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明けましておめでとうございます。 本年も倍旧のお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 勉強会などご要望の運命波学の会員様は遠慮なくご用命頂きますようよろしくお願い申し上げます。 運命波学研究所 所長 伊東久雄
2013.01.03
運命波学関係者の皆さま、本日11月11日は、運命波学誕生3周年となります。 現在、多くの会員様が本業の忙しさなど多種多様な理由で、この1年ほどはなかなか以前のように勉強会開催等が行われずにいますが、運命波学研究所としては休眠しているわけではございません。 会員に無理を強いてもと思い、状況を見ながら現在に至っております。 この間、研究所はしっかり活動しておりまして、個人指導により今月新たにプロモーターも誕生いたします。 会員の皆さまがまた元気に活動できるまで、出版準備も含めて可能な範囲の活動を継続していきます。 尚、現在継続して定期的に勉強会が開催しております仙台支部にて3周年記念講演を開催する予定で進められております。 今後も、活動は途絶えないように考えていきますので、会員様の状況が動けるようになりましたら、他の支部での勉強会などの再開計画をお願いたします。 お声がけいただければ、何時でも参上いたします。 来年からは、誰でも閲覧できるオープンなSNSにWeb活動を移して活動したいと思います。 その時には再度ご連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。 皆さまと共に4周年を迎えられるよう、活動は継続していきますのでよろしくお願いいたします。運命波学研究所長 伊東久雄
2012.11.11
運命波学研究所がスポンサードする新しい形のコミュニティサイトココロとからだ癒し隊運命波学公認プロモーター「ASAKO☆」、「柊木リリ」も記事を書いています。2012年10月、「癒し協会」様が協賛者として参加いたしました。会員も急上昇中! http://function5.biz/kokoro/
2012.10.22
運命波学研究所がスポンサードする新しい形のコミュニティサイトココロとからだ癒し隊運命波学公認プロモーター「ASAKO☆」が編集長を務めます。 http://function5.biz/kokoro/
2012.03.25
当ブログは当面の間、更新を休止いたします。多くの運命波学会員の情報配信が盛んになってきており、今後しばらくは会員向けの情報発信と組織運営、及び新たなる展開に尽力いたしたく存じます。 休止の間は、過去記事などでお楽しみください。
2011.12.02
土気の本質-3 さて、水晶の振動とは別に「土壌」のベースである地殻ということで考えた場合、どうしても切り離せないのが、「地殻変動」や」「火山」でしょう。 どちらも地殻が振動します、これが地震と呼ばれているものです。 地球は生まれたばかりは赤く燃える溶岩の塊でした、それが徐々に冷やされることによって地殻が生まれました。 この地殻は地球の薄い膜のようなもので、マグマ(地球内部に残された溶岩)の上に覆われているのです。 マグマの表面が固まる時の歪が幾つかの地殻プレートを形成し、その地殻プレートはそれぞれが地球の自転運動の作用でゆっくり動いています。 この地殻プレートの動きは地殻プレート同士が押し合ったり引きあったりしてバランスを取っているのですが、ある時にこの力を支えきれなくなり地殻プレートにずれが生じます、このときの振動が地震という現象になるのです。 「火山」は、地球の中心にあるマグマが地殻の弱い場所に集中することで表面にマグマが噴き出す現象で、このとき水分を含んだ土壌と高温のマグマが接触することで水分が一気に水蒸気となり大爆発を起こします。 これが火山性の地震のメカニズムです。 また、近年地震は「月」にも発生していることが発見されました。 「月」の地震は「月震」と呼ばれており、月の内部も地球と同じような構造をしているのではないか、そうなると多くの鉱物が「月」の内部にはあるのではないかとの推測が生まれ、この数年は競って「月」の探査に世界中の国が乗り出しています。 日本でも2007年9月に打ち上げられた「かぐや」が子機「おきな」と「おうな」を使い、世界で最初の本格的な「月」の解明で多くの成果を上げたことはご存じのとおりです。 その後、アメリカや中国では、「月」に探査機を数十メートルも打ち込んで内部の直接調査を行う計画が2010年の今年あたりから本格化します。 「土」の総称である「土壌」に空気が重要なこと、そしてそのベースである「地殻」は振動すると地震や火山を発生させること。 また鉱石の一つ水晶は自身が振動すること、これもまた土気と波気の相対性な本質ですね、これらは意味が解る人には実に興味深い話ではないでしょうか。(完)
2011.11.26
土気の本質-2 岩石の中で特に結晶構造を持つものを鉱物と呼んでいます。 鉱物とは、例えば金属や宝石などの原石と考えれば良いでしょう。 マグマが冷えるときの温度や圧力、そして冷えるまでの時間によって金属類や宝石などが岩石の中に結晶化し生成されます。 ダイヤモンドやエメラルド、ルビーなどは有機堆積物の元素である炭素が高い温度と高い圧力によって凝縮された炭素の結晶体です。 炭素だけの結晶体は無色透明ですが、金属イオンなどが入り込んで色がつきます。 エメラルドやルビーは銅や鉄の金属イオンが入り込んで鮮やかな緑や赤の色になります。 また「パワーストーン」として、現在人気のある水晶(クリスタル)は二酸化ケイ素が結晶化したもので、やはり金属イオンなどが入り込んでいろいろな色や模様の原石が生成され、それを加工して「開運グッズ」としてブレスレット等の原料として利用されています。 ここで水晶がなぜ「パワーストーン」として価値を見出されているのかという話をしましょう、おそらく皆さんも疑問をお持ちではないでしょうか。 水晶を薄く板状にして、そこに電圧をかけると固有の周波数で振動します。 この振動は非常に定周期で安定しています、したがって正確な振動を必要とする時計や電子機器などには「水晶振動子」として必ず使用されています。 振動する周波数は、薄いほどに、小さくなるほどに高くなり、電圧には関係ありません、したがって非常に低い電圧でも低周期の振動を得ることができるのです。 このことから、身につけることによってパワーが得られると考えられています。 「開運グッズ」としての水晶は置物の場合、この「振動する石」としての神秘的なパワーを、そしてブレスレットなどの身に付ける物の場合は色や模様などにその意味を持たせているものが多いと思います。 このように水晶は単純に飾りではなく実際に他の石にない不思議な力があることは科学的にも解明されています。 コンピュータなどにもそのパワーを実際に利用されているのですから認めざるを得ませんよね。
2011.11.20
土気の本質-1 一般的に言われる「土」とは正確には地球上の陸地の表面を覆う生物環境である「土壌」を意味しています。 「土壌」はまた岩石、粘土、有機堆積物などの物質的な総称を指します。 また岩石が風化した石や砂もそれらに含まれています。 「土壌」の大きな役割はまず植物の培地であると定義できます、例え硬い岩盤であっても僅かな隙間が有ります。 そこに雨水などが留まることによってコケ類などが生息できるのです。 「土壌」のもう一つ重要な役割はバクテリアの生息です、好気性バクテリアが多く生息できれば「土壌」は活性化し植物に必要な栄養素を蓄えることが可能です。 対して嫌気性バクテリアが大量に発生した場合は「土壌」は腐敗し植物は芽を出すことさえ出来なくなります。 ここで、好気性バクテリアとは酸素を取り込んで生息できるバクテリアを表し、嫌気性バクテリアは酸素を必要としないバクテリアを言います。 「土壌」を豊かにその本来の持つ役割を健全に保つ為には栄養素も重要ですが、酸素が行き渡るためのある程度の隙間(微細空間)が無ければならないということです。 土と酸素(空気)、この関係性もまた運命波学では重要な意味を持つものです。
2011.11.19
金気の本質-5 「合金」以外にも、この「金属」同士の結びつきということに関して言えば、「金属」表面への別の「金属」の塗布もその一つです。 これは「合金」と異なり混ぜ合わせではなく、一つの「金属」の表面に電気による電子接合や真空中で「金属」を気体化して塗布する方法が用いられます。 前者をメッキ、後者を蒸着と呼びます。 このメッキや蒸着も「金属」の他の「金属」と簡単に結びつくという特徴を生かした活用です。 たとえば錆びやすいが薄くても硬い鉄に亜鉛やスズをメッキすると錆びにくく硬い金属が素早く生成できます、しかも鉄の特徴である磁石にくっつくという特徴も失われません。 前者トタン、後者はブリキと言えばお馴染みですから皆さんも知っているでしょう。 他には安い銀や銅に金をメッキして豪華に見せる宝飾用としても多用されています。 更に蒸着を用いると、ガラスやプラスチックなどへも「金属」を原子接合で塗布することができます。 カメラのレンズやメガネのレンズには紫外線防止や乱反射防止などの意味で多くの金属の被膜を蒸着によって塗布しています。 その意味では、メッキや蒸着は「合金」とは一線を引いた「金属」の特徴を生かした活用方法と言えます。 これらのことから、「金気」の生まれ持つ本質を考えていただければ幸いです。(完)
2011.11.17
金気の本質-4 「金属」の特徴はまだまだ有ります。 「金属」は原子の結びつきが柔軟であるため性質の異なる「金属」を簡単に混ぜ合わせることができます、この結果生まれた新たな「金属」を「合金」と呼びます。 「合金」は原子そのものが新しく出来上がるのではなく、電子を介して異種の「金属」の原子同士が綺麗に繋がることにより生成されるものです。 現在多用されている「金属」の多くはこの「合金」です。 たとえばステンレスは鉄を主体としてクロムやニッケルを少量加えて生成されていますが鉄の最大の特徴である磁石にくっつく、錆びるということが無く、鉄とは全く別の性質を持ちます。 ハンダ(電気部品の接着に使う)は更に面白く、鉛とスズの合金ですが、鉛やスズよりも溶けやすく柔らかい金属になっています。 アルミに銅を加えてできた飛行機などに使われるジュラルミンはアルミの軽さに加えて硬さを獲得しています。 このように「金属」は他の「金属」と簡単に原子レベルで接合し混ぜる前の「金属」とは全く異質の「金属」に生まれ変われるという他の個体には見られない特徴を持ちます。 また鉄は「金属」の中でも特殊であり「金属」以外の炭素などとも原子結合できます。 この結果生まれたのが鋼鉄です。 鋼鉄は鉄の特徴を損なうことなく非常に硬い「金属」に生まれ変わります。 更に、熱する温度と冷ます温度により硬くもなり柔らかくもなります、混ぜる量ではなく生成する温度によって原子の結びつきが変化するという面白い特徴を持っているのです。
2011.11.16
金気の本質-3 その他の「金属」の持つ大きな特徴としては「熱伝導性」があげられます。 これは読んで字のごとく熱を伝達する特性です。 この「熱電動性」という特性は、工業用途だけではなく、我々の生活の中にもたくさん利用されています。 ボイラーや湯沸かし機ではその特徴を存分に発揮しています、他の物質ではエネルギーの損失が大きく、同じ温度にするのに「金属」の何倍もの燃料を要します。 「金属」の「熱伝導」を可能にする性質は「伝導電子」が存在するためで、メカニズムは原子の激しい振動によって起こります。 「金属」の一部を熱すると、原子が熱を帯び「伝導電子」が激しく震動します、この震動が次々に隣り合った原子に引き継がれていきます、これによって熱が素早く伝達されるのです。 対して、岩石や焼き物(土)の場合はその構成原子そのものが温められ熱の伝導が行われます。 この場合は、ゆっくりと熱が伝わりますが、逆に冷めにくいということも言えます。 「金属」は「伝導電子」によって素早く熱を伝えますが、逆に冷やす時も同じであっという間に冷えていきます。 早くお湯を沸かすなら「金属」、ゆっくりでも冷めないようにするには石や焼き物(土)を使えばよいのです。 石鍋や土鍋は逆にこの冷めにくい性質を利用しているのです。 電導性や熱伝導に見られるように金属には自由に活動できる電子が存在しています。 金属とはその意味では科学的にみると個体で有りながら、「自由性を中に秘めている」と言うことになります。 「水気」は液体なので自由性を持ち、「波気」は気体ですから同様に自由性を持ち、そして「金気」は固体でありながら内面には自由性を持っています。 この3つの気質の「自由性」、実は運命波学では極めて重要なポイントになります、これは何れ書籍に詳しく解説して行きましょう。
2011.11.15
金気の本質-2 金属のもう一つの「自由電子」が存在することで獲得した大きな特徴は、電気を通すというものです。 専門用語ではこれを「通電性」と呼び、「通電性」を持つ物質を「導電体」と呼びます。 これは「自由電子」が「金属」内を移動することによって電子の電位交換が行われ電気が流れるようになるのです。 金属のこの他の特徴としては、個体で有るにもかかわらず「形状の自由性」があります。 これも岩石やガラスなどの個体とは一線を引いています。 たとえば打てばへこんで決して割れることはありません、また伸ばせば伸び、金箔などは向こうが透けるのではないかというくらいまでに伸されています。 また曲げればいくらでも曲がるなど形状が自在に変化し、その形状を維持します。 この形状の自由性は焼き物(土)などと対比され金属が人間によって発見された後、大きく人間にとってこの特徴が活用されてきたことは言うまでもありません。 また、形状を維持できるということは外部からのストレスに強いことが裏付けられます。 ここでストレスについてもう少し付け加えておくと、「金属」のストレス(金属疲労)はある程度までは他の個体に比べて非常に強さを発揮しますが、一定の水準に達すると、ものの見事に一気に崩壊します。 つまり「壊れるときは一瞬で壊れてしまう」ということです、これらは「経年疲労」などと呼ばれています。 電車やトラックの車軸が点検しても傷は何も発見されていないのが、突如折れてしまって大事故を発生させることが多々あります。 これらが経年による「金属疲労」の最大の特徴で、前触れもなく崩壊してしまうのです。 このためストレスが溜まる金属部品は定期的に交換する処置が施されるようになりました。
2011.11.13
金気の本質-1 「金気」の「金」はゴールドやお金ではなくて、「金属」を示しています。 「金属」と聞いて硬い物を想像する人は割と多いのではないかと思いますが、硬いものが「金属」だとすると鉛やアルミなどの柔らかな「金属」や水銀などの液体金属などを説明することはできません。 「金属」の多くは想像とは逆に科学的にはむしろ個体の中では極めて柔軟な物質であることが解ります。 このように「金属」とは科学的にはいったいどのような物質を指すのか正確に知っている人は少ないと思います。 「金属」とは、科学的に言うとまず最大の特徴は「自由電子」が存在する唯一の個体であるということが言えます。 この「自由電子」とは、原子同士が接続された隙間にできた空間を自由に飛び回る電子のことであり、このことからも「金属」とは個体と言えるかどうかという疑問が生まれます、何故なら「自由電子」は本来液体に多く存在するものであるからです。 さて、これらの「自由電子」の存在によって、たとえば岩石やガラスなどの同じ個体と比較して決定的に差別される性質を獲得しているのです。 また、この「自由電子」は「金属」に様々な特徴をもたらしています。 一つは磨くと輝くということです。 これは通常ほとんどの金属の表面は酸素によって酸化しており別の物質に変化しています(一般的に言う「サビ」)。 これを磨くことによって本来の「金属」の持つ性質である輝くという状態になります。 この輝くという特性は、「自由電子」が光を跳ね返す性質から生まれているのです。
2011.11.03
火気の本質-5 前回お話ししたように、「火」は単独では絶対に存在出来ないものなのです。 必ず燃えるための媒体、そして酸素(空気)、トリガー(温度や火花)が揃って初めて「火」が存在できるということです。 トリガーとは、「燃焼」して「火」が発生するきっかけであり、4つの方式(要素)と6つの方法とがあります。 これは運命波学の基本理論である「6=4+2」に通じる法則がここでも存在するのが実に面白い事実です。 下記に発火方式とその方法とを示します。 1. 光学方式・・・・レンズ集光 2. 化学方式・・・・化学反応 3. 摩擦熱方式・・・摩擦、圧縮 4. スパーク方式・・打撃、電気スパーク ここでレンズ集光は熱、化学反応とは薬品の融合などによる発火、摩擦や圧縮は熱、打撃、電気スパークは共に火花によるものです。 いずれの場合も、「燃焼」する媒体と酸素を結びつけるための仲介者であると考えれば解りやすいかもしれませんね。 そして最後に更に面白い話をしておきますと、「燃焼」すると二酸化炭素(CO2)などのガスと共に、何と「水」(水蒸気)が発生するということです。 これは媒体の水素と酸素が燃焼によって結びつき「水」(H2O)を生成するからなのです。 また、「水」(H2O)は電気分解によって水素と酸素に分かれ、トリガーによって燃焼する、これらは現在次世代の発動機として実用化されようとしています。 これは「火」と「水」は打ち消し合う真反対の性質ながら相互を発生させる関係にあるということです。 これらの科学的な根拠は、まさに科学を根拠として運命を解き明かそうとしている「運命波学」的にも「陰陽思想」的にも大変興味深い話だとは思いませんか? こういう検証こそが、「運命波学」の真の姿勢なのです。 どんな立派な理論も、その根拠を明確に示すことが出来なければいったい誰がそれを正しいと評価できるでしょうか?<完>
2011.11.01
火気の本質-4 最後になりましたが「火」の科学、つまり「火」とは本質的には何かという話です。 「火」が発生する現象、これを科学では「燃焼」と言います。 「燃焼」は一つの化学反応です、したがって正確に化学式で表すことが出来るのです。 「燃焼」の科学はその媒体(燃料)や方法によって100通り以上も存在します。 最も簡単なものは水素と酸素の反応によって起こる「燃焼」、石油や木などの炭素と酸素との反応によって起こる「燃焼」ですが、それでも点火から始まって消化まで幾通りもの化学式が存在します。 また、マグネシウムやアルミニウムといった金属も酸素との反応によって「燃焼」します。 ここでは「燃焼」を簡単に説明しますと、「燃焼」には必ず燃える対象となる媒体、そして反応する酸素、そして一定の発火する温度などのきっかけが必要であるということです。 逆にいえば、このうちの一つを奪ってしまえば「火」は存在できない、つまり消化するということなのです。 つまり「火」は単独では絶対に存在出来ないものなのです。 必ず燃えるための媒体、そして酸素(空気)、トリガー(温度や火花)が揃って初めて「火」が存在できるということです。 運命波学においては、特に「火気」の特徴として、他の気質には無い「単独では存在できない」と言う事を最も重要な事項として他の同様の占術にはない見解を科学を以って示しています。
2011.10.30
火気の本質-3 「火」によって人類にもたらされた産物としては、大きく3つに分類されます。 一つは「熱源」として、例えばストーブやこたつなど人間そのものが暖をとる方法です。 また湯沸かし器やボイラーのように水などを温める目的において活用されています。 更には、金、銀、鉄や銅などの金属を原石から取り出し、そして加工するに至るまで「火」は熱源として重要な役割を果たします。 二つ目は「光源」として、解りやすいのはランプですね、これは燃料に「火」を灯して、「火」を消さないように工夫を施された照明道具です。 祭りの「祭り火」やキャンプファイヤーなども一つの光源としての意味も兼ねています。 三つ目は「道具」として、例えばガスコンロは調理をするための火を使った道具、ガスバーナーは物を溶かして接合するための火の道具であり、これも「火」の重要な活用法です。 このように現在の人間が生活する上で「火」がもたらす産物は計り知れないものなのです、ただ当たり前のように考えているためにその存在を意識することは少ないのかもしれません。 では、逆に人類が「火」を意識するとしたら何でしょうか? 多くの人は火事や火山の噴火と答えるのではないでしょうか。 そうです、「火」は人間の生活には欠かせない重要な存在ですが、同時にコントロールを失った「火」は生命体にとっては「脅威の対象」となるのです。 更には「火」を意識的に活用したのが「兵器」への活用であることは否めません。 昔から「火攻めは陽の攻撃、水攻めは陰の攻撃」として兵法にもまとめられているほどなのですから。 火という存在、改めて考えてみるとその本質は極めて奥の深い存在であることが解ります。
2011.10.26
火気の本質-2 紀元前5世紀になると、中国やギリシャでは「火」は一つの化学元素ではないかと考えられるようになりました。 例えば中国では「五行思想」によって、ギリシャではエンペドクレスやアリストテレスが「4大元素思想」に「火」を組み入れています。 更に歴史は進み、18世紀には、カントを代表とする多くの思想家によって「火」は無数の原子として存在し、燃えるという現象はこの原子の移動によって発生すると考えられました。 これらは、現代では酸素との結合による「燃焼」という化学反応の一つで「火」の原子は存在しないことははっきりと解っていますが、原子の移動という点においては「燃焼」の科学そのものであり、まったくのでたらめだとは言えないものだと思います。 また他方、「火」は神聖なものとして古くから人類に崇められてきました。 一つは世界同時多発的に発生した「太陽神」、太陽はまさに「火」の神様なのです、その片鱗としての「火」はオリンピックでは必ずギリシャにおいて太陽光からレンズを使って点火し、その後絶やさずに点火台までリレーによって運ばれます。 日本でも各地に火祭りの行事が存在しますし、お盆での迎え火や送り火など火を神聖なものとして崇める国や地域は多く存在しています。 このように、人類と火は人類発祥以来密接な関係に有ったのです。 ここで、一つ誤解のないように申し上げておくと、実は太陽は燃えている「火」ではありません。 これは核反応によって引き起こされる激しい熱と光であり、物が燃えているという「火」とは化学的には一線を引いて考えるのが一般的です。 つまり、厳密に言うと「太陽=火」と言うことは科学的には大きな疑問が残ります。
2011.10.23
火気の本質-1 人類が最初に「火」を用いたのは約150万年前のホモ・サピエンスと言われています。 それは明らかに「火」を使って肉を焼いたり暖をとったりしていた痕跡が発見されたためで、それ以前にも使われていた可能性は発見されていないだけで極めて高いのではないかと考えられます。 また、他方では人類が「火」を使うようになってから脳が急速に発達したという説を唱えている科学者もいます。 当初はたまたま落雷や火山などの自然現象によってもたらされた「火」であるが、この全てを焼きつくしてしまう恐怖に人類だけが耐え、逆にその「火」によって夜は明りや暖がとれるということに活用したのです。 その後、「火」を絶やさぬように火種を維持する方法を考え、「火」によって温かい食事ができることや、夜に天敵から身を守ることも学びました。 そしてたまたま「火」の回りの土が硬くなるのを見てそれを土器にすることを学び、そしてあらゆることに「火」を活用することを考えていったと想像できます。 これらの一連の「火」がもたらした結果によって人類の脳への急速な発達は紛れもない事実として認めざるを得ないものであると思います。
2011.10.15
波気の本質-5 ところで、地球に存在する「空気」はなぜ、地球に留まっていられるのでしょうか? その答えはそれぞれの気体には質量(重さ)があるからです。 その重さが地球との重力バランス(引力)によって留まっていられるのです。 例えば同じ惑星でも地球よりも小型で軽い火星は質量が小さすぎて大気を留めておけません、したがって大気はほとんどないのです。 ただ、同じように地球よりも僅かに小さな金星は酸素こそ少ないのですが、風が起こっている現象が観測されており少なからず大気(ガス)があることが認められています。 この気体の重さ、つまり「空気」に質量が有ることによって多くの現象が起きます。 一つは突風などの早い空気の流れで家などは破壊され木々は押し倒おされます。 これは「空気」に重さがある証拠です、従って速度と質量とによってエネルギーが生まれます。 またこの質量によって粘度が生まれ、結果摩擦が生じます。 鳥や飛行機は、この「空気」の摩擦を上向きの浮く力である「揚力」に変え空を飛べるのです。 人間も走ると押し戻されるような抵抗を感じます、これが「空気」の粘性故のもので無色透明で何も無いように思っても、普段と違う特別なことをした時に「空気」はしっかりとその存在感を示すのです。 「空気」が無ければ「木=生命」は生きられません、「火」は「空気」が無ければ生まれません、「土」は空気がなければ荒廃します、「水」は「空気」の結晶とも言うべき液体です。 「水」はつまり「空気」から作られているのです、「金=金属」は「空気」が無くても存在だけは出来ますが、「金=金属」としてのその価値は「空気」によってもたらされているのです、そう「金属」はどのように土壌から分離されるかをを考えれば判るでしょう。(完了)
2011.10.02
波気の本質-4 普段は何も意識しない「空気」ですが、ある時に忽然と意識をする時があります。 たとえば、水に入ったときは呼吸できませんから「空気」の存在を意識します、我々は普段は無意識に呼吸をしていますが、呼吸を意識させられると「空気」の存在が初めて認識させられるのです。 もう一つ自然に「空気」を意識させられるのが「風」ではないでしょうか。 「風」とは、「空気」の動きや振動です、「空気」の温度差や地球の自転によって「空気」が移動します、これが「風」という現象です。 また、別の方向の「風」がぶつかると竜巻などを起こします、さらに空気が暖まることによって上昇気流が生まれ、これが大きくなれば台風となります。 このように、「空気」は動きや振動によって我々人間も存在をいやがおうにも意識させられる時があります。 更には「空気」の振動は音となって聞くことができます、動物の耳は、この空気の振動を内耳の蝸牛(かぎゅう)内にある知覚神経によって電気信号に変え脳に運ばれ始めて音として認識されます。 音や会話の声、すべて空気がなければ聞くことはできません。 見えないが確かに存在するもの、それが空気の本質なのです。
2011.09.24
波気の本誌-3 さて空気の成分は前回以下のような主な成分であることを説明しました。 窒素 約78% 酸素 約21% アルゴン 約0.1% 二酸化炭素 約0.04% 上記の主な4大成分の他の成分は以下に示すとおりです。 これらの成分は0.001%以下で全ての量を合わせても全体の1%にも満たない極微量な成分です。 ネオン ヘリウム メタン クリプトン 水素 一酸化二窒素 一酸化炭素 キセノン オゾン 二酸化窒素 アンモニア 二酸化硫黄 このように地球の大気には単独で存在すれば特徴的な特色を示す気体が多種含まれています。 しかし、窒素と酸素のあまりにも多くの量によって、これらの微量成分である特徴的な気体は居ながらにしてその存在感を潜めているのです。 地球に生息する動物は酸素を取り込んで摂取した他の炭水化物を体内で燃焼させエネルギー変換する機能を獲得し、本来は細胞を破壊する有毒な酸素を逆に有効に活用する機能を獲得しました。 そのエネルギー変換の結果生まれるのが二酸化炭素と水です、これは炭素を燃やした化学式と同様です、つまり動物は体内で低温燃焼を起こしているのです。 植物は二酸化炭素を取り込んで炭素成分を吸収し養分に変えます、ここで機能する大きな役割を持つのが葉緑素です、この結果二酸化炭素の炭素成分が吸い取られるので余分な酸素が吐き出されるというわけです。 これも簡単な化学反応と同様で一見複雑に見える呼吸の化学は燃焼とほぼ同じと言う実に単純なものだったのです。
2011.09.19
波気の本質-2 「空気」、つまり地球の大気とはどんな成分で成り立っていて、更にどんな性質があるのでしょうか、これも詳しくは知られていません。 まず成分ですが、地球の大気には多くの水分が含まれています、しかし水分は一定量ではなく温度によって大きく変動しますので、ここでは水分を除いた乾燥大気の成分として扱います。 大気、つまり地球の「空気」は以下のような成分によって成り立っています。 窒素 約78% 酸素 約21% アルゴン 約0.1% 二酸化炭素 約0.04% ここで驚くのが二酸化炭素の量の少なさではないでしょうか。 地球温暖化の元とされている二酸化炭素はなんと、わずか「空気」に占める割合は0.04%と1万分の4しかありません。 このほとんどは地球に生息する生命が酸素を取り込み吸収した後に吐き出される量であり、工業用途などで吐き出される量などは誤差に等しいものです。 本当に地球温暖化は二酸化炭素の量に関係しているのでしょうか? 確かに、地球は二酸化炭素によって夜や局地であっても熱を逃がしません、しかしこの二酸化炭素によって他の星のように太陽の当たるところと当たらないところの気温の差を少なくしているのです。 また100年前の地球の二酸化炭素の量と現在はほぼ同じだとする研究結果も出ています。 私は安直に地球温暖化を二酸化炭素の量だと言うのは危険だと考える一人です。 多くの科学者も同様の考えで、二酸化炭素よりも太陽活動や地球の歳差運動(地軸が2万6000年周期で回転する現象)の方が影響は大きいと考えています。 もっとも怖いのが、二酸化炭素が減少して起こる自然現象です、今でも砂漠などの昼夜の寒暖の差は激しいのですが、これが際立ってきます。 また、昼夜の寒暖の差だけではなく季節や地域によっての寒暖の差も大きくなります、これらの寒暖の差によって引き起こされる突風や竜巻など過去に例のないほどの大きなものが発生する可能性も秘めているのです。 単純に二酸化炭素を人間がコントロールして良いのでしょうか? 結局、被害は人間だけではなく地球全体に及ぶことを考えなくてはいけません。
2011.09.15
波気の本質-1 「運命波学」で言う「波」の元素は「目に見えない振る舞いだけの存在」を意味します。 地球上で言えば、それは「空気」が代表的な存在であると考えます。 古代ギリシャでは「空気」はたった一つの元素から成ると考えられていました。 また18世紀になり「空気」に様々な性質の気体が含まれていることが発見されましたが、これは「空気」の元素が複数あり、それらが混合されていると考えられてきました。 しかし、化学の発展によりまったく別の性質を持つ多くの気体が混在した気体であると解明されたのです。 同じ自由性がある元素に「水」がありますが、「水」と「波=空気」の大きな違いは、「波=空気」にはその動きには特徴的な法則性がありません。 つまり「水」は自由に動く液体であるが、上から下へ、堰き止めれば押しのけるなどの自然の法則がありますが、「波=空気」は行動も存在も自由に振舞います。 これが決定的な違いと言えるでしょう。 もう一つここで重要な事があります、それは金気の象徴である「金属」は自由電子の存在によって「自由性のある個体」と言うことです。 これは、科学でその気質の本質を解き明かそうとしている「運命波学」だからこその気質の関係性の発見と言えるでしょう。 これについては何れ書籍で水、波、金の自由性について触れることといたします。 さて、「空気」は生命にはなくてはならない地球の大気ですが、人間を指して「空気のような存在」という時もあります。 これは普段は気にならないが必要な存在ということを意味します、空気はまさにその通りの存在ですね。
2011.09.04
木気の本質-5 植物は同じ種の種を撒けば、どこで育てても殆ど同じ形に成長します、また途中で切っても脇芽が出てきて形を最終形に整えようとします。 複数の同じ細胞が組み合わされているだけなのにこの性質は実に不思議な性質です。 同じ細胞が根になったり、茎になったり、葉になったり、花になったり、そしてまた種にそれを引き継ぎます。 動物も最近になってIPS細胞と言うのが発見されました。 これは何処に移植しても元の形になろうとする細胞で、例えば切断された指に振りかけるだけで骨や肉、爪までも元々仕組まれた形に再生します。 それも人それぞれの元もとの個体の特徴通りの形に再現されるのです。 DNAの遺伝子やゲノム研究は恐ろしいスピードで進化しています、しかし全ての情報を読み取るまでには至っていません。 持って生まれた遺伝子を操作する研究も他方では進められています。 所謂「遺伝子組み換え」ですが、元々持って生まれた最終形、これを人類が勝手に変えても良いものでしょうか。 私個人に限って言えば、疑問を持たざるを得ません。<完>
2011.08.27
木気の本質-4 植物と動物について簡素に説明します。 「真核生物」から葉緑素を体内に取り込んで、外気である二酸化炭素から炭素成分を取り込むことで成長させようと進化したのが植物です。 動物はもっと積極的で、それまでの「真正細菌」などの天敵であった細胞を破壊してしまう毒素である酸素を逆にエネルギー代謝の媒体として活用できる機能を獲得しました。 面白いことにこうして一つの祖先から分かれた動物と植物は互いに互いのエネルギー元を補填し合うという陰陽の関係になっているということです。 つまり植物は二酸化炭素を取り込んで酸素を吐き出し、動物は酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出しているのですから。 この植物と動物の例のように科学で立証された原理原則から陰陽そして五行元素を見出して運命と融合させていく、これが「運命波学」の基本であり本質なのです。 またこれが、単なる占いではなく「学問」であるとしている所以なのです。 言葉だけの説明により説得性のない物を押し付けるのではなく、根拠を明確に科学に求める、この姿勢が「運命波学」なのです。 動物と植物は発祥の時から2つで一つの関係だったのです。 人間も多くの花や樹木を身の回りに置くことで癒されるのは至極当然の事なのかもしれませんね。 さてこのように動物と植物は切っても切れない関係に有るのですが共通する性質が見て取れます。 それは恒常性機能の一種なのですが、共に「予めDNAによって生まれ持って形が仕組まれている」と言うことです。
2011.08.17
木気の本質-3 地球上に「生命体」が発祥したのは約37億年前とされています。 そして最後に細胞が進化した「真核生物」の誕生は5億年前とされています。 「真核生物」の進化は約2億年前に雪崩的に今も現存する多くの動物や植物の祖先を一瞬にして生みました、この期間はわずか2000万年程度と言われています、つまり「地球生物のビッグバン」が起こったと言うことです。 その生命発祥からの時間に比べてほんの僅かな「生物ビッグバン」の時期に誕生した多くの種類は今もなお進化しながらその殆どの種が保存されています。 例えばプランクトンに始まり、軟体動物、魚類、両生類、爬虫類、昆虫類などはこの期間に同時多発的に発祥し進化を遂げたのです。 いったいこの期間に地球に何が起こったのでしょうか? 今も尚、多くの科学者の頭を悩ませています、そして例えば昆虫類はその祖先が未だに見つかっていません、つまり地球上に突然のごとくほぼ今の形で発祥したのです。 また昆虫類、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類などほんの一瞬の時期に共通祖先が生まれそれぞれが亜種として枝分かれして進化してきたことも解っています。 そしてそれぞれが更に多くの系列亜種をこれまでに発祥させてきました。 人類はそういう意味では今現在だけを見れば、地球に最後に誕生した哺乳類の亜種と言うことなのです。 このように動物も植物も真正細菌も全ての「地球生命体」は「原子生命体」というたった一つの共通祖先に行き着くのです。 こういった生命の歴史や進化、生命の培地や気候も含めた地球全ての生命環境を「ガイア」と呼んでいるのです。
2011.08.11
木気の本質-2 「生命体」という意味ではまず、植物と動物は生物学的に見るとどちらも同じ地球上で最も進化の新しい「生命体」である「真核生物」と言うことになります。 細胞学的見地で言えば同じカテゴリーの「生命体」ということになります。 驚くことに動物と植物の発祥はほぼ同時期に突然的に地球に現れています。 つまり多くの人が勘違いをしているように植物から動物が進化したのではなく、ある一つの「生命体」からある時に動物と植物とにそれぞれ突然変異によって枝分かれして、それぞれがそれぞれの方法によってこれまでに進化してきたと言えるのです。 その共通の祖先を巡って今も尚多くの学者によって研究は続いています。 現在の地球上に生息する「生命体」は大きく分けて3種類です。 一つは「古細菌」、これは最近になって「真正細菌」からゲノム研究などにより分類されました、海中深くの海底火山の温水で発見されたもので今では地球全土を覆う最も数も総重量も多いのではないかと推測されている「生命体」となっています。 そして、その「古細菌」から進化したと思われているのが「真正細菌」です。 「真正細菌」はDNAがむき出しになっており「真正細菌」の世界ではDNAを他種の細菌に注入して種を増やすなどの発見もあり、我々が考える種の保存とは程遠い世界が細菌の世界では繰り広げられています。 最後に細胞内に一つの固有の生命体でも有るミトコンドリアを取り込み、細胞核を持った「生命体」が地球上に現れます、それが現在我々が「生物」として認知している動物であり植物なのです。 「ミトコンドリア」は現在、パラサイトつまり寄生細胞と位置付けられており、その発祥や何故他の細胞に寄生し生き残ったのかなど、これもまた多くの研究の対象になっています。 このような見地で見ると、プランクトンもミミズも人間も同じ「真核生物」であり、「生命体」としての生態は実に共通するものがあるのです。 全ての動物は外見は異なるが、生命機能としての特徴は極めて近いということなのです。
2011.08.07
木気の本質-1 皆さんは普通「木」と聞くと植物である樹木や草木を思い浮かべることでしょう。 しかし「運命波学」では、6つの元素という観点で見ると、単純に植物と言うこではなく、6つの元素にあって唯一の「生命体」ということで捉えています。 ここで基本的な話ですが、「生命体」とはいったい何を指して言うのでしょうか。 「生命体」は、思想や宗教的な意味も含めると無数に定義が分かれます、ここではその元素の本質に迫るということで生物学的見地によって話を進めることにしましょう。 生物学でいう「生命体」の条件は3つあります。 一つは「自己繁殖能力」、これは細胞分裂なども種の保存と言う定義からすれば繁殖の一つです、簡単に言えば種を永代に渡り保存し自ら成長をしていくものと言うことが言えます。 もう一つは、「エネルギー代謝能力」、これは生きる為に必要なエネルギーの元を摂取し体内で必要なエネルギーに返還する能力を指します。 最後の一つは、「恒常性」、これは環境の変化にあっても生体を維持していけるという能力です。 生と死ということについても、大きな意味では繰り返し行われると言う意味で恒常性というカテゴリーに含まれて居ます。 こういった観点で「生命体」を考えると、皆さんが考えている「生命体」という世界とはまったく別のものになってきます。 例えば、地球上の「生命体」は動物と植物の2種類と考えている人は実に多いと思いますし、植物から進化して動物になった、つまり生命の始まりは植物からという人も多いのではないかと思います。 しかし、上記は全て勘違いや誤った理論であり、生物学的には既に50年以上も前に「生命体」の分類と進化の過程はほぼ確立されているのです。 「生命体」の発祥が植物、例えば藻類やコケ類だとしたらその起源は何なのでしょうか? 現代科学においては藻類やコケ類は地球生命体の分類から見れば実に新しい生命体であり、細胞学的に見れば更に進化した生命体であることが解ります。 科学や学問は事実に忠実でなくてはなりません、ましてや人間の都合や概念によってその意味や意義をねつ造してはならないのです。 「運命波学」では、あらゆる分野において最新科学で検証されたものだけを忠実にその根拠としています。
2011.08.04
水気の本質-9 1966年、ブライアリの小論文中に「45度~70度の高温で生息している細菌を発見した」という短い報告があった。 それをきっかけに各地で高温で生息する細菌の調査・研究が急速に始まった、そして1969年にアメリカのイエローストーン国立公園や箱根の温泉などで80度でも生息している細菌を発見したのである。 その後、新発見が繰り返され、現在までに海底火山の火口で100度を超える高温でも生息している細菌を発見し、これまでの確認されている最高温度は122度、更に100度以上での生息細菌の数は合計で40種類程が見つかっている。 これらを詳しく調べるうちに驚くべき事が判った。 これらは発見当時は「古細菌」、近年になり「始原細菌」と改められたのであるが、地球生物学上、今までの生物とは全く異なる細胞を持っていたのである。 それまでは地球生物は細胞の性質から「真核生物」と「原核生物」の2種に分類されていた。 「真核生物」とは、細胞核内にDNAを持つ細胞で形成されている動物、植物、酵母、カビ類などで「原核生物」は細胞核を持たず細胞内にDNAを持つ多くのバクテリアや菌類(始原細菌に対して真正細菌と呼ばれる)である。 ところが、「始原細菌」はこのどちらでもない極めて単純な細胞構造を持っていたのです。 今現在これらの「始原細菌」の多くは非常に好熱性、好圧性を持つことなどが判っており、多数の科学者によって研究されているのである。 例えば、最近では人工的なボイラー内でも発見されており、今後工業科学分野での活用も視野に民間企業もこれらの研究に乗り出している。 そして発見以前の「真正細菌」に変わり、この「始原細菌」こそが、地球最初の生命体では無いかという仮説が急速に有力になりつつあるのである。 今後、「始原細菌」の研究が進むことにより、アミノ酸などから細胞が作られる過程、そしてDNAがどのようにして細胞内に形成されたのかも判ってくると期待されている。 奇しくも、私がこの記事を纏めている時期に海底の細菌調査の興味深い結果が報告された。 それによると、なんと海底の表面や奥深くまで殆どが「始原細菌」であり、それまでの大方の予想であったバクテリアなどの「真正細菌」ではなかったという事実が判明した。 地球最初の生命がこの「始原細菌」であったとしても、「水」が大きく関与していることは確かなことである、「水」の中で生命が誕生し、そして進化を繰り返してきたのである。 さらに、ハレー彗星の調査でも判るように彗星とはその成分の殆どが「水」である。 つまりどんなに周囲が冷えても0度以下にならない、どんなに太陽に近づいても100度以上にはならないのである、これが「水」が生命を生むに必要な絶対条件を満たしたのである。 「水」の持つ化学的に極めて異質な性質が生命を生み育んだといえるのではないか。 また、「始原細菌」の発見は同時に「地球外生命飛来説」も益々捨てきれなくなってきた、彗星内でこれらの生命が誕生し地球にもたらされた仮説もまた更に有力になったとも言えるのではないだろうか。 いずれにしても、これまでに説明してきたように「水」とは、生命を生み育む目的で作られたのではないかと思わざるを得ない極めて特異な性質を持っていることは確かである。 そして、地球外の太陽系の果てでその起源を持つことに驚き、またそれだけに限られた貴重なものであることに改めて考えさせられたわけである。 また「水」は新たには作られないのである、地球内の「水」の量は固体・液体・気体と姿こそ変えながら、また動植物に取り込まれながらも常に一定なのだ。 この限られた貴重な「生命の源である水」、我々は自らを生かし繁栄させる為には、汚すことなく守っていかなければならない使命があるのではないだろうか。 「水」、それは神聖なる生命を生み育む母なる液体。 「水」、それは何度も生まれ変わる、消滅と再生を繰り返す不変なる液体。
2011.07.24
水気の本質-8 1986年、地球に76年ぶりにハレー彗星が接近しました、ご存知ハレー彗星は紀元前から確認されている太陽を周回軌道とする地球に最も接近する彗星として有名です。 前回の接近時にはジオットという探査機をハレー彗星に近づけデータを収集しました。 その結果ハレー彗星は大きさ8km*8km*16kmという細長い形をしており、太陽風で吹流しのように出ている尾は太陽の熱で溶けたガスで、その成分は「水」が80%、一酸化炭素10%、あとはメタン、アンモニア、ナトリウム他のミネラル分でした。 そして比重は僅か0.1から0.25と非常に軽い雪だるまのような物体であることがわかりました。 そして、近年の「オールトの雲」の存在のほぼ確定的なことにより以下の有力な仮説が生まれました。 「太陽系の彗星は全て、オールトの雲で誕生し、ある程度大きくなると土星や木星の引力に引き寄せられて木星などを周回軌道とする彗星になり、もっと大きなものは木星を回りきれずに通過、そして今度は太陽に引き寄せられ太陽を回る周回軌道となる」 さて、本題はここからです。 また、ここからの話は各種の観測データからの有力な仮説による話であることを注記しておきます。 太陽系がほぼ完成されつつある頃、太陽系の天体を形成した後の残骸とも言うべき余った多くのガスは太陽の活動開始と同時に太陽風に吹き飛ばされ銀河の磁場と太陽との引力のバランスの関係で「オールトの雲」を形成した。 この「オールトの雲」ではガスの化学反応によってアンモニアやメタンを含む「水」(氷)のチリが生成された、そしてそれらは互いに引き合い幾つもの彗星を形成し始めた。 そして、ある程度の大きさになると土星や木星、そして太陽の引力に引かれ中心に向かって移動し始めた。 おそらく、これらの多くが形成途中の地球に落ちたものと考える、その結果地球には多量の「水」が存在することになる。 他の惑星に落ちた彗星は、例えば火星や金星など小さい惑星の場合は引力の関係で留めておくことが出来ず、木星などの大きな惑星はその惑星の引力で金属化してしまったと考えられる、つまり地球の大きさが「水」を留めるのに極めて適していたわけである。 また、あるとき月の直径の半分位のかなり大きな彗星が地球に衝突、その結果どろどろであった地球の一部が反動で外へ飛び出し、地球との引力の関係で月となって地球を周回する衛星が生まれた、またこれによってほぼ今の地球の「水」の量が確定的になったと考える。 その後、地球は徐々に冷えて行くのであるが、海が形成された後も小型の彗星は幾つか地球に落ちた。 ハレー彗星の調査で判るように、その成分には「還元型」分子であるアンモニアやメタンが多く含まれており、前々回で話した実験のように太陽からの紫外線などで、彗星上にアミノ酸などの有機物が生まれたものと考えられる。 これは最近の探査機のデータでも実証されているように、太陽系に存在する多くのチリの中から13個以上もの原子が結合した分子まで見つかっていることからも納得できる。 結論、「オールトの雲」で生まれた「水」と「還元型ガス」で生成されている彗星によって地球に「水」そして、彗星上で生成されたアミノ酸や有機物が多量にもたらされたものである。 ハレー彗星などの彗星は少し前まで太陽に接近するごとに小さくなると思われていた、なぜなら多量のガスを撒き散らすのであるから、しかし「オールトの雲」仮説によって、異論が出始めている。 それは、故郷である「オールトの雲」に戻ったとき、他のチリを集めて、成長するので小さくなった分を補え小さくはならず半永久的に存在する、というものである。 また、最新の仮説では「オールトの雲」自体も太陽の軌道方向に対して流線型になっており、彗星のように尾を引いているように取り巻いていると考えられている。 更に、最近の調査結果により近接する太陽以外の恒星の「オールトの雲」どうしが接していると思われている(小宇宙のカベ)。 つまり、これらから「泡小宇宙仮説」ももしかして実証されるのが時間の問題と言えそうである。
2011.07.18
水気の本質-7 これまでに「水」の神秘性、そして生命が誕生・生存するためには「水」は不可欠な物であることなどを説明してきました。 ところで、地球にはどうしてこんなに「水」があるのでしょうか? 太陽の誕生とほぼ同時期に地球も誕生しています、そしてその頃の地球は真っ赤に燃える溶岩の塊でした。 無数の小さなチリ(直径数百m~数十km)が互いの引力によって引き寄せられ激しく衝突しその衝撃の熱によってどろどろに溶けた溶岩です。 またこのときの衝撃によって生成されたアンモニアやメタンなどの一次大気であるガスはあっという間に太陽風に吹き飛ばされたことが判っています。 つまり、地球の「水」はその後の地球そのものが自然に冷えて岩盤が出来た後、火山活動などによる二次大気のガスが更に雨を降らせ岩盤を急速に冷やして、陸地と海を形成し原子地球がほぼ出来たと考えられていました。 しかし、近年になって、この仮説を正解だとして計算しても、溶岩から噴出した二次大気の量と現在の地球の「水」の量に大きな差があるのです。 そうです、地球には「水」が有り過ぎるのです。 では、この「水」は地球自ら作られたものではないとしたら、いったい何処からもたらされたものなのか、これが長年の多くの科学者を悩ませていた頭痛の種だったのです。 話は変わり、近年多くの天文学者の間から「宇宙のカベ」報告が上がっていました。 そのカベは太陽系をすっぽり包み込み、まるで地球の大気のように揺らいでいると言うものです。 そして、どのような方角にも存在しているというのです、つまりこれが「泡小宇宙仮説」の始まりでした、宇宙は石鹸の泡のように幾つもの小さな泡で構成されている、と言うものです。 そして、今冥王星を離れ太陽系外へ飛び出そうとしているボイジャー1号、2号からのデータなどの分析で、仮説ではなく実際に存在している可能性が極めて高くなりました。 実は、太陽系は巨大なガスのカプセルに包まれていたのです。 最初の発見者のヤン・オールトから名前をとって、このガスのカプセルを「オールトの雲」と呼ばれています。 ボイジャーからのデータでも「オールトの雲」の存在はほぼ確認され、その境界面は波を打つように揺れているようです。 これが、地球の大気のようだと思われた証拠です、この揺らぎが他の恒星を観測していて判ったんですね、これは世紀の大発見です。 そして、最新の研究結果では毎秒100トンという物凄い量のプラズマが太陽から噴出しています、また初期の太陽系に有った一次ガスも含めて、全てこの「オールトの雲」に集まっていると考えられています。 つい数十年前まで、太陽系の果ては冥王星でした、そして近年それは「エッジワース・カイパーベルト」に変わりました。 これは冥王星のはるか彼方に存在する小天体の輪です、太陽は土星や海王星のように実は幾つもの輪を持っていたんですね、そして一番近くは皆さんもご存知の小惑星郡で火星と木星の間にあります。 そして今では「エッジワース・カイパーベルト」には無数のチリに混ざって冥王星大の準惑星が数百個発見されており仮説から確定へと変わりました。 そしてこれによって冥王星は最も内側にある「エッジワース・カイパーベルト」にある多くの準惑星の一つと見なされ惑星から降格したのです。 そしてつい先日、その先に太陽系の境界線として銀河の磁場と太陽風が混ざり合う境界線である「ヘリオポーズ」仮説が生まれ、同時に観測によりそのものを示す「オールトの雲」仮説が生まれました、今同時にそれらは確定へと変わろうとしています。 この数年間、各種の探査機と高性能望遠鏡の活躍で一気に太陽系の解明が進みました、同時に我々が住む地球についても多くの謎が解かれようとしている瞬間なのです。 そして、この「オールトの雲」という太陽系をすっぽり包み込むガスのカプセルに実は多量に有り過ぎる地球の「水」の謎が隠されていたのです。
2011.07.16
水気の本質-6 「水」は化学的に見て極めて異質な存在であり、生命に重要な関わりを持っていることを説明してきました。 今回は、いよいよ「生命誕生」の謎に迫りたいと思います。 ここで、興味深い実験を紹介します。 1953年、まだ工科大学院生だったスタンリー・ミラーは彼の師であるハロルド・ユーリーが提唱した「原始地球生成論」を基に35億年前の原子大気の成分とされていたメタン、アンモニア、水素に加えて水蒸気(「水」)の混合ガスに火花放電を行った。 この火花放電とは彼の仮説の一つでこれらの大気に何かしらのトリガー(引き金=きっかけ)が有って生命に必要な成分(アミノ酸)が生成されるというものに基づいている。 その結果、DNAを構成する物質であるグリシン、アラニンなどの複数のアミノ酸や有機物、尿素などが生成された。 つまり実験によって、初めて原子地球上で自ら生命が誕生したと言う「化学進化論」を実証したのだ。 その後、多くの科学者によって、火花放電だけではなく、紫外線、電磁波(放射線)、超音波(波の揺れ)などの刺激によっても同様にアミノ酸などを生成できることが実証された。 ところが、この後の天文分野の急速なる研究進展によってこの実験が一旦は白紙化してしまうのです。 それは原子地球の大気とされていたメタン、アンモニア、水素などのいわゆる「還元型大気」は当時の太陽活動から計算の結果、強い太陽風で吹き飛ばされて失われてしまったということになったのです。 そして地球には火山活動からの「非還元型大気」である現在の地球の大気と同じ二酸化炭素、窒素、「水」(水素+酸素)が充満していたということが判ったのです。 また、これらの「非還元型大気」で実験を繰り返したがアミノ酸や有機物などが極めて生成しにくいことが判った。 この結果、「地球生命は地球外からもたらされた」とする地球生命の「地球外飛来説」が有力な仮説として今日まで多くの科学者によって支持されてきているのである。 さて、果たして真実はどうなのか。 地質調査で35億~37億年前には地球上には少なくてもバクテリアや真菌類が生息していたことがわかっている。 この生命が誕生したであろう35億年前の地球の大気が「還元型大気」であれば地球での生命誕生説である「化学進化説」が有力となり、「非還元型大気」であれば「地球外飛来説」が有力となる。 残念ながら今現在では後者の「地球外飛来説」が有力な説とされている。 では、後者の「地球外飛来説」を支持したとして、一体何処で生命は生まれどのようにして地球に飛来してきたのだろうか。 また、この地球上に何故これほどまでに「水」が大量に存在するのか、これは長年の多くの科学者の間では謎として存在し多角的なカテゴリーにより研究されてきました、どう考えても地球には「水」が多すぎるのです。 そしてそれらは最近になって非常に有力な説が幾つも急浮上しています、またこれらの説は極最近になって多くの各種宇宙探査機のデータによって判ってきたことなのです。 つまりこれらの分野はこの数年間で一気に大ブレークしています、数年前の科学雑誌や書籍を読んでも出ていません、それほどまでに急速に変化していることを知ってください。
2011.07.03
水気の本質-5 人間の成人の場合は身体の成分の60%が「水」です、更に幼児は80%が「水」です、血液などの体液のほか、細胞の中にも「水」を蓄えています。 また、1日に人間の成人に必要な「水」の量は160~180リットルという計算値が出ています。 しかし、1日に飲む「水」はせいぜい2リットル程度ですよね、人間はどうやってこの必要量を得ているのでしょうか? そうです、腎臓で濾過されて身体を循環しているのです、そして汗や尿として老廃物と共に排出された不足した分だけを飲料として補充しているだけなのです。 一定の成分の溶け込む量が増加すると(血が濃くなる)、脳は喉の渇きを促し「水」を摂取するように促します、そして常に一定の濃度に体液を保っているのです。 また、この腎臓のように濾過できるということも「水」の化学的な非常識な性質ゆえんなのです。 これを専門用語で言うと「浸透性」と言います、「水」は成分の薄いほうへ成分を移動させる性質があるのです。 漬物などの塩抜きを考えてみてください、塩漬けの物を「水」に浸しますよね、漬物よりも浸し水の方が成分が薄いのでどんどん塩が浸し水に移ります。 逆に塩水に野菜や肉を漬けると、今度は養分の薄い野菜や肉に塩の成分が移ります、このような性質もすべて「水」の「浸透性」によるものなのです。 驚くことに「純水」、つまり「水だけの分子」である液体は、最も「浸透圧」の低い液体の一つで、地球上に存在する全ての物を溶かし込んでしまうのです。 つまり入れ物であるガラスやステンレスなどの金属さえも、少しずつイオン化させて溶かし込みます、したがって「純水」はあっという間に不純物が混じってしまいます。 この性質を使って電子部品の汚れを取るのに使っています、飲んでも毒ではないのですが、浸透圧が低すぎて腹痛を起こす可能性があると言われています。
2011.06.25
水気の本質-4 皆さんは喉が渇いたときなどに何時も何を飲みますか? ミネラルウォーター、お茶、コーヒー、ジュース、ビール、味噌汁・・・・・。 実はこれ全部「水」です。 そう人間は「水」しか飲みません、いえ飲めません。 正確にいうと「水」もしくは「水」に他の成分を溶かし込んだ「水溶液」なのです。 これも、「水」が化学的にみて大変非常識な性質だから可能となる現象なのです。 他の「水素化合物」は殆ど成分を溶かし込むことは出来ません、しかし水だけは有機物だけでなく、金属やガラスなどの無機質の物まで溶かし込んでしまいます。 更に不可思議なこと、それは「溶け込む臨界点」が増加するということです。 例えば、「水」に塩をこれ以上溶けないというところまで溶かします、これが塩が「溶け込む臨界点」です、しかし不思議なことにこの状態で別の成分である砂糖などを入れると更に砂糖と同時に塩も臨界点を越えて溶かし込んで行きます。 そうなのです、他の成分を溶かし込むと更に溶かし込む容量が増えるのです、そして自らの量をはるかに凌ぐ数倍の量の成分さえも溶かし込んでしまうのです。 こんな不思議な液体、地球上に他に類がありません。 しかし、これが生物にとっては極めて重要な性質だったのです。 血液を考えてください、鉄やカルシウムなどの無機質をイオン化して溶かし込み、さらに糖分、塩分、脂質などの栄養分を溶かし込んで細胞の隅々まで運びます。 「水」にこのような性質がなければ、生命が誕生したとしても生命を維持することができませんでした。 血液だけでは有りません、リンパ液、尿、すべて「水」の「水溶性」という特徴がなければ機能しませんね。 これが「生命の水」たる理由ではないでしょうか、そしてやはり生命を育む為に神の偉大なる力によって作られた液体としか思えませんね。 私が思うに、「神が創造した最高傑作の芸術品」である「水」を汚すこと、イコール自分の首を絞めているのと同じことではないでしょうか?
2011.06.18
水気の本質-3 前回は「水」の氷結の話しでしたが、今回は逆に「水」の蒸発、つまり「気体化」について考えて見ます。 みなさんもご存じのように、「水」が「液体」から「気体」に変わる沸点は摂氏100度です、しかし「水」を除く他の「水素化合物」は現在約20数種類確認されていますが、フッ化水素の摂氏19.5度を除くと全てが摂氏0度以下で沸騰します。 なんと、メタンなどは摂氏マイナス183度です。 つまり、地球環境では「水」と「フッ化水素」以外の「水素化合物」は全て気体で存在すると言うことです。 この沸点の化学的な非常識な高さが実は地球に「水」を貯めておけた理由の一つなのです。 もし、「水」が他の「水素化合物」のように摂氏0度以下で「気体」に変わる性質であったらどうでしょうか? どのような理由で地球に「水」が生成されようと、一瞬にして気体となり液体で留まることなく他の惑星のようにカラカラの星となっていたでしょう。 100歩譲って摂氏50度としましょう、この場合何とか地球に「水」を留めておくのに成功しても生命体全てが存在できません。 人間も含めて地球に生存する生命体の約60%が水分で出来ています、勿論血液や細胞などを含めてです、これが摂氏50度で「気体」に変わるとしたら夏場の太陽に照らされ表面温度は摂氏50度を超えます、もうお分かりですよね。 生命体が誕生し、そして進化を経ながら生存できている、これに大きくこの「水」の化学的視野での特異性が関与しているのです。 そしてこれは極めて化学的に非常識であり神秘の力が「水」の性質をそのように「予め決めた」としか言い様がありません。 もう一つおまけにお話しますと、「水」は更に他の「水素化合物」に比べると倍以上の「比熱」性を持っています。 これは温度を留めておく程度の比率を言うのですが、つまり「比熱」性が高いと言うことは冷めにくく温まりにくいということです。 つまり、生命体の60%が水分であることから、この「比熱」性の高さが外気温の急速な変化にも対応し身体(生命)を守っていると言えます。 粘度との兼ね合いで見ますと、もっともサラサラした液体で最も「比熱」が高い液体、これが「水」なのです。 ついでに、今回の「水」を追いかけていて「私の疑問が解けた」という話を。 海水は河口付近など塩分濃度によって氷る温度が異なりますが、海底など安定した濃度の場合は摂氏マイナス15度程度です、そして沸点が100度ですね。 地球上に生存する人間も含めた恒温動物(外気温に関係なく一定の温度を保てる動物)の体温は通常何度ですか? 実は私はこれが今まで非常に疑問でした、「何故体温は37度なの?」って、そして「水」の特性から確信したのです。 地球上に生存する哺乳類を代表とする「恒温動物」の通常体温は海水が氷る温度と、海水(「水」)が沸騰する温度のちょうど中間点である、ということを。
2011.06.11
水気の本質-2 「水」、その存在は調べれば調べるほど、実にこの世界(宇宙)において化学の常識を超えた異質な存在であることが判りました。 しかし、私も含めて今まで我々はそれを意識し考えたことも有りません。 「水」は極めてミステリアスな存在でした、その一つ一つを皆さんと確認していきましょう。 まず、「水」は各種の単位の基準として存在しています、例えば容積、重さ、温度などです。 「水」が固体(氷)となる温度を摂氏0度、気体(水蒸気)となる温度を摂氏100度と定めています、また摂氏25度(常温)の時の1平方センチメートルを1CC、そして重さを1グラムと定めました、更にこのときの粘度を1としました。 このように、状態や他の物質の特性を測るための基準として存在しているので、それが普通である、つまり常識であると思われるようですが、実は「水」が他の物質と比べて極めて特別な存在だったのです。 「水」は摂氏0度以下になると「氷」になります、この「氷」とは「水」の固体ですよね。 ここで極めて不思議な事実が起きています、通常固体の方が分子の結合が密になりますので容積が減り重くなるのですが、「水」と「氷」を比較してみればわかるように固体の方が液体よりも容積が増えるのです。 「氷」の密度は「水」の0.91です、つまり約10%容積が増えることになります、これは「氷」の分子構造が「水」である液体の時よりも隙間が多くなるように分子同士が結合しているからです。 つまり、「氷」は「水」に浮くのです、これは当たり前でしょうか? いえ、化学では有り得ない状態なのです、他のどの液体が固体になって容積を増やす物質があるでしょうか、そして同じ物質の液体に固体が浮くのです、これは化学の常識では考えられないことなのです。 「水」のこの極めて異常な特性を地球規模で考えると我々がこうして生きていける理由も判るのです。 北極は大陸はありません、つまり海に浮く氷の島です。 もし、「氷」が「水」よりも重かったらどうなるでしょうか? 北極圏で海水は「氷」となりどんどん海に沈んで行きます、これが次から次へと循環的に起こると海水は全て「氷」になってしまいます、つまり生命は生存できません、その前に陸地は溢れた海水によって殆どが海の中に沈みます。 これが「氷」が浮くことによって、それ以上の「氷」になることを阻止し限定的な地域だけが氷の島で留まっていることができているのです。 流氷も同じこと、川から流れ込んだ「水」がマイナス温度の海水(塩分のためマイナスでも氷らない)で冷やされ氷となり海水面を流れて、そのうち溶けて無くなります。 これが、どんどん海底に沈んでいったらどうでしょうか、同様に海底に氷が積み重なり海面は上昇し陸地はあっという間に沈んでしまうでしょう。 どうでしょう。 「氷」は「水」に浮く、これは化学の世界では極めて非常識な状態であり、このような性質によって、我々地球に住む生命体が保護されているということを。 そして地球の公転、自転による局地的な寒冷地帯が出来たとしても、それに関係なく陸地が確保できたことで陸地で生活する生命体が進化によって誕生したことを。
2011.06.03
水気の本質-1 生命を維持する為に最低限必要なものとして空気、温度、栄養分などがあります。 しかし最も身近な存在で絶対不可欠なものは「水」です。 先にあげた空気、温度、栄養分ですが、これらは全て「水」に関係しています。 これらは「水」が無ければ全く意味の成さないものなのです。 みなさんはこの最も身近な存在である「水」とは何かをご存知でしょうか、またそれはどの程度まで理解しているでしょうか。 「水」は化学式で「H2O」、つまり水素原子2個と酸素原子1個の「水素化合物」ですね、これはおそらく殆どの人は知っています。 でも正確に言うとこれですら間違っているのです、そう75年前のある発見によって「水=H2O」では化学的に見ると正確な答えではなくなってしまったのです。 実は、今現在発見されている限りで言うと、化学的に正確に「水」の化学式を書くと全部で18種類にも及ぶのです。 1931年、化学者ハロルド・ユーリーは、水の分子を形成する水素原子の中に異常原子を発見しました(ハロルド・ユーリーはこの発見で1934年にノーベル化学賞を受賞)。 通常水素原子は電子1個と陽子1個で形成される最も単純な原子ですが、他の原子のように陽子に中性子がくっついた倍の質量を持つ水素原子があることを見つけたのです。 また、その後中性子が2つ在る水素原子も発見されました。 前者を重水素、後者を三重水素と名づけられました、これが同じ性質でも質量の異なる原子の存在、つまり「同位元素」の発見でした。 重水素はD(デューデリウム)で、三重水素はT(トリチウム)で表されます、これらによって水の分子は「HDO」、「D2O」、「HTO」、「DTO」・・・などの組み合わせによって成り立っているのです。 「HDO」の生成される割合は「H2O」の3000分の1、「D2O」は同様に400万分の1ということも判りました、その他は極めて稀にしか生成されません。 更に驚くことは地球上の自然にある水のこの分子の割合は何処で調査しても同じ割合だったということです。 また、酸素にも同じように同位元素がその後に複数発見されたことによって、結果的に先に説明したように「水」の分子構造は、水素原子と酸素原子のそれぞれの同位元素を区分けして考えるとその組み合わせは現在18種類にも及ぶということなのです。 ここで、重水素と酸素だけの「D2O」分子だけで「水」が構成された場合、重さは約10%重くなり粘度も25%も増し沸点は101.7度と「H2O」と違った性格の「水」が出来ます。 ただしあくまでも「水」ですから勿論飲んでも大きな問題はありません(多量に摂取すると下痢を起こすことが研究成果として知られている)。 「D2O」はその重さに注目し「重水」と呼び、その対比として「H2O」は「軽水」と呼ばれるようになりました。 そして重水は非常に重要な役割を持っています。 それは原子力発電所の高速中性子を熱中性子に変換する「中性子減速材」として使用されているのです。 それまでの「H2O」に比べ「D2O」の中性子減速能力の高さに注目したのです。
2011.06.01
「全ては相手次第」 どんなに良い物でも。どんなに素敵なアイデアでも。それを受け入れるか否かは内容でなく薦める人の人間性次第。 相手に自分の価値観を一方的に薦めるのでなく。その人が今何が欲しいのかを理解して欲しいと願う。「これ凄く良いですよ」でなく、「何が欲しい(したい)ですか?」なんだ。 どんなに素敵な物(事)でも意味が無い。必要じゃないものは嬉しくもない。 本当に相手に喜んでもらいたいならまず相手を知ること。そうでなければ。どんなに良い物(事)でも単なる押し付けとなってしまうから。
2011.05.15
2011年2月27日発売「運命波学エッセンス3」波動リズムの波に乗れ! 運命波学・運勢リズム理論の全てが解る待望の一冊 絶賛発売中!「やっと自分が解った!」運命波学の気質が全て解る一冊!
2011.05.07
端午の節句 5月5日は端午の節句ですね。 「端午の節句」とは、中国漢時代に5月は悪月とされ、5日生まれの子は特に親に害をなすという迷信がありました。 そこで、5月5日に薬湯(ショウブ湯)に入り毒気を払うようになりました。 日本では「端午の節句」は男の子の成長を祝う子供の日として定着しています。 これはショウブ=「菖蒲」は「尚武」(武を尚ぶ)に通ずることもあって 、男子の節句として日本で定着したものといわれています。 また、「鯉のぼり」は中国の故事の「鯉は黄河を上流へと上り、最後の大きな滝を上りきると竜に成長する」という「登竜門伝説」に由来するものです。 更に、「鯉のぼり」と一緒に飾られる「吹流し」は中国の五行思想に関連して縁起物として鯉のぼりと共に飾られるようになりました。 勿論、「吹流し」には五行思想の5色が使われていることは言うまでも有りません。
2011.05.02
五行の話し-7 「五行」に各節句が関連していることは前回お話しました。 五節句だけでなく、相撲や鯉のぼりなど多くの行事や事項に五行思想が息づいていることもお話しました。 また、調べてみると世界中の小説や映画などにも「五行」からヒントを得て作られているものが多く発見できます。 今回は節分の「豆まき」に「五行」の法則を発見しました。 「五行」は調べていくと本当に奥が深いです。 節分の「豆まき」はなんの意味があるのかを調べていくうちに、これが「五行」そのものである事が判りました。 実は、豆その物が「災い」の象徴だったのです、豆をぶつける鬼が災いの対象では無いのです。 乾燥させた豆はとても硬いです、硬いものは「五行」では「金」の気になります、また「金」の気は「災い事」や「疫病」などを象徴する気でもあります。 その象徴である「金」に見立てた豆を「金」の相剋の関係にある「火」をもって焙ることにより「金」を滅ぼす、つまり「災い事」や「疫病」を滅ぼすという意味があったのです。 また、火で剋した豆(金)を外に撒くことで「災い事を廃棄」する意味と、家の中に撒いてそれを食することで「消化させる」という意味があります。 最後がまた「五行」で締めくくられるのですが、「金」の気は「木」の気の相剋の関係にあります。 節分(立春の前日)の「豆まき」の風習とは、「金」を「火」で剋することにより「木」の相剋の「金」を滅ぼし「木」を助ける、つまり春の木の息吹を祝う行事であるということだったのです。 私はこれを知って、本当に「五行」の虜になった記念すべき五行の謎解明の一つとなりました。
2011.04.23
五行の話し-6 今回は「五行」の中の五節句について説明します。 「五行」では節句についても五節句として定義しています。 木 人日(じんじつ) 火 上巳(じょうし) 土 端午(たんご) 金 七夕(しちせき) 水 重陽(ちょうよう) 1.人日(じんじつ)=1月7日 七種(ななくさ)の節句。 古代中国では毎月1日から6日までは動物について、7日には人を占うところから人日と名がつきました。 日本では、これが七草粥を食べる日として、定着しています。 ちなみに春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ、ホトケノザです。 スズナはカブ、スズシロは大根のことです。 2.上巳(じょうし)=3月3日 古代中国では、3月始めの巳の日を悪い日であるとして、水によるお払いを行っていました。 漢時代に女の子の三つ子が生まれたのですが、三日後に三人とも亡くなり、その供養の為に始まったとされています。 日本では上巳の節句が桃の節句=雛祭りとなって定着しています。 雛を川に流すなどの風習などはその名残ともいえます。 また、桃には邪気を払うという伝があります。 3.端午(たんご)=5月5日 これも漢時代に5月は悪月とされ、5日生まれの子は特に親に害をなすという迷信がありました。 そこで、5月5日に薬湯(ショウブ湯)に入り毒気を払うようになりました。 日本では端午の節句は男の子の成長を祝う子供の日として定着しています。 これはショウブ=「菖蒲」は「尚武」(武を尚ぶ)に通ずることもあって 、男子の節句として日本で定着したものといわれています。 4.七夕(しちせき=たなばた)=7月7日 日本では奈良時代の宮中行事として行なわれるようになった学芸の上達を願う節句です。 江戸時代に今の五色(五行五色)の短冊を竹に飾り、願い事を書くと言う風習が庶民に定着しました。 面白いことに現在は七夕に関して中国では一切行事が行われず、従って節句とした意味も正確に判っていません。 ただ、織姫伝説は中国から伝わり日本で定着したものです。 5.重陽(ちょうよう)=9月9日 古代中国の陰陽五行思想では奇数は陽数で九月九日は九という陽数の最大数が重なる(重陽)大変めでたい日とされました。 日本では菊の節句として定着しましたが明治以降は急速に廃れ、現在では菊の品評会を開く程度になっています。 このように、日本に古くから伝わる節句の風習は実は古代中国に始まった「五行」から発生した物だったのです。 ただ、面白いのはその面影を今尚残す日本、そして中国や韓国では旧正月と盆くらいが行事として行われ、五節句については殆どその面影を残していないと言うところです。 中国や、韓国の歴史学者、考古学者など多くの学者が日本を訪れています。 それは元々の発祥である中国、韓国に既にそれらの遺物が残っていないためなのです。 日本人の古きを重んじて文化を伝承させる精神がこれらを見て再確認した思いです。
2011.04.17
五行の話し-5 「五行」の各方角を守る守護神については既に記述していますが、中央の黄竜と麒麟との関係ですが、その後の調査でも全く謎のままです。 ただ、古くは中央の黄の象徴である守護神は黄竜で在ったのですが、その後に麒麟に変わったと言うことは明確です。 従って、今では中央の守護神は「麒麟」であり、4方角を守る守護神(玄武、青竜、朱雀、白虎)を纏める聖獣であると明言できます。 さて今回は、そんな守護神の長と言われるおめでたい麒麟について判った範囲で全てをお話しましょう。 「麒麟」は救世人が世に現れるとき出現するという中国の伝えから、古くから日本ではおめでたい事への象徴として皇族の調度品などにも描かれています。 鳥取県には、麒麟獅子舞といわれる麒麟の面をかぶる獅子舞の一種が中国から伝わっており、今では県の無形民俗文化財に指定されています。 下記に麒麟についての豆知識を一挙に記述します。 ・雄の名前は麒、雌の名前を麟、麒麟とは両性合わせての呼び名である。 ・容姿については顔は龍、身体は鹿、尻尾は牛、足と蹄は馬、で全体に龍の燐を持ち肉に覆われた角を持つ。 ・体色は背の方は緑で腹の方は黄色。 ・一時期炎の羽を描かれたこともあるが、現在では定着はしていない。 ・全ての動物は麒麟より生まれたとする神話が中国に存在する。 ・その神話から一日に千里を走ることが出来るとされる。 ・人に危害を加えないどころか虫も殺さないほど命を尊ぶ、しかし悪人は一撃で倒す。 ・鳴き声は見事に音階と一致する。 ・曲がるときは正確に直角にまがり、歩いた後は正確な円が残る。 ・雄雌の気を通じ合うことで受精する。 ps: 現存するキリンの名前の由来ですが、中国明時代に南海遠征の際に捕獲された実在の動物であるキリンが永楽帝に「麒麟」として献上されたことで「キリン」と言う名が付けられました。
2011.04.14
五行の話し-4 何度も繰り返しますが、「五行」とは「宇宙万物は5つの元素から成っている」という考えが基本にあります。 その元素とは「木、火、土、金、水」です。 今回は「五行」が求めた本質に迫ります。 まず、それぞれの元素=「気」の基本性質を各種参考文献を基に簡単にまとめて説明します。 1.木の気 緑の草木と成長するもの(生命体)の象徴でありエネルギッシュ。 2.火の気 赤い炎とそのかたまりである太陽、また破壊の象徴であり相手を興奮させる。 3.土の気 大地や石など覆い隠すものの象徴、物事の中心であり事を停止させる。 4.金の気 結晶質の固体、金属など支えるものの象徴であり相手を落ち着かせる。 5.水の気 海や河、泉など留まることを知らない流れの象徴であり相手を冷ます。 また、「五行」の最も重要な事項として、これら5つの気には「相生」、「相剋」、「比和」という大きな相関関係があります。 1.相生(そうしょう)=相手を生み出して行く(助ける、支える)プラスの関係。 木->火・・木は燃えて火を生む。 火->土・・物が燃え灰が残り、灰は土を生む。 土->金・・金属は土の中にあり、土を掘り金属を生む。 金->水・・金属の表面に凝結により水を生む。 水->木・・木は水によって養われ芽を出し大木を生む。 2.相剋(そうこく)=相手を滅ぼして行く(消滅、滅亡)マイナスの関係。 木->土・・木は根を張り土から養分を吸い取って滅ぼす。 土->水・・土は水を濁し滅ぼす。 火->金・・火は金属を熔かし滅ぼす。 金->木・・金属は木を切り倒し滅ぼす。 水->火・・水は火を消し滅ぼす。 3.比和(ひわ)=同じ気が重なることを意味し気の性質がより盛んになるが、その結果が良い場合には更に良く、逆に悪い場合には更に悪くなる。 また、相生の関係にあっても相手の立場や年齢的に逆の場合は「反生」、「反剋」の関係となります。 従って相生にも悪い関係の場合も有るし、相剋にも良い関係の場合もあります。 これらは、その後に派生した四柱推命などの占いや易の基本になりました。 生まれた日からその人が「五行」のどの気に当るかを計算し、そしてその結果の基本気質と組み合わせなどによって生まれ持った性格や相性などを占うのです。
2011.04.09
五行の話し-3 「五行」にある四神は下記に示されるように北に玄武、東に青龍、南に朱雀、西に白虎が守護神として関連付けられています。 水、黒、北、玄武 木、青、東、青龍 火、赤、南、朱雀 金、白、西、白虎 土、黄、中、?? さて、ここで中央を守る守護神は居ないのか?と言う疑問に本日はお答えしようと思います。 この中央の守護神については多くの諸説が乱立しており、幾つもの書籍や実際に中国人から聞いた後に解釈してみました。 「五行」の中央の守護神で最初に登場したのが、黄竜(おうりゅう)であった、これは四神のように方位と28宿による星宮からではなく、以下の神話から誕生していました。 中国神話に三皇五帝(さんこうごてい)という想像上の人物がいます、その中でも最も権力が強かったのが黄帝でした。 その黄帝が宇宙から来たと言う四ツ目、銅で出来た頭を持ち超能力を扱ったという蚩尤(しゆう)という怪物と戦ったとき、最後に黄帝を守り中国を危機から救ったとされているのが黄竜だとされています。 しかしこれは黄竜ではなく応竜だとする書物もありました。 この理由もわかりました、「先の黄帝と蚩尤との戦いで黄竜は翼を取られ飛べなくなりました、その飛べなくなった翼の無い黄竜を応竜と呼んだ」ようである。 したがって、中央には元々は黄竜であったことは間違いないと言えます。 黄竜、応竜ともに中国神話に多く登場している、したがって混乱を起こすきっかけにもなっているのでしょう。 さて、本来なら、ここで終わるのであるが、もっと不可思議な事実が発見されました。 それは、新しい記述には「五行」の中央の守護神に「麒麟」と言うのが見つかりました。 更に、黄竜(麒麟)と書いてあるのも存在する、これは一体なんだろうか? 絵を見ても黄竜と麒麟では全く違います。 しかし、絵で書いてある麒麟と中国に多くある麒麟の銅像などは全然似ていない、むしろ竜に近いものなのです。 書籍「運命は波で解ける」でも説明していますが、この謎は既に解明しています、これは追って説明しましょう。
2011.04.02
五行の話し-2 「五行」にある四神は下記に示されるように北に玄武、東に青龍、南に朱雀、西に白虎が守護神として関連付けられている。 水、黒、北、玄武 木、青、東、青龍 火、赤、南、朱雀 金、白、西、白虎 土、黄、中、?? さて、ここでこれらの四神は何時どのように生まれたのだろうか? 今日は、この四神誕生についてお話します。 最後まで読んだとき、皆さんは間違いなく古代中国の壮大なる宇宙観とロマンを感じざるを得ないと思います。 「五行」では五方、つまり方位がまず関連付けられました、また他方天体にある大きな明るい星を28星選び、これらを「二十八宿」となずけました。 何故28宿なのかというと、月の地球を一周する日数(月の公転周期)から考えられたもので、その後の暦(こよみ)にも大きくこれらの考え方が関係してきます。 そしてこれらの28宿を各方角ごとに7宿ごとに区切り、線で結んで星官(今の星座)を描いたのです。 この星宮の形こそ四神の姿だったのです。 玄武は亀に蛇が巻きついた形、青龍は竜、朱雀は伝説の鳥である鳳凰(ホウオウ)、白虎は虎の姿をしています。 横道ですが、朱雀=鳳凰は別名不死鳥で寿命が来ると自ら身体を燃やし、灰から再び蘇るとされていて手塚治虫の「火の鳥」のヒントにもなりました。 星宮の形が先か、それまでの伝説上の獣神を当てはめたのかは正確な資料が有りません、しかし四神神話はこの「二十八宿」に始まった可能性が非常に高いです。 尚、里美八犬伝などの物語はまさに「二十八宿」をヒントにしもので、四神神話と共に今も尚、語り継がれています。 また「二十八宿」では地球が太陽を一周する365日から天体を365度として計算し、7星の位置から正確に91、25度づつには分けられては居ません。 東 = 75度 北 = 98度 西 = 80度 南 = 112度 となっています。 さて、「五行」と神の関係で各方角は守護神が居ますが、中央は居ないのか、との疑問が出ます。 いままで、私が「五行」を語るとき、全て土=中央の箇所の神を「--」または「??」としてきました、この意味は初期の頃からではなく後から追加されたのと、諸説があったからです。 これについては次回説明いたします。
2011.03.27
五行の話し-1 「五行」とは西暦250年ごろに約800年かけて確立した中国の宇宙観そのものの思想で、この世は5つの元素によって作られていると言う思想=学問です。 その5つの元素とは「水」、「木」、「火」、「金」、そして「土」です。 この五元素による思想を元に五元素の相生(生かす関係)、相剋(滅ぼす関係)と言う考えが生まれました。 また「五行」はその後に「陰陽思想」(宇宙万物は陰と陽の裏表一体で成り立っているという考え)と合体し「陰陽五行思想」へと進化しました。 その「陰陽五行思想」からその後に四柱推命、易、風水、東洋医学、東洋建築、暦(こよみ)など多くの学問が生まれました。 また、方位(東西南北&中央との関係)、色、守護神などが「五行」と結びつき未来予測や物事の関連性や関わりを解くという文化が徐々に発展を始めます。 特に「五色」と「五守護神」と「五方位」については日本の多くの文化に行き渡り、相撲の垂れ幕、鯉のぼりの吹流し、七夕の短冊などにもその面影が残されています。 更には、キトラ古墳、高松塚古墳などには方位とその守護神が描かれ、平城京などにも門の方角と名前、そして守護神との関係資料が発見されています。 如何に当時は中国から多くの文化が伝来し日本に定着していたかが伺えますが、その基本は全て「五行」との関係にあります。 「五臓六腑」、「五感」、「五味」など人体に関する事項もまた「五行」により関連付けられています。 ここで「五行」の項目の主な物を示します。 下記は左から、「五行」、「五色」、「五方(方角)」、「五時(四季)」、「五神」、「五臓」、「五感」、「五味」の主な項目を示します。 この他にも30以上の項目が定義されています。 これらの各項目と「相生」、「相剋」の関係などで例えば東洋医学では身体の部位で気をつけるところ、強いところなどを占うのです、また方位と色などにより風水では悪いところを打ち消す方法を教えます。 水=黒、北、冬、玄武、腎臓、蝕覚、渋 木=青、東、春、青龍、肝臓、視覚、酸 火=赤、南、夏、朱雀、心臓、聴覚、苦 金=白、西、秋、白虎、肺臓、味覚、辛 土=黄、中、土、--、脾臓、臭覚、甘 注)五時(四季)での土とは土用のことです。 余談ですが、当時中国では既に地球以外の5つの惑星が既に観測されていました。 和名である、水星、木星、火星、金星、土星は「五行」から命名したことは疑いの余地も有りません。 同様に、一週間の名称も月と太陽(日)を加えて命名されました。
2011.03.21
異種生命体 昨年末、テレビのニュース番組にも取り上げられたのでご存知の方も多いと思いますが、NASA(アメリカ航空宇宙局)が「地球外生物発見」かと報道陣に期待させた発表を行った。 真相は新種のバクテリアの発見であったが、報道陣への事前の発表ではタイトルの「地球外生命体の発見について」のみであったため発表前に新聞などで大きく報道され別の意味で話題となってしまった。 ただこの新種のバクテリア発見は今後地球外生命体探査の方針変更となる極めて重要な発見である。 NASAは各地の生命体が一切生息できない毒素が含まれる湖などを調査し、カルフォルニア州に有るヒ素が多量に含まれる塩湖であるモノ湖でヒ素を取り込んで成長するバクテリアを発見した。 通常、地球生命体は菌類も植物も動物も含め全ての生命体は、酸素、水素、炭素、窒素、リン、硫黄(イオウ)の6つの元素によって生命維持できます。 まずこの6つの元素がないとDNAが作れません、また他の高分子体(たんぱく質や糖類など)は全てこの6つの元素の組み合わせによって構成される成分です。 ところが、今回発見されたバクテリアはリンが無い場合、原子構造が近いヒ素を代用して生命維持できるという今までの生物学上の常識を覆す人類が始めて発見した生命体なのです。 この発見で何が変わるかというと、まず地球外生命体探査の探査範囲が格段に広がること、今まで生命体が生息不可能とされてきた惑星や天体にも生命体生息の可能性が出てきたことです。 更に、今後もっと別の元素の組み合わせでも生命維持できる可能性のある生命体の調査研究が進むことになれば大きく生物学発展に寄与できます。 生物学の根底から覆す今回の新生命体の発見は各種の科学カテゴリーの修正を余儀なくされるが、地球外生命体の発見、地球の生命発祥の謎を解く大きな発見であったことは確かである。 そして、「運命波学」においてもこの発見は、実に興味深い発見であることは言うまでも有りません。 生命維持に必要な6つの元素を再度眺めてみてください、何か気がつくことは有りませんか? リンの代わりにヒ素を置き換えても、その構成要素は変わることは有りません、つまりはこれも「4+2=6」の「運命波学」基本理論にマッチしているのです。
2011.03.10
「運命波学」の基本理念の一つに「運命を科学的根拠を以って解明する」というのがあります。これは、これまでの占術や運命学は回答に対する根拠を求められた時、それを明確に示していません、「運命波学」ではそういう曖昧な部分に対して理論や根拠をこれまでに示してきました。 さて、この姿勢が正しいということがこの1年ほどの間に世の中もそういう傾向にあります。例えば、昨年は科学雑誌で「波」や「波動」が多数テーマとして取り上げられました。また、科学雑誌ニュートンの来月発売の4月号の特集は「運命を物理学で考える」というもの、まさに時代は「運命波学」の方向に一致しだしています。 更には驚くことに、昨年末には「運命波学」理論の一つである「五行でいう土の元素は元々二つで一つで、運命波学ではそれを土気と波気に分離し6つの元素とした」、「土気は素粒子でいう粒子であり、波気は素粒子でいう波の性質=振舞い」ということを証明する発見が有りました。そう、「電子の波=スピンのみを分離し離れた所に情報伝達できる実験に成功した」という日本の東北大学発の驚くべく報告があった。 「運命波学」元年ともいうべき昨年にこのような事実が次々に起こり、また次々に発表されたこと、これは偶然でしょうか?「運命波学」理論は3年前に確立しています、このタイミング、そしてこの流れ、これを皆さんがどう解釈しどうとらえるのか、それはそれぞれの自由です。しかし事実は否定することはできません、「運命波学」の各書籍や本ブログで書いていることが次々に現実に起こっているのですから・・・・。まさに時代は「運命波学」。
2011.03.02
新刊のお知らせ! 2011年2月27日発売「運命波学エッセンス3」波動リズムの波に乗れ! 運命波学・運勢リズム理論の全てが解る待望の一冊
2011.02.25
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