【内容情報】(「BOOK」データベースより)
9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。
【虐殺器官】伊藤計劃
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お友達の 日向永遠さん
に教えていただいた作品です~
日向さん、いつもありがとうございます!また一つ、世界が広がりました。
なんていうか、、、凄まじい作品でしたねぇ
真っ黒なインパクトのある装丁。本屋さんでもひときわ目を引いた一冊。
去年、作者の伊藤計劃さんは、若くして癌で亡くなりました。
闘病生活の傍ら、たった10日間でこの物語を書きあげたと聞いて驚きました!
超人的な筆の速さ…自分の死を前に、一体どんな思いで執筆されていたのでしょう。。。
驚異的なまでの 膨大な知識量
。何なんですか、これは!
一読するだけでは、この世界観を完全に理解したとは言えません…正直。
どんどん、どんどん、溢れ出てくるような言葉の洪水に、ひたすら圧倒されました
≪オススメPoint≫ 近未来SF 大量虐殺 テロ 生と死 虚無感
9.11以降、至る所で虐殺が繰り広げられる近未来が舞台です。
凄惨な虐殺が起こる現場では、必ずある一人の謎の男の姿があった。
特殊部隊の暗殺者である主人公は、その男を暗殺すべく影を追い続けるが…
重い。とても重いお話です。
近未来SFとはいえ決して現実離れした世界ではなく、現代の延長線上のようです。
最新のテクノロジーにより、一切の痛みを遮断された肉体。死ぬまで戦い続ける軍人達。
銃弾でバラバラにされるまで敵に立ち向かっていく少年兵達。。。
全てが虚しい。
読んでいて、虚無感で胸がいっぱいになり心底落ち込みます~
簡単に失われる人間の命。一抹の罪悪感とは裏腹に、人を殺すために動く身体。
自由を手に入れるための代償を、これでもかというくらい実感したのでした。
屍の上に築かれた、ぼくらの世界。
でもぼくらは知ってしまったのだ。もはや屍の上に立ち続けることはできない。
(-P374)
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