わたしのなかに ありました
1
キャー!何てデンジャラスなタイトルなのさー。別にシンナーを吸ってラリってしまったわけではありません。いや、吸ったのには変わりないんですがね。仕方なく、です。先週末から店舗の本格的リフォームを開始し油性ペンキを薄めるのにシンナーをちょっと使ったりしてます。この歳になってシンナーを手にし(って何か変な表現?)「おぉー、コレがあの袋に入れてスーハーする恐ろしいものね」などとドキドキしながら作業しました。ほんと、シンナーって本気で怖いシロモノだと思っていました。(すんなり普通に買えるってのも知りませんでした^_^;)わたしが通っていた中学は、そりゃ~荒れた学校だったので下校時とか松林に隠れて(海の近くだったので防風林がたくさんあった)シンナー吸ってるヤンキーの先輩とかいました。目は虚ろで口からはヨダレ、衣服も乱れちゃってだらしないこと・・・。そんな姿を何度も目撃していたので、シンナーは恐ろしい!と強く心に刻み込まれています。なのに、それを扱うことになってしまったもんだからかなり緊張。「ペンキ塗ってる間に変にならないかしら」とちょっぴりドキドキ!心配しながらの作業でした。それにしてもシンナーって臭い。よくこんなもんを吸う気になるなぁ・・・と思いましたよー。さすがヤンキー、根性あるぜ!(って違うけど)シンナーを吸うと、歯が溶けてボロボロになるとか、脳が犯されて最後は死んでしまうとか、中学生の時、地元の暴走族にいた男友達に教えてもらいましたっけ。だからその子の暴走族内ではシンナーとシャブは禁止だったそうな。(暴走行為も命を奪いかねない、しかも他人の命まで奪う恐ろしい 行為だとは思わないのかなぁ・・・) わたしの通ってた中学はヤンキーが多くてクラスの男子のうち数人は暴走族に入ってました。みんな心根は悪い子ではなかったのですがね・・・縦のつながりが強くて、出入りも少ない街だったのでずっと地元に住んでると、一度足を踏み入れると抜け出せないような縛られ傾向にありましたね。小学校まではとても素直で人気者、スポーツも得意で成績も優等生!だったはずなのに、中学校に入学した途端小さい頃仲良くしていた近所のお兄ちゃん、お姉ちゃんがヤンキーになってたりすると、自分もそっちに行っちゃう・・・ってパターンでそっちの世界に行ってしまいましたね。そのパターンで暴力団にまで誘われて・・・チンピラになって鉄砲玉になっちゃった元クラスメイトもいます。小学校3年生の時、あまりにも半ズボン姿がかっこよくってわたしのハートを射止めたHくん・・・あなたの姿を久々に見たのが「○○会系暴力団○○組員○○が○○に発砲」っていう新聞記事での犯人の顔写真だったときには泣けました。はっ!お店のリフォームで、ペンキ塗るのにシンナーを使って怖かった、という話が何故かこんな話に展開してしまった・・・。もとに戻しましょうね~ということで、先週土曜日は午前中から夕方まで!途中休憩はしたものの昼食も食べずに8時間近くペンキを塗り続けたのでありました。そんな長いことペンキ塗りしてたので、シンナーの刺激にやられてしまったかもしれません・・・翌日日曜は喉が痛く、久々に鼻炎が始まってしまいました。おかげで火曜日の今日も、いまだ喉・鼻の粘膜が痛んでるようで今も鼻栓ストッパー姿でPCに向かってます。水性ペンキだったらシンナーも使わず済んだのでしょうがねー。そうそう。シンナー臭以外にも、その前日にもハードな刺激臭を浴びたのでした。そのW効果?でわたしの喉と鼻は病んでしまったに違いないっ!前の日記に>「あい、ねーさん、うちの冷蔵庫いらんね?お店で使えるはずよ~」>>と、隣のお店(結納品を取り扱うお店)のオーナーから>ちょっと古いけど、3ドアの立派な冷蔵庫を>譲ってもらうことになりました。>>おかげで開店予算大幅節約できるようになり、大感激。>見ず知らずの初対面のおばぁに冷蔵庫もらうなんてこと、>そうめったにないですよね、いくら沖縄でも。なんてことを書きましたが、これが大変な目に・・・「冷蔵庫のなか、キレイに掃除して消毒しておこうかね~」と冷蔵庫を開けた途端、「ブゥヲォッフォーッ」と咳き込み、一気にその場から逃げてしまうほどの強烈な臭さ。でもでもせっかく隣の店のおばぁがくれた冷蔵庫。負けずに掃除を始め、3ドアの最後の扉、冷凍庫の扉を開けた瞬間!「○*?!▽→#$%¥・・・」更なる強烈臭と共に、そこには新しい命たちの世界が・・・4~5日前には電源を切った、と言うその冷蔵庫の冷凍庫内には出し忘れられた何かを糧に、小さな生き物たちが次々と命を育み誰も近づけない異次元フレーバーを漂わせ、アンタッチャブルな王国を築いていらっしゃいました・・・。おばぁよ・・・いくら目が悪くてこの小さな生き物たちが見えなかったとはいえ、わたしたちが冷蔵庫を運び出すその瞬間までこの異次元フレーバーに気付かなかったのかい?まぁ扉が閉まってたらわかんなかったかもね・・・。せっかく冷蔵庫をもらって「経費が浮いた~」と喜んだのも束の間、その生き物たちの聖域が手の届かない冷蔵庫内部まで及んでいたのでこの冷蔵庫の使用を断念しました。でも、手が届くところは命がけ?で掃除したさ~見てしまったからには、そのまま放置は出来ないしー。きっとこんなことには気付いていないおばぁは、心からの好意でこの冷蔵庫をわたしたちにくれたんだろうから、何と言って使うのを断ったらよいか・・・悩みました。で、結局「おばぁ、食品衛生協会が指導している冷蔵庫の基準に合わなかったから 使えないことになったさ~、せっかくくれたのに、ゴメンー。 うちは飲食店で、いろいろ規制が厳しいからさ・・・。 もし、もうおばぁもこの冷蔵庫必要なかったら、処分する? お金かかるけど。 でも、まだ使う可能性あるのなら、市場の倉庫で保管してたらいいさー、 役所の市場担当の○○さんに頼んで、倉庫に入れてもらうね?」と言いました・・・。そうこう話してるうちにタイミングよく役所の○○さんが登場!倉庫に運び込んでもらって一件落着・・・。でも・・・冷蔵庫をおばぁの店から運び出し、掃除に使った数時間・・・。&強烈な刺激臭を吸い込んだわたしの体・・・。やはりタダより怖いものはナイ・・・としみじみ思いました。とまぁ、こんな感じで開店目指して日々、格闘しております。次回はもっと清々しい奮闘ぶりをお届けできたらいいな・・・
November 8, 2005
閲覧総数 332