのが 人間全てがこのスケールちなみに家の玄関幅は1.5m(爆)そんでこの広場に信者が20万人ぐらい集まってローマ法王がジープに立ち上がりその周りを乗り廻るなんてのが放映されますね(笑)そして正面に宗教建築の粋を集めたようなサン・ピエトロ寺院さすが宗教建築 上から見ると十字型(笑)コレだけの大聖堂なので建設に120年かかってます設計はルネサンスの巨匠ミケランジェロと広場もデザインしたバロック建築の巨匠ベルニーニちょうど時代がルネサンスからバロックへの過渡期だったため両方の要素が上手く混ざり合った素晴らしい建築になっています内部空間は十字の長手方向で190m、短手で60mぐらいアーチ天井の高いところで45m祭壇が45ヶもあるそうでそりゃぁもう美術館よりもたくさんの彫刻が並んでますさすがにミケランジェロのピエタ像はガラスで隔離(笑)アートディレクターだった巨匠ミケランジェロのデザインを彼が死んじゃったからベルニーニやマデルノがアレコレ好きなようにいじって・・・ミケランジェロのデザインはクーポラぐらいにしか残ってないいや、まぁ世の中そんなもんでしょ(笑)十字の中央にある巨大なクーポラ(円蓋/ドーム)は高さ138mってことは新宿NSビルぐらいあるわけですよあのビルは真ん中が全部吹き抜けてるからちょうど上を見上げたのと同じ感じえっ!例えがわからない?(笑)このクーポラに登ったんですがそれは次回クーポラの真下にあるのが主祭壇よくクリスマスミサで放映されるのがココかな?聖ペテロ(ピエトロ)の墓がありその上にベルニーニデザインのブロンズの天蓋がかかっていますこれだって高さ30mクーポラとブロンズ天蓋の上部、アーチ天井の装飾ビッシリとモザイクや彫刻などの装飾で隙間がないぐらいでも、上の方の絵はよく見えないんですよねぇ下からじゃ(笑)そして一番奥にあるのが聖ペテロの司教座わかりやすく言えば偉い人用の椅子僕のような凡人にはどうやってあんな高いところに座ればいいのか全くわかりません(笑)まぁ、人じゃないし(爆)ちょうどミサ中だったので邪魔しないように・・・いや、でもホント敬虔なクリスチャンじゃなくてもこの中にいると、いろんなことが頭をよぎり思わず懺悔したくなっちゃいますね(笑)宗教建築って奴はほら!コレだけのものを建てられるのは神の力なんだぞどうだスゲェだろ!っていうものなので いかに圧倒させるかが重要(笑)全てが演出なので司祭はどこから出てくるのかどこに立つと見栄えがいいのか階級、権威の差光、音の演出などなど いろいろ考えるものです(日本の仏教建築もそうでしょ)都庁前広場も・・・あぁ、アレは宗教建築じゃなくてファシズム建築だ(爆)-おまけ-ヴァティカン市国を守るのはスイスの衛兵ナゼかの説明は受けたのですが歴史的にいろいろあったんじゃなかったかなぁ(忘)でも、このかわいい衣装はミケランジェロがデザインした当時のままだそうでこっちはちゃんと憶えてる(爆)次回は「クーポラに登ったよ!」と「ヴァティカン博物館はスゲェ」の2本をお送りします(笑) ヴァティカン切手http://www.vatican.va/ ヴァティカン市国(Citt? del Vaticano)のページhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vatican/index.html外務省のヴァティカンページへぇー こんなページあったんだ(笑)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.09.26
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ポンペイですよつい先日、某局で特番がありましたがイタリア南部ナポリのちょっと東そう!紀元79年、ヴェスヴィオ山の噴火で埋まっちゃった有名な街です紀元前5世紀頃にはかなり現代的な都市が築かれてました上下水道の完備、碁盤の目のような都市計画様々な商店・・・ちょうどその頃の日本は弥生時代どちらにしろポンペイとは違って仕事上がりの一杯なんてバーや居酒屋でくだまいてるわけはなくやっと稲作ができるかどうかで・・・(笑)さすがTV番組だけあって(なぜ19時間で消えたかっていう災害の方がメインだったから?)ポンペイのホントの文化は出さなかったんですよまぁ、女子アナさんが紹介してまわるわけにもねぇ何って・・・そう ナニ(爆)その前に街並み石畳が続いてますね 左右の高くなっているところが歩道途中に見える飛び石が横断歩道ちょうど馬車の車輪の幅だけ透き間が空いてます路地を入ると住宅街石の文化だけあって壁のレンガの積み方もいろいろ左の塀のナナメ積みってのは珍しいし作るの大変だ(笑) 左-豪商な誰かさんち(笑)部屋の壁には鮮やかなフレスコ画磨き壁と呼ばれる今でも謎が多い高等な技術だそうで日本の漆喰磨きと同じかなぁ? でも絵が描いてあるんだよなぁさすがに傷んでいるので光沢まではありませんでした右-パン工場行った当時はまだ整理されてなかったので、無造作にゴロゴロ体育座りのおじさんは火山灰の中の穴に石膏を流し込んで出てきた埋まった人現在はTVでも紹介されたようにちゃんと展示されてるようで扱いがよくなってよかったよかった(笑)炭化したパンが見つかってますが2000年前から現在まで全く同じ丸パンが今も食べられてますこれが居酒屋カウンターの丸い穴にワインやスープなどを入れていたそうですそれにしても裕福な街ですよねサービス業があるなんてのは、かなり文化水準が高いこと自給自足、物々交換の社会にはサービスなんて無いわけで・・・(ポンペイは既に貨幣経済)他にも劇場やらコロッセオ(闘技場)があり、全て無料でもこれは裕福だからではなく、選挙で投票してもらうため「共和制」だったといわれているので候補者はいろいろとね(笑)写真が見つからなかったけど、この居酒屋の横の壁に選挙運動の壁画と中傷のいたずら書きが残ってますで、ポンペイの街のホントの文化はこちら以下18禁?(爆)わかりますかねこれも部屋の中に描かれた壁画さて、最初のサービス業といわれるものはなんでしょう?そう 売春(笑)ということで、大量の売春宿があるんですわかりやすいように看板はナニがそそり立っている形(爆)生殖力の象徴としての男根崇拝は日本が特に有名ですがこちらも負けてない(笑)博物館に移されているので画像はありませんが水飲み場にも壁にもテーブルの足にも ナニ・ナニ・ナニの大行進(爆)畑のカカシは赤く塗った大きなナニ玄関先には魔よけのナニの石像プリアポスが当時のイタリアでは農業の神様どういう神様か興味ある方は調べてみましょう(笑)で、先ほどの壁画なにが凄いって普通の家の壁に大量に描かれてるんですよこういう絵がちなみに当時は女性が上(爆)当時はワイン2杯分だったそうで(安かった?ワインが高かった? 笑)奥様方はメイクや宝石、衣服で着飾ってなんとか夫が家に帰ってくるように努力したそうです(爆)こういう事をね、ちゃんと教えないと生きた歴史にならないんだけどねnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.09.22
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やっと行けました目黒の庭園美術館でやっている「幻のロシア絵本1920-30年代展」(9/5まで)http://www.teien-art-museum.ne.jp/ロシア絵本の紹介はこの時のコラムhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/200407050000/で、書いてるので省略とりあえず知る人ぞ知るaunt MIMI のランチで腹ごしらえをしてから(笑)庭園美術館へいやぁー混んで・・・ないそうか、平日か(爆)中は絵本でいっぱいんーインクの色が独特だなぁ絵もかわいいなぁコレだけズレてると版ズレとはもう呼べない(笑)おっ!乱暴に扱ってると台所用品が反乱を起こすのかぁ(笑)工作絵本だ!ハサミで切り抜いて組み立てるいいなぁコレおっ!絵本が、だんだんきな臭くなってきたぞやっぱり始まった!「労働・生産」コルホーズにソフホーズだんだんプロパガンダになっていく(爆)館内をあちこちブラついて気付くおや?二階にベランダが無い(建物の話です)あそこから覗く庭園が綺麗なんだけどどっかいっちゃった何度も来てる建物なんだけどなぁ・・・というか ココがベランダだったハズ(爆)仕方なく、学芸員さんに「ベランダ知りませんか?」と聞くあれ!ちょっと聞き方おかしかったかな 困ってるぞ(笑)もう1人の学芸員さんとゴニョゴニョやってから「今回の展示のために壁で塞がさせていただいてます」だそうだんー残念 でもスッキリ(笑)売店で悩むカタログが2,600円かぁ 高いなぁ復刻絵本が1冊1,500円(分売は会場のみ)書店では10冊セットで15,000円(高いって!)んー工作絵本は欲しいし、他のも買うとなると・・・そこで、イケナイ考えが頭に浮かぶ(ニヤリ)ということで、30おやぢがこんな事して遊びましたどうせ復刻絵本を買っても切り抜く勇気無いし自分だけで遊ぶなら問題ないハズ(爆)ってなことで展覧会カタログをスキャンして厚紙(カラーケント)に印刷ハサミでちょきちょきこう曲げて・・・ココに挟むのか?なかなか かわいいじゃん!でもね、これだと肩車の上の兄ちゃんの顔が後ろ向いちゃうよもうちょっと考えましょうロシア人(爆)ってな感じに満喫させていただきました+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++おまけ探索せっかく白金台に行ったんだからとついでにてくてくお散歩をここいらはやっぱりお屋敷が多いんですよね目黒通りに立っていた嘘の地図に騙され遠回りしつつ(笑)野村さんち だって表札が(爆)旧松山藩主の子孫、久松定謨(さだこと)が1928年に建てた別荘設計者は不明低く押さえた青い瓦屋根、白い壁など、どことなく田園風門にはまっている鋳物の装飾がヌーボーとデコの中間のようでおもしろい正面からは平屋に屋根裏部屋があるように見えるけど傾斜地なので裏から観ると二階建てなのか三階建てなのかも判断つかず陸軍の武官としてフランスにいたことから地元の松山に建てた萬翠荘というフランス風の洋館も有名それはそうと、白金に別荘建てるなよ!今度は服部さんち(笑)そう!あの銀座和光の服部金太郎設計は伊豆の川奈ホテルや現在の帝国ホテルの高橋貞太郎1933年に建てられた現在は三光起業白金寮となっているけど一般公開はされてないと思う・・・門が高くて中が全く見えない(笑)かなりの敷地面積(うちにある資料本では広大な庭がある)ちなみに上の野村さんと凄い規模のお隣さん(笑)同じ道沿いを歩いていくと聖心女子学院と大学(久邇宮邸)があるんですがさすがに女子大に入っていく勇気はなく 断念(爆)でも、パレス観たいなぁ・・・-追加で-聖心女子学院http://www.tky-sacred-heart.ed.jp/このトップページ画像の門も有名長いアプローチの先にあるのですがまさかお前この先まで来るわけねぇよな!って雰囲気をかもし出しているので 近づけません(爆)1904年、チェコのヤン・レツルの設計広島県物産陳列館(原爆ドーム)と同じ人ですレンガにスタッコで数少ないセセッション様式御茶ノ水の 山の上ホテルとかが有名かなさすがにねぇ・・・こっちは敷居が高いなぁ女装しても女子高生には化けれないし(爆)一緒に行く人も女子高生には見えないし(爆)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.08.28
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行ってきましたいやぁ平日だっていうのに混んでることコレじゃ土日は大変だったろうなぁあっ!いや、池袋東武で行われている「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」の話で・・・まずはデパート内の展示から観るこちらは乱歩にちなんだモノがいろいろ「D坂の殺人事件」自筆原稿なんてのもある定稿とかなり違うらしいのだがコレがねぇ・・・なんて書いてあるんだか(笑)とりあえず原稿用紙はATHENA(アテナ)だから丸善かな?で、丸善といえば画集の上に檸檬を置いて「爆弾だぁ」って(爆)(やった人いません?京都店が本場だそうです)違う人の話なので乱歩に戻って(笑)あの有名な「貼雑年譜」(生い立ちからの自分に関するスクラップブック)巻物のような自分史年表なんてものの展示もありうわぁ、マメだねぇ全部取って置いて、ちゃんと整理して本当に自分が好きだったんだなぁと(笑)いや、それ以外にも自分の蔵書、レコードなどのリスト(解説付き)推理小説用のトリック分類表もう、やっていることは学者や研究者のようで・・・そうかぁ、コレだけ人が多いのは僕らのような耽美やエロ・グロ・ナンセンス好きじゃなく推理小説ファンの人達もいるからなんだと納得(笑)で、期待してエロ・グロコーナーへ(爆)あれれ?ずいぶんちっちゃいぞ 囲われちゃってるしいや、乱歩は好色、男色研究で有名なんだけど・・・無惨絵(血だらけの浮世絵)はあるおっ!井原西鶴の蔵書だあれ?どうでもいい絵のページで展示されてるぞもしかして自主規制?デパートじゃダメなのか(笑)まぁねぇ、周りを観ると子供の手を引いた家族連れがいるわけで「今日はデパートでランチを食べて、乱歩展を見てきました」なんて夏休みの絵日記に描いちゃうんだろうから○○○な絵やら×××なのがあるとマズイのか(爆)でも、日本なんてそういう文化なんだから・・・ぶつぶつぶつ思っていたよりなかなか見応えがある展示でしたねぇで、次がてくてく歩いて旧乱歩邸(立教大内)の第二会場ただいま40分待ち んー・・・外で4、5分待たされた後 大きな講堂に通されるそこで乱歩邸の蔵(ここを幻影城と呼んでいる)の修復ビデオを見せられるなるほど、なかなか変わった蔵なんだへぇ、元々は外壁がグレーだったんだでも結局・・・・建てたのも色を変えたのも乱歩じゃないよね(爆)立教のPRビデオが終わる頃に乱歩邸へ昔のごく普通の日本建築に蔵が付いて建ってます中には入れませんが外から応接室を覗く和の家に無理やりソファーとか長いカーテンで洋室風にしている部屋んー・・・続いて今回の一番の目的「幻影城」へ!ガンッ!おっ!ガラス・・・えっ!入口から覗くだけ?蔵書ごと元の状態で保管するため湿度、温度管理のため中に入れません とな2万冊の蔵書を恨めしげにガラスの先に見つつ 後にするんー・・・いいのかコレで?どうせなら節穴から覗かせろ(爆)蔵の外は撮影OK でしたおまけ乱歩邸入口の所に「乱歩展臨時郵便局」なるものがオリジナルグッズがあるとのことなので覗いてみる切手、スタンプなどなどで、乱歩は?もしかして、この普通切手買うと入れてくれる紙のケースに蔵の絵が描いてあるけど コレだけ?誰か「やめよう」っていう人いないのか(笑)行く前コラムhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/200408120000/「貼雑年譜」の完全復刻版も売っておりました価格は消費税だけで15,000円になる価格でした(高いって!)-追加-丸善と檸檬ネタ元がわからない人多かったようですが梶井基次郎「檸檬」という短編-青空文庫-http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/card424.htmlここで読めます自分のどうして良いか判らない衝動を丸善(本屋)の画集の上に爆弾代わりに檸檬を置きまたそれが爆発したらどうなるんだろう?と考えることで自分を慰めるというはなし今でも年間十個ぐらい置いてあるそうです(笑)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.08.23
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始まりましたねアテネオリンピックちょうどよいので全くためにならない nagooのアテネ体験だって10年ぐらい前だし、もうちゃんと憶えてないし(爆)今はもう変わっちゃったかなぁ・・・でも、あんな国だしなぁ(笑)入国スタンプを押してもらった記憶のないままバスでアテネ市内へ表示がなにも読めません(笑)遺跡や彫刻で見たまんまのギリシャ文字で街中溢れかえってますトロリーバスとかいう黄色いのに乗ってあちこち動く(昔日本でも走ってたそうだ)実のところ、ローマに行く前に2日立ち寄っただけだったりするのでとにかく急いで資料目的の遺跡漁りへ(笑)有名なパルテノン神殿があるアクロポリスの丘から市内の都市部を見る不思議な光景ですよね 遺跡の隙間から高層マンションこのアクロポリスの丘の麓に都市が栄えたわけですで、市民は毎日パルテノン神殿に奉られてるアテネ女神を見上げながら生活するという とっても信心深い都市(笑)2500年も前のなかぁ・・・総大理石、豪華だなぁと崩れかかっている石段を世界中のみなさんが感慨深げに登り降り(登らなければ崩れないという話も 笑) パノラマは縦に使うと面白い(笑)総大理石の柱 こんだけ崩れてると近づくのも怖い2日前にも落石があったそうだし・・・でも、風化してるからつなぎ目や作りがよくわかるコレがよくみなさんが目にしてるパルテノン神殿修復中なので中には入れませんが、大きさの感覚がよくわからないでしょちょうど写真の真ん中あたりで柱の足元で座ってる兄ちゃんと比べるとわかりますよねとんでもないスケールあっ!もちろんこの兄ちゃん警備員に連れて行かれました(爆)さて、みんなは疲れてここで帰っちゃうところを後ろまでがんばりましたつわものどもがゆめのあと・・・続く?好評なら(笑)※画像の無断使用はご遠慮くださいnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.08.14
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久しぶりにイスの話(笑)大好きなデザイナーですCharlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)1903年パリ生まれ96歳で亡くなる寸前まで活動していた凄い方ですこれだけの人なのになぜか日本ではイマイチ知名度が低いんですよねぇパリの装飾学校時代を出た後に発表した「屋根裏のバー」のあまりの斬新さに注目を浴びますクロムメッキの脚やアルミ板、ガラスの天板当時はまだアール・デコ真っ直中・・・そこを訪れたコルビュジェのアトリエに弟子入りし才能を発揮しますコルビュジェで有名なLCシリーズ 多くは語らないけど共同デザイン・・・(笑)まぁ、自由を求めてフリーになるわけですがココでコルビュジェ事務所の仲間前川國男、坂倉準三の推薦で日本政府から工芸指導のオファーが来るんですね出発がナチスのパリ侵攻の2日前まさに危機一髪!日本では京都で陶芸に触れ「竹」という素材に出逢いますこの時の案内役がまだ若き柳宗理http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/200307100000/なんとなくどういうモノを紹介していったのかわかる気がしますそこで民芸に興味を持ったペリアン(ほらね 笑)山形(新庄)では地元の職人を指導し面白いモノを残してます木製フレームに藁クッションの日本版シェーズロング藁編みのスツールなどなどインテリアに関わる人で知らない人はいないだろう天童木工もこの年に創立東北での影響は大きかったようです「ペリアン展-伝統・選択・創造」を東京/大阪の高島屋で開き『伝統技能を生かして、新しい生活にあうように選択し、創造する』との言葉を残し、戦争のため2年で帰国実はペリアン、この時日本の民家の作りにショックを受けるんです土間に台所、簡単な仕切り(襖・障子)を開けると居間や食堂お城も民家も襖や畳はサイズが同じコレってコルビュジェが悩んでるモデュロール(標準化)?温泉にハマった彼女 湯舟に浸かりたい(笑)バスタブの横にシャワーを付け体を洗ってからタブに浸かるいや、普通じゃないんですよ!ヨーロッパじゃタブの中で体洗ってそのまま流すんだからと、西洋ではライフスタイルを変えてしまうような提案をJ・プルーヴェとの共同で製作していきますhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/200401300000/(そうかぁ、日本人にしてみると当たり前だから注目しないのか?)54年に再来日、赤坂に古い日本家屋を借りて住み始めた(らしい?)ここら辺詳しい方いませんか?55年に有名なペリアンチェアー(原型)を発表 黒の染色で「オンブル=黒子」という名で発表されたこのイス形状は同じですが、厚みがわずか10mmイスとしての強度もなければ大量生産もできない(笑)商品化されるまでにはあと20年ハードウェア商会によって復刻されたペリアンチェアーはプライウッド(成型合板)の技術が上がり強度も考え14mm製造は天童木工試作品をペリアンに見せると、もっと曲線が滑らかでないとダメとのことで輪郭は職人が手で削ることに(笑)現在販売されている天童木工モノも手で削る(笑)1枚の板に切り込みを入れ曲げただけの簡単な形状でも、その微妙な曲面が優しいですね脚も背も日本で出逢った「竹」のしなりをイメージしてなるべく薄い合板にしたかった注意して座ると後ろ脚がズズッと開くさすがに10mmじゃ勢いよく座れば壊れるなぁ現在の天童木工モノは14mmでも壊れるらしくまた、PL法などにより17mmで作られていますちなみに柳宗理のバタフライスツール 厚みは7mmだそうで、素材も使う向きで強度は全く変わってきますねちょっと裏話・・・1999年にペリアンは亡くなったのですがこれだけ日本の工芸、プロダクトに影響を与えた人なのに全く報道がなかったんですよなんだかねぇ・・・ちょっとだけ動かしてみる(笑)(こちらはQuick Timeが必要です)懐かしいなぁ もう2年も前のCG(笑)ベースをVectorWorks テクスチャーやらレンダリングなどを最近は元気のないStrata 3Dってやつで作ってますでも、もう3DCGは使わないですねぇ・・・http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/200307310000/3DCGはこの回でも紹介してますnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.06.09
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ゴールデンウィークも終わっちゃって今さら紹介したって・・・(笑)いや、「東京人」という雑誌の特集が『庭とお屋敷見学ブック』こう見ると行ってないところも多いなぁ(笑)以前に写真付きで紹介した旧岩崎邸http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/2004-03-06/以外にも、旧細川邸、旧武者小路実篤邸、旧横山大観邸、旧古河邸大好きな旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)http://www.teien-art-museum.ne.jp/他にもいっぱい紹介されてます建築好き、お庭好き?にはよだれものの特集ですよそのうえ第二特集はヨコハマ建築散歩みなとみらい線ができて行くのが便利になりましたねってまだ乗ったこと無いけど(笑)そういや、ここしばらくヨコハマに行ってないなぁ・・・なんてだらだらと書いておきながらホントはこっち(笑)「東京人」でも紹介されないんですよねぇ哲学堂公園ちょっと写真がないので簡単に紹介明治37年に東洋大学創立者の井上圓了によって精神修養の場として開設されたというとっても由緒ある怪しい場所(笑)で、大きな敷地内にいかがわしい建物がぽつぽつと建ってます-四聖堂-釈迦・孔子・カント・ソクラテスを東西の哲学者の代表「四聖」として祀るために建立三間四面の木造平屋の小堂で四面とも正面(笑)-六賢臺(ろくけんだい)-聖徳太子・菅原道真(日本)・荘子・朱子(中国)・龍樹・迦毘羅仙(インド)の六人を東洋的「六賢」として祀ってある面白いのは朱塗りで周囲六間、六角型の三重塔-三學亭(さんがくてい)-円柱3本で正三角形になる平屋のあずまや平田篤胤(神道)・林羅山(儒道)・釈凝然(仏道)の三者を祀る-哲理門(てつりもん)-別名、妖怪門と呼ばれる仁王の代わりに右側に天狗、左側に幽霊の彫刻像が置かれてます他にも宇宙館、無盡藏、髑髏庵、常識門、鬼神窟・・・いや、ホントいろいろ名前だけでも怪しいでしょ(笑)とは言っても壊されたりで今現存してるのは四聖堂、六賢臺、三學亭、哲理門、宇宙館ぐらいかな?でも、僕にとっては懐かしの場所でもあるんですなにしろ、ばぁちゃんちが道路隔ててすぐ(笑)とにかく子供の頃はよく遊んだもんです園内には77ヶ所もの哲学に関わるわけのわからん彫刻やら遺跡が散らばっていたためもののけの森のようで、子供心にも怪しさいっぱいでしたそうかぁ、サッカーボール蹴り込んじゃったのは六賢臺というのか(笑)なを、ファミリーで休日に公園でお散歩というのには向きませんあくまで大人が半分ひやかしながら・・・あっ!だから「東京人」で紹介されないのか?でも、みうらじゅんが喜びそうな感じ(笑)すぐそばには知る人ぞしる野方給水塔がありますここにアメリカさんがパラパラパラって爆弾落として行くんだよ!ってのは ばぁちゃんの言葉でも綺麗な塔です!給水塔の写真集「Water towers」Bernd and Hilla Becher申し訳ないですが楽天では扱ってないのでこちらで見てください綺麗です!旧朝香宮邸アール・デコの館(旧朝香宮邸)-ちくま文庫-増田彰久/藤森照信邸内の写真がたくさん紹介されてます大切なこと忘れてましたこの「東京人」という雑誌のページhttp://www.toshishuppan.co.jp/tokyojin.htmlここで、バックナンバーを見ていただければわかりますが建築、都市、再生、などなどマジメに語っている唯一?の雑誌です200号と201号はホントに永久保存版!-「東京人 Tokyo-jin」とはあるも のではなく、なるものである-そうだったのかぁ・・・知らなかった(笑)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.05.13
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あなたはどちら派?ってことで、みなさんはどちらがお好きですか?廃墟と建設現場もう4、5年前になっちゃいますかね廃墟ブーム(心霊ものじゃないですよ!)渋谷パルコのロゴスギャラリーで『廃虚の博物學』展なんてのをやっていて偶然見たんですが廃墟で拾ったタイルのかけらを標本箱に入れて展示してあったりなかなか面白かったんです誰かさんの宣言じゃないですが「未来都市は廃墟である」なんて感じの『ブレードランナー』(すげぇ!楽天で扱ってない 笑)や 『未来世紀ブラジル』それこそ宮崎アニメの 『天空の城ラピュタ』なんてものも廃墟がテーマだったりするし大好きなジュネ&キャロの 『デリカテッセン』も荒廃したパリだし・・・そうそう!コレと『ロスト・チルドレン』も一緒に見るとジュネだけで撮った『アメリ』がつまらなくなったと言う意味が分かると思います(笑)話は戻って「廃墟」何に惹かれるんでしょうねヒトのいた気配?生活感?止まり続けている時間?自然に壊れていく姿がアートな感覚から言えばヒトがコントロールしていない造形の持つ美しさ以前紹介したトマソンと同じ様な感覚も入りますね廃墟が大好き!なんて方も多いと思いますで、なんで注目されないんでしょうね建設現場同じようにいろいろなモノが剥き出しになってるんですよ完全な状態(完成形)を想像しながら観るのも同じたしかにこちらにはノスタルジーは無いです(笑)でも逆に、ヒトがコントロールしている美しさがあるんですよそれこそ構造美!廃墟がダダやシュルレアリスムだとしたらこちらは構成主義それも構成主義の宝庫(笑)一度そういう目で建設現場を見てみて下さいけっこう楽しめると思いますよ!そういえば、近くの解体現場でアパートが取り壊されていましたそれもちょうど外壁が無くなった状態で・・・僕らが描くような図面そのままの3階までの断面図(笑)ハッとする美しさでしたカメラ持って戻る頃にはガレキに変わって・・・んー残念!※危険ですので廃墟探索は 詳しい人が一緒じゃないと行くのはお薦めできません 上から何が落ちてくるかもわからないし、床が抜けるかもしれないし・・・ 朽ち果ててるので危険がいっぱいです 写真で楽しみましょう!nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.22
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長々と?御覧いただきました旧岩崎邸探検隊もう最後にします(笑)庭園部分からの外回りを・・・ (左)これが庭園に面した南側のベランダ 建物の大きさがわかると思います(右)東側はサンルームこの構図だと各ベランダの柱の違いがわかると思います(大きい画像はココをクリック)2階の柱の上部(キャピタル)にはぐるぐる巻きがあるので「イオニア式」1階の柱のキャピタルはシンプルな階段状なので「トスカナ式」と呼びますこちらが東のサンルーム側入口正面のランプの明かりが見えるところに天井がペルシャ刺繍してある部屋があります これが離れにある撞球場(ビリヤード場)全く違う様式でスイスの山小屋(笑)中に入れないし隙間から覗くだけなのでよくわかりませんでしたがこのドアのガラスはおもしろいですね(一応ステンドグラスでしょう)こういう壁は校倉造りといいますまぁ、ログハウスと同じですねで、大事なことに気づきますか?そうなんですよ!これだけ建物の全景が見える引きの距離(庭)があるということ西洋の建物が立派に見えるのは全体を見渡せる場所があるから日本ではせっかく格好のいい建築を建ててもそれを綺麗に見せる事が出来ない(隣が邪魔したり・・・)庭園はハッキリ言えばタダの芝生で広いだけでも、ちゃんと建物を見渡せる距離が取ってある庭園を楽しみたい人は清澄庭園http://www.tokyo-park.or.jp/kouen/park.cgi?id=20の方がお薦めですここも建物は焼失しましたが岩崎邸(笑)以前は食糧ビル(小山登美夫ギャラリーがあったところ)に行った帰りによく寄ってました(そういえば食糧ビル閉鎖後って行ってないけど壊しちゃったのだろうか?)ついでに言うと高輪の開東閣世田谷の静嘉堂文庫(岩崎家の美術品を収めるための建物)+玉川廟(お墓と祭場)あっ!もちろん熱海や長崎には別荘岩手の小岩井農場の聴禽荘もですもう笑うしかありませんね・・・さてさて、最後にパンフレットから簡単に書き出してみた全体の配置図こんなに広大な土地だったんですねぇ完成時は1万5000坪の敷地があったそうです緑の敷地と赤い建物が現存ピンクの敷地とグレーの建物は現在はありません現在、緑の敷地内は重要文化財に指定されていますおまけショット!凄い景観です!洋館とスイスの山小屋とそびえ立つ変態ビル(笑)そうです!不忍池から見える景観を損ないまくっているソフィテル東京(旧ホテルCOSIMA)菊竹清訓おじいちゃん作です(笑)江戸東京博物館も含め、変なのばかり造ってますいろんな意味で凄い人です(笑)そうそう!春日通り沿いのデリー上野店ちっちゃいですが美味しいカレーのお店です銀座と思ってたらこちらが本店だそうで・・・岩崎邸に行く前の腹ごしらえには最適!※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.14
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旧岩崎邸探検隊(やっぱり続いちゃいました)前回のステンドの勝手口?を横目に曲がるとこの様な長い渡り廊下が目の前に現れますおぉ!突然の日本人スケールってな感じで天井に手が届きそうです真ん中が高くなっているのを舟底天井といい写真では縦方向に同ピッチで通っている細い材を竿縁そして屋根の頂点には、6間(11mぐらい)以上もある一本ものの立派な棟木そして横には岩崎家の家紋(三階菱)をデザインに取り入れた太い梁この三階菱は釘隠し、欄間、襖の取っ手などなどいろいろな意匠に取り入れられてますそしてこの廊下にぶつかります書院造りなので、周りを回廊のような廊下と縁側で囲まれています写真の右側が広間、左側が外になりますこちらはフラットな天井で柾天井フローリングのように柾目の細長い板を貼る天井ってそうはいっても1枚の長さが10m以上あるわけですが・・・昔の日本家屋は襖や障子を開くと外と中が1体になるんですよね自然を取り入れる面白い方法ですさて、和館は書院造りを基調にし、完成当時は建坪で550坪洋館を遥かにしのぐ規模だったそうですが今残っているのは広間と2つの次の間(現在は茶屋?として使ってる)の3部屋板絵や襖絵などあるのにどれも程度が悪く、明らかに和館の扱いが酷い!床の畳もゆがんじゃってるし・・・ 書院独特の長押(なげし)「鴨居の上に通っている材」は20畳の広間から18畳の次の間まで、通しで1本ものおいおい長押は飾りのハズなのに・・・間違っても洗濯物掛けられません(笑)欄間?にも三階菱の穴が開いてますねそして、豪華なダブルの床の間 もうなんだかよくわかりません(笑)付書院(つけしょいん)のアップようは、飾り付きの勉強机ですね明かり取りの障子が綺麗ですね もちろん三階菱柱に付いている黒いのが釘隠し釘の頭を隠す装飾ですが、もちろんこれも三階菱(笑)さて、広間の外に出るとおばちゃんが「お茶いかがですかぁ お菓子もありますよぉ」なんて呼び込んでいる覗くと次の間を茶屋代わりにしているようだが誰もいない(笑)「お茶とお菓子で500円!」どうしよう?と考えたものの襖が取り外され、自然と同化した北風吹き抜ける中見学者へ縁側からも廊下側からも覗かれ動くディスプレイにされちゃうので却下!なにより寒いって!しばらく経っても誰も飲んでませんでした(笑) これが濡れ縁?と突っ込みたくなるほどの幅とは言いつつも今までのアウトスケールから考えればこれでも狭いのか?軒は・・・出てますねぇ なんなんでしょ!今時の住宅じゃ考えられませんねこんなに出せるなら部屋にしてるってそうそう!それより絶対 建物傾いてる(笑)さて、やっと庭園へ出るわけですが長いのであと一回続いちゃいます(笑)ごめんなさい次回最後にします追加ですこれが襖の引手 三階菱のデザインです(僕には松皮菱としか見えないのですが、まぁ説明にはそうなってます)岩崎邸は明治の書院建築なので比較的シンプルでモダンになってますが昔の日本の建築では、こういう場所にこだわりました鉄の鋳物、銅板を打ち出して燻したもの、真鍮中には七宝を施した物まで(名古屋城が有名かな)-書院造り-室町時代に僧侶や公家の間で流行った建築様式手紙を書いたり、本を読んだりする机(書院)があり当時は電気がないので、目の前は障子で明かりを取る8畳から18畳ほどの畳敷の部屋を2、3室一列に並べ周囲に入側縁(濡れ縁と座敷の間の縁)を巡らす(岩崎邸の場合は回廊のような廊下)部屋のあいだの間仕切の上部には欄間を用いることが多い(岩崎邸の場合は三階菱の穴が開いていた)回廊のような入側縁は人が来たことを知り急いで勉強してた振りをするための時間稼ぎと推測(笑)信じないでください・・・あぁ、だからお坊さんに人気が(笑)※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.12
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さてさて、やっと1階に降りますと、その前に金具好きの方多いみたいなので こんなハンドルで上の窓を開けるんですね階段室(入口正面)の窓ですさて、階段を下りながら・・・うわぁ!40人の団体客だ(笑)ダメだよ そんなたくさんは(笑)(これ以降、写真を撮るのにジャマ人が入るので苦労する)現在は入れない地下へと続く螺旋階段めちゃくちゃ急で怖いです!危ないから公開しないのかも?たぶん一番豪華だと思われる1階の客室 もう笑うしかありませんね・・・この天井、シルクのペルシャ刺繍が貼ってあります 天井のアップとコーナー部の彫刻彫刻の上部(欄間とは呼ばないしなぁ)は玉をつないだような文様なんとなく中国っぽいですこれが食堂、とってもデコっぽい天井の板張りが印象に残りました壁は落ち着いた赤、でも食堂には多いですね厨房への のぞき窓付き扉があるのですが、触れない、開けられない・・・床の組み木はこんな感じ真ん中部分は現在は赤絨毯敷き(剥がすとヘリンボーンのフローリングだと思います)で、1階にはサンルームもあるのですが、人が混み合っていたうえなぜだか外の植木やプランターが敷き詰められていて身動き取れず・・・撮影も断念 おじさんたちの顔しか写らないし(外からの写真は次回)さぁて暗い廊下を歩きながら和館へと続きますそうそう!途中にはこんなステンドが んー・・・扉のフレームが木で幅があるからいまいちスッキリしないなぁステンドは右の写真のように外の光で見るものですねやっぱりステンドは鉄のフレームだな・・・次回は和館 たぶん最終回(笑)※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.10
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さてさて、全何回になるのか自分でもわからない旧岩崎邸探険飽きずに着いてきていただけると嬉しいです(笑)やっと2階に上がりました係りのおっさんに「そこ!つまっちゃうから早く行って!」の声を無視し(笑)昨日の階段ホール写真の左手に見える婦人客室へ・・・中には入れないのですがこんな感じにピンクの金唐革紙という壁紙が貼ってあるんですね(紳士用客室はモスグリーンです)この金唐革というのは中世ヨーロッパで使われた壁装材で革にレリーフ状に凸凹をつけ、漆、金彩などをほどこしたものそこで日本は湿気などで革が向かないこと浮世絵の版木を作る技術や刷り(空刷りという)和紙製造の技術もあったので和紙で作ってみたのが金唐革紙で、これを大量に作ってヨーロッパに売りつけて儲けようとして失敗したのが平賀源内もうここら辺のいかがわしさが最高です!(笑)床には組み木でこんな模様が・・・ なを、歩くと無垢材の床だから?予想外にたくさんの人が歩いたから?床はガタガタ(笑)フカフカの場所も・・・床抜けないか?ちゃんと修復しましょうねベランダに面したのが広い集会場きっとダンスやパーティーをしたんでしょうね ここでチェックは右の写真のディテール巾木(床と壁の境に回す木の帯)がこうなってますもちろんこのデザインも綺麗なんですが、壁と巾木の間に紐が入ってますこういうのを何と呼ぶのかわからないのですが(オイオイ!)詳しい方お教え下さい!昔の洋館では、建具と壁を直接つなぐのを嫌い、この様に紐が入ってます(見切りの処理は難しいんですよ)それと、金唐革紙に色が入ってませんこの着彩のできる職人さんが、現在1人しかおらずその方も高齢なので、全ての部屋の壁紙に彩色することを断念したそうですさてさて集会場からベランダへ・・・って出る前にこんなドアノブこんなベランダ贅沢すぎて困っちゃいますがこの並んでいる柱は上部を見るとイオニア式(くるくるってやつですね)後で紹介しますが、1階の柱はトスカナ式こんな所も混ざっちゃって盛りだくさん(笑) 2階の端まで行くと開かずの扉の奥からギュイーン・ギュイーンと妖しい音が・・・これ以上の部屋は修復中のため見れませんでした次回は1階に降りてきます※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.08
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あれ???全く反応がない(笑)でも第2回目みなさん明治の洋館とかって興味無いのだろうか・・・さて、1896年に完成した旧岩崎邸今回はやっと中に入りますその前に靴脱がないと・・・(笑)いきなりですね赤絨毯を敷いちゃってるので全部見れないのですが(誰だ!こんなの敷いたのは!)玄関床はこんなモザイクになってますイスラム風の幾何学模様、これもコンドルのデザインだそうです見逃す人多いので気を付けて・・・さて、やっと室内建物としては木造2階建て地下室付きの洋館と廊下でつながった書院造りの和館入るとすぐエントランスホールで圧倒されます こんな木造のアーチ柱が何本もあるのですが、触っちゃいけないんですもちろんパシパシしちゃいました(笑)(みなさんお止め下さい)でも、さすがに良い木使ってましたね左の写真は木のアーチと天井の収まり参考に・・・って今時はできないなぁこんな凄いの天高は周りも大きくてスケール感がおかしくなっちゃってますが推定で5mぐらいですかね巡回順序は2階が先なのでなので階段ホールまで暗い廊下を歩きますとは言っても壁にはこんなガラスのレリーフが・・・さて、招待したお客を驚かせるには十分な階段ホール 他人を呼ぶ建物を造るときの基本ですねそこで、家の主人が階段の上から降りてきて威厳を見せる(笑)でも、素晴らしいですね、この空間の見せ方手摺の支柱にもこの様な彫刻がアール・ヌーヴォーの様に植物を有機的なラインで表現してますが17世紀イギリスのジャコビアン様式という貴族のカントリーハウスのスタイルですとはいいつつ、各所に様々な様式が混ざっているので日本人好みに組み合わせたというのが正しそうですなを、踊り場で立ち止まっていたら怒られます(笑)いや、誰だって圧倒されて立ち止まるってさて、次回は2階を・・・※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.07
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久々の大ネタ?ってなことでつい先日の修復が終わりやっとまた一般公開された旧岩崎邸 行って参りました!数回?に渡り、ディテールも含め紹介したいと思いますなにしろ50枚ぐらい撮ってきたからネタはある(笑)初めなので、ご存知無い方へ簡単に説明すると岩崎弥太郎という三菱財閥の創始者の長男、岩崎久彌の本邸ですで、まぁこちらは政財界の大物だからすげぇ金持ってるなぁ程度の知識で十分(笑)重要なのはジョサイヤ・コンドルというイギリスの建築家彼は1877年、日本政府に呼ばれ来日現東大工学部建築学科の初代教授になり西洋の様式を取り入れた建築を教え、日本の近代建築に絶大な影響を与えます彼の門下生には戦争で焼けちゃって3階部分を崩して2階建てにし八角形の大ドームも消え、タダのスレート屋根に変身しちゃった東京駅や僕は一度も入ったことも縁もない日本銀行本店そして今は無き旧両国国技館を設計した辰野金吾明治天皇に「贅沢だ」と一言いわれ第二次大戦までに会食の1回のみしか使われなかった迎賓館赤坂離宮(東宮御所)や日本で最初の美術館ともいわれる東京国立博物館の表慶館高輪プリンスホテル洋館(旧竹田宮邸)の片山東熊(確かプリンス会館の方は壊されちゃったんですよね)旧三菱銀行神戸支店、慶応義塾の旧図書館現在はレストランにもなっている旧小笠原伯爵邸の曾禰達蔵東京憲政記念庭園内の日本水準原点標庫(日本の標高の原点標を保護するための建物)日本郵船小樽支店ぐらいしか作品が残っていない佐立七次郎などと、後の日本建築で重要な位置を占める建築家を育てましたで、当のコンドルはというと日本人を妻とし日本画を学び・・・ってそっちの話ではなく(笑)様々な邸宅建築を手がけることになります現在は石碑しか残ってない鹿鳴館旧古河邸本館(大谷美術館)、今回の旧岩崎邸と双璧をなす三田の三井倶楽部そういえば高輪にも三菱開東閣という岩崎家の別邸が僕じゃ入れてもらえない清泉女子大学本館-旧島津公爵邸(一応、事前申込みすれば見学させてくれるそうだが)ちょっと変わりモノでは神田駿河台のニコライ聖堂シチュールポフというロシアの建築家が設計し日本へ図面を送るすると現場のコンドルが自分好みに大きく手を入れて完成(笑)現在は震災で大聖堂の鐘楼やドーム屋根が壊れ、内部も焼失したためかなり違うものになっていますと、なかなか旧岩崎邸の話に入りませんね(笑)これじゃちょっと怒られそうなので写真だけでも・・・ まだ中に入らなかったりして(笑)修復中のカラーコーンが泣けてきます・・・ということで次回に続く(忘れてました場所は上野、不忍池の横、無縁坂の所です)※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.06
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日本に住んでいて都市というものを意識したことがありますか?もちろん大都市と呼ばれる東京や大阪、名古屋など頭に浮かぶけど都市計画という点では???なわけです東京で生まれ育って30年ぐらい親やじいちゃんばぁちゃんに聞いた戦争や震災全くと言っていいほど大きな変化が無いわけです不謹慎ですが、戦争や災害ほど都市をリセットするのにやりやすい状況はないはずなのに・・・東京は江戸城(皇居)を中心に栄えました山の手とよばれる台地と下町という低地山の手と皇居を囲うようにぐるっとJR-山手線その外を環七・環八と環状の道路でぐるっとその上、世界でも珍しい首都のど真ん中を高速道路まで走ってる・・・これは全て計算したモノではなく、なるべく変化しないように問題が起きたら、その都度その場所だけ解決するという日本らしい?方法で作られてきましたいきなりですが、懐かしのゲームに「Sim City」 というのがありますElectronic Artsというアメリカのメーカーが開発している都市を開発するシミュレーションゲームですこのゲームをやると、西洋の都市開発の特徴的なことがわかります道がまっすぐなんですまず道を造らないと始まらない碁盤の目状に縦と横に道を延ばし、そこに区画ができるこの区画は住宅、ここは工場、ここは商業・・・などなどもちろん住宅の隣に工場があると住宅の価格を安くしないと売れませんどこぞの街のようだ(笑)区画を中心に街を造っていくわけですさて、ここで東京くねくねと曲がりくねった道、通り抜けられない路地道幅もまちまちで車も回せない住宅地また、ゲーム「A列車で行こう」 こちらはARTDINKという日本のメーカーが開発している同じく都市を開発するシミュレーションゲームなにが違うのでしょう?こちらは鉄道網を中心に都市を造っていきますまず駅を造るすると駅を中心として次々に街が出来始めるある程度発達したら、離れた場所に駅を造り駅同士をつなぐまさに東京の街作りなんです道がまっすぐなのはこちらも一緒ですが線路は曲がる(笑)駅を造り誘致する土地がないから切り売りした土地をつなぎ、道が曲がりくねる中心に集まりすぎたから外へ向かって放射状に伸ばして行く地上は土地が自由にできないから地下鉄でつなぐそれぞれ放射状の道も鉄道も行き来が不便だからまた環状につなぐコレの繰り返し・・・中心から離れたところが発達し、エネルギーが集まり引き寄せられるするとその中間はエネルギーが弱まる弱まった場所はヒトをまた引き寄せるために新しいモノと取り換えるコレも繰り返し・・・Sim City公式サイトhttp://www.japan.ea.com/simcity4/index.htmlA列車で行こう公式サイトhttp://www.artdink.co.jp/soft/index.html今回はるびぃさんの質問に答える形で書きましたよって日本の都市計画のお薦め本はないです(ごめんなさい)逆に、昔の日本とは切り離せない風水の街作り(平城京・平安京・江戸も含み)を読んだ方が参考になるかと・・・勘違いされると困るのですがこの風水はDr.○○とか占いじゃなくて道教、陰陽師の流れの思想ですねもともと自然の中で上手く生きるにはということからでてきた考え方なので合理的だったりします(現代の風水ではないですよ!)別冊宝島「江戸の真実」とか「異都発掘」荒俣宏 集英社文庫とかちょっとオカルティックだけど「東京魔方陣」「大江戸魔方陣」加門七海 河出書房新社ちょっと違うけど「乱歩と東京」松山巌 ちくま学芸文庫なんてのも大正・昭和の東京の移り変わりと乱歩小説の背景など、なかなかおもしろい今は亡き「太陽」という雑誌の乱歩特集とか乱歩はまたいずれ・・・nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.02.02
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今月のカーサブルータススローフード、スローライフに便乗してスローアーキテクチャーだそうで・・・僕は商業デザインなので明らかにファースト側どんな場合であっても時間に追われるわけですところで、この「スロー」という言葉を「ゆっくり」とか「のんびり」とか速さだけで理解してる人が多いようです「スローフード」1、消えつつある郷土料理や質の高い食品を守ること2、質の高い素材を提供してくれる小生産者を守っていくこと3、子供たちを含めた消費者全体に、味の教育を進めていくことです(スローフード協会から抜粋)その地域で採れる素材を使い、伝統的を大切にし、安全に・・・ねっ!かなり重要な部分が抜けちゃってるでしょ!知り合いの建築家が、藁を圧縮して積み上げ漆喰で固め、壁変わりに使う建築をしていますカフェスローhttp://www.cafeslow.com/ (府中はさすがに遠いのでオープニングイベントの時しか行ってないです・ごめんなさい)先日も名古屋でイベントをしたのでご存知の方もいるかもしれませんがここで重要なのは「人の手」そりゃぁ手間がかかるから必然的にスローになりますよでも、それ以上に自分たちで作り上げるという部分に意味があるこのカーサブルータスにも紹介されてますが建築探偵こと藤森照信さんタンポポハウスやニラハウスですタンポポは自宅、ニラはこのコラムによく登場する赤瀬川原平さん宅そう!屋根にたくさん黄色いタンポポが咲くんです(ニラは白い花)地元で材料を集めて自分たちでパーツに加工し、自分たちで作るそりゃぁ大工がメインですが、出来るところは施主が手伝うシロウトの友達30人で縄文建築団を結成し、茶室を作る・・・詳しい いきさつは「我が輩は施主である」赤瀬川原平 中公文庫大丈夫これは絶版じゃないです(確認済み)こちらに詳しいですし、とても面白いのでぜひ一度お読み下さい藤森さんの興味深い言葉に民家も原風景的に突き詰めていくと世界中たいして変わりがないインターナショナルになっちゃう過去に行っても未来に行ってもインターナショナル僕らのように素材や色柄で遊んでいる輩には高尚すぎますね遡っても土着信仰まで?スローフードっていいながら家でワイン飲みながらゆっくりフォアグラ食べてちゃいけませんよ!nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2003.11.08
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-みなさんごめんなさい-このコラムで紹介したちくま文庫「定本-二笑亭綺譚」式場隆三郎廃刊でした立ち読みでもいかが?なんて書いてしまいましたが古本屋をお探し下さいそろそろインテリアネタにしないと嫌われそうなので・・・昭和の頭、東京の深川という場所に二笑亭(にしょうてい)という奇妙な建物が建ちました現在は残されていないのですがこの建物、奇妙この上ないシロモノ赤木城吉(仮名)という当時で世界一周旅行をするほどの財の家の主人が、自分の思うまま建てさせた館ですお金持ちが自分の好みのまま建てさせることはそれほど珍しくありませんではなぜ二笑亭が珍しいのかというとこの主人、精神病者なんです(だから仮名として公開されてません)一説には関東大震災でとか家系だとかいわれていますが前述の世界旅行でさえ、震災の復興中、長男の瀕死の重病中にも関せず医者に同行されながら出発!というなかなかの奇行 ちょっと訂正- 旅行には長男と次男も同行してました、彼の奇行に耐えられず錯乱状態に そこで彼は長男だけを東京に送り返します(後に亡くなります) この時の旅行記も最後に紹介した「定本-二笑亭綺譚」に掲載されてますさて、この10数年かけて建てられた二笑亭を見ていくと「住むとは?」ということを考えさせられます敷地-95.7坪建坪-尺でも間でもない適当なサイズのため、およそ67坪木造2階建て、なぜか物置と炊事場は鉄骨造自分で材料を買い集め、大工を雇い、目の前で指示を出しながら自分の意見のみで作っていきましたスケッチ 左:正面入口 右:裏口(どう考えても入りにくいだろ!)間口3間半(約6.4m)の正面入口を入ると2階まで吹き抜けの大きなホール照明は無く鉄板張りのその壁面には自分でデザインした紋章が白で大きく描かれているホールから入口を見る壁面の上部、高さで4mあたり(もちろん人は届かない場所)に帽子やコートを掛ける大量の金具が打ち付けられていた空に向かって伸びるはしご板壁の板ところどころある節(9個)を抜き、そこにガラスをはめ込んだのぞき窓?黒砂糖と除虫菊の粉末を塗り込んだ壁(虫除けと考えたらしい)9畳の居間には間口が5.5mでも奥行きが30cmの何も入れない大きな押入床の間には急傾斜の付いた違い棚にナイアガラの滝の写真中庭に離れで作ったトイレの扉は用をたすとき恥ずかしいのは下半身だけだからと下半分のみ(中庭に離れということは全ての部屋から見えるわけです)全てトタンの薄い屋根、でも、隣家の窓を半分も隠している(他人のことは考えないわけですね)他にも細かく説明するのは大変なので省略しますが誰もが住み難いと思うこの奇妙な建築でも、その圧倒的なエネルギー(狂気?)が見る者に影響を与えるわけですまぁ、彼にとってはとても住みやすい家だったわけですが家族は全員出ていきました・・・金と時間が自由になったときどんな建築を建てるだろう?と考えると建物に合わせて生活することより、自分に合わせて建物を建てることが幸せなんだなぁと思うわけです柳宗悦(柳宗理の父)が「二笑亭綺譚」に寄せて「凡人たらんよりは狂者になりたいと希う心、 天才たり得ずば狂者でありたいと叫ぶ心 人間は終わりなき想像力の人間になりたいのである」 興味を持たれた方は「二笑亭綺譚」式場隆三郎という本は絶版で手に入らないためちくま文庫「定本-二笑亭綺譚」式場隆三郎に詳しいですこの本には建築探偵-藤森照信や赤瀬川原平も寄稿してますし二笑亭の建築模型の写真も掲載されていますぜひ、立ち読みでもいかが?ところで、この式場隆三郎さんという医者は山下清(裸の大将のモデル)を世に出した人で有名ですコラムに直接関係ないので書きませんでしたが市川にある式場病院は隆三郎さんが設立した病院です彼は他にもゴッホやロートレック、ゴーギャンといった楽しい仲間達?も日本に紹介しましたnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2003.10.21
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桂離宮、みなさんご存知ですか世界に誇れる日本建築ですこの桂、最近もまたモダニズムなどで注目されてますがタウト、ミース、グロピウスなどそうそうたる建築家が本を書いているほど影響を受けました約400年前の日本の建築が、なぜここまで好まれたのでしょう?単純な異質文化への憧れじゃないんですおもしろいもので、日本人というのは自然と融合する(共存する)という考えを、昔から持っていました国も狭く、環境もさまざまに変わる風土からそうしないと生きていけなかったわけですところが、西洋では自然は敵、強固な石壁で守ったわけです(国土が広いので初めから環境の悪い場所には住まないわけです)同時代に建てられたベルサイユ宮殿など観るとわかりますがこの、装飾過多と思われる建築もこれだけのものを人間は作り上げられるんだ!といういわゆる人工美の極地なわけです庭にしても左右対称で人が作り上げた庭園を好みましたその長い敵対視した考えが、それこそ100年ぐらい前に変化します桂は日本建築としてはとても手の込んだ建築ですこの離宮(別荘)は八条宮智仁親王とその息子2代に渡って建てられました木材を使い、柱、梁による水平垂直のラインまた、壁はほとんどなく障子や襖などによって空間を仕切るそのうえ「茶」の精神を形にした数寄屋建築にしては珍しくディテールに凝っています鮮やかな青の壁、白と青の市松模様(チェック模様)に貼った襖さまざまにデザインされた襖の引手(襖を引くときに手を掛ける金物のパーツ)季節や時間でさまざまに変化していく自然の絵画を眺めるために開けられた開口や池に向かってせり出した月見台そして仕掛けの多い庭茶室に行った経験のある人はご存知と思いますが飛び石を歩くため視線は下を向き、途切れると目の前にぱっと視線が開け、その建物が一番綺麗に見える場所に着く回りの木々も高さをだんだん低くすることでパースを付けより立体感を出すようにする落ちている葉っぱ1枚でさえ計算して置いていますこのように手が込んでいるのに手を加えていないように見せるというのが日本の粋につながるんですねまた、西洋の人達がここまで影響を受けるのはキリシタンだったといわれている八条宮智仁親王らの西洋と融合された感覚が取り入れられているからともいわれていますタウトが「泣きたくなるほど美しい」と賛美した建築今の日本人が一番わからなくなっているのかもしれませんさて、実はここまで書いておきながら僕は行ったことありません(ごめんなさい)誰か連れてって~※現在、桂を参観するには1ヶ月前までに宮内庁へ申請をしなければ行けません ところが外国人には外国人枠があり(サッカーじゃないんだから) 前日でOKだそうです なんかずるい!楽天を探したら模型なんてあった(笑)補足-ブルーノ・タウトドイツの建築家、1933年に桂を訪れる欧米で桂の評価を上げた功労者 過剰な称賛は愛人と日本に逃げてきたから?(あれ?褒めてない?)ミース・ファン・デル・ローエドイツの建築家、後にアメリカへ渡りシカゴ派を作るこのコラムも参照http://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20030701/ ヴァルター グロピウスドイツの建築家でバウハウスの創立者グロピウスは桂を「日本の伝統的な住宅は驚くほど近代的だ! 西洋の建築家が目指しているものに数世紀も前に完全な答えを出している」と称賛していますバウハウスはこちらのコラムにもhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diaryold/20030704/ nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2003.10.10
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今回は空想の建築についてちょっと紹介これは現代のCGで作り上げた近未来建築ではなく18世紀後半にヨーロッパで広まったフリーメーソン(石工)建築の話・・・18世紀中頃、物理学者のニュートンが万有引力についての研究を発表するとみんなの目が宇宙に向けられるようになりましたすると建築家の中に、今までの古典建築(神殿・教会)ではなく円形・球体など今までは考えられなかった形状を建築に取り入れ宇宙を表現しようとする人達が現れましたもちろんその当時の技術では実現不可能、あくまで図面上のものですがとても素晴らしく、想像をかき立てられる作品が多いのですルクー・ルドゥー・ブーレーと3人が代表的な建築家として知られていますTopページに使っている画像もそのうちの1人ジャン=ジャック・ルクーの「哲学者Pの庭園」と呼ばれる建築の平面図です中心に地球があり、周りを円柱で取り囲むよう何重にも回廊が作られていますその断面はこうなっています球体(正確には地球を模した扁平球)の建物を円柱が支えている形状天秤を持つ女神が地球の上に立つモニュメントを中心にすることで政治的平等主義を表現しているそうです最近の建築家でも一時期コンペなどで卵を建築に組み込むのが流行りましたが、あれも本当の卵形は作るの大変でしょうねまぁ、そのような難しい話は別としても、ルクーの「砂漠の導きとしての燈台」などため息がでるほど美しい造形をしています他の作品はこちらのギャラリーで紹介していますぜひ一度御覧になって下さいまた、ルクー・ルドゥー・ブーレーの資料や書籍などご存知の方いらっしゃいましたらぜひ教えていただきたいです※フリーメーソン15世紀頃から現れる職人組合基本的には大聖堂建設のために作られた組織(ロッジ)イギリス系・フランス系と大きく別れるが今回のルクー達は文化・芸術・哲学などの交流を盛んに行うフランス系流派nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2003.08.03
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