わたしのなかに ありました 

June 24, 2005
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昨日は沖縄地上戦における事実上の終戦日、
慰霊の日でした。

昨年に引き続き、わたしも長女の平和行進に同行し
(と言ってもわたしは車ですが^_^;)
平和祈念公園へ行ってまいりました。


沖縄に嫁いで数年・・・慰霊の日だけでなく
常に「戦争」とか「平和」について考える環境にあります。

とはいえ、まだまだ勉強不足で無知なわたし・・・。

この時期テレビや新聞などで一斉に発信される

新たに知る事となった、想像を絶する残虐で悲惨な事実に
言葉を失います。

この恐ろしい地獄を生み、地獄の中で惨殺されたのは
わたしと同じ人間なのだ、と思うと
人間というものに絶望してしまいそうになります。

わたしの目の前で無邪気な笑顔で飛び跳ね、
遊び疲れては何の心配も無く腕の中で寝息をたてる子供さえ、
戦争時には無残に殺害され、餓死し、生涯消えない心の傷を
負ってしまうのです。

そんな事実を突きつけられると、
自分の子供を抱き締めたまま手離せない恐怖感に襲われます。



どんなに恐ろしいことを引き起こす生き物であっても
それを起こさないように出来るのもわたしたち人間。

そう信じて、恐怖で固まった心や体をゆるめ
未来のために今出来ることをたんたんとやり続けよう、
と思うのです。



ここに引用させていただきます。

*******

沖縄戦の実相にふれるたびに
戦争というものは
これほど残忍で これほど汚辱にまみれたものはない
と思うのです

この なまなましい体験の前では
いかなる人でも
戦争を肯定し美化することは できないはずです

戦争をおこすのは たしかに 人間です
しかし それ以上に
戦争を許さない努力のできるのも
私たち 人間 ではないでしょうか

戦後このかた 私たちは
あらゆる戦争を憎み
平和な島を建設せねば と思いつづけてきました

これが
あまりにも大きすぎた代償を払って得た
ゆずることのできない
私たちの信条なのです

*******


楽天内でも慰霊の日についての日記を
たくさん読ませていただきました。

どんなに小さなものであっても
今、たんたんと平和を祈り続ける人たちの想いや行動は、
明日への架け橋となって、人の未来につながることでしょう。


さて!昨日の慰霊の日、式典会場の平和祈念公園で
わたしが見たもの(写真)を紹介します。


平和行進
平和行進の大行列。
その傍らには、ある団体と警官隊。
警官隊が公園入り口でデモ中の団体を監視しています。
この団体関係者は式典会場の公園内には入れない様子でした。


35団
長女が所属している糸満市地元のガールスカウト団です。
みんなとても仲良しで、大好きなかわいい仲間達です。
平和行進というより、体力試し?のちびっ子ピースウォーカー!
昨年は同行車に乗り降りしながら歩いた子も、
今年は最後まで歩き抜いたりして、1年間の成長ぶりに感動でした。
子供たちの汗と爽やかな清々しい笑顔に
何よりも平和の大切さを感じました。


コールマンさん
わたしが参加している地元糸満のネットワーク
『糸満組織ネット』の代表であり、
密かにわたしのメル友(笑)だったこともあるOさん(右から2番目)に
平和祈念公園入り口でバッタリ遭遇!
アースウォーカーのポール・コールマンさんと一緒に
平和行進に参加された、とのことでした。

ポール・コールマンさんは、地球中を歩き、
植樹活動を行っている方です。
ここ沖縄でも、沖縄戦で亡くなった20万人以上の方と同じ本数を
植樹したいとのこと。

現在、自らの体験をもとに地元の小学校で講演を行ったりして
様々な平和活動をされているとのこと。
このポールさんの活動に賛同する仲間が増え、市をも巻き込んで
大きな動きが出てきそうな感じです。
わたしも今度ポールさんの話をゆっくり聴きに行くつもりです。


平和への願い、想いをカタチとして表現する方法は人それぞれ。
どんなカタチであれ、想いはどこかでつながって
世界中に広がっていくことを願っています。

そのためにも常に自分の足元の暮らしから見つめなおす。
そう心に留めておきたいと思います。


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Last updated  June 24, 2005 04:18:52 PM
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同感です! 行けないけど応援してます!  
村井 薫  さん
しいて言えば、誰よりも今も戦争し続けているアメリカ(大統領)こそ、慰霊して戦争やめて欲しい。
最近の「ニュース23」で信じられないアメリカ国民の姿を見ました!
ゲーム感覚の「原爆体験館」というものを作り、楽しむアメリカ国民は、心ないを越えて、「危険」としか思えない。

全てのアメリカ国民ではなく、一部のド田舎なアメリカ国民がそれ。

事実を忘れない事と、止めさせる事…そのアメリカ人、そんなに原爆体験したけりゃイラクか朝鮮行けばいいのにね。
心ないのが、一番恐いし、危険だと感じます。

(June 24, 2005 06:16:26 PM)

Re:同感です! 行けないけど応援してます!(06/24)  
ぴーすぶるー さん
村井 薫さん♪

コメント、どうもありがとうございます。
それから応援も。明日、じっくり平和のワークを体験してきます。

>最近の「ニュース23」で信じられないアメリカ国民の姿を見ました!
>ゲーム感覚の「原爆体験館」というものを作り、楽しむアメリカ国民は、心ないを越えて、「危険」としか思えない。

この「ニュース23」は見逃してしまいましたが本当にそんなものがあるのですか・・・
何のために「原爆体験館」を作ったのでしょうか?
まさかゲームを楽しむためではないでしょう・・・
本来は原爆の恐ろしさを少しでも体感してみることによって
2度とこのようなものを用いる戦争を起こさない、と肝に銘じるため
建てられたのだと思いますが・・・なぜそんなことになっているのか
全く信じられません。
でも原爆体験ゲームではないいけれど、
今の日本の子供たちの間で遊ばれているゲームの中にも、
似たような残虐な殺戮ゲームがたくさんあるようですね。
それが影響となって悲惨な事件に結びつく事もあるようですし・・・
残酷さや殺し合いを売り物にするようなソフトの開発・販売を
止めて欲しいな・・・と思います。





(June 25, 2005 01:01:22 AM)

Re:同感です! 行けないけど応援してます!(06/24)  
ぴーすぶるー さん
再び村井 薫さん♪

すみません、長くなったので2度に分けました。

>事実を忘れない事と、止めさせる事…そのアメリカ人、そんなに原爆体験したけりゃイラクか朝鮮行けばいいのにね。

事実を知り、忘れないで伝えていくことが
次の悲劇を起こさないためにわたしたちが出来る、小さくとも大きな防御策ですね。

イラクや北朝鮮などの国民の多くは、事実を知ることも
自分の心や意思の自由さえも奪われているのではないでしょうか。

わたしはたまたま今の時代の日本に生まれたので、自分や家族を大切に
平和に暮らせているのですが、そうでない国もたくさん・・・。

いろんな面で違いは感じるけれど、この地球上に暮らす人々は全て
平和で安らかであって欲しい、と願います。

キレイ事と思われるかもしれませんが、
この先どんな場合も、どんな国であっても、
第3の広島・長崎となることを許してはいけないと思います。

>心ないのが、一番恐いし、危険だと感じます。

本当にそうですね。
心があるならば、心が自分の意思のままに自由であれば
わたしが見聞きした戦争時の残虐な悲劇は起こらなかったはず・・・
戦争は、殺される人々のいのちを奪い、生きるものの心も奪うのです。
沖縄戦で生き残った米軍兵士の中には、負傷者もさることながら
あまりの惨劇に精神異常となる兵士が続出したそうです。
心がなくなると、もはや人間ではないのでしょうね。



(June 25, 2005 01:05:58 AM)

Re[1]:同感です! 行けないけど応援してます!(06/24)  
村井 薫  さん
ぴーすぶるーさん

おぉ!びっくりしました!こんなに中身の濃いーお返事に感謝感激です!!!
まずは、お疲れさまでした。
その番組でのアメリカ人はほとんどが喜んでたのですよ。
私は、ブチ切れましたが(ものすごく素直に)、
こんなにアメリカ人がなぜ心ない事するのか、今後、この施設のあり方をどうアメリカは世界中に伝えるのか、目を離さず見ていく必要がありますね。
キャスターの筑紫さんは、沖縄米軍基地・米軍の犯罪に対して、昔から、熱心に沖縄の被害者の方々と交流されてる分、この施設を許してないです!
私は、16才の頃~作品の舞台として沖縄を選んでから、ずっと戦争問題にしがみついてますが、難しいです。作品は、戦争と関係ない話ですが、沖縄を知ってからは、なんとしても平和に暮らせる沖縄を描こうと、難しすぎて、いまだに未完成なんです。暮らしながら作品を描くための沖縄引越なんですよ!お互い頑張りましょうo(^-^)o (June 25, 2005 07:12:49 PM)

Re:戦後60年、沖縄慰霊の日(06/24)  
osaru_mama  さん
先日、原爆投下を行ったアメリカ兵の今を訪ねる、という番組を見ました。

悲しかったのは、原爆投下に携わった兵士たちは、今でも第二次大戦を終わらせた
英雄であり、講演会やサイン会などを開いているということ。

そして、彼らの誰からも、「原爆投下への後悔」の言葉が聞けなかったことです。



原爆投下によって、戦争が終わったのは事実でしょう。

しかし、それは、「原爆がお手柄」だったわけでもなく、ボタンを押した兵士が
ヒーローだったからでもない。

原爆というものが、長く続いた大戦を、ボタン一つで鎮火させるほど
大きな惨劇を招く恐ろしい兵器なのだという、証明にすぎないのです。

何をもってしても、罪の無い人々が地獄を逃げ惑い亡くなっていく地獄を、
正当化する理由にはなりません。


今、アメリカの兵隊たちは、リアルに作られたシューティングゲームで、
戦争ゲームで訓練をしているそうです。

このゲームの成果のおかげ(と、アメリカのゲーム製作者は言っていた)で、
イラク戦争では、初めて戦地に赴いた兵士でも、湾岸戦争時には考えられなかった
ような慣れた手つきで、あっさりと、しかも正確に人を殺すのだそうです。

そして、もっと恐ろしい事に、このゲームはインターネットで、無料で
子供達にも配信されているというのです。

私たち大人が戦争についてもっと考え、子供達に未来を受け継がなければ
ならないというのに・・・。


過去の戦争、原爆、すべての過ちは、認めるべきです。

認めた上で、今後どうすべきかを考える時だと思います。
(June 27, 2005 05:06:19 PM)

Re[2]:同感です! 行けないけど応援してます!(06/24)  
村井 薫さん♪

>その番組でのアメリカ人はほとんどが喜んでたのですよ。
>私は、ブチ切れましたが(ものすごく素直に)、
>こんなにアメリカ人がなぜ心ない事するのか、今後、この施設のあり方をどうアメリカは世界中に伝えるのか、目を離さず見ていく必要がありますね。

わたしもきっとその番組を見ていたら、ぶちキレたでしょう。
とても悲しく虚しい怒りがこみ上げてきたと思います。
この施設の存在、そこで喜びゲームをするアメリカ人の姿は
その場の「個」としての問題ではなく
アメリカ社会を、また全世界の姿を反映しているのかもしれないな、
と思いました。

>キャスターの筑紫さんは、沖縄米軍基地・米軍の犯罪に対して、昔から、熱心に沖縄の被害者の方々と交流されてる分、この施設を許してないです!

この施設が存在する、喜ぶ人たちがいる、という事実をしっかり見つめ
自分はどう思うか、なぜこういう施設が作られるのか
なぜわたしは許さないのか、受け入れないのか
考え続けたいと思います。

>私は、16才の頃~作品の舞台として沖縄を選んでから、ずっと戦争問題にしがみついてますが、難しいです。作品は、戦争と関係ない話ですが、沖縄を知ってからは、なんとしても平和に暮らせる沖縄を描こうと、難しすぎて、いまだに未完成なんです。暮らしながら作品を描くための沖縄引越なんですよ!お互い頑張りましょうo(^-^)o

戦争、沖縄、とても難しいテーマだと思いますが
次の世代に伝え続けるためにも
自分の想いと向き合いながら学んでいかねば・・・と思っています。
村井薫さんの想いをたくさんお聞かせ頂きありがとうございました。

(June 30, 2005 03:07:45 PM)

Re[1]:戦後60年、沖縄慰霊の日(06/24)  
osaru_mamaさん♪

>原爆投下によって、戦争が終わったのは事実でしょう。

>しかし、それは、「原爆がお手柄」だったわけでもなく、ボタンを押した兵士が
>ヒーローだったからでもない。

>原爆というものが、長く続いた大戦を、ボタン一つで鎮火させるほど
>大きな惨劇を招く恐ろしい兵器なのだという、証明にすぎないのです。

本当にそうですね・・・
同じ事実においても、ものごとには表と裏、光と影がありますね。
その背中合わせの事実をきちんと見つめ知ることの結果、
その先どうするか、が大切だと思うのですが・・・

>何をもってしても、罪の無い人々が地獄を逃げ惑い亡くなっていく地獄を、
>正当化する理由にはなりません。

今なお地球上で行われている戦闘や殺戮は正義という名のもとに
許されて(許して)しまっています。
わたしも全く関係ないわけではなく、きっとこの平和な暮らしも
そんな恐ろしい状況とどこかでつながっているのだ、と思うと
自分が何をしたらいいのか、考えずにはいられません。

>イラク戦争では、初めて戦地に赴いた兵士でも、湾岸戦争時には考えられなかった
>ような慣れた手つきで、あっさりと、しかも正確に人を殺すのだそうです。

>そして、もっと恐ろしい事に、このゲームはインターネットで、無料で
>子供達にも配信されているというのです。

バーチャルがリアルとつながってしまうのですね・・・
頭で描いたシュミレーションが、そのまま現実に落とされる。
そこには人間が本来もつ心や魂、体の感覚はシャットアウトされてるのでしょう。
それは人間が人間として生を全うすることを放棄し
自らを滅ぼすことにつながっていくのでしょうね。 (June 30, 2005 03:31:26 PM)

私の・・・  
nijinoue  さん
オバーは沖縄の生まれで戦争経験者です(大東亜戦争)おじいちゃんもこの戦争に行ってます。
ほんと、平和が一番ですよね!
いずれまた、沖縄に行きたいと思っていますがその時は平和祈念公園に足を運びたいと思っています。 (July 20, 2005 10:46:29 PM)

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